tedukurikotoba (2563)

隗より始めよ

【漢字】隗より始めよ 【読み】かいよりはじめよ 【意味】中国の戦国時代に郭隗(かくかい)が国王に賢者を求めるならまず凡人の自分を優遇することで優秀な人材が集まるでしょうと言ったことから、大事業をするには、まず身近な事から始めると良い。また、物事は言い出した者から始めよという教え。 【例文1】言いだしっぺが幹事しないなんて隗より始めなくてどうするんだよ。 【例文2】同窓会の計画は隗より始めよ。 【例文3】共同経営には信頼する兄と隗より始めよ。 自分を優遇すれば噂を聞きつけて自分より優秀な人材が集まりますよ、という意味だったと記憶しています。 最初にこの成句を目にしたときには、その面の皮の厚さにあっけにとられたものです。 確かに待遇が良い職場には多くの求人があるでしょうけれど、人件費を度外視して経営が成り立つわけがありません。 成句の出来た古代中国ではドンブリ勘定でも何とか成り立っていたかも知れません。 時給が10円上がるのにもそれなりの熟達や有能さが必要な現代ではかなり無理があるのではないでしょうか。 学生時代にはそんな風に考えていました。 しかし現在の状況は、まさに隗より始めよが必要なのかもしれません。 公務員の給与削減をしますが、一般労働者の給与は上げるように努めてくださいとか、おかしいでしょう。 そのくせ政党や政治家の収入についてはキッチリ確保して絶対に削らせないという理不尽な態度です。 緊縮財政をしたいのか経済活性化をしたいのか方向性がまるで見えてきません。 フットブレーキどころかサイドブレーキまでかけた状態でアクセルを踏んでるようなものです。 借金があるなら尚のこと稼がなくてはならないはずです。 隗さん以上に優秀な人材を早急に集め、積極的に経済活性化を奨めて欲しいものです。

Continue reading...

大きな口をきく

【漢字】大きな口をきく 【読み】おおきなくちをきく 【意味】偉そうな事を言う。 【例文1】何も知らない癖に大きな口をきくなよ。 【例文2】経験もないのに大きな口をきいても説得力なし。 【例文3】偉そうに大きな口をきく。 大きな口をきく場面は沢山あります。 会社でも偉そうな物言いで大口をたたく方は沢山います。このような方々に対しては聞き流しするのが一番の対策です。 さらに、周りも偉そうに話しをして何もしない人物であることを理解していますので、いちいち反応しないのが良いと思います。やがてこのような方は淘汰され、周りから誰もいなくなります。 また、大きな口をきく方に対しいちいち反応していたら、精神衛生上、よろしくありません。 ストレスが溜まる一方ですので、注意してください。 では、反対に大きな口をきく場合が自分の子どもであったらどうでしょうか。 私の場合、子どもが大きな口をきくと、成長を感じてしまいます。 子どもが大きな口をたたくと、内容次第では叱ることはありますが、子どもなりの理解で話をしてきていることを考えると、成長したことを感じます。 学校で覚えてきた言葉もなかなか難しいことを覚えてくるのですが、たまに大きな口をきいたつもりが、意味を履き違えていると、思わず笑ってしまいます。 このように、大人と子どもでは、大きな口をきくことへの印象が大きく異なります。

Continue reading...

絵に描いた餅

【漢字】絵に描いた餅 【読み】えにかいたもち 【意味】どんなに上手に描かれた餅でも、しょせん絵にすぎない。本物でなければ意味が無い。 【例文1】贋作は絵に描いた餅だ。 【例文2】どんなによくできた品でも所詮コピーブランド品は絵に描いた餅。 【例文3】サギ師は所詮は絵に描いた餅。 今の日本の政治における雇用政策を客観的に見ると、まるで絵に描いた餅のようだ、と思います。 特に女性の視点から見ると、その様子はよりはっきりと映し出されます。 男女雇用機会均等法が成立し、女性の社会進出を推進してきた日本。 ただ今でも政治課題として挙げられている中には、ほぼレギュラー化している女性の正規雇用問題や、それに伴う待機児童の減少や少子高齢化などがあります。 女性の正規雇用を増やそうと散々謳っておきながら、日本の女性管理職率は未だにワーストレベルですし、待機児童問題も核家族の影響で子どもを家で見るしかない 母親たちは後を絶ちません。 育児休暇や産休を未だにとれない会社もあります。とったとしても正社員で継続雇用してもらえないケースや、今までのキャリアを無視するような配属にされてしまうなど、 なにかしら問題を抱えている企業が多いのが現実です。 もちろん、会社側の立場からすれば、子どもを産む前と同じ立場で復帰させたり再雇用するのは難しいという現状もあるでしょう。 女性側もすべての条件を飲め、という女性はいないと思います。子ども抱えて以前のように働くのは彼女たち自身も難しく感じるからです。 でもだからといって「働け・産め」のなかなかハードな条件を突き付けられている割には、制度が追い付いていないと感じる昨今なのです。 そろそろ「絵に描いた餅政治」はおしまいにして頂きたいものです。 絵に描いた餅という故事の意味は、「実際には何も役に立たないことのたとえ」、もしくは「実現する見込みがないことのたとえ」のことを言います。 この故事ですが、私たちが所属した企業や社会、政治の中において、この故事のような場面に遭遇する場合があります。 例えば、企業の事業計画や構想の内容です。 確かに内容はすごいのですが、実現性を考えた場合に資金繰りやスケジュールといった具体性が全く見えない場合、この計画は絵に描いた餅だと思う場面が多いと思います。 また他の例としては、人物に対してです。 有言実行な人物とうのはなかなかいらっしゃらないのが現実です。一方、夢だけを語り、実際にはその人物の力量では実行性がない方は世の中には多く見受けられます。 このような場面においては、「夢やビジョンはすごくても、所詮あの方が言っておられるのは絵に描いた餅だ」という表現をすることはあるのではないでしょうか。 さらに政治の世界となると、まさに絵に描いた餅のビジョンやマニフェストが多いことに気づかれるのではないでしょうか。 このように、絵に描いた餅という言葉は、役に立たない、実行性がないという、マイナスとして捉える場合で使われます。

Continue reading...

浮足立つ

【漢字】浮足立つ 【読み】うきあしだつ 【意味】不安や恐怖で落ち着かない様子。 【例文1】初めて飛行機での海外旅行に浮足立つ。 【例文2】見慣れないおじさんが家の周りをウロウロしているので、浮足立つ。 【例文3】バンジージャンプを経験して浮足立つ。 私はシーカヤックに40歳の時に初めて乗って病みつきになり、毎日仕事の合間にシーカヤックに乗って無人島へのツーリングを2時間ほど行うということをやっていました。 そのうちにシーカヤックレース大会に出ることを勧められて、初心者コース5キロの部に初めて参加して2位でした。それで嬉しくなって、中級者以上が出場する10キロを超えるシーカヤックレース大会に出ることを決意しました。初めてレースの会場に着くと、ブログなどで見たことがある人やシーカヤック歴何十年という人たちばかりで、シーカヤックもカーボン製だったりとなにやらすごいとこに来たなと感じました。自分がその中にいると思うとなんだかふわふわとした感じでした。 そして20キロのレースが始まりました。海は最初は波が弱く順調に進み、私は全体の真ん中くらいでした。折り返し地点が近づくと横波が少し強くなってきました。そして私はシーカヤックもろとも海の中に半回転して落ちてしまいました。もちろん沈没したときの状態から再乗艇する訓練はしていたのですが、早く乗ってレースに戻らなければという焦りから、なかなかシーカヤックに乗り込むことができません。そのうちに浅瀬にシーカヤックと共に打ち上げられて、そこでやっとシーカヤックに乗ることができました。これが初めてシーカヤックレース大会に出て「浮足立つ」という経験をさせていただきました。ちなみに順位は後ろから数えたほうが早いという結果でした。 浮足立つとは、不安な気持ちから平常心を失ったり、気持ちがそわそわし、逃げ腰になるという状態のことを言います。 そもそもの浮足とは、足のかかとが地についておらず、つま先立ちの状態であり、状態として不安定な状況です。 このような状況のさまを落ち着かない態度や逃げ出しそうになることを浮足という言葉で表現しています。 つまり、気持ちが不安定となっており、またマイナスとならざるを得ない状況から逃げ出したくなるという意味です。 このように浮足立つという言葉自体はマイナスなイメージとして捉えられますが、一方で、最近はこの浮足であるさまを地に足がついていない状態と捉え、気持ちがプラスの時にも表現する場面が出てきており、本来の意味とは異なる表現が多くなっています。 これは、地に足がついていない状態を、気持ちが向上し、落ち着きがないさまとしてとらえ、表現する場合があります。 例えば、「初デートで浮足立つ」という表現がよく言われます。 本来の言葉の意味からは、デート自体はマイナスで、その場から逃げ出したくなると捉えることになりますが、浮足立つというさまをプラスのイメージとしてとらえ、落ち着きがなくウキウキした状態を表しているといった、間違った場面で利用されることがあります。

Continue reading...

生き馬の目を抜く

【漢字】生き馬の目を抜く 【読み】いきうまのめをぬく 【意味】生きている馬の目を抜くほど素早いとう比喩から、他人を押しのけて利益を得る。行動が早い。 【例文1】生き馬の目を抜く勢いで事業を始めてもうまくはいかないだろう。 【例文2】生き馬の目を抜いて事業に失敗した。 【例文3】バーゲンセールは生き馬の目を抜いての争奪戦。 「生き馬の目を抜く」という言葉を聞くと、とても重く苦しい痛い罰を与えるという意味だと思っていました。高校の部活時代にバスケ部顧問の先生に「遅い、もっと生き馬の目を抜くようにやってみろ」と言われたときには、私は(相手に怪我をさせるぐらいの気持ちで頑張れば良いのか)という勘違いを続けていて、大学受験時に勉強するまでずっとその勘違いに気づくことはありませんでした。今思うとその勘違いを言葉に出さなくて本当に良かったです。 「生き馬の目を抜く」という言葉の本当の意味は「生きた馬の目ですら抜き取ってしまう」ほど素早い、油断も隙もない、他人を出し抜いて利益を得るです。あのときの顧問の先生は「もっと素早く行け。」という意味でこの言葉を使っていたんだな、ということを理解して一人恥ずかしい思いをしていた高校3年生の冬の夜。今でも時々思い出しては言葉の意味はしっかり確認しようと心に誓っています。 「生き馬の目を抜く」とは生きた馬の目を抜き取るほど素早く物事を行うことやすばしっこく他人を出し抜き利益を得ること、抜け目がなく油断も隙もないことの例えです。故事などから生じたものではなく生きた馬の目を抜き取ってしまうほど素早い様子を例えた表現です。馬の目に例えられたのは類似句に「生き牛の目を抜く」がありますが、馬の方が人間との関わりがより深い動物だったからと考えられています。馬の方が牛より足が速く目を抜くことが困難であることから「生き牛の目を抜く」より「生き馬の目を抜く」が広く一般に使われることに使われるようになったそうです。同様の句には「生き馬の目を抉る」や「生き牛の目を抉る」があります。「抉る」とはえぐり出すと言う意味です。油断ならないことの類似句には「尻毛を抜く」があります。英語では「Water sieeps, the enemy wakes.」と表現し、日本語訳は水は眠っても敵は眠らずで油断も隙もない問いう意味です。昔のんびりした田舎から江戸のに出てきたら江戸には田舎では考えられないほどの早業の人がいてその素早さが生き馬の目を抜いてしまうようだったので江戸の町は「生き馬の目を抜く江戸の町」と言われるようになったそうです。

Continue reading...