tedukurikotoba (2563)

片鱗を示す

【漢字】片鱗を示す 【読み】へんりんをしめす 【意味】才能の一部を見せる。 【例文1】彼のバッティングは将来大物打者の片鱗を示す。 【例文2】子どもの頃から可愛い彼女はモデルの片鱗を示す。 【例文3】物覚えが早い息子は職人の片鱗を示す。 魚であれば鱗一枚、鳥であれば羽毛一枚でも、およそどの程度の大きさなのか想像がつくことから「片鱗を示す」という言葉が出来たようです。 実際にスズメとカラスの羽根を比べてみれば一目瞭然でしょう。 爪やら髪からどのような人間かを言い当てるようなプロファイリングは凄いですが、ここでは取り上げる話題ではないです。 人間でいうところの鱗一枚は、その人物が持つ才能の一部を意味します。 重要なのは一部を垣間見せることで、全体の大きさを想像にお任せするという辺りでしょう。 試合などで運よく全力を出すことに成功した結果が、実力の片鱗と思われたならば儲けものです。 勝手に過大評価して対戦相手が萎縮してしまうことすら期待したくなります。 実際には片鱗どころか、全体像をまるっと把握された上でいいようにあしらわれるのが普通です。 余程の大人物、大器でなければ片鱗などという言葉が使われることはありません。 そのように才能に恵まれた人間がさらに努力して才覚に磨きをかけるのですから凡俗の及ぶところではないというものです。 偶然の成功を才能の片鱗と見せかけて、ハッタリをかますに終わるのが精一杯です。

Continue reading...

武士は食わねど高楊枝

【漢字】武士は食わねど高楊枝 【読み】ぶしはくわねどたかようじ 【意味】武士は食事ができなくても食べてきたかのように爪楊枝をくわえる姿から、痩せ我慢している様子をいう。 【例文1】お金がなくて武士は食わねど高楊枝でダイエット中だとごまかした。 【例文2】独り身でクリスマスシーズンは武士は食わねど高楊枝で率先してシフトを入れる。 【例文3】周りは既婚者ばかりだが、自分は仕事が生きがいだと武士は食わねど高楊枝。 私は「武士は食わねど高楊枝」という言葉を聞いて、身分やプライドが最優先しているように思いました。 確かに身分やプライドも大切だとは思いますが、やはり人間が生きていくためにはまずは食べなければなりません。 逆に言えば、身分が高く、プライドがあるからこそ、空腹でもそのように見せられないというのもあるかもしれません。 倹約志向の延長なのかもしれませんが、空腹を我慢してまで質素倹約する必要はないと思います。 当時の人たちは身分に限らず、食事は今よりも質素だったのだと思います。 しかし、だからといってあたかもごちそうをたらふく食べたという自分を演技しなくても良いのではないかと思いました。 私も以前は食べられない時期がありました。 人間は本当に食べられなくなった時、初めてプライドを捨てることができるのかもしれません。 やはり食べてお腹を満足させてから、身分やプライドを追及していくべきだと思います。 食べるものがないのなら、自分で食べるものを作るなど、まずは食生活を確保したほうが良いでしょう。 見栄やプライドはそれからでも遅くはないでしょう。 身分格差があるから、こういった無駄な見栄やプライドを持たないといけないのかもしれません。 これは今の時代にも言えるような気がします。

Continue reading...

一泡吹かせる

【漢字】一泡吹かせる 【読み】ひとあわふかせる 【意味】予想外の事をやってのけ驚かせる。 【例文1】新商品の開発でライバル会社に一泡吹かせる。 【例文2】馬鹿にした奴らに美人の彼女を紹介して一泡吹かせる。 【例文3】いつか一泡吹かせてみせる。 時代劇で「こいつをネタに一泡吹かせてやるぜ」などというセリフを小者が使うと、お約束どおりに安定して失敗します。 一泡吹かせる程の驚愕をさせるには、それ相応の準備や手回しが必要なのです。 大抵の小者は碌な調査もせずに準備もそこそこに単純な計画を立てて期待通りに失敗します。 視聴者からすれば「何やってるんだ。馬鹿すぎる。自分ならばもっと上手くやる」という感想がもれてきそうです。 客観的な立場から見るとき、人は冷静な判断を下せますが、実際に自分が行動する段階にいたっては雑な憶測をもとに適当な計画で実行に入ります。 当然の如く失敗して、失敗した事実をさも想定外の天変地異のように驚き、周囲から呆れられるのです。 悪意をもって人を驚かそうなどとする輩は、他人に迷惑をかける前に大失敗してくれと願わずにはいられません。 それでも人を驚かしたいと考えるならば、地道な努力で真っ当な人間になることをお薦めします。 だらしない人間が日々規律ただし生活を送る、粗暴な人間が周囲への配慮をするようになる、口やかましいだけの人間が思慮深い発言をする。 一泡吹くどころか驚天動地の異常、空から槍でも降ってくるのではないかと恐れおののかれる事でしょう。 「一泡吹かせる」という言葉をよく耳にしますが、予想外の行動や意表をついて相手を驚かせる意味があります。 私は格上の相手に使う言葉というイメージがあります。他者の開発した製品に売り上げで劣勢を強いられた企業が、社運を掛けて制作した新商品でライバル企業に一泡吹かせるなど、ライバルとなる相手に抵抗しる意味合いも存在すると思いますね。 嫌いな上司に対しても「いつの日か業績を上げて一泡吹かせてやる」と思ったことがあります。見返すという意味もありますが、憎み相手を見直させる、または敵をとる使い方もできるのではないでしょうか。戦いをテーマにした映画作品などで頻繁に使用される場面を目撃しています。 そのように「一泡吹かせる」という言葉には「恨み」も含まれますね。相手に強い恨みがあればあるほど、この言葉を使用するのではと感じます。相手を倒したい気持ちが短い文章で全面に伝わってくるので、使い所が多様で便利だと思います。 対抗心をむき出しにするのは良いことですが、毎日のように一泡吹かせることを目指すことは簡単なようで難しいです。発せられて嫌になるような言葉ではないので、これから時代が進んでも使い続けられると思いますね。

Continue reading...

熱しやすく冷めやすい

【漢字】熱しやすく冷めやすい 【読み】ねっしやすくさめやすい 【意味】夢中になってはすぐ飽きる。 【例文1】熱しやすく冷めやすいので趣味がコロコロ変わる。 【例文2】どんなに好きでも嫌な部分が見えると熱しやすく冷めやすい性格だ。 【例文3】恋愛に対して熱しやすく冷めやすい。 私は自分が本当にやりたいことを見つけるまでに約10年かかりました。 それまでは興味があることはすぐに見つかるものの、熱しやすく冷めやすかったので、やってはすぐに飽きてしまう状態が続きました。 周りの人からも長続きしない人というイメージを持たれていたと思います。 自分でもそういうイメージが嫌で、必死で長く続けたいことを探していたのですが、なかなか見つかりませんでした。 世の中には熱しやすく冷めやすい人というのがいるものです。 しかし、それは本物を見つけるまでの期間にすぎないのかもしれません。 熱しやすく冷めやすいというのはあまり良い印象は受けませんが、人生を長い目で見れば、こういう時期もあっても良いのではないかと思っています。 私は今まで数多くのことをやってきました。 どれも中途半端でしたが、その経験が今に役立っていると思います。 熱しやすく冷めやすい人というのは、見方を変えれば好奇心旺盛な人だと思います。 そのため、良い点を見れば、いつもワクワクした毎日を過ごせているのではないかと思います。 熱しやすく冷めやすい友人がいました。 好きな人ができたと報告を受けた翌月には、もう嫌になって別れたの繰り返しをしていました。 じゃあ、彼女がとても嫌な奴かというと友人として付き合うにはとてもいい関係でした。 とても行動力のある女性で、常に周りの目を気にする私には彼女の行動力がうらやましく映りました。 彼女は一瞬で恋に落ちる女性でした。 またいつまでも少女のままのような人でした。 熱しやすく冷めやすい人は、一瞬で恋に落ちるともう相手の理想像が確立しているようでした。 自分が好きになった人は自分の理想としている男性だと思い込んでしまいます。 そのためその理想から少しでも外れた行動や言動があると一気に熱が冷めてしまうようです。 そのため顔がすごくタイプで気に入るともう中身も自分の想像通りの人だと決めつけてしまいます。 そしてすぐに好きになってしまいます。 でも付き合ってみると、理想とは違う部分が見えてきてすぐに分別れてしまいます。 相手にとってはいい迷惑な女性だったと思います。 勝手に理想を押し付けられて、そこから外れてしまうと一気に嫌われてしまうのですから。 よく彼女の彼氏からなんで避けられてるのかわからないといった相談を受けました。 私はああ、またかと思いながら話を聞いてあげて、彼女に報告がてら迷惑料でランチをおごらせていました。

Continue reading...

二兎を追う者は一兎をも得ず

【漢字】二兎を追う者は一兎をも得ず 【読み】にとうおうものはいっとうもえず 【意味】欲張って二つ同時に叶えようとすれば、どちらも失敗するものである。 【例文1】二股がバレ、二人にフラれた。二兎を追う者は一兎をも得ず。 【例文2】二つの物をキープしていたら売り切れてしまい、二兎を追う者は一兎をも得ず。 【例文3】休日に安いDVDを10枚借りたが、見終える事なく返却した。二兎を追う者は一兎をも得ず。 二兎を追う者は一兎をも得ずという言葉を聞いたことがある方は、たくさんいると思います。二つのことを一度に手に入れようとして、一つも取れないことを指す言葉ですね。 私はこの言葉を欲張ろうとする方を皮肉っていると感じています。ギャンブルでもそうですが、世の中で成功する、または成功しない方は「二兎を追う者は一兎をも得ず」で明暗が分かれるでしょう。 当たり前ですが、例え二兎を追って百兎を得たとしても絶対に長くは続かないですよね。人生が上手く行っている方は、一兎を追って上手く行けば二兎と割り切って行動している気がします。計画性を持つことでリスクを減らすことも時には大切なようです。 成功者とそうでない者を表す言葉として知名度からも適している言葉ではないでしょうか。この言葉を使用すれば欲張って失敗することを抑制できるかもしれません。昔から伝わる教訓のような印象も受けますし、文面やリズムからも完成された言葉だと思います。 長い言葉ですが、非常にシンプルで分かりやすい意味ですよね。小さなお子さんから大人まで幅広く使われて、まるで先生のような存在ではないと考えられます。日本語の奥の深さや面白さもこの言葉には詰まっています。

Continue reading...