アダルトチルドレン

アダルトチルドレンとは、日本では一般的に親から自立できない、大人になっても子供から抜けきれない人を言います。

しかし、本来はアメリカでアルコール依存症が社会問題となったときに生まれた言葉で、「adult children of alcoholics(アルコール依存者のアダルトチルドレン)」が由来となります。

また、アルコール依存症だけでなく、虐待や家族の不仲などの見られる機能不全家族で育った人「adult children of dysfunctional family(ACOD、機能不全家族のアダルトチルドレン)」もアダルトチルドレンと呼ばれます。

つまり子供の頃に家族関係でつらい思いをした大人をアダルトチルドレンと呼ぶのが本来の意味です。

自立できない大人を上がるとチルドレンと呼ぶのは主に日本だけで、英語圏で一般的に「adult children」を使う場合は続柄の上で単なる「成人した子供」という意味になります。