tedukurikotoba (2563)

手玉に取る

【漢字】手玉に取る 【読み】てだまにとる 【意味】自分の思いのままに人を操る。 【例文1】思わせぶりな態度で彼を手玉に取る。 【例文2】上流客を手玉に取って接客する。 【例文3】夫を手玉に取る。 私はテニスをしています。テニスは強い方ですが、相手を最初から手玉に取るように強かったわけではありません。走り込み、筋力トレーニング、技術的に強くなるような猛練習にいたるまで一生懸命練習を頑張ってきました。最初は相手に負けてばかりで相手から逆に手玉に取られていました。そんな弱い時期が中学時代、高校時代と続きました。でもテニスはスキでした。身体作りから今度は精神的にも強くならなくてはならないと、座禅を組んで集中して自分自身を心身ともに鍛えました。 大学に入って、それがジワジワと効いてきたのか、少しずつ試合にも勝つようになってきました。ハッキリ言って今までは芽の出なかった自分ですが、格上の相手にも勝てるようになりました。そして大きな大会でも勝利を得ることができ、試合によっては相手を手玉にとることができました。しかし、これに奢ることなく、今からも練習に励み心身を磨いてもっと強くなっていきたいと思います。相手を手玉にとるというのは先ずは相手ではなく自分に勝つことが大事だと思います。変な言い方かもしれませんが自分を手玉に取るように練習に励まなければならないのです。それには人間的にももっと成長しなければならないと思います。

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爪の垢を煎じて飲む

【漢字】爪の垢を煎じて飲む 【読み】つめのあかをせんじてのむ 【意味】良く出来た者の爪の垢を煎じて飲んででも、あやかりたいという思いが込められている。 【例文1】幼稚園児でもお片ずけできるのに!まったく彼にも爪の垢を煎じて飲ませてやりたい。 【例文2】美意識の高さを爪の垢を煎じて飲ませてやりたい。 【例文3】今の若者に爪の垢を煎じて飲ませてやりたいくらいだ。 学生時代に飲食店のバイトをしていたのですが『常にお客様に快適と思ってもらえる接客をすること』を、店長やエリアマネージャーが頻繁にバイトの人たちに言っていました。とはいってもその接客方針の内容は『元気な挨拶をする』『笑顔でお客様に接する』といった至極ありふれたもので、私自身も仮に自分がお客様の立場だったら「店員さんが元気な明るい笑顔で接してくれたら確かに心地好いだろうから、そういう接客を心掛けよう」と接客方針に納得していました。 それに他のバイト仲間も、たとえ店長やエリアマネージャーといった社員がいないときでも、接客するときはきちんと笑顔でお客様に対応している人がほとんどで、特に問題があるような人はいませんでした。 ですがしばらくして新しく入ってきたバイトの人のことで、店長が頭を抱えてしまいました。その新人の接客は、笑顔でもなければ声のトーンも機械的で、お世辞にも良いと言えるものではなかったのです。 ある日、私が店長と雑談をしていると、店長からその新人の話題が出ました。そのとき店長から「きみの接客態度はいつも良いから、きみの爪の垢を煎じて新人の子に飲ませてあげたい」と言われました。私は自分の接客態度が良いと評価されたのは嬉しかったのですが、今までの人生で『爪の垢を煎じて飲む』という言葉を本で読んだことはあっても、実際に使っている人には会ったことはなかったので、少し新鮮な気持ちになりました。これからも何かあったら、爪の垢を煎じて飲ませたいと思ってもらえる人間になりたいですね。 二人の子がまだ小学生と幼稚園生だったころの話です。 近くに住むおばあちゃんの家に休みになると泊りがけで遊びに行っていた子どもたちですが、親戚の子もよく来ていました。 同じ年頃の子どもたちでいつも賑わうおばあちゃんの家、親にとってはその間、子どもから解放されるので親子ともどもウィンウィンでした。 しかしある日突然、下の子がもう行きたくないと言い出しました。 年上の親戚にいじめられたと言うのです。 上の子にも話を聞くと、どうやら飲まされたお茶に爪の垢みたいなものを入れてあったらしく、それも無理やり飲まされ後から知らされたとのこと。 ものすごくビックリで衝撃でした。 爪の垢を煎じて飲むという諺を知っていたんだなと思うと同時に、まさかそれを実際にやり、しかも我が子に無理やり飲ませるとは…。 あいた口が塞がらないとはこのことです。またとても腹立たしく、そして悲しくなりました。 大事な我が子がそんな酷い目に遭ってしまった、汚いものを無理やり飲まされてしまったと、不憫でかわいそうになりました。 結局その日を境に下の子はおばあちゃんの家に行かなくなりました。 上の子は能天気なもので相変わらず毎回楽しげに泊りに行っていました。 あれから10年以上が経ちますが、爪の垢を煎じて飲むという諺を耳にする度に、いつもそのことを思い出します。 当時は腹立たしさが勝っていましたが、今となってはおかしさの方が上で、よくも実際にやったものだと感心さえします。 ただいまだに下の子はおばあちゃんの家にほとんど行っていません。 相当トラウマだったのか、他の楽しみを見つけたからなのか私にはよく分かりませんが、おばあちゃんとの交流が激減したことに寂しさを覚える昨今です。

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茶々を入れる

【漢字】茶々を入れる 【読み】ちゃちゃをいれる 【意味】邪魔をする。話の途中でひやかし混じりの冗談を言う。 【例文1】友人がデートしていたので茶々を入れる。 【例文2】嫉妬して茶々を入れる。 【例文3】恋人ができた友人に茶々を入れる。 よく、冷やかしや邪魔をすることを、茶々を入れるといいますよね。 しかし茶々という言葉自体、あまり日常の中で使うことは少ないと思います。 茶々の由来ですが、二つの諸説があります。 まずは、豊臣秀吉の側室であった茶々という方の名前からとった説です。 茶々は織田信長の姪にあたる方なのです。 秀吉は茶々の母である市に憧れていて、その娘の中でも母の面影を最も感じさせる茶々を気に入っていたそうです。 これなら、秀吉が茶々を側室に迎え入れるのも納得ですよね。 噂では長身の美人だったそうです。 まさに美女と野獣といった構図ですよね。 そして、茶々が秀吉にあれこれ指図をして水を差す姿が目に浮かび、これが茶々を入れるという意味に繋がったそうです。 もう一つは邪邪を入れるの言葉が変化をした説です。 邪魔をするという意味である邪邪が茶々へ変化していきました。 なぜ変化をしたのかは明らかになってないものの、なんとなく噂話と似ていますね。 噂話も巡りに巡って変化することがあります。 最初に伝えた人の言葉が色々な人に伝わって途中で変化して、最後に聞いた人は別の言葉に変化しているということはよくあります。 もしかしたら、その要領で邪邪を入れるが茶々を入れるに変わったのかもしれませんね。

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高みの見物

【漢字】高みの見物 【読み】たかみのけんぶつ 【意味】他人の騒ぎを興味本位で見物する様子。 【例文1】カップルのケンカを高みの見物といこう。 【例文2】酔っ払い同士のケンカを高みの見物とする。 【例文3】巻き込まれるのは面倒なので高みの見物とする。 安全な場所から余裕をもって物事を見物することを「高みの見物」と言います。主に何かの戦いを強者や権力の高い方が安全な場所でくつろいで戦火を見守る様子がイメージされますね。高みの見物は誰でもできることではありません。多くの方が、高みから見られる側の人間だと思いますし、権力や相当の実力者ではないと高みにはいけないと思います。 また、プロスポーツ観戦などもある意味では高みですが、観戦する側は料金を払って観戦しているので高みとは言えません。高みの見物は料金を払わず、そして気持ちに余裕をもつことが条件ではないでしょうか。 現代で高みの見学ができるのは、社会の中で矢面に立つ立場の方と考えています。例えば会社の社長や重役などは、企業の視察などで高みの席から見学できたり落ち着いた環境の場所で仕事ができると思うのです。 高みの見物をする方は、それなりに人生経験があって周りを見渡せる広い視野が必要なのでしょう。教育者もそれに当てはまるので、学校の教師なども仕事は大変ですが、生徒の行動を高い場所で傍観できる立場にいます。 二次創作では良く聞く言葉ですが、立場の存在が薄くなった現代では、この言葉を使用する機会が減ったと考えています。

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背に腹はかえられない

【漢字】背に腹は代えられない 【読み】せにはらはかえられない 【意味】大事な問題を解決するには、多少の損害は仕方がない。 【例文1】マイホーム実現のためなら郊外引っ越しも背に腹は代えられない。 【例文2】ストーカーに遭い引っ越しも背に腹は代えられない。 【例文3】我が子のために背に腹は代えられないと振り込め詐欺に遭う。 学生時代、中規模のスーパーでアルバイトをしていました。週5回で勤務していた事もあって、店長からデイリー品の発注を任されていました。 そのスーパーのデイリー品は、菓子パンや食パン、牛乳を始めとする紙パック系の飲料、プリン、ヨーグルトなどでした。 売り上げデーターを見ながら発注するので、余程の変動が起こらない限りは難しくない作業でした。しかし、慣れてくると注意力が落ち、数字の入力ミスで間違えた発注をする時がたまにありました。 ミスの内容には、食パンを50個入力したつもりが5個になっていて、すぐに欠品して店長に注意されました。これは、さほど怒られませんでしたが、1番のミスは大量発注です。食パンの発注数を知らない内に、150個入力していて本来の数字より100個多く頼んでいました。 納品された食パンを見た店長は、背に腹は代えられないと言ってすぐに半額で販売をして、なんとか残り20個まで売りました。 この時は、少し強めに怒られましたが、店長も昔は良くミスをしたと言って許してくれたのでホッとしました。 これ以降、小さなミスは数回ありましたが、大量発注するミスは無くこなしていきました。毎日行う作業は、マンネリ化して注意力が落ちやすくなるので、作業シートのようなやった仕事をチェックするのは大切だと思います。

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