tedukurikotoba (2563)

挙(揚)句の果て

【漢字】挙(揚)句の果て 【読み】あげくのはて 【意味】色々試した結果、ダメだった場合に用いる。 【例文1】友人にお金を借りて挙句の果てに消費者金融にまで手を出す。 【例文2】散々待たせておいて挙句の果てにドタキャンされる。 【例文3】職を失い、挙句の果てに恋人も去って行った。 昔付き合っていた彼は、いつまでも結婚を渋り、自分では決断せず、現状維持をしたがる男でした。長い付き合いだったので別れるのもスパッとはいかず、こちらも大変悩まされました。考える時間がほしいから待っててほしいと言われ、しばらく会わなかったこともあります。しかし何も進展せず、別れるでもなく、ただただ時間だけが過ぎていくのでした。待たせて待たせて、挙句の果てに彼がしたこと…それは、他の女との浮気でした。散々苦しまされて、挙句の果てにこの仕打ちかよ、と本当に力が抜けました。 私の待っていた時間は何だったのか、怒りとかそのような感情を持つエネルギーさえも奪われてしまいました。 挙句の果てにというと思い浮かぶのは、やはりこの苦しめられた経験です。それまでも、彼には煮え切らない態度で長い間モヤモヤさせられましたが、とどめがあるとは知りませんでした。一応、待たせたことも浮気をしたことも悪いとは思っているようでしたが、それでも結局最後まで自分で決断できない男でした。浮気をした挙句の果てに、自分で別れも切り出せなかったのです。結局、私が疲れ果てて別れを告げましたが、彼がひどかったおかげで、その後もっと素敵な人と出会えたので今となっては感謝しています。

Continue reading...

笑う門には福来たる

【漢字】笑う門には福来たる 【読み】わらうかどにはふくきたる 【意味】いつもニコニコ笑顔でいる人の家には自然に幸福が訪れる。 【例文1】母はいつも笑顔で家族まで笑う門には福来たる。 【例文2】家族の笑い声が笑う門には福来たるのだ。 【例文3】明るい家庭には笑う門には福来たる。 「笑う門には福来たる」の門は「かど」と読みます。 家の入り口となる門が家の顔となる代表的な部位となることから、この場合の門は家そのものを指し示しています。 つまり笑いの絶えない明るい家庭には福が舞い込むであろう、という意味です。 よく考えるとこのコトワザは少しおかしいような気がします。 笑いが絶えないような状況であることから、家族全員の心はかなりの余裕があるように伺えます。 心に余裕があるということは、悩み事や苦しみからは無縁、つまり金銭的にも裕福なはずです。 福が舞い込む以前に、福の神が既に居座っていそうな状況が思い描かれてしまいそうです。 そのような考えに至るからお前はダメなのだ、というお叱りの声が四方から聞こえてきそうですがあえてさらに考えます。 逆に口論の絶えないような家庭、怒る門はどうでしょう。 特定の誰か、家長が家族を高圧的に叱責しているのか、あるいは家族全員が言い争いをしているのかは状況が大きく異なります。 しかし結果として、とてもその先に幸福な未来など感じられませんし、阿鼻叫喚とまでいかなくても崩壊の予感しかありません。 笑う門と怒る門、福の神が近所をうろうろ徘徊しているならばどちらに転がり込むかは考えるまでもないでしょう。 スピリチュアルに興味を持ち、そういう類の本をたくさん読んだことがあります。 いわゆる運を良くするハウツー本みたいなものですが、必ずと言っていいほど『笑う門には福来たる』が出てくるんです。 笑っていると幸せがやってくる。だから辛く苦しい時でも笑顔で乗り切ろうという意味ですが、正直辛い時に笑顔なんて冗談じゃないと思っていました。 楽しくもないのに笑ってなんかいられません。 しかし目から鱗だったのが、楽しいから笑うのではなく、笑うから楽しくなるのだそうです。 そもそも笑う時、笑顔を作る時、人は口角が上がります。 すると幸せホルモンが体内に分泌されるらしく、嘘でも口角を上げると脳が勘違いしてくれるんだそうです。 笑顔の効用は意外と多く、本人のモチベーションも自然と上がりますが、周囲の人への影響も軽くありません。 笑顔の人を見て、嫌な思いをする人はまずいません。 その代り物調面の人を見ればほとんどの人は不快感を覚えます。 口角を上げ、笑顔を無理にでも作るようにすると、本人はもちろん周りの人もある意味幸せに出来るのです。 また口角を上げることが顔の筋肉にも効果があるのをご存知でしょうか? 人はどうしても加齢とともに皮膚がたるんでくるものです。 しかし笑顔の多い人、いつも口角を上げている人は顔の筋肉をよく使っているので若く見えるんだそうです。 顔の筋肉を使うと実は首にも良い影響があって、いわゆる二重あごを防ぐ効果もあるのです。 笑う門には福来たるは一石二鳥どころか三鳥も四鳥もあるようです。 いろんな意味で幸せを約束する諺です。

Continue reading...

両雄並び立たず

【漢字】両雄並び立たず 【読み】りょうゆうならびたたず 【意味】同じ実力を持つ者同士でも競うと必ずどちらかが負ける。 【例文1】試合では必ず勝ち負けが決まる。両雄並び立たずだ。 【例文2】両雄並び立たずで延長戦にまでもつれ込む戦いだった。 【例文3】必ずどちらかが表彰台に立つ。両雄並び立たず。 頂点は常にただ一人、ならば世の英雄は必ず争い相手を滅ぼそうとするものなのでしょうか。 個人であれ国であれ、利害関係があれば少なからず序列というものが発生します。 相互に助け合い協調関係にあることなど稀で、そのような関係には他の外敵の存在が必要となります。 どれほど小さな組織であっても、まとめ役となるトップは存在します。 民主的にすべて話し合いで解決しようとしても長時間の議論で解決できない問題というものはあるものです。 結局は多数をまとめ上げるだけの力をもった方が少数派の意見を駆逐することになるでしょう。 結局のところ、頂点を奪取する人間は最大派閥のトップの場合がほとんどです。 全ての民衆の過半数の支持を得るなどという直接民主主義が実施されるのは規模が小さい社会での話なのです。 小規模な集団の賛同を集めた中規模の組織を従えた大組織をいくつも束ねてやっと足がかりが見えてくる程度でしょうか。 そのように考えると封建時代の社会構造と何が違うのか、民主主義といいながら数の暴力に終始する多数決でしかないのかと疑問に思うこともあります。 それでも中心となる人物が存在しない混沌とした状況よりは余程マシなのかもしれません。 歴史を勉強していると、国同士の争いが多々あることがよく分かります。争いの理由も多種多様で、自国の領土を広げたいとか、他国の行動に反感を覚えたなど、色々あります。ただその中でも興味深いと思ったのが『A国を倒すためにB国とC国が手を組んだ』のに、今度は『B国を倒すためにC国とD国が手を組んだ』といったことです。なぜ以前に手を結んだ国を倒そうとするのでしょうか。答えは簡単で『利害が一致しているから、争いの時だけ手を組む』のです。 先の例でいうと、B国の勢力だけでA国に戦いを挑んでも負けてしまいます。もちろんC国がA国を倒そうとしても負けてしまいます。そこでA国に反感を抱いているB国とC国が力をあわせることでA国を倒す、ということなのです。しかしA国がいなくなって、次にB国がC国にとって余計な存在になってしまうと、C国はB国を倒そうとします。しかしC国の勢力だけではB国に勝てそうではない場合、C国はB国を倒そうとしている国を探します。こうしてD国もB国が嫌だと知ったときに、C国とD国が手を結んでB国を倒す、という流れが生まれるのです。 このようにして幾度となく国同士が手を組んで戦い続けるのが、地球上の歴史にあります。もしもある2つの国があったとして、どちらの国にも立派な軍師や英雄がいたとしても、両雄並び立たずというように、争いが起きてどちらかの国が倒れてしまうのではないでしょうか。

Continue reading...

葦の髄から天井をのぞく

【漢字】葦の髄から天井をのぞく 【読み】よしのずいからてんじょうをのぞく 【意味】よしの細い茎から天井を覗いても全体は見渡すことができない。自分のわかる範囲で都合のいいように解釈する。 【例文1】ネットの情報だけを頼りに葦の髄から天井をのぞく。 【例文2】よしの髄から天井を覗いてばかりいないで、きちんと社会のルールを知ることだ。 【例文3】葦の髄から天井をのぞいてばかりいないで験する事だ。 難しい漢字ですね。葦の髄から天井をのぞくとはよしの細い穴から天井を覗いても全体を見渡すことはできません。つまり自分に都合いいように言い訳をすることです。 私もすいぶんと葦の髄から天井をのぞいてきたもんです。 会社でミスをして上司にお叱りを受け、その姿を同僚に見られた私は恥ずかしくて「字がきたなくてよめない」決して仕事のミスではないとアピールしたくとしょうもないようなウソを言いました。 2年付き合っている彼女と週末はご飯を食べに行きますが、だんだんレストランの格が下がったといわれ、だいたいこの辺は行き尽くしたよねたまにはいいんじゃないと平然を装います。 家に帰れば兄の子どもが遊びに来ました。私からみれば姪っ子です。いわゆるJKってやつです。このJK言葉がすごい!な~んとなくわかるので対応していますが、知らないと何かにつけて「うけるう~」の連発です。マジ卍なんてどういう場面で使うんだまったく・・。

Continue reading...

指折り数える

【漢字】指折り数える 【読み】ゆびおりかぞえる 【意味】指を折り曲げて日にちを数え楽しみにしている様子。 【例文1】初デートの日まで指折り数える。 【例文2】第一子誕生まで指折り数えて楽しみに待つ。 【例文3】孫と会える日を指折り数えて楽しみに待つ。 片手で指は五本、両手合わせても10本なので数えられるのは10までと考えるのが普通でしょう。 しかし、大学時代に知り合った情報専門学校出身の人は違いました。 コンピュータで使われる2進法をそのまま指で表現できる彼は器用に指折り数えることができました。 親指から人差し指・中指・薬指・小指と位上げしつつワキワキと指を動かします。 2進法なので指を全部閉じている状態で0、親指だけを伸ばして1、人差し指だけをのばして10と続けます。 一つ数が増えるごとに親指はパタパタと伸ばしたり折ったりするのですが、繰り上がりも含められるので指の動作は既に怪奇現象です。 当の本人は慣れたもので、何も考えずにひょいひょいと指を動かしているのですが、とても真似できるものではありません。 実のところは気持ち悪すぎて真似する気分にすらなれませんでした。 0から開始するので2の5乗、31まで片手で数えられるというか表現できるとのことでした。 両手を合わせると2の10乗まで数えられる計算ではありますが、片手が忙しいだけであまり意味はなさそうです。 見た目も気持ちよいものではないので、特殊な状況下以外では必要性は感じられません。 とりあえず指折り数えるのは10以下で十分だと思いました。

Continue reading...