tedukurikotoba (2563)

角を出す

【漢字】角を出す 【読み】つのをだす 【意味】お芝居で女の霊が角を出して鬼になることから、女性の嫉妬や焼きもちを意味する。 【例文1】飲み会で遅くなると妻が角を出す。 【例文2】女性が多い職場で彼女が角を出す。 【例文3】他の女の子と喋ると彼女が角を出す。 嫉妬などの暗い情念で鬼の形相になった女性を表現して「角を出す」と言い、角が生えるのを防ぐ呪いとして「角隠し」が出来たとも言われます。 結婚するに当たって、角を生やすことなく淑やかな女性になることを表現しているという説もあります。 どちらにしろ隠し封印していた角が見えている時点で詰んでいます。 地獄の鬼も裸足で逃げ出す般若面のような形相をした女性が繰り広げる修羅場は、ドラマでも迫力がありますが、実際だと恐怖の具現化です。 自分の縄張りを本能に根ざして主張しているのでしょう、同姓に対する容赦ない攻撃と裏切り者への怒りは底知れません。 三十六計逃げるにしかず、ほとぼりが冷めるまで時間がたてば何とかなる、などと考えるのは大間違いです。 放っておかれる間にも怒りは増幅されていくものです。 女友達や親兄弟まで巻き込めばさらに理論武装されて勝ち目がなくなるどころかより重い判決が下されます。 なんだかんだで事が収まったように見えても心休まる日々は返ってきません。 許したわけでも忘れたわけでもなく、ただ表立って角を出していないだけなのです。 何の気なしに微笑む表情にまで、「ニヤリ!?」などという不穏な特殊効果を幻視してしまいそうです。 角を隠しているどころか、その身に獣を潜ませているのではないかとすら考えてしまいます。 平和な日々を送りたいならば、角隠しの効果が必要になるようなことは絶対に避けるべきだと忠告しておきます。

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血となり肉となる

【漢字】血となり肉となる 【読み】ちとなりにくとなる 【意味】学んだ経験や知識が将来役に立つ。 【例文1】留学経験が血となり肉となって良かった。 【例文2】父母からの教えが血となり肉となる。 【例文3】弟子入り経験が血となり肉となる。 私がダイエットを始めたのはまだ10代の頃でした。 10代は成長期だから、活動量が多い分お腹がすいたらどんどん食べた方が良い!と親にも言われていたので、私はモリモリ食べて育っていたわけですが、 ある日鏡の前で気づいたのです。「食べたものすべてが、私の血となり肉となっているのではないか」と。 元々、吸収は良い方でした。背もぐんぐん伸びたし、食べれば食べた分だけ太るのも早かったです。 よく、摂取した栄養は自分の血となり肉となるなんて言われているけど、まさにその分配が人より多いのではないか? 軽い気持ちでウォーキングとカロリー制限をしてみましたが、効果はいまひとつでした。 友達の中には「食べても食べても太らない」なんて人もいました。 私はそんな友人をうらやましいと思う反面で、「食べた栄養が自分の実にならないなんてどこか異常があるのではないか」「健康な体であるなら栄養をちゃんと蓄えようとするはずなので、私はすごく健康なんだ」と思っていました。 今考えると恐ろしい考えだとわかります。 むしろ、食べた栄養が消費されずどんどん体に蓄積されてしまうことのほうが異常だということになぜ気が付かなかったのか・・・。 30代を目前に控えた今、私は改めて自分の食べたものすべてが血となり肉となるのを阻止しようと動き出しています。 言葉のままに食べた栄養素が血肉となることを示す場合もありますが、獲得した知識や経験が身につくことを比喩的に表現するのが一般的です。 人間はそれまで得てきた知識と経験によって構成され活動すると言っても過言ではないでしょう。 その人の思考パターンすらそれまでの生活環境や人生経験・人間関係に大きく影響を受けているはずです。 極論すれば世界の全ての事象によって個人が作り上げられているとも考えられそうです。 受ける影響の代将はあれども全く影響を受けないなどということは有り得ません。 そのようにして様々な人物や事件に影響を受け続けるわけですが、すべてが益あるものとは限りません。 毒にも薬にもならない無意味なものもあれば、害悪にしかならない受け入れがたい不幸も存在します。 身体や人生にとって良いものだけを取捨選択して摂り続けることが出来れば理想的ですが、そのようなことは現実問題として不可能です。 さまざまなものが混ざった形で、時には理不尽なまでに酷いものすら目の前に出され続けるのが人生です。 毒であろうと皿であろうと噛み砕き、全ての経験が血となり肉となることを望むくらいの心意気が欲しいです。 口当たりの良いものばかり選んで食べているとメタボリックな病人が出来上がってしまいかねませんよ。

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泰然自若

【漢字】泰然自若 【読み】たいぜんじじゃく 【意味】何があってもどんな事があっても落ち着いている様子。 【例文1】格闘家の彼女はひったくりに遭っても泰然自若だった。 【例文2】強盗犯の目撃情報を泰然自若に話す。 【例文3】彼女にフラれて泰然自若を装う。 どうも普段から自分の言動は周囲から軽んじられているように思えます。 自分の人間としての軽さが、周囲の同僚をしてそのように判断させるのでしょうか。 そこで何事にも動じない落ち着いた雰囲気を演出してみようと考えました。 まずは泰山の如くどっしりと構えて、努めてそれが自然体であるかのように振舞おうとします。 動きを少なくしても仕事量が減らないように効率化を図りますが、そんな器用なことが出来るなら既にやっています。 仕事を急いでは失敗して二度手間になったりの粗忽なうっかり者が本来の姿なのです。 失敗した状態で平常心を保つのはことのほか難しく、ショックで呆然としている様子にすら見えそうです。 あわてて修正作業に入る方が、よほど気が楽になれそうです。 何か喋ると言葉の軽さからぼろが出そうなので言葉少なになるのはどうしようもありません。 あまりに喋らないので体調が悪いのかと心配される有様です。 うん、実際にやってみて分りましたよ。 泰然自若なんてことは本当に偉い大人物が、ちょろちょろと動き回って部下に迷惑かけないためにすればよいのです。 半端に泰然自若を目指してもブレーキになるだけなので止めました。 気取らずに全身全霊をかけて一所懸命に働く方がよっぽど楽で性に合っていることに気がついた次第です。

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俎上の魚

【漢字】俎上の魚 【読み】そじょうのうお 【意味】俎上の魚とはまな板に乗せられた魚のことで、相手の思いのままになるより仕方がない状況をいう。 【例文1】親にお金を借りているので、俎上の魚で言いつけは絶対に従う。 【例文2】友人に借りがあり、俎上の魚。 【例文3】借金返済で俎上の魚から解放される。 「俎上の魚」はまな板の上の魚。死を待つよりほかに途のない運命にあるという意味です。「俎上の魚、江海に移る」とは「危険を免れて安全の域に入る」ことです。映画やドラマなどでは主人公が窮地に陥り、「俎上の魚」状態になることもありますが、実生活では避けて通りたい事態ですよね。話は変わりますが、ペットの美容室などでトリミング用のテーブルが割と高くしつらえているのは何故かご存知ですか?もちろん、トリマーさんが犬の毛をカットしたり、ケアするのにやりやすいこともありますが、本当の理由は犬は高い所が苦手で、高い所にいると認識するとおとなしくなり、逃げ出そうとしなくなるので、作業がはかどるからだそうです。確かに、抱き上げられて高いトリミングテーブルに載せられた犬は、少し表情もこわ張り緊張しているようにも見えます。彼らのためにしてあげることなのですが、彼らは「俎上の魚」だと感じているのかもしれません。とはいえ、はさみを手にしている時に、暴れまわられたら、かえって彼らを危険にさらしますから、このテーブルを考えた人は頭がいいなと思いますね。猫の場合はこうはいかないでしょうから、犬の特性を知り尽くした人の知恵なのでしょう。

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清廉潔白

【漢字】清廉潔白 【読み】せいれんけっぱく 【意味】心が清く疑わしいところがない人。 【例文1】清廉潔白な彼氏を見つけた。 【例文2】清廉潔白な好青年だ。 【例文3】清廉潔白な結婚相手を探す。 「清廉潔白」は心や行いが清く正しく、私欲・不正などのうしろ暗いところがまったくないことです。「清廉」とは心が清く正しいこと、自分の利欲に心が動かされないこと。「廉」とは清く正しい。「潔白」とは心や行為の清く正しいこと。世の中にこんな人いるんでしょうか?と疑問に感じてしまいました。 心や行いが清く正しくありたいと努力している人はたくさんいらっしゃるでしょうし利欲に心を動かされない人もたくさんいらっしゃると思いますが私欲のまったくない人間なんていないんじゃないでしょうか。「私欲」とは自分一人の利益だけを考える気持ちと悪い意味もありますが私的な欲望を持つことという意味もあります。私的な欲望を持つことは悪いことなのでしょうか?私的な欲望がまったくないと人は成長しないと思います。美味しいものを食べたい・気に入った洋服を買いたい・旅行に行きたいなども私的な欲望ですよね。人は誰でもそんな私欲をいつも持っています。その私欲を叶えるために人は仕事を頑張ったりスキルアップのために資格を取得したりと努力します。頑張った仕事や取得した資格は世の中の誰かの役に立っていると考えたら良い意味での私欲を持つことはとても必要なことだと思います。

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