tedukurikotoba (2563)

元のさやに収まる

【漢字】元のさやに収まる 【読み】もとのさやにおさまる 【意味】さやとは刃物をおさめる筒のことで、刀とさやがぴったり同じでないと収まらない。刀とさやを男女にたとえて、一度離れた男女が元の仲に戻った時に使う。 【例文1】あのカップルは何だかんだ言って元のさやに収まる。 【例文2】恋人と仲直りして元のさやに収まる。 【例文3】別れても仲良しだから元のさやに収まるだろう。 元のさやに収まるとはその名の通り刀をさやに収める事で、無事戦いが終わった、修羅場を乗り越えたなど意味が様々に捉えられ、現代では別れた男女が仲直りし再度付き合うことを指します。二人はハッピーエンドとして解釈されることが多く、安心度が高いときにも使用されやすいです。男女の間柄に使うことが多数ですが、ユーモア溢れた例として、友達同士のケンカ、兄弟同士のケンカなど、同性の間柄として使うことでも笑いを誘えます。 付き合った二人が何らかの理由でこじれ、一度は別れてしまったものの、また仲良くなる一連の手段を、勝負事が片付いた武士に見立てています。刀がさやに戻ると安心度が高まり、別れた男女がよりを戻すとまた愛が復活し安心度が高まるところもシンクロしています。元のさやに収まるという言葉も使い勝手が良く、慣れた人だと元サヤという四文字だけで表す略語としても使用します。元のさやに収まったからといってまた別れることも勿論あります。その二人の関係がまた戻った時に再度言葉として使われますが、その場合、皮肉の意味として捉えるのが一般的です。元のさやに収まるは肯定的な言葉で祝福を意味し、どちらかというと前向きな言葉です。

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目が合う

【漢字】目が合う 【読み】めがあう 【意味】相手と視線が合う。 【例文1】好きな人と学校でよく目が合う。 【例文2】向かいに座っている女性と3度も目が合う。 【例文3】よく目が合うのは気になる存在かも。 不良やヤンキー、ヤクザの一部などには目が合っただけで難癖をつけてくる人がいます。 不可思議な能力で視線を察知した、というわけではなく自分を見ている相手を目視で確認した結果にも関わらずです。 どれ程に繊細で我儘な人間なのでしょうか、引きこもりになれる環境が整っていれば案外地味に引きこもっていそうです。 そもそも、目や耳で周囲の状況を判断し続けるのは極々当たり前のことです。 周りの風景に溶け込めない浮いた不自然な存在は、どうしても目に付いてしまいます。 髪を染めて派手な服を身にまとい不審な行動をとるのは、もしかしてかまって欲しいのでしょうか。 そのことを当人に尋ねた場合、涙を浮かべて憤激しそうですので、さすがに哀れなので実行するべきではないでしょう。 野生本能が未だに残っているというなら話はまた違います。 猿と目が合い、その状況で目をそらさないと威嚇してくるアレです。 どちらともなく目をそらして相手に興味がないことを示せばよいのですが、それでは負けたような気分になるのでしょう。 猿の場合は特に反応が敏感で、何ゆえ目をそらさぬのかと威丈高に歯を剥き出しにして吠えてきます。 目線でおおまかな意図を伝える程度には人間のコミュニケーション能力は進化しているはずです。 表現が上手く伝わらない場合も存在するということで納得しておきます。

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虫が知らせる

【漢字】虫が知らせる 【読み】むしがしらせる 【意味】何か嫌な予感がする。 【例文1】雨がひどくなって今日は虫が知らせるからバイクの運転は控える。 【例文2】ネックレスがちぎれ何だか虫が知らせているようだ。 【例文3】出がけにヒールが折れ虫が知らせる。 私は当時、大学生でした。大学が実家より遠かった為、片道1時間程電車に乗っていました。ある日、大学方面行きの電車に乗っていたところ、途中で眠りこけてしまいました。目が覚めた頃には電車は既に折り返し運転をしており、実家方面に向かっていました。時計を見ると、とても授業開始時間に間に合わなさそうだったので家に帰ることにしました。 今思えば電車で眠り込んでしまったこともある意味「虫の知らせる」だったかもしれません。その後、帰宅した時に母に「大学の授業は?」と聞かれたので授業開始に間に合わなかった旨を話し、渋々了解を得ました。この時、私はふと、病院に入院している祖母のことが気になり「せっかくだから祖母の洗濯物を取りに行ってくるね」と母に伝えて家を出発しました。祖母と対面した時に、びっくりしたことは一週間前までは元気な様子だったのが、今では目の前で息も止まりそうな状態だったことです。すぐに看護師と主治医に報告したところ、「今日・明日が寿命かもしれません」と宣告されました。両親に急いで連絡し駆けつけてもらい、祖母の最期を看取りました。もしかしたら、入院していた祖母は死ぬ直前に私や両親に会いたかったのかもしれません。その日の朝に行きの電車で眠り込む「虫の知らせ」がなければ祖母の臨終に立ち会えなかったと思いました。

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右に出る者がいない

【漢字】右に出る者がいない 【読み】みぎにでるものがいない 【意味】その人より優れている者がいない。 【例文1】彼女は校内でも秀才で容姿端麗で、右に出る者がいない。 【例文2】右に出る者がいないと言われるように頑張る。 【例文3】背の高さでは彼の右に出る者がいない。 右に出る者がいない、という言葉を使われたい人物になりたいと思ったことはありませんか。 この言葉の意味は、相手と比較して能力や成績が上であるさまを言います。 右というのは、よく学校でも使われていると思います。 例えば、卒業証書には「右のものは小学校の全過程を修了したことを証する」とよく書かれていますよね。 右という言葉は、中国(漢朝)の文化を取り入れたもののようで、「右」に優位性を持たせたということのようです。 国語の教科書も右開きで、右から左への文書が書かれていますが、右が最初ということもあります。 従いまして右の出る者がいないということは最初に出るものがいない、つまり1番能力、成績が秀でていること意味しています。 社会においても様々な能力の持ち主がいらっしゃいます。 最近では、卓球やサッカー、将棋の世界において中学生が活躍する場面が多く見られます。 大変頼もしいことではありますし、将来の日本を支えてくれる優秀な人材が出てきていることは確かです。 一方で、中学生がコンピューターウイルスを作成し、逮捕されたというニュースもあります。 「いたずらに関しては右に出る者がいない」という言葉など、犯罪等の悪事に対しては使われないようにしたいものですね。 私の祖母には特技がある。元々チャキチャキした性格で、いろいろな事のできる人なのだが、草抜きの速さが尋常じゃないのである。まさに草抜きに関しては右に出る者がいないという感じだ。小さい鎌を片手に凄いスピードで、あっと言う間に荷車いっぱいに雑草を抜いてしまう。そんな祖母も、子どもの頃は7人兄弟の紅一点で、甘やかされて育った。10代で農家に嫁に来て、厳しいお姑さんにいびられ、泣く泣く今までやったことのない農業をやらされているうちに今ではたくましい畑のマスターである。田舎の農家である為、かなり広い畑を持っているが、草抜きは基本と言い、80代になる今も雨雪の日以外は毎日畑の雑草を抜いている。おかげで畑はいつも綺麗で野菜も花も元気いっぱいだ。祖母は、自宅の畑だけに留まらず、近くの大学などに請け負って草抜きのアルバイトまでするプロになってしまった。この歳で仕事をもらえるのは、作業の速さと正確さだと誇らしげだ。毎日体を動かしているので健康にも良く、病院知らずである。草抜きなど小さいこともコツコツと続ければ、役に立つスキルとなるのだなと感じた。と、同時に次の世代の私がこの広い畑の面倒をみないといけないプレッシャーはあるのだが。ほんとうに、祖母にはいつまでも元気でいてほしいものである。

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紛れもない

【漢字】紛れもない 【読み】まぎれもない 【意味】間違えようがない。極めて明白である。 【例文1】紛れもない事実だ。 【例文2】紛れもない証拠を突き出す。 【例文3】紛れもない英雄だ。 生活の中での会話として「紛れもない」という言葉をあまり使ったことがなくとも意味は何となくわかる方も多いのではないでしょうか。紛れもないという言葉だけを見ていると釈然としませんが、紛れもない事実など他の単語と同時に使用すると、その事実が疑いようのない真実というような意味だとわかります。 言葉の意味はわかりましたが、紛れとは一体なんでしょう。苦し紛れといった使い方も聞いたことがある方も多いと思います。まぎれると聞けばわかりやすくなるのではないでしょうか。ある事につけこんでまた、事の勢いで何かをするや、他に入り交じり区別がつかなくなるといった意味です。苦し紛れは苦しさのあまり分別、要は物事の区別を失ってしまうという意味で使用され、紛れもないとは他とは一線を画し、区別をも必要としないとわかります。また紛れは「まぎれ」だけではなく「まぐれ」とも読みます。こちらは日常会話で使用することもあるでしょう。好運に恵まれる、偶然という意味で他者に対して使用するときはその人の実力の結果ではなく、偶然によってもたらされた結果という受け取り方をされる事があるためあまり良いイメージを抱かせることが少なく、自分自身を指し謙遜としての使い方をするのが日本人として多いのではないでしょうか。

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