tedukurikotoba (2563)

青菜に塩

【漢字】青菜に塩 【読み】あおなにしお 【意味】青野菜に塩をふるとしおれてしまうことから、それまで威勢がよかった人が急に元気がなくなる。 【例文1】彼は自信満々だったが、試験に落ちて青菜に塩状態だ。 【例文2】フラれるとは思ってなかったので青菜に塩だ。 【例文3】事業拡張に失敗して青菜に塩だ。 塩分の摂取量も重要なチェック項目なので、一回の食事・一日の総摂取量にまで気を回す人もいるくらいです。 そんな中でわざわざ青菜に塩をふりかけることがあるでしょうか。 せいぜいホウレン草を茹でるときに一つまみ鍋に入れる程度のものです。 冬場でも青々とした野菜が購入できるので、ことさら保存用にするため青菜の漬物を作る人もいるとは思えません。 味が薄ければ、酢やコショウ、ドレッシングなどでいくらでも調整がききます。 とりたてて青菜に塩をかける必要はないでしょう。 抽象的な意味での青菜に塩な状況は、実生活においてはそれほど珍しいものでもありません。 健康に気をつけ平穏無事を願っても、時として突然に塩のような待遇や事件は巡ってきます。 突然に襲ってくるのですから避けるのも難しく覚悟も足りていないのが普通です。 そのような状況で頑張れという言葉はきつ過ぎるので、気を落とさないようにと慰めるのが精々です。 一緒になって落ち込むとさらに鬱状態になるので、場か騒ぎする人もいますがこれも違うような気がします。 塩漬けの野菜を水で戻すように、時間をかけなければ元通りの精神状態に回復するのは難しいものです。 それでも野菜と違って人間はいつか立ち直らなければならないのですから人生は厳しいと言えます。

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わさびが利く

【漢字】わさびが利く 【読み】わさびがきく 【意味】気の利いた言動でピリッと引き締まる。 【例文1】彼女の発言はわさびが利いている。 【例文2】わさびが利いた言葉で元気が出る。 【例文3】わさびが利く発言で問題解決。 私はあの鼻につーんと来る感じが我慢ならないのでワサビが嫌いです。寿司もワサビ抜きを食べます。 わさびが効くとはわさびのようにピリッとした鋭さを持つものをいいます。 私の周りはおっとりした争い事が苦手だという人が多いです。 誰かが最初に意見すればそれに従います。たまにいやだなと思う事はありますが、揉め事が続くとママ友関係がなくなってしまうので、たいていは従います。 そんな似たもの同士の集まりですから、意見がまとまらない事もたまーにあります。こんな時はわさびが利いた言葉がほしいと感じます。 年長グループにはワサビを利かせるリーダーがいます。幼稚園の行事ごとがあると率先して役割分担を振り分けみんなで分担します。助かりますね。みんなできる事なら楽な仕事をしたいですからね。負担がかかる作業は人数を増やして軽い作業は一人二人に決めたいとわさびを利かせました。すると軽い作業にばかり人が集中しませんでした。とても頼もしく見えたので少しは私も見習いたいと思いました。

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禄を盗む

【漢字】禄を盗む 【読み】ろくをぬすむ 【意味】収入の割には実績や功績が伴っていない。 【例文1】禄を盗む議員は辞職願いたい。 【例文2】私的接待で禄を盗む。 【例文3】コネ入社で禄を盗む。 毎月受け取る給料に見合うだけの働きを全ての人が出来ているかと問えば疑問があります。 上司の指示通りに動いても、その働きが給料と同等がそれ以上の利益を出せていないと会社は破綻しかねません。 それでも帳尻があって会社が潰れることなく存続しているのは理由があるはずです。 働きが悪い人の分を覆い隠すように給料以上の働きをしている方々が居られるのでしょうか。 精々人並み、失敗などを含めれば人並み以下程度の働きしか出来ない身としては申し訳ないくらいです。 そのような人は会社の中に存在するのかと探してみても、何故か見つけるには至りません。 かなり昔の話ですが、バイトで運送会社の仕事をしていたときに取引先との人件費について書かれた書類を目にすることがありました。 その日の日給は7,000円程度だったのですが、人件費として相手側に請求していた額が一律に三万円という信じられない金額です。 仕事の内容は、持ち運ぶのに3人は必要な大型機材をトラックで運送し、搬入口から10メートルほど移動するだけでした。 階段など多少の高低差はありましたが、トラックに同乗している以外の実働時間は30分以下という禄を盗むが如き働きしかしていません。 いくら労働者の仕事に責任を請負うにしても法外すぎる請求金額に、人材派遣するだけでどれだけ儲かるんだとしばらく呆然としたものです。 結局のところ、労働者どころか会社が働き以上の対価を受け取っているという事実に社会の歪んだシワ寄せを痛感しました。 私達は働く中でお給料を頂く訳ですが、労働者はその賃金に対して仕事が割に合わないと言う事をよく口にすると思います。 そして少し目線を変えて企業側の立場からするとお給料に見合わない働き方つまり禄を盗むという状態の人がいるのも事実です。 しかし、お給料とは働く上で非常にデリケートな面でありだからこそ企業側も労働者に対してあまり強く出る事が出来ないのではないでしょうか? 労働者側は相談窓口などがよくありますが、人を雇い入れている企業側はそう言った窓口はまだ数が少ないと思います。 現代は労働者側の主張が優遇される時代です。 だからと言って企業側に不利益を与えてはならないはずです。 お仕事を頂けると言うことは本当にありがたい事です。 仕事があるからこそお給料を頂く事が出来るので労働者側はそれに見合った仕事を遂行しなければなりません。 私が禄を盗むという言葉の意味を初めて知った時はまだ社会人になりたての頃で今思うとまだなんの努力もしていないのに就職しただけで1人前になったと勘違いしていました。 頂くお給料に見合う仕事が出来るようになったのはきっと入社3年目頃です。 しかし下積みなくしては人は大きくなれません。 その為に研修中に頂いたお給料は企業側から従業員に対しての投資のような物だと私は思っています。

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溜飲が下がる

【漢字】溜飲が下がる 【読み】りゅういんがさがる 【意味】不満やねたみがなくなり、スッキリした気持ちになる。 【例文1】彼に言いたい事をぶつけたら、溜飲が下がった。 【例文2】嫌味な先輩が退職して溜飲が下がる。 【例文3】恋人と仲直りして溜飲が下がる。 溜飲が下がるとは、心配事やわだかまりが解消されて、気持ちが楽になることです。溜飲というのは、食べ物が胃に溜まり、酸っぱい胃液がのどに上がってくることを言います。 心配事などがあると、食欲も無くなり、なんとなく胃に食べ物が溜まっているような感じになることがあります。それを、言うことわざです。 例えばこんな使い方をします。いつも負けてばかりの相手に、今回の試合では勝ててやっと溜飲を下げたような気分だ、などと使います。テニスで錦織圭が ジョコビッチに勝ったような場面を想像すると良いでしょう。会社で仕事をするOLさんたちなら、こんな風に使うかも知れません。あの彼女、いつも自分がもてて私たちが駄目だと下に見ているけれど、この間あのイケメンに振られたのですって、などと使うことでしょう。 このことわざの使い方は、自分がいつもはちょっと下であるけれど、今回はそれ以上になれて、関係ある人にちょっと勝った気分ということなのです。人生の出来事全てに勝ち負けを付けるわけではありませんが、いつも良い思いをするという人は少なからずいます。そんな人よりも、少しでも上にいけたなら、それは溜飲を下げたことになるのです。ほんの少しの努力で溜飲は下げられるのかもしれません。 別に間違ったことをしたわけではない、叱られるようなことをした覚えもない、 だけど、なぜか叱られ、厳しいことを言われたときって、心の中がモヤモヤしますよね。 実力拮抗の相手と競っていた時、その相手が何かの都合でリタイアしたとします。 例え不戦勝であっても、勝ちは勝ち、喜ぶべきことなのかもしれませんが、 どうにも素直に喜ぶことができず、モヤモヤして憂鬱な気持ちになります。 叱られた原因や、厳しいことを言われた理由を知り、納得できればスッキリします。 同じ相手と実際に競って、改めて勝利を勝ち取ったときにも、晴れやかな気分になります。 このモヤモヤとした憂鬱を解消し、スッキリ晴れやかな気分になることを、溜飲が下がると表現します。 溜飲が下がる、この表現にある溜飲とは、 消化不良のときに喉元に上がってくる、すっぱい胃液のことです。 口から出そうで出ない、この胃液が上がってくる状態は、とっても気持ちが悪いですよね。 この溜飲が、喉元に上がってくることなく、胃まで下がってくれた時のホッとする安心感、 溜飲が下がるという表現は、この状態が由来になっています。 とはいっても、実際にこの表現を使用することは、私はほとんどありません。 「スッキリした」「気が晴れた」という言葉を使っています。 溜飲が下がる、などと言ったら「どういう意味?」と聞き返されてしまいそうです。 「溜飲が下がる」「溜飲を下げる」に使われている「溜飲」とは江戸時代の医学用語です。消化不良で胃から酸っぱい液が喉元まで逆流してきたり胸焼けがして何かが食堂に詰まった感じがすることがあります。それを「溜飲」と言います。「溜飲」が胃に下がるとモヤモヤとした不快感が消えスッキリと爽やかな気分になります。その状態になることを「溜飲が下がる」または「溜飲を下げる」と言います。では「溜飲が下がる」と「溜飲を下げる」は何が違うんでしょう。「溜飲が下がる」は不平・不満・恨みなどが消えてスッキリとした気分になることを言います。「溜飲を下げる」は不平・不満・恨みなどを解消して気分をスッキリさせることを言います。「溜飲が下がる」は自分の行動によって不平・不満・恨みが消えるのではなく自分以外の力が働くことによって不平・不満・恨みが解消されることのようです。反対に「溜飲を下げる」は自分の行動によって不平・不満・恨みを解消することのようです。どちらかというと「溜飲を下げる」の方が「してやったり!!」とスッキリしそうなのは私の意地が悪いからなのでしょうか。自分で不平・不満・恨みを解消するイメージからか平成19年に文化庁が発表した「国語に関する意識調査」では26.1%の人が「溜飲を晴らす」という間違った使い方をしていたそうです。

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良かれ悪しかれ

【漢字】良かれ悪しかれ 【読み】よかれあしかれ 【意味】良いにしろ悪いにしろ。どっちにしろ。 【例文1】良かれ悪しかれ、結果に従うしかない。 【例文2】良かれ悪しかれやるだけやってみよう。 【例文3】良かれ悪しかれ告白する。 良かれ悪しかれという言葉は時々使います。 どっちに転んでも結果を待つしかない場合などにも使っています。 人生は良い結果を望んでいても、必ずしもそうなるとは限りません。 また、その逆で必ず悪い結果にもなりません。 見栄方や捉え方で、良かれ悪しかれも変わってくるのかもしれません。 どんな結果だったとしても、全て良いという風に捉えることができるのならば、人生はもっと幸せに満ちたものになるでしょう。 逆にどんな結果になっても、悪かったと思ってしまうようならば、その人は非常に残念な人生の送り方をしているのかもしれません。 良かれ悪しかれでも、今ここにいることに感謝して生きることができれば一番良いのかもしれません。 しかし、ついいろいろな欲が出てしまったり、良い状態が当り前だと思ってしまいます。 どんなに良い状態だったとしても、それに不満を持ってしまえば、いつまでたっても良い状態になることはないでしょう。 悪い状態になってしまったと思っても、月日が経つにつれて、それで良かったと思える時が来ることがあります。 そう思えて初めて、良かれ悪しかれをもっと広く大きな気持ちで捉えることができるのかもしれません。 良かれ悪しかれ、今日を精一杯生きていきたいものです。

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