tedukurikotoba (2563)

顰に倣う

【漢字】顰に倣う 【読み】ひそみにならう 【意味】顰とは眉をしかめること。美人は眉をしかめても美人で、他の女性も真似てみたことから、むやみに人の真似をする。 【例文1】顰に倣っても彼女にはかなわないよ。 【例文2】顰に倣って失敗する。 【例文3】顰に倣って笑い者になる。 顰に倣うというと、すこしネガティブな印象になります。言葉の意味としては、真意も分からず他人の真似をするというものです。そのネガティブな印象は美人が眉間にしわを寄せているのを見た醜女が語源であることに起因していると考えられます。しかし、真意も分からず真似をする、それは間違いなのでしょうか。その点においてのみ私は必ずしもそうではないと思います。例えば電子レンジの中身を完全に知っている人はどのくらいいるのでしょうか。専門の人以外はガイドブックを読むなど、人に倣って使い方を覚えていると思います。なぜならばそれが効率的だからです。人は誰もが道具を使いますが、その中身を知る人は専門家だけです。多くの人は道具をブラックボックス(形式的な言葉なら関数)と捉えて、入力をして出力を手に入れているのです。電子レンジの場合、入力は例えば冷凍食品とボタンで、出力はご飯です。もちろん、電子レンジに興味があるならば学ぶべきでしょう。ですが、まず電子レンジをブラックボックスとして捉えて、次にその中身を知ることは学び方としては効率的ではないでしょうか。因果関係を正しく捉えた上で真似することは、とても重要なことだと思います。ただし、顰に倣うという言葉の内容においてだけなら、眉をひそめるという行為が意味のないものであり、これはここで議論したブラックボックスとは呼べないのでよくありません。眉をひそめると美人に見えるという因果関係が保証されていないことが、この言葉の肝になっているのです。電子レンジのように、保証されたブラックボックスだけを真似するようにするべきです。

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馬脚を露す

【漢字】馬脚を露す 【読み】ばきゃくをあらわす 【意味】芝居で馬の脚を演じる役者がうっかり姿を現わしてしまうことから、隠していたことがバレる始末。 【例文1】二股疑惑が馬脚を露す。 【例文2】年齢詐称が馬脚を露す。 【例文3】仮病が馬脚を露す。 演劇などで、馬の前脚と後脚部分を担当している人を馬脚と呼びます。 前脚はともかく、後脚は馬の骨格とは明らかに違うのでかなり不自然ですが、それでも客は馬として認識するように努めています。 これが何かの拍子に被り物がめくれるなどして隠れていた馬脚の人が衆目に晒されてしまうと芝居が台無しです。 隠すべきものを隠すことに失敗する、それがすなわち「馬脚を露す」ということです。 執念深い当局の追及の結果よりも、間抜けな失策により悪事が露見するといったイメージが「馬脚を露す」には適しているようです。 実力に見合わない地位に就いている者が、その不十分な力量が原因で失敗して世間にそれが知れ渡ることにもこの表現が使われます。 最近のシークレットブーツは巧妙に作られていますが、靴を脱ぐ段階になれば必然的にばれます。 女性ならはヒールの高い靴を履くことは誤魔化しでも何でもない一般的なファッションです。 男性が踵の高い靴をはいていたことが露見すると、足つながりもあって馬脚を露したの言葉に限りなく近づくことになります。 周囲を欺き自分の背丈を誤魔化していたことがばれるのは、悪いことをしていた訳でもないのに恥ずかしい経験になるでしょう。 もっとも知人からすれば人の背丈が急激に変化するはずがないので、秘密どころか既知の事実です。 武士の情けで華麗にスルーしてくれる可能性も高いです。 露すと書いてあらわすと読みます。馬の脚役をしていた役者がうっかいその姿を現してしまったことから、隠していたことが明らかになることを指すようになりました。隠していたことなので、主に悪事を明らかにするといった悪い意味に使われます。 悪事、といえば大げさですが、皆さんも馬脚を露してしまった経験はありますよね。些細な嘘がばれたり、隠していたことをひょんなことから漏らしてしまったりと色々あると思います。主に悪い意味で使われると言いましたが、隠していることは一概にも悪いことばかりではないはずです。語源となった馬の脚役も、本来は隠れていなければならなかったはずのもの。隠しておかなければならない物事、たとえそれが悪事であろうとも誰かを、何かを守ろうとする隠しごとはこの世にあるべきです。もし、そのようなことがある方は負い目を感じずにそのまま馬脚を露してしまわない努力を続けてください。 多くの人は隠しごとをするのは得意ではありませんし、正直さは美徳ともいわれます。しかし、そうだからといって隠しごとをまったくしないなどという人はいないでしょう。大なり小なりの秘め事はみなさんあるはずです。先にも言いましたが、それが真に隠すべきことなら馬脚を露してはいけません。そのまま隠し続けていきましょう。 「馬脚を露す」(ばきゃくをあらわす)は古代中国出典の言葉です。意味として、隠していた本性や悪事がばれる、明るみになってしまうという悪い意味です。同義語や類義語として、「尻尾を出す」(しりおをだす)や「化けの皮が剥がれる」(ばけのかわがはがれる)が有名ではないでしょうか。たまに誤用として使われることが多いもので、「馬脚を出す」(ばきゃくをだす)という表現がありますが、これは同義語や類義語として挙げました「尻尾を出す」との混同で、典型的な誤用表現ですので気をつけてください。「馬脚を露す」の語源や由来は、馬脚とは、芝居中に馬の脚を演じる役者のことであり、芝居中にうっかり馬の脚役である馬脚が姿を表してしまうことから、「馬脚を露す」の意味である、隠しておいたことが明らかになってしまうということを言うようになったことから生じました。具体的な使用例として、「普段おしとやかな彼女だが、酒の席での態度で馬脚を露してしまった。」と使います。「馬脚を露す」は同義語や類義語の「尻尾を出す」や「化けの皮が剥がれる」と違い、あまり聞き慣れない言葉かもしれませんが、「尻尾を出す」や「化けの皮が剥がれる」と一緒に覚えると便利ね言葉ですね。

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伸るか反るか

【漢字】伸るか反るか 【読み】のるかそるか 【意味】成功するか失敗するかわからないけど、思い切って挑戦してみる。 【例文1】伸るか反るか、彼女の提案を企画してみよう。 【例文2】伸るか反るか、行ってみよう。 【例文3】伸るか反るか、大勝負に出る。 人生の中で、伸るか反るかの選択を迫られることがあります。 私もこのような経験をしたことがありました。 どう考えても、安全策を取るのならば、目に見える安定したほうを選択したほうが良いのかもしれません。 しかし、それは目先の利益だけに目が行ってしまい、結局は失敗をしてしまうようです。 ですが、伸るか反るかの選択をする時、私はやはり自分の気持ちに正直になったほうが良いと思います。 目先の利益ではなく、目に見えないけれども確信的なものがあれば、自分の心に従った選択をすることで、それは成功していくのだと思います。 伸るか反るかの選択を誤ってしまうと、とんでもないことになってしまうことがあります。 後になって後悔しても、時間を取り戻すことはできません。 しかし、やり直しは利くと思います。 今までの失敗を学習して、次からは同じ過ちをしないように気をつけていけば、伸るか反るかの大勝負でも勝算はあると思います。 目に見える確実で安全な選択だけではなく、時には思い切って伸るか反るかの大勝負に出ることも必要なのかもしれません。 これは単なる博打ではなく、自分の本心に添って行動した結果がそうなったのだと思います。 しかし、どんな時でも最大限のリスクは考えておいたほうが良いでしょう。 伸るか反るかの大博打をした経験ことについて語りたいと思います。アベノミクスの初動時の300万円で勝負して1千万円になりました。これで調子ののったというか、ここしかないと思ってさらに上、億を目指そうと思いました。トータルで1800万円を持っていましたので、これを約5倍にすればと思いチャンスをうかがっていました。そこに一方的な円安がきました。まだまだ円安に進むだろうと思いましたので、これにかけよう、生で億を目指せるのは今しかないと思いました。やったのが株資金を担保にFXで大勝負。FXは最大25倍ぐらいまでレバレッジをかけることが出来ます。最初は10倍ぐらいのレバレッジにしていましたが、年末に向けてどんどん円安になっていっていたので、ロングポジションを建てました。実際に予想は的中し、含み益に500万円くらいになりました。そこでやめていればよかったのですが、目標は億。その含み益を使ってさらにポジションを上積み、含み益が出てもさらにポジションを膨らませていきました。最終的にレバレッジを使って3億円分のポジションをもっていたと思います。 このまま、一気に勝負を決めて億の世界へと思って、伸るか反るかの大博打でした。 結果は・・・・。やっぱり、これはやってはいけないことでした。

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猫を被る

【漢字】猫を被る 【読み】ねこをかぶる 【意味】本性を隠しておとなしいフリをする。 【例文1】気になる人の前だとどうしても猫被りたくなる。 【例文2】合コンでは当たり前のように猫を被る。 【例文3】上司の前だけ猫を被る。 「猫を被る」の意味は、表面的に優しく接していても、裏では人が変わったように人に接することで、世間では悪いイメージで使用される印象です。社会人においては、時としてそのような猫を被った人間が、上手く出世していると感じています。 会社では取引先はもちろん、上司とも上手く付き合っていくために、自分の気持ちを押し殺す場面が必ずあります。仕事を円滑に進めていくためにも、そうした人たちとの接し方も重要です。人間関係は合う合わないがあり、その合わない時には猫を被ることで現状を打破できるかも知れません。 私の同僚で、嫌な上司にや社長に対して猫を被ることが非常に上手い方がいました。上司のそばにいるときは何でも雑用をこなし、命令にも一つ返事で仕事を行うような方です。しかし、上司が席を外すと私たち同僚に「あいつと話すの疲れた」と悪口のような愚痴をこぼし、上司への態度が一変しました。 その後も同僚の猫被りは続いていき、すっかり上司に気に入られた同僚は、会社において最年少で部署リーダーに任されるなど順調に昇給していきました。世渡りが得意な方は、例え嫌いな人間と接する場合にも、上手く切り抜ける術を持っているなと感じます。

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日進月歩

【漢字】日進月歩 【読み】にっしんげっぽ 【意味】常に進化し続けている。 【例文1】現代の医療技術は日進月歩だ。 【例文2】家電用品が日進月歩だ。 【例文3】若者の流行が日進月歩だ。 漢字検定は2級までの難易度と準1級からの難易度はまるっきり違います。 子どもの頃から漢字検定を受けており、漢字が得意だった私は2級に合格した時点でなんとなく1級も受けてみたくなり、参考書を手にとりました。 漢字は得意だという自負があったため、高をくくっていた私でしたが、最初に出てきた問題から全く分からず、それどころか1問も理解できる問題が無かったことにショックを受けました。 そのときに、今まで学んできた漢字は全体のほんの一部に過ぎないということを感じました。 自分が井の中の蛙であったことを痛感し、だからこそ知らない漢字をもっと知ってみたいという気持ちが強くなり、漢字検定1級の勉強を始めることにしました。 しかしその勉強は今までの漢字の勉強とは範囲も難易度も桁外れで、まるで宇宙を解明するかのようで気の遠くなるような果てしなさを感じていましいた。 自分なりの勉強法を模索しながら受験しては不合格を繰り返し、いくらやっても合格できない自分は成長していないのではと心が折れそうになるときもありました。 しかしそれでもなんとか勉強を続け、合格する事が出来ました。 試験自体にそこまで手ごたえを感じていたわけでもなかったのですが、知らない間に自分が少しづつ成長していたのだと日進月歩を感じました。 日進月歩という四字熟語、一度は耳にしたことがありますよね。しかしこの意味をきちんと把握できているでしょうか。正確な意味は日を重ね月を重ねるごとに進歩をすること、また止まることを知らず急速に進歩することを言います。日進も月歩も進化を遂げる意で重ねて用いることでその意味を強めています。 しかしこの言葉、簡単な意味ながら誤って使用されるケースが稀にあります。それは一歩一歩ゆっくりではあるが着々と進んでいる、という意味です。 進んでいることに意味として違いはありませんが、それがゆっくりとしたものであるならば厳密にいうと日進月歩ではありません。ある程度のスピード感を持って進む事柄に対して使われるのが、本来の形であると思います。 また、漢字も間違えやすいと思います。日新月歩と書いてしまう人もいるからです。ここはきちんと押さえておきたいところですね。反対語に、一進一退があります。この言葉も「一進一退の攻防を繰り広げる」などとよく見かけますね。 基本的にポジティブな意味合いの四字熟語ですから、使う機会も限られずよく認知されているのかも知れないですね。使用上の少しのミスだけ注意して、適切な場面でうまく使ってゆきたいものです。

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