tedukurikotoba (2563)

ほうほうの体

【漢字】ほうほうの体 【読み】ほうほうのてい 【意味】散々な目に遭ったり、恥ずかしい思いをして慌てて逃げ出そうとする様子。 【例文1】大勢の前で、自転車で転んでしまい、ほうほうの体だ。 【例文2】痴話げんかがヒートアップして周囲から見られほうほうの体だった。 【例文3】世間知らずでほうほうの体だ。 ほうほうの体の「ほう」は「這う(はう:地面に手足をつけて前進する)」で、這うような格好でという意味です。 なにゆえ這うような格好をするはめになったかと推察するに、コテンパンに負かされて命からがら逃げ延びたと言ったところでしょう。 這うことしか出来ない状態での逃走など、追撃されたらひとたまりもありません。 勝った相手が余裕を見せて見逃したか、玉砕覚悟で殿(しんがり)を努めた誰かがいたか、はたまた逃走に全力を使い這う程度の体力しか残らなかったのか。 例え比喩表現であっても惨めに敗北した後の苦しい逃走をしたことに違いはありません。 一か八か玉砕覚悟で最後の決戦など愚の骨頂、生き延びてこそ再起が図れると言うものです。 勝負事でも、中途半端に負けるくらいならばと一発逆転狙いで破産する人もいますが、それは無策を通り越した愚かさです。 それまでの戦況を覆すほどの策があるならば既に実行しているはずです。 成功する可能性もほとんど無く、失敗して自らにトドメを刺すことは疑うべくも無いでしょう。 負けても損失をなるべく抑えて次につなぐことは当たり前なのですが、実行できる人は少ないです。 命がかかっている状況ならば少しは慎重になるのでしょうけれど、財布の中身がかかっている程度では無謀な蛮勇を発揮する愚者は後を絶ちません。 そのくせ敗北しても懲りずに同じ失敗を繰り返すのですから全く始末におえないというものです。 社会人人生で、何度か修羅場をくぐってきていますが、ほうほうの体で何とか逃げてきた経験はないですし、なかなかありません。 ただ高齢の方々は戦争という痛ましい体験をされていらっしゃいますので、ほうほうの体で逃げていらしたこともあると思います。 戦争体験を聞くというのは、大事なことです。 今でさえ、世界各地では内戦が続いており、たくさんの方が犠牲になっています。 日本では第二次世界大戦以降、戦争は怒っておりませんし、ある種平和ボケをしていることもあります。 平和の尊さを改めて学ぶ機会がなかなかない中で、高齢者の方々からの戦争体験を聞くのは平和とはどのようなものかを改めて考えさせられる時間であると思います。 私は父から戦争体験を聞きました。 ほうほうの体とは、這う這うの体ともいいます。 まさに這って防空壕に逃げたことを聞くたびに、日本で戦争が勃発したらどうなるか、想像もつきません。 一方で、最近の北朝鮮の動向が大変気になります。 ミサイルも日本海に向けて幾度となく発射されていますが、アメリカが仮に北朝鮮を攻撃するとなると、たちまち日本も戦争の惨禍に陥ることも可能性としてあるかもしれません。 このようにならないように、話し合いをもち、対応して欲しいものです。

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下手の横好き

【漢字】下手の横好き 【読み】へたのよこずき 【意味】下手ではあるが、熱中していること。自分に対して言う言葉として用いる。 【例文1】下手の横好きから始めた小物作りが家具を作るまでになった。 【例文2】下手の横好きだが、自己満足だ。 【例文3】お店開けるんじゃない?いえいえ下手の横好きですよ。 下手の横好きとは出来映えはさておき、自分で満足していることです。 誰でもひとつくらいは熱中しているものがあるのではないでしょうか? まわりから何て評価されようが、自分で作り上げた物は愛着あるものですよね。 私は学生の頃からインテリアに興味を持ち、自分の持ちがねでは買えないつらさを知り、ホームセンターで安い木材を買い植木鉢ち置きを作った事がきっかけで日曜大工が好になりました。さらに頑丈にビスで留めればテレビ台が作れるんじゃないかと思い、作りました。ひとつの扉が傾いていますが、なかなかの出来栄えで家族がびっくりしていました。姉の注文を受け今度は小さめの本棚を作ってほしいと言われました。日曜大工のいいところは部屋に合わせて家具のサイズが自由に作れることです。家族からは家具職人になれるんじゃない?とはやしたてられましたが、少々の誤差は気にしない性格でして下手の横好きくらいが丁度いいと思っています。 今でも暇を見つけては子どもたちのために椅子やテーブルを作っています。 皆さんは、好きこそものの上手なれ、という諺を知っていることと思います。取り組んでいる物事が好きであれば、それが趣味や仕事問わず自然と努力をするので伸びしろはありますし、継続すれば結果はついてきます。一方で、下手の横好きというのは、好きで努力はしているけれど結果が伴わないという意味です。私は中学時代に軟式ソフトテニス部に所属していました。誰よりも練習への出席率は良かったし、テニスコート整備も率先して行っていました。「努力は必ず報われる」と心の中で誓いながら。しかし、専用のコーチがマンツーマンで指導してくれても、私のテニスプレーは全く上達せず、中体連(中学生の夏の大会)で一回戦で負けてしまいました。好きで練習を頑張っていたテニスに対して絶望を感じた一瞬でした。勉強よりスポーツの方がセンスを問われます。同じ部活内で、ろくに練習に参加せず、むしろ面倒くさいが口癖の友人が中体連で九州大会の準々決勝まで勝ち進んでいました。その友人に聞くと、特にテニスが好きなわけではなく、テニスをしている女子はモテるイメージがあるからという動機で入部したそうです。私はその時、入部した動機の違いに驚きましたし、一概に好きだから上達するものではないんだなということを痛感しました。テニスが好きで誰よりも練習への参加率が良かった私が一回戦で負けてしまったこの事実は、まさに「下手の横好き」で表現できます。

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不可抗力

【漢字】不可抗力 【読み】ふかこうりょく 【意味】地震・災害など人の力ではどうしようもできない。 【例文1】台風で庭の草花が枯れたのは不可抗力だ。 【例文2】地震で外壁が崩れ落ちたのは不可抗力だ。 【例文3】地震での不可抗力は仕方ない。 不可抗力は、人間の力ではどうすることもできない天災や、リスクとして考慮していたことに対して予測出来なかった自体のことを言います。 以前、東日本大震災において頻繁に使われた、想定外という言葉は、一種の不可抗力と言ってもよいと思います。 不可抗力という言葉はどちらかといえば、言い訳に過ぎないととらわれることもしばしばあります。 特に天災によって被害をもたらした場合です。 例えば水害については、堤防の構築や土壌改良により、川沿いに建物を建てることがありますが、一方で自治体のハザードマップに位置している場合には万が一の対策を考えるべきです。 例えば、避難訓練などがそれに当たると思います。いかに有事が発生した時の行動をしっかりとるかが重要なポイントであると思います。 ただ、最近のニュースにおいては、大水害が発生し、被害を受け、犠牲者を出してしまった場合の行政や企業の会見において、不可抗力という言葉や想定外という言葉が頻繁に使われます。 果たして不可抗力だったといえるのかどうかは、きちんと検証をした上で判断すべきであると思いますし、不可抗力という言葉を安易に使うべきではありません。 なんとなく、言い訳に聞こえてしまうのは、私だけかもしれません。

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膝を交える

【漢字】膝を交える 【読み】ひざをまじえる 【意味】膝と膝が付くほど近くに寄って交流するというたとえから、身分関係なく親しく交流すること。 【例文1】市長と地域住民が膝を交えて話し合う。 【例文2】膝を交えた懇親会に参加する。 【例文3】膝を交えて保護者会で交流する。 日頃からコミュニケーションを大事にされている方には、人が付いてきます。 ただコミュニケーションと言っても、単なる会話ではなく、膝を交えるということがきちんとできている方です。 相手の立場を考えての発言には、相手の考えを聞く事が重要なポイントです。 以前、私の上司はとにかく人の話を聞くことができない方で、部下との争いが常にありました。 仕事はできるのですが、自分が一番好きなようで、異動した先においてもその傾向が変わらず、とうとう左遷されてしまいました。 自分の考えを貫くということに関しては素晴らしいと思いますが、膝を交えることが出来ないのは、上司としては失格です。 一方、子どもを持つ親として、子どもと膝を交えることが出来ているかというと、頭ごなしに叱っていることも多々あるのではないでしょうか。 子どもは親を選べません。 親が一番の理解者であると考えていると思います。 膝を交えることにより、ひょっとすると反抗期も最小限に抑えられるかもしれません。 このように、膝を交えることが重要なポイントであることを改めて感じます。 相手の目線や立場を考えて、コミュニケーションを充実したものにしてください。

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馬鹿の一つ覚え

【漢字】馬鹿の一つ覚え 【読み】ばかのひとつおぼえ 【意味】一つ覚えたことを得意気に、どんな場面にでも使いたがる。 【例文1】宴会のたびに馬鹿の一つ覚えで、同じ歌しか歌わない。 【例文2】馬鹿の一つ覚えの芸に飽きた。 【例文3】馬鹿の一つ覚えに執着する。 馬鹿の一つ覚えとは一つ良い事を覚えるとそればかり披露することです。 冗談でも言いますが、少し茶かしたような言葉です。 私も馬鹿の一つ覚え的なところがあって一度家族にもてなしたことが喜ばれるとずっとするタイプです。おいしいお菓子があればそればかり1週間食べ続けても全然平気です。もともと料理のレパートリーが少ない(というか子どもたちの好き嫌いの多さのせいでもある)のでクックパッドで研究したオリジナルグラタンを出しました。お代わりをしてくれてそれが嬉しくて1週間のうち4日は食卓に出しました。夫からは馬鹿の一つ覚えで飽きたと言われながらも週3日は出しています。だって飽きたと言いつつもおかわりして完食してくれるんですもの。 もうひとつ馬鹿の一つ覚えがあります。それは実家の母がうちの子どもたちに買ってくれるバームクーヘンです。初めていただいた時はおいしいおいしいと食べていたので母に喜んでいたよと伝えると、毎週のように買ってきてくれます。しかし、お年頃の娘は一口二口くらいしか食べなくなりました。これを母に伝えるべきか好意を無駄にせず、私がいただくか迷っています。

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