tedukurikotoba (2563)

うだつが上がらない

【漢字】うだつが上がらない 【読み】うだつがあがらない 【意味】なかなか出世しない、向上しない。 【例文1】これだから、いつまで経っても君はうだつが上がらないんだよ。 【例文2】性格に問題ありでうだつが上がらない。 【例文3】ノルマが達成できずうだつが上がらない。 「うだつが上がらない」とはいつまでも出世出来ず、地位も向上せず、金銭的にも恵まれず生活が良くならないので幸せになれない事を意味します。 その語源にはいくつかの説があります。まず「うだつ」というのは元々は密集している町家などで見る事が出来ますが、火事になった時に燃え広がるのを防ぐ為に作った仕切りを指します。その後飾りとしても使われる様になっていきました。その「うだつ」は梁と棟木の間に立てる柱なのですが、構造上上から押さえつけられている様に見えるので「うだつが上がらない」と言われるようになったのが一つです。他にはその「うだつ」自体が無い家を指し、棟上げも出来ないくらいの境遇に置かれているという意味から使われているという説が二つ目です。他にもありますが、この二つが有力視されています。「いつまでもうだつが上がらない人と一緒にいては幸せになれない」の様に使う事が出来ます。 「うだつが上がらない」はあまり自分には使われて欲しく無い言葉ですが、古い町並みが残っている所に出かけた時は是非町家を見上げてみてください。徳島県美馬市などでは「うだつの町並み」を掲げて昔ながらの「うだつ」を大切にしています。他にも岐阜県美濃市では「うだつの上がる町並み」として観光地にもなっています。「うだつを上げる」為に尋ねてみるのも良いかもしれません。皆様の「うだつ」が上がる事を心より願っています。 先日、内の小学6年生の子供が学校の先生から、うだつが上がらないなー!と言われたらしく私に質問して来ました。 先生からうだつが上がらないと言われる事は、余程子供に悪い行いがあったのかと思い、何をしたら言われたのか子供に質問しました。 どうやら、宿題や課題の提出物を忘れる事が多いとの事で、先生から注意されているみたいです。何回か先生から注意され、子供も心を改め提出物を忘れないようにしていたのですが、何かしら忘れてしまうので言われたと思います。 うだつが上がらないと言う言葉は、言われたら恥ずかしい事なので、子供に言葉の意味を教えながら、提出物をしっかりするように注意しました。 注意するだけでは改善されないので、親として教育する為にも毎日確認するようにしていて、最近ではしっかり自分でやれるようになりました。 内の子供はプライドが高いらしく、うだつが上がらないと言われた事が心に響いたみたいです。この言葉は、言われたくはない言葉ですが、良い結果に繋がったので良しとして、今後人から言われないように教育していこうと思っています。 人の心を動かすのは、怒鳴ることや言い聞かせるなどをしなくても、その時相手にとって意味のある言葉を伝える事が大切なんだなと思います。

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息を殺す

【漢字】息を殺す 【読み】いきをころす 【意味】呼吸を抑えてじっとしている様子。 【例文1】かくれんぼで息を殺して隠れる。 【例文2】バスジャックに遭い息を殺す。 【例文3】警察に追われ息を殺して潜む。 「息を殺す」とは比較的聞いた事のある言葉だと思いますが、その意味はどういうものかご存知でしょうか。この言葉は慣用句の一つで、呼吸を抑えてじっとして物音を立てない事を意味します。殺すというとちょっと物騒な響きですが、ここでの意味は生命を奪うという意味ではなく息をさせない(=してない程静かにする)という意味になります。ところが「息」という言葉は古代ギリシャ語で「プシュケー」といい、その意味は命や魂を指します。日本でも「生きる」から派生して生まれたのが「息」です。語源から考えると「死んだ様にする」とも取れます。 使い方としては「見つからない様に息を殺して彼が通り過ぎるのを待った」「物音が聞こえた気がしたので暗闇の中で息を殺してじっと様子をうかがった」などの使い方をする事が出来ます。ちょっと緊迫した状況で使えそうな慣用句です。あまりそんな状況には身を置きたく無いものですが、文章を書く方はさらっと書ける様にしておくと静かだけど緊迫した状況を描く事が出来そうです。「息」を使った慣用句は沢山ありますが「息を凝らす」「息が詰まる」「息をのむ」など似ているようで微妙に違う使い方をするものもあります。混同しない様にして使う様にしましょう。

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灰汁が抜ける

【漢字】灰汁が抜ける 【読み】あくがぬける 【意味】前に比べて穏やかになる。 【例文1】厳格だった父は年を取って灰汁が抜ける。 【例文2】結婚して子どもが出来ると灰汁が抜ける。 【例文3】母性本能が出て灰汁が抜ける。 仕事の勤務態度について今まで厳しかった女性や、友人に対してたまに厳しい一言を放つような女性が、いつの間にか穏やかになっていたという経験はありませんか。その女性が変わってしまったのは、何かしらの切っ掛けがあったはずです。では何が切っ掛けなのかというと大小色々あると思いますが、女性の場合ですと特に『結婚』や『出産』が切っ掛けであることが考えられます。このようなライフイベントによって、灰汁が抜ける女性がいると見受けられます。 なぜ結婚や出産が切っ掛けになりやすいのかと言うと、大半の女性にとって『結婚』と『出産』は夢であるからだと思われます。その夢が叶ったがために、穏やかになりやすい傾向があると見えます。結婚であれば結婚式で着るウェディングドレスのことで頭の中がいっぱいになるでしょうし、出産ともなれば自分のお腹から子どもが産まれるわけですので、その幸せ具合はなかなかのものではないでしょうか。 もちろん他にも、結婚や出産以外のことが要因となって、灰汁が抜ける女性だっていると思います。ですが女性が穏やかになりやすい切っ掛けとして『結婚』と『出産』が抜きんでていると言えるのではないでしょうか。女性にとってそのくらい、『結婚』と『出産』は大きなライフイベントだと思えます。

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渡る世間に鬼はない

【漢字】渡る世間に鬼はない 【読み】わたるせけんにおにはいない 【意味】世の中には非常識な人ばかりでなく親切な人もいるもの。 【例文1】大都会にも渡る世間に鬼はいないと実感した。 【例文2】渡る世間に鬼はないので老後は安心だ。 【例文3】渡る世間に鬼はないと願う。 私は今まで見ず知らずの人にたくさん助けてもらってきました。 まさに「渡る世間に鬼はない」を実感しています。 この言葉に似たようなタイトルのドラマがありました。 あまりにも長いドラマだったので、もしかしたらこのドラマのタイトルがことわざだと勘違いしている人もいるのかもしれません。 しかし、鬼はなしと思っていきたほうが、人生は明るくなりますし、救いようがあります。 もし、鬼がいたとしても鬼から自分を助けてくれる人が必ずいると思います。 鬼だらけと感じている人は、やはりどこか他人を頼っていて何とかしてくれると思っているのではないかと思います。 確かにあのドラマでは、いくら身内とは言え、人の財産をあてにしているような人もたくさん登場していました。 このドラマではいろいろな意味で人生の勉強になったと思っています。 渡る世間に鬼はないとは、鬼はいないというわけではなく鬼ばかりではないといった意味です。 悪い人ばかりじゃない、情け深い人や親切な人もいるということらしいです。 では10年以上続いた橋田寿賀子さんの「渡る世間は鬼ばかり」はどうでしょうか? あのドラマには、実はいい人ばかりで心から悪い人は一切出てこないです。 そう考えると、鬼といわれてる人にもいいところはあって本当の鬼はやっぱりいないのでしょうか? 他人には鬼でも家族にはいい人だったり、鬼のような事件を起こしてもどこかに人間としての良心をみんな持っているのかもしれません。 この「渡る世間は鬼ばかり」のドラマは本来の渡る世間に鬼はないの意味合いよりもとかく人間関係では苦労させられることが多いというぼやきの意味が込められていたようです。確かに次から次へとよくもまあ問題が起こるものだと思うくらいごたごたが絶えないドラマでした。 でもあのドラマはめんどくさい人間関係も人間の実は持つ優しい部分だったり、愛情だったりがどうにか試練を乗り越え解決してくれていました。 現実もそううまくいけばいいですけど、なかなかそうもいきません。 特に嫁姑問題は確執は深くて・・。義母は本当は人間じゃなくて鬼なんじゃないかと疑いたくなります。

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論功行賞

【漢字】論功行賞 【読み】ろんこうこうしょう 【意味】功績に応じた賞を贈る。 【例文1】業績からみると論功行賞は彼が適任だ。 【例文2】今月の論功行賞は売上1位の彼女に間違いない。 【例文3】論功行賞を頂いた。 論功行賞とは、功績や手柄を調べて、それに見合った褒美を与えることを言います。論功は功績や手柄の程度を議論して褒美を決めること、行賞は褒美を与えることを意味します。特に戦国時代は、その戦いで大きな手柄(敵兵を何人殺したとか、敵将の首を取ったとか等々)に対して、金品や馬、土地や官位などが与えられました。 現代においては、大きな手柄(大きな契約を取ったとか、会社の名を上げるような仕事をした等)を上げので、即役職に付けるということは、あまりありません。なぜなら、役職とは功績を挙げることはもちろんですが、もうひとつ大変大切な事があるからです。それは、自分の部下の管理です。これができなくては現代社会において管理職にはつけません。TVのニュースなどを見ていると、この人事は露骨な論功行賞ではないかなどという言葉を聞くことがあります。これは、たった一つの功績で役職に就いたが、その人には部下の管理能力がないのではないかというような意味が含まれています。 確かに、大きな功績を挙げた場合には、褒美を上げることは悪いことではありません。他の人たちのやる気を起こさせる力にもなることでしょう。ですから、褒美は地位ではなく、賞金等が良いのかもしれません。

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