tedukurikotoba (2563)

雄弁は銀、沈黙は金

【漢字】雄弁は銀、沈黙は金 【読み】ゆうべんはぎん、ちんもくはきん 【意味】説得力をもって語るよりも、黙っている方が得策な場合もある。 【例文1】聞く耳持たないクレーマーには、雄弁は銀、沈黙は金だ。 【例文2】結婚式のスピーチでは雄弁は銀、沈黙は金だ。 【例文3】釈明会見は雄弁は銀、沈黙は金。 雄弁は銀、沈黙は金と言うことわざがあります。しゃべりの上手さは銀ほどの価値のあるものであり、沈黙は金ほどの価値のあるものである、と言う意味です。 日本ではベラベラと話すよりも黙っていた方が良い、と捉えられることが多いことわざですが、地域や時代にによって色々な観点があるのです。 沈黙は金、を余計なことをしゃべるな、口を滑らすな、と言う戒めの言葉とするのが今の風潮かと思われますが、「金ほどの価値のある沈黙を作れ」と言う薦めでもあります。 黙ってばかりいては場の空気が悪くなります。相手に気を使わせず、適度な相槌を打ち、穏やかな沈黙を保つ、それは確かに中々出来ない芸当で、まさに金と呼べるのではないでしょうか。 例えになっている二つの金属。 銀は様々な製品に加工され、あらゆる場面で役に立ちます。そう言った面で話をすると、銀は適材適所で使える形状になっていてこそ人々に必要とされるものです。しゃべりに関してもまた同じことが言えるのではないでしょうか。 対して沈黙に例えられる金は、一般的に細工に凝り、美しさを必要とされるものです。塊を置かれても魅力的には感じません。 やはり価値のある沈黙と言うのは言葉がなくとも洗練された仕草や雰囲気を持つものだと思う次第です。 「雄弁は銀、沈黙は金」ということわざがあるように、自分の意見や本心を言わずに済ませてしまうことが日本ではよくあります。では、このような態度のメリットとデメリットは何でしょうか。 まず、メリットとしては相手の感情を傷つけたり、怒らせたりする危険性がないということです。余計なことを言うことで、その場の雰囲気が壊れてしまうことは、しばしばあります。日本人は「和」を大切にするので、このような態度を持っていない人は、時として「空気が読めない人」とみなされ、集団や組織から疎外されてしまいます。 また、デメリットといては、自分の意見を言えないことによる不利益を被ったり、相手に誤解を与える可能性があるということです。公の場において、発言や反論をしないということは、しばしば「同意した」と暗にみなされることが多く、自分の立場が不利になることが多いです。特に、国際的な交流の場では注意が必要です。欧米では、「雄弁は金」という考えの人が多く、ガンガン自分の意見を主張します。グローバルに仕事や活動をする人は、どんどん意見を主張していかなければいけません。 結局のところ、状況に応じて「沈黙は金」と「雄弁は金」の態度を使い分けることが、上手に生きていくのには重要なことなのです。

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痩せの大食い

【漢字】痩せの大食い 【読み】やせのおおぐい 【意味】痩せているの人に限って意外と大食いである。 【例文1】彼女は痩せの大食いなのになぜ太らないのだろう? 【例文2】食べても太らないなんて痩せの大食いが羨ましい。 【例文3】彼女はスリムだが、見かけによらず痩せの大食いだ。 痩せの大食いという意味は言葉そのものです。 体が痩せているのに大食いという方は世の中にはたくさんいらっしゃいます。 私も以前は、大学で水泳をしていて、食べても食べても太らないという状態でした。 これは日常の水泳の練習で消費するカロリーと食事等で摂取するカロリーのバランスが取れていた状況であったためです。 最近は、運動をしていない状況であるため、太り気味です。 痩せの大食いという性質を生かし、たまにテレビ番組の大食い選手権をやっていたりますが、出場者の体型をみると、結構体が痩せています。 その体型とは裏腹に、たくさん食べるという状況を見ると、体の作りがどうなっているのか不思議でなりません。 また、痩せの大食いの方は、満腹中枢に異常をきたしている可能性や、胃下垂といったことも考えられます。 一方で、大食い選手権のようなテレビ番組は批判を受けやすい内容であると思います。 例えば、食べ物を粗末にしているとか、食べれない人たちのことを考えていない、という内容です。 私もよくこの番組を見ますが、出場者の食べ方も汚く、世間一般的な批判も理解できます。 ただ、痩せの大食いという特徴を生かした、タレントの露出は低くなってきていると思います。

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もぬけの殻

【漢字】もぬけの殻 【読み】もぬけのから 【意味】虫が脱皮した後の抜け殻のことで、つまり、逃げ去ったあとの隠れ家をいう。 【例文1】詐欺グループの潜伏先を突き止めて踏み込んだが、すでにもぬけの殻だった。 【例文2】やっと居場所を突き止めたのにもぬけの殻だ。 【例文3】情報が漏れ、犯人のアジトがもぬけの殻。 もぬけの殻とは中身が空っぽであることです。例文として、昔友達が住んでいた家を訪ねたらもぬけの殻だった。怪しい箱を意を決して開けてみたがもぬけの殻だった。というようにあっけらかんとした何もない状態なことがわかります。もぬけの殻のもぬけとは、ヘビやセミなど脱皮をする生き物の事を呼んでいて、人が亡くなった後に意識だけが抜かれていく体の事もいうことがあります。 最初は中身が詰まっていたものに使うことが多く最初から何もないものにはこの言葉は使いません。派生語としてもぬけるという言葉を使うと、外に出る、抜け出すのような解放感溢れる意味となります。もぬけの殻のもぬけは発音していて響きもよいですが、元の意味は抜け殻であることがわかりますね。最初はあったのにのちになってから無いとなると人は誰でも驚きます。その驚きがもぬけの殻には詰まっています。人に向かってその言葉を使うと失礼にあたるのでなるべく建物や場所に言うようにする必要があります。日常生活で使いやすく意味も伝わりやすい的確な言葉です。ヘビやセミの抜け殻を見た時にもその言葉をストレートに使うこともできるので、日本語はとても面白いということも理解できます。

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目が眩む

【漢字】目が眩む 【読み】めがくらむ 【意味】欲望に心奪われて正常な判断力をなくす。 【例文1】金に目が眩んで横領に加担する。 【例文2】安さに目が眩んで不要な物まで衝動買いする。 【例文3】儲け話に目が眩む。 目が眩むとは欲望にとりつかれて、正常な判断が出来なくなることです。これは、金に目が眩むと言うように金銭関係で使われることが多いですが、私と妻は、レジャーであるダイビングをしていて周りの綺麗さに目が眩み非常に怖い思いをしました。 ダイビングはタンクを背負って潜ります。その日は、はじめての沖縄ダイビングであったため、私も妻も興奮していました。実際に潜ってみると、あまりの綺麗さに特に妻は興奮しっぱなしで、歓喜の声をあげ、酸素を激しく消費していました。 いつもなら、冷静になって酸素の残りが少なくなったら上がることを選択するのですが、その日は、上がるのがもったいない意識から、残りが少なくなっても海底18メートルにとどまっていました。帰ると判断した時は、妻が息苦しいから助けてと言うサインを出した時でした。明らかに吐く息苦の量が少なくなってきたため、あわてて、私の酸素を二人で吸うことにしました。なんとか、水面まで戻ることが出来ましたが非常に怖い体験をしました。 目が眩むほどの良い体験をすることは、おおむねは良いことが多いです。 しかし、良いことの裏に隠された危険を察知しなければ、時として生命の危機にひんすることもあります。身をもって実感できました。

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虫唾が走る

【漢字】虫唾が走る 【読み】むしずがはしる 【意味】胸がムカムカするほど不快感を表す。 【例文1】あの人を見るだけで虫唾が走る。 【例文2】思い出しただけでも虫唾が走る。 「虫唾が走る」とは、胸がむかむかするほど不快なことを表す慣用句です。「虫酸が走る」とも書きます。では、「虫唾」あるいは「虫酸」とは一体何なのでしょうか。 胃液が逆流してきたときは、本当に不快ですよね。あの酸っぱい何とも言えない味は、できることなら味わいたくないです。そして、あの胃液が「虫唾」なのです。一説によると、昔の人は、あの酸っぱい液は、井の中に寄生虫が住んでいて、その寄生虫が吐き出す唾液だと考えたのです。だから「虫唾」と書くのです。または、寄生虫が出す酸っぱい液だから「虫酸」と表記するのです。 このように、漢字の表記が二種類存在するので、歴史的仮名遣いも二種類存在します。つまり、「むしづ」と「むしず」です。「虫唾」は「むしのつば」なので「むしづ」であり、「虫酸」は「むしのす」なので「むしず」となるわけです。ただ、現代では、「虫唾が走る」と表記し、「むしずがはしる」とひらがなで書くのが普通のようです。 実際の胃液は、胃で分泌される酸性の消化液なので、むしろ寄生虫や細菌などを殺菌する役割があるわけですが、そんな酸っぱい胃液を「体の中の寄生虫のせいだ」と考えた昔の人の発想はなかなか面白いですね。

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