心理学用語

イエス・アンド法

イエス・アンド法とは、相手の意見をまず肯定(Yes)した上で、自身の意見をさらに付け加える(And)コミュニケーション手法です。

相手に自分の意見を受け入れてもらうためには、まずは相手の意見を理解し、肯定することが大切です。相手の意見を肯定することで、相手は自分の意見を認めてもらえたと感じるとともに、自分の意見をさらに伝えたくなるでしょう。

イエス・アンド法では、相手の意見を肯定した後に「そして」とつなげることで、自身の意見を自然に付け加えます。これにより、相手の意見を否定せずに、自分の意見を伝えることができます。

イエス・アンド法は、営業や交渉などのビジネスシーンでよく用いられるコミュニケーション手法です。たとえば、営業担当者が顧客に対して「この商品は、他社製品よりも価格が安いです」と述べたとき、顧客が「でも、品質が心配です」と反論した場合、営業担当者は「おっしゃる通りです。品質も非常に重要です。この商品は、厳格な品質基準をクリアしており、安心してご使用いただけます。さらに、万が一不具合があった場合は、無料で修理させていただきます」と返答することができます。

この例では、営業担当者は顧客の意見を肯定した上で、自身の意見をさらに付け加えています。これにより、顧客は自分の意見を認めてもらえたと感じるとともに、営業担当者の提案に興味を持つようになるでしょう。

イエス・アンド法は、相手の意見を尊重しながら、自分の意見を効果的に伝えることができるコミュニケーション手法です。ビジネスシーンだけでなく、日常生活でも役立つ手法ですので、ぜひ活用してみてください。

イエス・アンド法を使う際のポイントは、以下のとおりです。

相手の意見を真摯に受け止め、肯定する。

相手の意見を否定せず、自分の意見を自然に付け加える。

相手の意見を尊重し、相手の立場に立って考える。

これらのポイントを押さえて、イエス・アンド法を効果的に活用しましょう。

参考URL:

イエスアンド法とは?テレアポに活かすイエスアンド法を紹介! - SWEEK


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