tedukurikotoba (2563)

悪戦苦闘

【漢字】悪戦苦闘 【読み】あくせんくとう 【意味】非常に苦しい戦い。困難の中努力する。 【例文1】今日の試合は悪戦苦闘だったが、どうにか勝てた。 【例文2】赤ちゃんの面倒を見るのは悪戦苦闘だ。 【例文3】ログハウス作りは悪戦苦闘の毎日だった。 毎年年末になると、かなり忙しくなっていました。 特に大掃除を何度もやらなければならずに、それが毎年恒例のことでした。 最初に職場の大掃除を終えて、無事に年末年始の休暇に入ります。 しかし、そのあと家の大掃除を行い、さらに実家に帰ってからも、一番大変な大掃除が待っています。 実家では私が大掃除をするのを待っているようで、毎年大晦日に帰省しても、まずは大掃除をしなければなりません。 1年掃除をしていな場所を掃除するのはかなり大変な作業です。 汚れはこまめに落とせば、すぐに落ちますが、さすがに1年も溜めていると、力を入れてもなかなか落ちません。 特にキッチンや洗面所、トイレ、そして浴室の掃除をしなければならないので、次から次へと息つく暇もなく掃除を行います。 終わった頃には夕方、もしくは夜になってしまっています。 持病の腰痛もかなりひどくなり、しばらく動けない状態です。 1時間程度休んだ後で、ようやく大晦日の夕食をごちそうになります。 毎年のことでしたが、さすがに年末に立て続けに3か所の大掃除は大変でした。 特に実家の大掃除は水周りだけではなく、部屋も掃除しなければならずに、毎年悪戦苦闘していました。 年末の大掃除があまりにも大変なこともあり、他の時に実家に帰省した時も、少しずつ掃除をするようになりました。 家にはパソコンはあるのですが、パソコンに記録してある文章や写真を印刷するプリンターがありませんでした。 プリンターは高い物ででしたが、最近大分安くなったので、購入する事にしました。 ネットで探してみたら、スキャナーとコピー機能が付いた複合機が何と6000円台で売られていたのです。 これはお買い得だと思い、直ぐにこの機種を買い求めました。 購入してしばらくの間は、問題なく印刷が行えていました。 ある時紙詰まりが発生してしまい、その後から歪んで印刷されたり、縞模様が印刷されるようになってきました。 ネットで調べてみた所、プリンターの内部にあるエンコーダーフィルムの汚れで、このような症状が出る事があると書いてありました。 それでもしやと思いプリンターの内部を見て見ると、そのエンコーダーフィルムが汚れていたのです。 原因が分かったので早速、悪戦苦闘しながら綿棒を使ってこのエンコーダーフィルムを掃除してみました。 すると症状はなくなり、以前と同じきれいな印刷が出来るようになりました。 一生懸命、夜を日に継ぐとまでいかなくても残業までして仕事をしていると、ふと疑問に思うことがあります。 これだけ苦労しているなら相応の儲けや報酬があってしかるべきだが、最終的に会社や自分は働きに見合った成功報酬を手に出来るのだろうか。 結構したっぱな身分にも拘らず会社の損得までも無駄に気に掛けるあたり、なんとも自身の器が小さいような気がします。 実際のところ、説明や説得に終始していて仕事を始める前段階で悪戦苦闘しているだけのように思えてきます。 大体にして会社や私が儲かったところでそれが何だと言うのでしょう。 社会に貢献するとか法令順守とか御立派な社訓を掲げていますが、実際にはホワイトどころかブラックに近いグレーな職場です。 法令順守が怪しいことは、定時に帰れず連日の残業をしている労働者がここにいることで証明されています。 となれば社会への貢献についても本気かどうか察しがつくというものです。 もっと人間ひとりひとりが、行政や福祉や国際平和について深く考えるべきなのではないでしょうか。 と、十分に逃避的な思考を終えたところで、目前に積み上げられた仕事に意識が戻ってきます。 長時間仕事に集中していたのだから、少しくらい益体のない事に考えを巡らせてもいいじゃないか、と自分自身に言い訳をしておきます。 胃があれない程度に濃いコーヒーをちびちびと舐めるように飲みつつ、結局は仕事を再開する位置につきました。

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罠にかかる

【漢字】罠にかかる 【読み】わなにかかる 【意味】相手の策略に騙される。 【例文1】まんまと罠にかかる。 【例文2】ネズミが仕掛けた罠にかかる。 【例文3】犯人がおとり捜査の罠にかかる。 どちらかというと策略をめぐらして罠にかけるのは悪役の役割で、罠にかかるのは主人公側が圧倒的に多いようです。 そもそも主人公が人を陥れる計画を思案して実行に移すなどイメージがあまりにも悪すぎます。 ダークヒーロー的なポジションならばそれも許容できますが、主人公イコール正義の味方が王道というもので皆もそれを期待しています。 ならばどうやって悪役が懲らしめられるかと言うと、策略を実行に移したものの察知された上に逆手に取られて自滅もしくは大失敗をするという筋書きが使われます。 これならば主人公の手は真っ白、悪者は自分で勝手にコケて痛い目にあうことになり観客も納得します。 しかしこのようなストーリーは構成にかなり問題が発生します。 悪役が秘かに進めていた謀略を主人公が知ることになる理由がまず思い当たりません。 余程ミスにミスを重ねるおっちょこちょいの部下がいるか、天に見放されるほどに運が悪いか、それくらいしか考えられません。 史実を元にしたドラマは多いですが、主人公が美化されすぎているのはどうにも受け入れがたいものがあります。 圧倒的な実力差があるならばまだしも実力が伯仲していて片方だけが悪意に満ちた罠を用意するなどありえないでしょう。 会話のやり取りを録音して、証拠に残しその録音内容がニュースになる時があります。 最近では、機器が発展してコンパクトな録音機能のついた物が多くあり、相手に気づかれないで長時間録音するのが可能です。こういった機器を良い事に使う分には有効的な利用方法ですが、悪用されると罠にかかる可能性も出てきます。 例えば、誘導するような問いかけをして、印象を下げるような発言をさせるなど、相手をおとしめる為に音声録音を使う事があり得ると思います。 悪くない人が罠にかかるような事は、あってはならないと思うので、発展の裏には不安が付き物だなと思います。 人に罠をかけるような事件と言えば、電車内での痴漢冤罪です。以前、女性がゆすりを目的として、普通のサラリーマンに痴漢行為をしたと言いがかりをつけて、お金を脅し取ろうとした事件がありました。 しかし、目撃者が多数いて女性のでっち上げが明らかだったので、ゆすりは未遂に終わりました。このような人に罠をかける行為を、防犯カメラなどを設置すると防止できるので、発展した機器の使い方として理想的だと思います。 最近一部の電車で、防犯カメラの設置を試験的に実施されているので、今後どんどん増えていけば良いなと思っています。 罠にかかる・・・と一口に言っても、いろいろな場面で使われますよね。例えば、クマやイノシシなどの野生動物が、仕掛けておいた罠にかかるなんてことは、地域ニュースなどでも話題になることは少なくはないでしょう。 また、ごくごく普通に生活していても、学校や職場をはじめ、人が集まる環境のなかでは、いろいろな思惑や意図があるわけですから、誰でも一度や二度は、小さな罠にハマってしまったり、騙されてしまったなんてこともあるのではないでしょうか。 とかく恋愛においても、ライバルの術中にまんまとハマってしまった!!とか、気づけば相手の思う壺にはまってしまい、もう何とも言えない悔しい思いをしたこと、私もあります。 あんなヤツの罠にかかるなんて、ああ、私ってなんてマヌケだったんだろう・・・って、普段はすっかり忘れていたとしても、ふとしたきっかけで思い出してしまい、また苦々しい気分になったり、眠れぬ夜を過ごしてしまうこともしばしば。 最近の映画やドラマのなかでは、登場人物すべて悪人とか、ゲス不倫とか、さまざまなシチュエーションで、主人公が罠にかかる、あるいは罠を仕掛けたり・・・と、スリリングな気分が味わえる作品も多いですよね。 斯く言う私もミステリーものやドロドロ系ドラマは好きなもので、ついついハマってしまい、最後まで見届けてしまいます。まんまと制作者側の仕掛けた罠にかかっているのかもしれません。 とはいえ、それはあくまでもフィクションだから楽しめるものであって、実生活では、やっぱり罠にかかるのはもちろん、罠を仕掛ける側も遠慮したいものです。

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論陣を張る

【漢字】論陣を張る 【読み】ろんじんをはる 【意味】論理を構成して議論する。 【例文1】証拠書類を揃えて論陣を張る。 【例文2】会議で堂々と論陣を張る。 【例文3】わかりやすく論陣を張る。 話の論点をうまく組み立てて、議論を展開する事です。 使い方としては「評論家にひるむ事なく、論陣を張る」という具合です。 様々な事に精通している人が出来そうな振る舞いではないかと思います。基本、教養の足りない方には難しい事ですし、また頭の回転が良い人でないと出来そうにない行動であります。そもそも論陣という言葉が普段あまり使用しない用語であり、意味が「論の組み立て」すなわち話の道筋を上手に考えられる事です。それを用い、その筋の達人と互角に議論をするのだから、それはもはやその人自身も達人の域にいられる訳ですね。 ちなみに、「論陣を張る」がいつの間にか「論戦を張る」と使う方が多くなったらしく、論戦は「張る」のではなく「交わす」が正しい使い方です。話を戻すと達人同士の議論なら、はたして凡人にその話の内容や議論の正しい着地点がどこであるかなど当人同士しかわらないのではないかと不安になり、どうしても置いてきぼり感が否めません。それほど論陣を張るは、どこか頂上決戦の様相を想像してしまいます。自分よりも明らかに知識が豊富な方に議論を挑むのは中々出来る事ではないし、ましてや互角に渡り合うなど尋常な事ではありません。 「論陣を張る」というのは論理を組み立てて議論をする。弁論を戦わす構えをするという意味です。この言葉で思い起されるのは、幕末の長州藩にあった、松下村塾です。松下村塾は吉田松陰の叔父の玉木文之進が開いた私塾で、武士の子息しか入れなかった、藩校とは違い、学問をしたい者は農民の子であっても、町民の子であっても誰でも受け入れました。吉田松陰がそこで実際に教えたのは2年半ほどだったと言われていますが、その影響力は計りしれないものでした。松陰の教えは勤皇思想を主軸として、兵法、史学、儒学、孟子など多岐に渡っていたものの、一方的に授業をするのではなく、対話を重視したと言われています。時には、一緒に農作業をするなど、考えたことを実行することが大切だという教えを体現しました。NHKの大河ドラマ「花燃ゆ」で松下村塾が出ていた時も、随分と若者たちが議論していることに驚きました。現在でいうところのディベートです。私塾といえども学校なので、どうしても先生が中央で、講義をし塾生は粛々とメモを取るというような方式を思い描いていたので、そのやり方は目からウロコ状態でした。塾生同志が「論陣を張り」主張することで、主軸となるものがはっきりとし、自分が何を行うべきかを考え使命として行動したのが、松下村塾の塾生でした。高杉晋作、日下玄瑞、伊藤博文など優秀な人材を輩出したのも頷けます。

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両天秤に掛ける

【漢字】両天秤に掛ける 【読み】りょうてんびんにかける 【意味】二つのものの優劣・損得を比較する。 【例文1】学生の彼と社会人の彼を両天秤に掛ける。 【例文2】二人の年収を両天秤に掛ける。 【例文3】両天秤に掛けた結果、彼に決めた。 両天秤に掛けるとはどちらかを失っても困らないように二つのものを維持することです。要するにキープですね。 こちらの男性に振られてもあと一人の男性がまだ残っているみたいなシチュエーションを想像します。両天秤に掛けられてたくはないものですね。 しかし、実際の私も実は高校生の時に両天秤に掛けた事がありました。気になる2人に告白され、まだ彼らのことを知りつくしてなかった私はお友達からという結論を出しました。だってどちらも失いたくはなかったし、かといってお互いのこともよくわからなかったのですからどちらと付き合おうか迷ったんですもん。周りにはばれないように連絡先だけを交換して1ヶ月くらいやり取りを続けました。結果、趣味が合う彼に決めました。もう一人の彼からのお誘いはお断りしました。話してみないとわからないものです。 大学受験では両天秤ということもあり得ますね。第一志望、第二志望というランクをつけてオーキャンで判断すると思われます。 就職先の判断材料は年収と休みがしっかりとれるかがです。 将来のパートナーとなる人は年収ももちろん大事ですが、子どもが好きかどうか、転勤・同居の可能性があるかないかを両天秤に掛けます。

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才子多病

【漢字】才子多病 【読み】さいしたびょう 【意味】 【例文】 花粉症で冷え性で便秘がちの従兄弟が「俺ってホント才子多病じゃん。美人薄命って言葉もあるしやばいよね~」なんて言っていて。 この図太さなら長生きしそうだなと思いました。そもそも祖父も祖母もポ歳を超えていてまだまだ元気だし長寿の家系のような気がしています。 大体美人薄命は女性に使う言葉じゃないの?と返したら「昔は男に言ってたらしいよ」と教えられて目から鱗が落ちました。 乱読家で意外と物知りなんですよ。失礼ながらあまり賢そうには見えないんですけど。自分で自分のことを才子と言うのはどうなのかと思いますよね。 別に不仲とかではなくて軽口を叩き合うような仲なので文章に書き起こす時もつい厳しいことを書きそうになってしまうんですけど。 あまり早くいなくなられると辛いので才子多病も美人薄命も全く当てはまらなさそうなド健康人間になって欲しいものです。 もしも才能が健康を脅かすのなら、私だったら才能なんてなくて良いと思ってしまいますね。凡庸でも穏やかに健やかに生きていってくれたらそれだけで良いと。 だって自分の親しい人が多病だったら見ていて苦しいじゃないですか。一度きりの人生だと言うのに。 痛みや苦しみが少ない人生を送って欲しい。長生きしてたくさん幸せを感じて欲しい。才能よりも大事なことが、この世界にはきっとあるはずだと信じたいです。

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