tedukurikotoba (2563)

俎上に載せる

【漢字】俎上に載せる 【読み】そじょうにのせる 【意味】出来事や人物を話題に取り上げること。 【例文1】話題作を俎上に載せる。 【例文2】俎上に載せて集客を狙う。 【例文3】俎上に載せて論議する。 「俎上に載せる」とはある人物や物事を取り上げ、色々な面から考察したり議論するという意味です。 俎上に載せるというのは俎板の鯉とは違って、これからその人物や物事の是非を論議しようという感じで、これから考えて行こうといったニュアンスがあります。この俎上に載せるという言葉を聞いて思い出すのがある裁判の判決文です。 それは2014年に関西電力大飯原発3・4号機の運転さし止めを命じた判決文です。「大飯原発再稼働認めず!」再稼働反対を訴えた住民の勝訴となる劇的な裁判でした。この判決を出したのは福井地裁の樋口裁判長の判決文が素晴らしかったです。 「極めて多数の人の生存そのものに関わる権利と、電気代の高い低いの問題等とを並べて論じるような議論に加わったり、その議論の当否を判断すること自体法的に許されないことであると考えている。」 原発の再稼働に対するリスクと、原発を動かさなければ電気代が高くなり経済が停滞するといった問題を同じ俎上に載せて論ずるべきではない、そもそも同じ俎上に載せること自体が間違っているのだときっぱりと言い切った判決文でした。 日本の原発がなし崩しに再稼働する中「同じ俎上に載せるべきではないのに」という思いが再びよみがえっています。

Continue reading...

青天白日

【漢字】青天白日 【読み】せいてんはくじつ 【意味】やましい所が全くない。疑いがはれる。 【例文1】青天白日を主張する。 【例文2】僕は青天白日だ。指紋でも防犯カメラでも調べればわかる。 【例文3】青天白日を勝ち取った。 青天白日とは、よく晴れわたった青空と輝く太陽の日の光を意味し、澄みきった青い空に太陽が光り輝く様子から、こころにやましいところが全くないことや、無罪であることが明らかになることを指します。白日晴天ということもあるようです。 『私はいつも青天白日だ』『はれて青天白日の身となった。何を言われたって気にすることなどない』といった使い方をします。素晴らしいけがれの無い人物をほめるのに朱子が使った言葉で、青天白日の出典は韓愈の『崔群与書』に「青天白日は奴隷も亦其の清明を知る」とあるのに基づいています。 この韓愈に由来する四字熟語は、中華民国の国旗に紋章としても使われています。国旗は、青天白日満地紅旗と呼ばれ、左上に描かれている青天白日の紋章が、中華民国の国章であり中国国民党の党章としても使われています。デザインされた当初の青天白日旗は、中国国民党の前身である中国革命同盟会の旗としてデザインされたものですが、のちに孫文が中華国民の国旗として併用しようとします。その際、日本の国旗である日章旗との類似性と、青天白日旗の色が質素で単調なことが指摘され、孫文が他に構想されていた国旗案の一つを参考に、赤地を加えて青天白日満地紅旗を完成させています。

Continue reading...

涼しい顔

【漢字】涼しい顔 【読み】すずしいかお 【意味】自分にも関係あるのに、平気な態度をしている。 【例文1】彼も悪さしたのに、涼しい顔をしている。 【例文2】未解決事件の犯人は今もどこかで涼しい顔して生きている。 【例文3】涼しい顔してどこまで厚かましいんだ。 涼しい顔とは、自分にも関係があることなのに、まるで他人事かのように知らん顔すること、または冷静であるさまのことを言います。 類義語としては、しれっとした顔・すました顔・平然とした様子・何食わぬ顔・何事もなかったかのような顔・落ち着いた顔などがあります。 使い方としては例えば 「家に帰ると室内が荒らされていてびっくりしたが、飼っている犬が涼しい顔しておすわりしていた。」 「みんなでやったことなのに、彼だけは涼しい顔して椅子に座っていた。」 「連続殺人犯が今も街を涼しい顔して歩いているのかと思うと、恐怖だ。」 「みんなが話してる悪口って君の事なのに、どうしてそんな涼しい顔してるの?」 などと、涼しいとは「潔白」という意味でもあります。 つまり涼しい顔とは、「潔白・無関係のような顔をすること」から、「自分に関係があるのになんの関係もない顔をしていること」簡単にわかりやすく言いますと、「しらばっくれてる」というのも正確です。 このように涼しい顔とは、何事にも動じないような図太い性格の人に使える言葉でもあるということです。 あまりいい意味ではありませんので、他人に涼しい顔してるねなどと言われないようにしましょう。 

Continue reading...

試行錯誤

【漢字】試行錯誤 【読み】しこうさくご 【意味】試みと失敗の繰り返しから、解決策を考える。 【例文1】試行錯誤を重ねようやく完成した。 【例文2】試行錯誤の末に編み出した発明品。 【例文3】試行錯誤の連続だった。 試行錯誤とは何度も何度も思い悩み、目標に向かって健気に努力している姿を表します。 一歩ずつですが確かに目標へ導かれていて、その道は楽しいものではないですが、頑張っている様を漢字四文字で表しています。 例文として、学会で発表する、みんなから目を引かれやすいような題材を試行錯誤を繰り返し生み出す。ペットのジョンが首輪をすり抜けて表へ出るのを防ぐため、やめさせるアイデアはないかと試行錯誤を重ねる。などがあります。試行錯誤は考え込む様子をイメージしやすく、悩んでいる様に使われる事が多いです。手当たり次第に自分のアイデアや考えを試し、ああでもない、こうでもないと実験しながら突き進んでいきます。道がひらけ、目標に達成した時に試行錯誤も無事切り抜けられたと解釈します。一人で試行錯誤するのが一般的ですが、複数のチームになって頭を悩ませたりと多数の人数でも悩ませる時にはこの言葉を使用します。ですが必ずしも答えを編み出したり目標を達成しなくてはならないということではなく、人によっては試行錯誤を繰り返す瞬間が楽しいと感じる人もいます。若いうちは試行錯誤をする機会が漠然と増え年をとるにつれ徐々に落ち着いていきます。 誰にでも、なにか今までにやったことのない、自分にとって大きな挑戦をすることがあると思います。それは逆上がりかもしれないし、ある本を一冊まるごと覚えることかもしれないし、引っ込み思案な性格を矯正することかもしれません。そういった挑戦をするとき、誰でも人は「試行錯誤」をしますよね。 まずは先輩や、それが得意な人のやり方を見て真似してみる。それがうまくいかなければ、どうやれば成功するのか先輩たちに聞いてみる。それでもうまくいかなければ、自分の苦手なポイントに注目してやり方を変えてみる、などなど・・・。 「試行錯誤」とは、カタカナで言ってみると「トライ・アンド・エラー」。どちらの場合にも、誤ったことや行いのことを示す言葉が入っています。わたしは、それってすごくすてきなことなのではないかなと思うんです。それは、ずっと昔のご先祖様の時代から、また日本だけではなく、中国語圏や英語圏の人々にとっても、「挑戦することと、失敗することとは常にペアだったのだ」ということが、この「試行錯誤」という言葉からわかるからです。何かに挑戦するときには、誰だって成功したいと思っているものですが、その過程にある失敗も大事な一歩だと思えるので、好きな言葉の一つです。

Continue reading...

采配を振る

【漢字】采配を振る 【読み】さいはいをふる 【意味】指揮をとる。指図をする。 【例文1】監督が采配を振る。 【例文2】攻撃の采配を振るタイミングを見計らう。 【例文3】采配を振るチャンスがくる。 仕事やその他の場面で自分が先頭に立って指示をしなければいけない時、どうしても采配を振る必要が出てきます。 私は仕事でグループのリーダーになることが何度かありました。 そこで毎日、仕事の段取りを決めて、グループのメンバーに支持をしなければなりません。 リーダーの采配の振り方によって、仕事の効率は変わってくると思います。 また、時には予定外のことも起こります。 この予定外のことが意外と多く、そこでリーダーの力量が試されているような気がします。 上手く采配を振ることができれば、それほど大きな問題にはならずに事が運ぶようになります。 しかし、時には自分で判断しかねる難しい問題に直面することがあります。 そのような時はリーダーでも上司に相談し、素直に支持を仰ぐようにしています。 どんな問題でも最終責任者は会社で言えば社長になってしまいます。 いくら担当グループのリーダーだからと言って、全ての責任を負うことはできません。 上司がいれば、その人の方が責任がかかってきますし、自分のミスでも最終責任は他の人が取らなければいけないこともあります。 特に会社組織では一人ではなくチームで動いていますし、チーム同士の関係もあります。 そのため、小さなグループでもそれぞれが上手く采配を振ることができれば、上手く会社は機能していけるものだと思います。

Continue reading...