tedukurikotoba (2563)

豚に真珠

【漢字】豚に真珠 【読み】ぶたにしんじゅ 【意味】価値がわからない者に高価な物を与えても意味がない。 【例文1】園児には、豚に真珠でバカラのグラスよりプラスティックのコップ。 【例文2】ブランド名すら知らない人にブランド品をやっても豚に真珠だ。 【例文3】豚に真珠は似合わない。 豚に真珠とは、価値のわからない者に価値ある物を与えても無駄であるということわざです。猫に小判と同じ意味です。 ところが、このことわざの語源が大変ユニークなのです。なんと出典は、聖書のマタイの福音書というのです。どのようなものかというと、 「聖なる物を犬に与えてはいけません。また豚の前に、真珠を投げてはなりません。それを足で踏みにじり、向き直ってあなたがたを引き裂くでしょうから。」 という言葉です。あのイエス・キリストの言葉として書かれています。 ことわざは、日本で生まれたものが多いのですが、この言葉が聖書からとは少々驚きました。しかし、豚は人間に向かっては来ないと思うのですが、イノシシのことなのでしょうか。こんな語源を持つことわざですが、豚は何でも食べるといいますが、さすがに真珠は無理という例えなのかと思っておりました。 確かに、誰かに物をあげるときには、気を付けないとこのような事態になることもあります。田舎での笑い話ですが、高級ふりかけをお中元に頂いた年配の方が、「全く、お中元にふりかけだって。こんな物その辺で安く売っているよ」と息巻いていました。このふりかけは、しっとりタイプの高級品で、入れ物も有田焼の陶器に入った物でした。これなど、まさに豚に真珠です。

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一つ穴の狢

【漢字】一つ穴の狢 【読み】ひとつあなのむじな 【意味】タヌキやアナグマをまとめてむじなと呼ぶ。タヌキは自分で穴を掘らず、アナグマの古巣に棲みつくことから、品格に欠けた同じ仲間。悪事を働く者を軽視して言う。 【例文1】責任転嫁で一つ穴の狢だ。 【例文2】ここは一つ穴の狢の溜まり場だ。 【例文3】詐欺師は一つ穴の狢だ。 一つ穴の狢(ムジナ)と言う言葉ですが、一見すると異なっている様に見える物でも、実は同類で有ったり同じ様な考え方を持った仲間で有ったりする事の例えとして使われる言葉です。この言葉は「同類の悪い人」と言う悪い表現で使われる言葉ですので、使う相手や使う場所を良く考え注意しておく事が大切です。同類意味を持つ言葉としては、慣れ合いになる、五十歩百歩、同類、共犯者、同罪、臭い仲等が有りますが、いずれの言葉もその言葉を使う相手の事を悪く表現しております。具体的な言葉の使われ方としては次の様な例が上げられます。 「結局綺麗事を言っている彼も一つ穴の狢って事だよ。金儲けが目的さ」や「天下りでやってきた今度の偉い方々は結局一つ穴の狢だよ。皆偉そうに話しているけれど自分達の保身が大事なんだ」等と使われたりしております。この様に「一つ穴」は、会社で有ったり何らかの組織の例えであり、「狢」はそこで働く人達を表している言葉になります。間違えた使い方としては、話相手に対して敬意を示す際には使ってはいけません。例えば相手が教師、私も教師である場合等は、相手に敬意を示し会話をしているので「一つ穴の狢」の言葉を使ってはいけません。

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薄氷を踏む

【漢字】薄氷を踏む 【読み】はくひょうをふむ 【意味】薄く水面に張った氷に乗るのは危険なことから、危機的状況にも臨む。 【例文1】銀行強盗に出くわしたが、薄氷を踏む思いで5人がかりで取り押さえた。 【例文2】氷が張った池を好奇心で薄氷を踏む。 【例文3】山で遭難し、薄氷を踏む思いで下山する。 冬に差し掛かったばかりの季節では、肌寒くはなっても水たまりに氷が張るまでには中々至りません。 そしてやっと氷が張るのを見つけると大喜びで踏みつけて割っていました。 今にして思えば何が面白くてそのようなことをしていたのか理解できませんが、子ども特有の感性からくる行動だったのでしょう。 とにかく道端で氷が張っている場所を見つけては無理をしてでも割っていました。 あるとき通っている小学校の池に氷が張っているのを見つけました。 それなりの厚さがあったので小学生程度の体重ではビクともしなかったのは今になっても記憶しています。 なぜ記憶しているかというと、調子に乗ってどれくらいの衝撃に耐えられるか試してみたからです。 踵やつま先で蹴ってみたのですが、意外に頑丈でヒビのひとつも入りません。 多少大きめの石をわざわざ探して持ってきて放り込んでみましたが割れませんでした。 池の外から助走をつけてジャンプし、両脚で思い切り着地したところものの見事に割れました。 浅くても池は池、長靴の中まで水浸しになって這う這うの体で家に帰って親から大目玉をくらいました。 薄氷を踏むような危険を冒すと最終的には大失敗をする事を、身をもって証明した愚か者が実在するという話です。

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根に持つ

【漢字】根に持つ 【読み】ねにもつ 【意味】いつまで経っても恨みを持っている。 【例文1】10年前、運動会のかけっこで足を踏まれ、ビリになったことを未だに根に持つ。 【例文2】女性の方が根に持つよね。 【例文3】小学校の頃、いじめた奴らを根に持つ。 男女間で喧嘩した時、どちらかといえば女性の方が陰湿です。これは喧嘩に限らず噂話をする時もそうかもしれません。女は根に持つとよく言いいます。相手が覚えていない遠い昔の出来事までをこと細かく記憶し、心の引き出しにしまい込んでおき、ふとした拍子に引き金を引くためです。最終手段さながらに、ひた隠しにしておくものです。さもあのことは水に流しました、私は全く気にもかけていなければ怒ってもいないのでご安心を、とでも言いたげな顔をして凶暴な本心の裏に留めておくのです。表向きは綺麗で、たおやかで、華やかな女性。取り扱いは単純でなく、むしろややこしくて一つ間違えたなら命取りになりかねない爆弾の仕込まれた装置のようです。彼女たちはなにを内に秘めるのか?非常にナイーブな状態に置かれているときは最も酷いです。言葉にならない態度、眉一つにしてもそれがどのように動いたのか、相手の仕草が自分にどのような支障を来たしたのかなどということを「根に持つ」。とても恐ろしい生き物です。その場ではすました顔で対応している女性の腹の中は煮えくり返っている、しょっちゅうあることです。 根に持つとは、いつまでも恨みに思って忘れないでいることです。恨みに思うとは嫌なことをされたときなどに芽生える感情です。ですから根に持つという言葉も、嫌な事や傷つくことを言われたときに使う言葉です。親切や恩を受けた場合などには使いません。 では、根に持つ人はどのような人なのでしょうか。まず、一番に嫌な事をいつまでも覚えています。嫌な事はできれば早く記憶から消えて欲しいと思うのですが、根に持つ人はしつこく覚えています。また、ミスや失敗に対してとても敏感です。それは、自分に対してだけではなく他人に対しても同様です。些細なミスでも絶対に見逃しません。そして、考え方がとてもマイナス思考です。もっとポジティブに考えれば楽なのにと思う人もいます。更に、多くの人と付き合うことはせず、一度親しくなると深い関係を望みます。深情けとでも言いましょうか。 このような人が身近にいたらなら、どのように付き合ったら良いのでしょう。まず第一に、相手に対して意見を述べたり指摘をしたりしないことです。自分の考えを対してなにか他の意見を言われたり、指摘されたりするとずっとそれを根に持ってしまいます。ですから、このようなタイプの人とは可能であるなら、距離を置くことです。

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にべもない

【漢字】にべもない 【読み】にべもない 【意味】愛嬌がない人。 【例文1】人付き合いもなく、まったくにべもない。 【例文2】可愛げもにべもない。 【例文2】笑顔がなくにべもない。 私の友達は人当たりがすごくよく、いろんな人と仲良くなります。 逆に私は人見知りが激しく、この人関わらない方がいい、と判断したら極端に冷めた接し方をするのが悪い癖です。 私はにべもない対応が多い人でも友達は普通に接して友人も多く、私生活も充実してそうで羨ましいです。 仕事が終わればみんなから飲み行こうよ、遊びに行こうよと声掛けられています。 掃除のおばちゃんにも愛嬌がよく休憩時間になるとたまにお喋りしています。 先輩にもジュースをよくおごってもらう事もあるようです。そんな時は最強の笑顔でお礼を言っています。私もそうなりたいものですが、なにせ口下手でうまく調子を合わせる事ができません。当然人付き合いもなく恋人もいません。仕事づけのさみしい毎日です。これからも独り身はつらいので笑顔だけは忘れないように心がけたいです。

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