tedukurikotoba (2563)

虫が付く

【漢字】虫が付く 【読み】むしがつく 【意味】未婚女性に好ましくない恋人ができた時に嘆く言葉。 【例文1】娘に悪い虫が付いた...と夫が嘆いている。 【例文2】彼女に悪い虫が付かないように監視する。 【例文3】娘に虫が付く前に父が秘策を考える。 恋愛の悩みは尽きないものです。特に付き合っている彼女が出歩くと言い寄ってくる悪い虫がつかないか彼氏が心配したり、お父さんが自分の娘に男性の影を察すると、娘に悪い虫が付いたとボヤいています。 大好きな彼女が他の男性と仲良くなったり、可愛がってきた娘をとられるのではと父親からしたらたまりませんよね。 一人娘ならなおさらです。では相手が好青年だといいのでしょうか? いえいえ、父親というものは最初は好青年であろうと印象が悪かろうが良い気持ちでないのは確かでしょう。これが娘の年齢が高くなれば高くなるほど薄れていく想いでしょうが。でもよく考えてくださいよ。父親だって父親になる前は義父母からしたら悪い虫だったのでありませんか?よっぽどでない限り娘が選んだ相手を信じてあげましょう。 彼氏も彼女が心配ならいつも一緒にいてあげましょうよ。もちろん信じる事も大切ですが、いつも一緒にいたいという気持ちがあれば変な虫なんて付きません。

Continue reading...

右にならえ

【漢字】右にならえ 【読み】みぎにならえ 【意味】お手本となる人の真似をする。 【例文1】君たちも彼女の右にならいたまえ。 【例文2】先輩のまじめな練習を右にならえ。 【例文3】右にならえが教訓だ。 ①横隊の列などを整列させるときの号令 ②他人のまねをしたり追随したりする 日常生活では後者の意味合いで使われることがほとんどだと思います。 とにかくまわりの人を見て、まねをしておけば問題ない、安心だとの考え方をする日本人は実に多いのではないでしょうか。 出るくいは打たれる、とのことわざどおり、日本では小学校の頃から、人と違ったことをする・物を身につけるなどすると、目ざとく見つけられていじめられます。すると、「個性を出すよりもまわりに合わせて目立たなくする方が無難」との考え方をするようになりますね。就職活動も一緒です。服装や髪型、メイクまでもみんなクローンのように同じです。「リクルートスーツ」なる就職活動用のスーツはもはや制服のように一定で、少し変わったデザインで個性を出すなどはありえません。それなのに、面接では一生懸命自己PRをして個性をださなくてはいけないわけです。今まで個性を殺す教育をされてきたのに、いきなり自己PRで個性をと言われても困ってしまう学生も多いのではないでしょうか。小学校の頃から教育方法を変えて、周りの目をおそれずに堂々と個性を出してわが道を行ってもいじめられない環境作りがされるといいなと思います。

Continue reading...

幕を開ける

【漢字】幕を開ける 【読み】まくをあける 【意味】芝居の始まりに幕が開けることから、物事や行事も始りの時に用いる言葉。 【例文1】Jリーグ波乱の幕開け。 【例文2】オープニングは吹奏楽部の演奏で幕を開ける。 【例文3】チアリーディングのパフォーマンスで幕を開ける。 新しい時代の幕を開ける、そんな人物が持つ能力とは 日本で新しい時代の幕を開ける役割を果たした偉人とはだれか、と問われて一番多く答えに挙がってくるのは「坂本竜馬」ではないでしょうか。 竜馬は弱り切った幕府を倒すため、その対抗勢力であった薩摩藩と長州藩の同盟を結び、天皇に政権を返還し大政奉還することで 大きな争いや血を流さずに平和的に新しい時代を迎えることに尽力した人物です。 けれど、竜馬は自分が幕を開けた新しい時代がどんな世界であったのかをその目でみることなく、短い生涯を終えました。 そんな竜馬の、他の藩士にはなかった能力と言うのはどんな能力でしょう。 その時代、それぞれが皆、時代を良くしようと自分が信じた道を突き進み意見の違うものとはぶつかり合う、それが当たり前の時代でした。 ですが、竜馬が他の藩士と違う点はそこにあります。 竜馬は自分が信じた道があるにも関わらず何度もそれを自問自答し、色々な話し合いによって自分の志を変化させていきます。 もちろん真髄の部分は変わってないのですが、敵であろうと画期的な意見や斬新な技術は取り入れようと色々な人と出会い話を聞こうとします。 そういった柔軟さとヒラメキが、竜馬を開国や外交へ日本を向かわせる最大のエネルギー源だったのでしょう。 我々現代人が見習うべきところが、竜馬にはあると改めて感じますよね。

Continue reading...

亡羊の嘆

【漢字】亡羊の嘆 【読み】ぼうようのたん 【意味】逃亡した羊を追いかけて、分かれ道で見失って嘆くことから、学問の道が多すぎて迷うこと。 【例文1】選択肢が広く亡羊の嘆だ。 【例文2】県内進学か県外進学か亡羊の嘆だ。 【例文3】亡羊の嘆だったが、自分の選択は間違えてはいなかった。 日本は裕福な時代になり、少子化の影響も手伝って大学に進学する人間も多くなりました。 それによって将来の選択肢が増えることは良いことですが、選択肢が多すぎることも考えものです。 とくに情報化社会の現代ではさまざま情報があふれ、知らなくてよい情報まで知ってしまうこともあります。 自分に必要な情報を自分で判断して選ぶ時代になったことで選択肢は無数に広がり、それは行動の選択肢を広げることにもなりましたが、考えすぎて「亡羊の嘆」となってしまう人もいるのではと感じています。 人は考えすぎてしまうと不安なことが多く沸き起こり、臆病になり動けなくなってしまうこともあります。 いろんな情報やそれによって考えすぎる自分に振り回されてしまう現代だからこそ、あえて考えないことも大切だと感じています。 自分を見失ったとき、最も知るべきなのは氾濫するさまざまな情報よりも自分自身のことではないのかと思ったからです。 将来の事を考えて不安にさいなまれたり、過去のことを考えて後悔にむしばまれるよりも、今を見つめることが大事なのではないでしょうか。 「亡羊の嘆」は「列子・説符」にある中国の戦国時代、思想家・楊朱の隣家から1匹の羊が逃げ出し大勢の者が追いかけたが道がいくつにも分かれていたために取り逃がしてしまったことに対して楊朱が「学問も同じようにさまざまなものに分かれすぎていてそれぞれ根本の部分は同じなのにそれを忘れ理解ができなくなっている」と嘆いたという故事に基づいています。学問の道は多方面に分かれているので真理に到達するのは難しいということが転じて進路や方針がいくつもあって選択に迷うことを言います。以前、労務関係の勉強をしていたときに同じように感じたことがあります。労働法も多岐にわたっていて勉強を始めたころは混乱だらけでした。とくに年金法は改正に改正を重ねているので勉強すればするほどわからなくなるといった具合でした。人生においても選択の連続です。どの学校に進学するか、どの学部を選ぶか、どの会社の入社試験を受けるか、どの会社に就職するのかとずっとたくさんの選択肢の中から迷いながらも選んできています。何かを決断する時に選択肢が多いほうが良いことのように思いますが選べないほどたくさんの選択肢があると困ってしまいます。たくさんの選択肢の中からなるべく良い結果のでるものを選択したいものです。

Continue reading...

蛇ににらまれた蛙

【漢字】蛇ににらまれた蛙 【読み】へびににらまれたかえる 【意味】蛇ににらまれたら、怖くて動けないたとえから、身がすくんで逃げる事もできず動けない様子。 【例文1】遅くに酔っ払って帰宅した父は、蛇にらまれた蛙のように小さくなっていた。 【例文2】余計な事は言うなと目で合図され、蛇ににらまれた蛙だ。 【例文3】蛇ににらまれた蛙で勇気が出ない。 日本語の慣用句で、「蛇ににらまれた蛙」という言葉があります。 蛙、は「かわず」と読みますが、これはカエルのことです。 蛇は肉食ですので、大型になるとネズミもよく食べます。カエルも例外ではありません。 蛇ににらまれた、つまり狙われてしまうと、カエルは動けなくなり、食べられるのを待つだけになってしまうそうです。 このことから、「蛇ににらまれた蛙」とは、強者ににらまれ(狙われて)恐ろしくて動けなくなってしまうことを意味します。 小説など文章の中では出てくるかもしれない慣用句です。 例えば、「蛇」は恐ろしい鬼女房やクライアント、上司かもしれません。 「蛙」は逆らえない夫や会社、部下かもしれないのです。 何にせよ、この慣用句を使うときには、必ず上下関係が発生します。 「蛇」が上、「蛙」が下です。 自分が蛇ならまだマシですが、蛙ならたまったものではありません。 人間は、本来なら誰しも平等に生まれたはずです。 圧倒的強者に支配されているとき使うこの言葉ですが、こんな状況にはなりたくないものですね。 「蛇ににらまれた蛙」は「天敵に出会ってしまい、すくんでしまった状態」です。今風に言えば、固まった状態です。この言葉から連想するのは歌舞伎の「自来也(児雷也)」です。宋代の中国に実在し、盗みに入った家の壁に「我、来たるなり」と書き記したという盗賊「我来也」を元に歌舞伎や浄瑠璃になりました。そのお話は、肥後の豪族の子・尾形周馬弘行がその正体であり、越後妙高山に棲む仙素道人から教えられた蝦蟇の妖術(大蝦蟇に乗る、または大蝦蟇に変身する術)を使うことができます。彼の妻は蛞蝓の妖術を使う綱手(つなで)、宿敵は青柳池の大蛇から生まれたとされる大蛇丸(おろちまる)であり、児雷也・大蛇丸・綱手による「三すくみ」の人物設定はいろいろな物語、戯曲、歌舞伎などで使われています。1921年の映画『豪傑児雷也』は、日本初の特撮映画であり、主演した尾上松之助の代表作になりました。最近では漫画、アニメの「ナルト疾風伝」でその設定がなされていたり、戦隊シリーズの特撮もの「忍者戦隊カクレンジャー」でもスーパーヒーローとしてニンジャブラックジライヤが出てきて、若いお母さんたちやちびっこたちにも支持されていましたね。三すくみのうちの蛞蝓と蛙、蛙と蛇の関係は理解できますが、蛇が蛞蝓を嫌うのかどうかの真偽は定かではありませんが、その設定が三つ巴であるからこそ、面白いのだと思います。これからもどんな作品に、この設定が使われるか楽しみです。

Continue reading...