有卦に入る
【漢字】有卦に入る 【読み】うけにいる 【意味】幸運に恵まれて良い事が続く。 【例文1】人生が結婚を機に有卦に入る。 【例文2】兄は大手に就職が決まり、妹は受験に合格して我が家は有卦に入る。 【例文3】2人子宝に恵まれ有卦に入る。 「有卦に入る」は「うけにいる」と読みます。 陰陽道に由来する言葉で、幸運に恵まれた状態が継続するという意味です。 始めて聞いた時点では何のことやら全く分りませんでした。 有卦とは陰陽道の五行相克に基いて想定された期間で、誕生年の干支で計算され七年間も福が連続するといいます。 説明を受けても、ネットで調べてもよく分かりません。 京都には有卦船なる郷土玩具・御守りがあり、それは福にちなんで「ふ」の字から始まる縁起物を七つ積んでいます。 福助・富士山・福寿草までは納得できましたが、分銅・文箱・筆・袋には少し困惑しました。 とりあえず長周期のバイオリズムみたいな感じのものだろうと無理矢理に自分を納得させました。 そもそも七年も幸福が続くなどという状況が思い浮かびません。 そして有卦が終わると無卦という不幸な五年があるという理不尽な理論にはイラッとしました。 この表現のほうが神経を逆なでしてしまいそうですが、そうせずにはいられない理不尽さです。 そんな極端な幸福や不幸が交互に訪れる未来など御免被ります。 そもそも五年もの長い期間にわたって不幸が連続するなどとても耐えられません。 とりあえず何事も無い平穏無事な日常が続くことを祈って神棚の御神酒を取り替えておきました。 競馬のビギナーズラックや麻雀のひとり勝ちなど、運気には流れのようなものがあります。 仕事にプライベートなど何をやってもうまくいくような時期もあり、そのようなときは「有卦に入る」とも言われますが、ネガティブで小心者の人間にとってはこの「有卦に入る」時期はあまりうれしくないものです。 普段からネガティブな人間は基本的に良いことが立て続けに起こるようなことなどありえないと考えています。 もしそんなことが起こればそれは誰かに騙されているか、これから不幸なことが起こる前兆のように感じられ、素直に喜ぶことができないのです。 では逆にネガティブな人間は悪いことがあったときに強さを発揮できるのかというとそういうわけでもなく、ただ耐えられるというだけです。 少しぐらい運の悪いことが起こってもそれが当たり前だと思えることが強さでもあるのですが、だからこそ幸運が立て続けに起こることはネガティブな人間にとって非日常的なことであり、警戒してしまうのです。 幸運の内容が大きい場合にはもはやそれは偶然起こったという意味では事故のようなものであり、悪い方の事故が起こったときと同じぐらいのショックがあります。 幸運は雲一つない青空に心が躍るくらいのささやかなものの方が心穏やかに過ごせるような気がします。
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