用を足す
【漢字】用を足す 【読み】ようをたす 【意味】満足する。用事を済ませる。 【例文1】銀行に行くついでに買い物の用を足す。 【例文2】ちょっと用を足してくる。 【例文3】先に用を足す。 用を足すとは、簡単に言えばトイレに行くことです。 人前ではなかなか、トイレに行くとは言えません。 トイレに行く用事のことを「用を足す」や、「お手洗いに行く」という表現で表すのは良い言葉だと思います。 隠語とまでは行かなくても、直接的な表現を避けたい場面はいろいろあります。子どもならばストレートに言ったほうがわかりやすいですが、エチケットとして、女性の場合は「お手洗いに行く」男性なら「用を足す」と婉曲な表現の方が良い場面が多いと思います。 トイレという言葉は昔からいろいろな言い方で言われてきたようです。 今は全く使われなくなった言葉もあります。 子どもの頃に親や祖父母が使っていた言葉が今でも記憶に残っています。 また、時代劇なのでも昔言葉として聞くことがあります。 かなり前になりますが、台湾へ旅行をする機会がありました。 当時の私は中国語を習っていたのですが、その時の先生が台湾人でした。 台湾では隠語として、トイレのことを1号と言っていたようでした。 そこで、台湾へ旅行に行った時に、知人宅でさっそくこの言葉を言ってみたところ、すんなりと意味が通じました。 しばらくこの1号の話題で盛り上がりました。 トイレはどこの国に行ってもありますが、その国や時代によって、さまざまな言い方があるのがとても興味深く感じました。 なんの用だったのですか、とは聞かないことがマナーというものです。 言うまでも無くトイレに用があったのは明白で、「足す」はスッキリ爽やかに出すものを出して満足したという意味です。 そのものずばりにトイレ・便所という人も少ないですし、場所によっては口に出すのもはばかられます。 お手洗い・厠などでもまだ直接的な表現に思えます。 化粧室といわれる場所がトイレだったりもしますし、お花を摘みに行くという少女漫画かと言いたくなる表現もあります。 ちょっと電話してくるなどと言われたら、素直にどうぞいってらっしゃいと答えるべきでしょう。 気にせずこの場でどうぞと返されようものなら、相手は察しの悪いあなたに「トイレに入ったら紙が無い」の呪いをかけかねません。 用事は口実で本命はトイレに行くことなのですから、席を一時的に立とうとするのを引き止めるのはダメです。 護衛や従者ではないのですから、ぴったり相手に張り付いて逐一行動を見守られても窮屈なだけです。 ヒロインはトイレになんて行かない、という発言でも分るように、神様か超越者でもなければ生理現象は止められません。 あまりに監視が厳しいと水分補給を我慢してまでトイレに行かずに済むようにする人もいますが大変危険です。 水を飲まない・トイレに行かないは、空気を吸わない・空気を吐かないと同じです。 無駄に取り繕うのは長続きしないので、婉曲表現を駆使してでも相手に自分の意図を伝える手段が必要です。
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