tedukurikotoba (2563)

ない物ねだり

【漢字】ない物ねだり 【読み】ないものねだり 【意味】ない物を無理に欲しがること。 【例文1】ない物ねだりであと10cm身長がほしい。 【例文2】彼女のような頭脳がない物ねだりで羨ましい。 【例文3】髪の長い短いの意見はない物ねだりだ。 のくせ毛と量の多さににコンプレックスがあった私は、直毛の友達を羨ましく思っていました。 肩にあたると外側に跳ねてしまうくせ毛だったので小さな頃から髪の毛を肩より短く切る事はありませんでした。いつも胸くらいの長さでちょっとうねった髪の毛を一つにくくっていました。髪の量が多い事も嫌でした。梅雨の時期や雨の日には広がってまとまってくれません。 いつも美容院に行くとすけるだけすいて髪の毛の量を減らしてくださいとお願いしていました。 そんな時知り合いの美容院に行く機会があり、いつもの様にお願いすると、できない。と言われました。こんなスカスカの髪の毛だとまとまるものもまとまらないよ。と、私の美容院に通って髪の毛をキチンとケアしてほしい。と言われ、少しでも髪の毛がまとまるならと思い通い始めました。通い始めて一年たたないうちに自分の髪の毛が綺麗になって行くのがわかりました。同じ美容院でのカラー剤というのもあって痛みが減った事と、髪の量にしてもすかずに伸ばし、重さで広がりを抑える事を教えてもらいました。乾かし方でくせ毛も綺麗なパーマの様に見えるやり方も教えてもらい、直毛の友達にもその美容院をお勧めしました。 そこで初めて聞いたのは、直毛すぎて、髪の毛のアレンジがほぼできない、してもすぐに真っ直ぐに戻ってしまうという髪の毛の悩みでした。パーマをかけても1週間持たずにとれてしまうなど、私の髪の毛では考えられない事でした。 私はずっと友達の髪質に憧れていましたが、友達もまた私のくせ毛でアレンジのしやすい髪質に憧れていたそうです。お互いないものねだりだね。と2人で笑い合いました。 ない物ねだりという言葉はご存知かと思います。 意味は、そこにない物を、無理を言ってほしがる、ねだることです。 ねだるは、感じでは「強請る」と書きます。まさに、ない物ねだりは、漢字の意味どおり、ない物を強く要請することを言います。 どのような場面で使うでしょうか。 例えば、子供のない物ねだりは多いですね。テレビでみたお菓子やゲーム、オモチャをみて、欲しいという場合はありますが、泣きながら欲しいと訴えると、それはない物ねだりになります。 このような子供の行動に対して、子供の成長の過程において仕方がないことですし、親としては諭してあげる必要があると理解しています。 一方、子供だけではなく、大人もない物ねだりをしている方が決して少なくはないと思います。 例えば、企業のトップにはない物ねだりをする方が多いのではないでしょうか。 企業の事業規模を拡大するにあたり、その企業にない職種の事業を統合していく手法は、まさにない物ねだりによるエゴに見えることがあります。 このない物ねだりにより、事業は拡大しても業績がついて来ず、やがて企業が衰退していく場面を何度か見たことがあります。 このように、ない物ねだりは決して子供に限ったことではないのです。 わたしには、娘が一人います。 が、今は独身でシングルマザーをしています。 毎日、仕事に家事に育児にと時間に追われ、自分の時間はほとんどなく、体が休まる暇もありません。 世の中の親は皆さんそうだと思うのですが、日々の暮らしで、ない物ねだりをどうしてもしてしまったりします。 平日は、それこそ毎日仕事や家事育児で過ぎていくのですが、遊びたい盛りの子供を休日遊びに連れて行ったりするときなんかに思います。 遊園地に行っても、動物園に行っても、映画館に行っても、どこに行っても休日はパパ、ママ、子供の家族連れで溢れています。 外食するにしても、いつも二人きり。 子供には一切そんな顔や態度を見せなくても、内心少し寂しく思ったり切なく感じたりすることがあります。 子供がグズっても、体力的にずっと抱っこすることもできず、肩車もしてあげられない。 男手は必要だなぁと感じることもしばしば。 子供の行事にも、母であるわたし一人で心細かったり。 子供の成長を共に分かち合う人がいないのは寂しいものです。 ですが、旦那の浮気の心配や、喧嘩や悩み事は一切ありませんし、洗濯物の量や食事の量も負担がなく、 何よりも旦那がいないのでわりと自由にママ友や昔からの友人と子供を連れて遊びに出かけられますし、 いつ家に友人を呼んでも文句を言う人がいません! 友人の話なんかを聞いていると、家事や育児に協力的ではなかったり、大きい子供のように手がかかるだけだったりという話を聞くと、 旦那がいないのって楽だなぁと感じることもしばしば。 そういう悩みがなくていいなぁ、なんて言われることもありますし、 結局何が良いのかなんてわかりませんが、ない物ねだりはどこの家庭にもあるようです。

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同工異曲

【漢字】同工異曲 【読み】どうこういきょく 【意味】見かけは違うけど、中身はだいだい同じ。 【例文1】どこが訂正されたんだ?同工異曲のままじゃないか。 【例文2】新商品を増やさないと従来の品と同工異曲だ。 【例文3】同工異曲で期待外れ。 「同工異曲(どうこういきょく)」の意味は手法や技術に大きな差はないが見た目は違っていることです。詩文を作る手法や技量は同じでも趣が異なることや音楽を演奏する手法は同じでも味わいが異なることが転じて外見は違っているように見えても内容が同じであることを指しもともとは音楽の演奏や詩文などについて使われていました。「工」は技術や技巧のことで「曲」は音曲のことです。「異曲同工(いきょくどうこう)」とも言われ同じ意味で使われます。類義語には「大同小異(だいどうしょうい)」あり細かい部分にわずかな違いはあってもおおよそは同じであるという意味です。 「大同」とはほとんど同じということで「小異」とはごくわずかな違いがあることです。他には「五十歩百歩(ごじっぽひゃっぽ)」がありわずかな違いだけで本質的には変わらないという意味ですが優れたもの同士に使うのは誤りです。あまりよくないことで差がない場合に使います。どれも同じであったり差がない場合に使う四字熟語ですが、こうやって意味を考えて比べてみると使われる場面には差が出てくるようです。知っているつもりの四字熟語やことわざも意味や語源を調べてみると意外な発見があり意味をより深く理解することができます。

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手が付けられない

【漢字】手が付けられない 【読み】てがつけられない 【意味】取るべき方法・手段がない。どうしようもない。 【例文1】赤ちゃんはいったん泣き出すと手が付けられない。 【例文2】肥満を放っておいたら、手が付けられないほど腎臓がやられていた。 【例文3】手が付けられない不良グループ。 手がつけられないという意味は、処置の施しようのがないことを言います。 よく使われる表現としては、「手がつけられないほどの悪ガキ」とか、「手がつけられないほどの部屋の汚さ」とか、お手上げという気持ちを込めれられた場合に使われる傾向があります。 特に、手がつけられないほどの部屋の汚さ、といえば、最近、テレビの報道やドキュメンタリーでゴミ屋敷や、部屋に座れる場所がないくらいに散らかっている部屋に関する話題があります。 特に、ゴミ屋敷に関しては特別番組として組まれていることがありますが、まさに手がつけられないと言わんばかりのものだと思います。 部屋、家の周りにもゴミが散乱し、どこから片付けていけばよいのかわからない状況と思います。 私もなぜこんなにもゴミを放っておいたのか、わかりません。 日頃からゴミをためないというのは当たり前のことだと思いますが、本人はゴミだという認識はないこともあり、ゴミが溜まる一方です。 ゴミ屋敷ができると、悪臭などの衛生面に加え、その町内のイメージが崩れてしまいます。 自治体もこのようなゴミ屋敷の扱いには苦慮しています。 ただ最近の自治体の動きとしては、強制的に撤去など、行政による執行ができるよう、条例の改正を行い、対応しているようです。 「墨守」という言葉は、中国の思想家だった墨子が宋の城を楚の攻撃から9回も守ったという故事から由来しています。 一般的には自分の習慣や主張などを固く守って変えないこと、という意味で用いられます。 正直私はこの言葉を今まで知りませんでしたが、なんだか自分の思想を考え直すきっかけになりました。 私自身、平和主義で事を穏便に済ませたいタイプなので、自分の主張があったとしても、それが事を荒立てると思ったら飲み込んでしまいます。 これで物事がスムーズに進むなら、と思っていたんですが、最近上司から、仕事をプロとして受けているなら、自分はこう思うからこうした、という考えを持つべきだ、と指摘されたのです。 その意識を持ってから、今までは常に周りの判断が正しいと信じて疑わなかったんですが、そこに疑問を持つようにもなりました。 普通に考えたら、こうする方が正しいのではないか、と思ってそれを発言すると、実際周りでも同じ考えを持っていた人がいたことに気付いたのです。 若いうちは周囲に合わせることで精一杯でしたが、徐々に人間が構築されてくると、自分の主張も出てくるものだなと感じました。 仕事をする上で、ある程度自分の思想を墨守することは大切なことですね。 墨守という言葉はなかなか聞きなれないものかもしれません。 この言葉は、古くからしきたりや自説を押し通し、守ることをいいます。 よく、旧習を墨守する、という言葉として用いられます。 昔からある伝統を重んじることや、定説をしっかりと守る風潮ですが、現代においては、それが正しいかどうかの判断ができない場合もあります。 例えば、古くからある商習慣については、なかなか変えることはできませんが、これまでの商習慣が変わりつつあるのはEC取引です。 大手のECサイトでは、本や日用品、電化製品をはじめ、最近では野菜も販売するようになりましま。 この状況は、スーパーや商店を脅かす存在になってきています。 現にECサイト取引量が増加していることにより、スーパーや商店、百貨店の売り上げが落ちている傾向があります。 これらの店舗においては、常に割引やポイントサービスの充実など、工夫をしていますが、顧客離れは続く一途です。 その象徴としては、店舗閉店や倒産といったニュースです。 特に地方の消費は下がり続けています。 このような状況に対しては、政府も消費拡大を狙い、補助金の助成をやっていますが、ばら撒きという、旧習を墨守してばかりでは、何も解決ができませんね。

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月夜に提灯

【漢字】月夜に提灯 【読み】つきよにちょうちん 【意味】月夜の明るい時に提灯はいらないことから、必要ない。無駄なもの。 【例文1】涼しいから今夜は冷房は月夜に提灯だ。 【例文2】あったかいダウンジャケットのお蔭で手袋は月夜に提灯だ。 【例文3】鍋を囲めばストーブは月夜に提灯だ。 皆さんは月夜に提灯と言う言葉を知っていますか。不要なことの例えとして使えます。月の光は提灯の火よりも明るいことは勿論です。この言葉の状況をそのまま頭の中で思い浮かべると少し面白いです。月が差している明るい夜だというのに、一人の人物が提灯を持って歩いており、それを怪訝な目で見る見知らぬ人々がいるそんな状況。提灯が普及していた昔であっても、やはり悪い意味で目立ってしまうだろうと思います。 この言葉は、月夜に提灯夏火鉢と後ろに夏火鉢をつけた形もあります。類句に夏炉冬扇という四字熟語もあります。そして、発展して月夜に提灯も外聞と言ったりします。不必要なのは知っていても体裁や見栄を考えると必要なケースもあるという例えになります。この発展形も面白いです。一見するとそれは不必要なものに見えるかもしれないが、別の角度から見ると全く必要であるという、多くの意見・価値観・思惑が飛び交う現代社会にぴったりの言葉です。ある種こだわりを、月夜に提灯も外聞と言う言葉が表しているのかも知れません。誰に何と言われようとも譲れないものってあるかと思いますが、その譲れないものを突き通す様は、月夜に提灯を持って歩く様に重ねることが出来そうです。

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力を落とす

【漢字】力を落とす 【読み】ちからをおとす 【意味】やる気がなくなる。ガッカリする。 【例文1】何度も司法受験に落ちて力を落とす。 【例文2】経営難に陥り力を落とす。 【例文3】会社が倒産して力を落とす。 力を落とすとは気力がなくなることです。がっかりして力を落とすと使うことができます。 10年の付き合いの友人が最近彼女と別れて力を落としていました。 なんでも聞けば他に気になる人が出来てその彼と飲みに行ったそうです。 そこの居酒屋で友人の知り合いがばったり会って他の男と会ったことが発覚したのです。 友人は別れを告げられ落ち込みました。まだ好きになっていないんだろ?と元彼女に聞いてみたが、自分にはもう気持ちはなく新しい彼に気持が向いているとまで告げられちゃー仕方ないよ・・今日はとことん付き合うから飲もうと慰めました。こんな様子を隣のテーブルに座っていた女性3人が私たち2人をじっと見ているではありませんか?これはチャンスだと思い、一緒に飲みませんか? こいつ今日つらい事があったんで忘れるためにもカラオケ行きませんか?と誘ってみました。するとあっさりOKいただきました。その日友人は記憶が無くなるまで飲んでいましたが、しっかりと彼女たちの連絡先は聞いときました。また休みが合えば今度はご飯でも一緒に行きたいです。

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