tedukurikotoba (2563)

棒ほど願って針ほど叶う

【漢字】棒ほど願って針ほど叶う 【読み】ぼうほどねがってはりほどかなう 【意味】棒ほど大きな願いがあっても、針ほどの小さい願いしか叶わないことから、望みがなかなか叶わない時に使う言葉。 【例文1】会社を大きくしたい野望があるが、維持していくのが精いっぱいで棒ほど願って針ほど叶う。 【例文2】金持ちになりたいが、実際は生活していくだけで精いっぱいで棒ほど願って針ほど叶う。 【例文3】富士山に登りたいが、体力が持つかどうか棒ほど願って針ほど叶う。 願いや希望が叶えられるには相応の苦労や対価、さらには運まで必要な場合すらあります。 世間は厳しいもので、棒ほど願って針ほど叶うどころか合格以外は不合格、当たり以外はハズレ、苦労が全く報われないことなどしばしばです。 そもそも要求に満たない品を持ち込まれて、全額とまではいかないまでも査定して支払いに応じるのは買い叩きが日常的に行われる古道具屋くらいです。 針ほどにでも叶うことが約束されるならば、その分を割り増しでギリシャ神殿の石柱のごとき巨大な棒を願えばよいことになります。 大志を抱けという言葉がありますが、志を立てた少年たちの群れから夢を実現できる人間のなんと少ないことか。 途中で諦めなければ夢はいつかきっと叶うなどいうのは無責任というものです。 現実を見定めた上で、すっぱりと諦めるというのも勇気ある正しい選択といえるでしょう。 さて、ここまで説得されて尚且つ夢を諦めないといえる人はどれくらい残っていますか。 親・家族・親戚・友人、親しい仲であなたの将来を真剣に考えてくれる人ならば叶うかのせいが低い無謀な選択はするべきではないと助言するのは当然といえます。 周囲の意見や反対を押し切っても突き進むだけの強い意志がなければ、世間の荒波を乗り越えることなど到底不可能です。 まあ家族を説得する程度のことは簡単な第一関門でしかないのです。 そこそこ平坦で楽とまで言わなくても何とか進める道のほうがお奨めですが、あえて苦難の道を選ぶならば幸運をとしか贈る言葉はありません。

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屁の河童

【漢字】屁の河童 【読み】へのかっぱ 【意味】たやすい、簡単、問題なくできる。 【例文1】こんな問題すぐ解ける。屁の河童だよ。 【例文2】大丈夫、このくらいの傷は屁の河童だ。 【例文3】屁の河童だと言われ安心する。 「木っ端の火」が訛って「河童の屁」、それを逆さにして「屁の河童」になったと言われます。 木っ端の火は、短時間であっさり燃え尽き火力も少ないものを指し、転じて取るに足らないものという意味で使われていたそうです。 河童は水中で放屁して、その屁に勢いが無いことから出来た言葉という説もあります。 ならば水中でない地上ならばどれ程の凄い勢いで屁を河童はするんだと問い正したいです。 実演してみてくださいなどとは頼んでいませんので誤解の無いように。 ともあれ、頼まれごとや多少の迷惑に対して「そんなの屁の河童だよ」みたいに楽勝ムードを臭わせるために使うようです。 「そんな仕事は、朝飯前のお茶の子さいさい、お安い御用の余裕のよっちゃん、造作もなく他愛もない、ちょちょいのちょいのお手のもの、 猿でもできる児戯に等しい、簡単で容易な頼まれごとだよ」くらい言えば十分でしょう。 軽い怪我などダメージを受けたときに強がって自分は大丈夫ですと伝える場合にも「こんな程度は、屁の河童だよ」のように使用されます。 「こんな傷は、平気の平左、余裕綽々、平気へっちゃら、痛くも痒くも無いし、かえるの面に水のようなもの、何処吹く風で事もなし、 豆腐に鎹、糠に釘、暖簾に腕押し、馬耳東風なので問題ない」 二行目あたりまで言い始めたら既に朦朧としている可能性が高いので治療が必要です。

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不帰の客となる

【漢字】不帰の客となる 【読み】ふきのきゃくとなる 【意味】帰らぬ人となる。死ぬ。 【例文1】旧友の不帰の客となる訃報に悲しむ。 【例文2】上司が突然不帰の客となる。 【例文3】交通事故で不帰の客となる。 「不帰の客となる」とは人の死を再びこの世に帰ってくることがないという間接的な言葉で表現しています。年齢を重ねるごとに結婚や出産などのおめでたい出来事を経験する機会も減り、悲しい出来事のお葬式を経験する機会が増えてきました。初めて参列したのは母方の曽祖父の葬儀でまだ小学校の低学年だったのであまりはっきりとは覚えていません。次に参列したのは小学校の高学年になった頃の祖父の葬儀です。曽祖父や祖父の葬儀はそんなに悲しい思いをした記憶は残っていません。 20歳になったばかりの時に同い年のいとこが交通事故で亡くなりました。小さい頃からよく一緒に遊んでいたのでとてもショックを受けたことを覚えています。20代後半には友人のお母さまが亡くなりまだお若いのにと驚き悲しい思いをしましたが、翌年には私の父がその翌年には別の友人のお父様と立て続けに不幸があり人の死は突然に訪れるものだと実感しました。私の父は心臓を患っていたのである程度の覚悟はしていましたが、友人たちは本当に突然に亡くなられてしまったのでどんなに悲しかったろうと思います。人は突然「不帰の客」になってしまうこともあります。だからこそ後悔しないよう充実した今日を過ごすことがとても大切なことだと思っています。

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肘鉄砲を食う

【漢字】肘鉄砲を食う 【読み】ひじでっぽうをくらう 【意味】人からの誘いを強く断られる。 【例文1】しつこい勧誘セールスに肘鉄砲を食わせる。 【例文2】デートの誘いに肘鉄砲を食う。 【例文3】しつこい人は肘鉄砲を食う。 手酷く強い拒否を受けることを、「肘鉄砲を食う」と表現しますが、漫画などならばともかく肘で撃退することなど有り得るのでしょうか。 肘による打撃は、かなりの威力はあるものの射程が短く方向も限られ、後ろから追いすがり密着してきた相手でなければ命中しそうにありません。 コントなどでは面白いように鳩尾にしっかり命中して撃退される惨めな男性を見ることが出来ますが、成功するまで練習やリテイクが何度繰り返されているのでしょう。 ムエタイの選手でも肘技はフック気味に振り回すことで当て、肘を打ち下ろすことで大ダメージを与えます。 斜め後ろの良い角度に、これまた手ごろな距離に立ってもらわない限りは効果など期待ないと考えるのが普通です。 どうしても肘をあてたいならば八極拳法にある裡門頂肘(りもんちょうきゅう)の型などが参考になりそうです。 踏み込みながら正面の相手に肘を当てる技なので、修練を積めば有効打撃を当てる可能性は高いと思われます。 ただし相手を撃滅するための攻撃技であることは明らかなので過剰防衛でになってしまいそうです。 それなりに筋力があれば普通に顔面に向けて拳骨を振るほうがよいのでしょうか。 ヒールのかかとで相手の足の甲を踏み抜くという技もあるようですが、肘うちと同じくらいに命中させることは難しそうです。

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喉元過ぎれば熱さを忘れる

【漢字】喉元過ぎれば熱さを忘れる 【読み】のどもとすぎればあつさをわすれる 【意味】熱い物も飲み込んでしまえば、その熱さもしばらくすると忘れてしまうことから、きつい経験も過ぎてしまえば、その苦しさもいつか忘れてしまうものである。また助けてもらっても、しばらく経てば恩義も忘れてしまうものだ。 【例文1】あれほど注意したのに、彼の行動はもう喉元過ぎれば熱さを忘れている。 【例文2】ギャンブルはやめると言ったのに、もう喉元過ぎれば熱さを忘れる。 【例文3】1年もすれば喉元過ぎれば熱さを忘れる。 喉元過ぎれば熱さを忘れるとは熱い物を飲み込んだ時はしばらくはつらいが、時間が経てばそのつらさも忘れてしまうものです。つまり、つらい経験はいつかは忘れるものであるという意味です。助けてもらった恩もいつかは忘れてしまうという時にも使います。 私は社会人になり、収入を得るようになってから、気晴らしにパチンコに行くようになりました。1000円が1万に増えた時の興奮がたまらず、週に1回は足を運ぶようになったのです。10万勝ちもあれば10万負けもある。 次第に金銭感覚がマヒしてきてトータル20万負けても次に10万勝つと少し落ち着いた感覚になり、金銭感覚が完全にマヒしてきました。親方に給料を前借りしてまで行くようになり、同僚からは中毒だと言われながらもどんどんハマっては前借りを繰り返しました。このままでは生活できないなと思っている頃、ついに親方から喝が入り、きっぱりパチンコは辞めました。半年は元の生活に戻りましたが、ふとパチンコをしたくなりました。終わってみれば数万円勝ちで翌週も行きました。あの深見にはまった苦い経験をしたにも関わらずまたはまりそうです。 口に入れてはみたものの、熱くてゆっくり食べていられない料理がだされることはままあります。 食べている途中で冷め切らないように予め適温よりも熱くして提供する配慮によるものなのでしょうけれど、口に入れている時点で手遅れです。 吐き出す無作法を公衆面前で敢行する訳にもいかず、ろくな咀嚼もせず無理矢理に飲み下します。 喉元過ぎれば熱さを忘れるという言葉に騙されたことを知るのはこの瞬間です。 確かに口の中と喉は通過してしまい難を逃れたかのように見えますが、今度は胃が熱さで絶叫するはめになります。 熱さを堪能する料理もあるらしいですが、正直に言って御免被りたいです。 熱さ寒さも彼岸までと言いますが、熱さと辛さは舌先まで、それより先に通してよいものではありません。 出された料理を一口食べて涙目になるくらいなら、そそくさとハンカチなどに吐き出した方がまだ救いがあります。 噛み砕いたものでなければ大惨事になるわけでもなし、ハンカチなどで隠せば周囲に与える影響は少ないはずです。 自分の失敗ならばともかく他人の失敗を長くあれこれと言うのは狭量というものでしょう。 それで、ハンカチを忘れるどころか用意しようとすらしなかった私は、口の中の灼熱の塊を飲み下すしかないのですかね。 耐えられそうに無いので、こっそり吐き出してもいいですか。" そのような状況に追い込まれる前に、警察官や腕に覚えがある強そうな味方をけしかけた方が現実的ですし確実です。

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