tedukurikotoba (2563)

下にも置かない

【漢字】下にも置かない 【読み】したにもおかない 【意味】下座ではなく上座に置いて丁重に扱う。 【例文1】息子の彼女を下にも置かない歓迎でもてなす。 【例文2】結婚の挨拶にくる両家を下にも置かないおもてなしをする。 【例文3】下にも置かない優遇を受ける。 大切なものほど、至極丁寧に扱う人がいることでしょう。たとえば恋人から記念日にもらったプレゼントですね。あまりに大切にしすぎて下にも置かないほど丁重に扱ってしまう人が、世の中には一定数いることだと考えられます。 しかし『物の本質』や『プレゼントの本質』として、そのような扱いで良いのでしょうか。もしも恋人からのプレゼントがネックレスだったとすれば、おそらく恋人は「そのネックレスが似合うと思ったから」という理由で、プレゼントにネックレスを選んだことだと思います。恋人としては「相手にネックレスを着けてほしい」と思って贈ったのに、結局そのネックレスが使われなかったとしたら、贈った相手は悲しんでしまうのではありませんか。 それに物というのは使われてこそ、その意義があると考えられます。ネックレスであれば『首に飾って人を彩るもの』なのですから、いくら恋人からのプレゼントを大事にしたいからといって、そのプレゼントであるネックレスを使わない、つまり身に着けないというのは、相手にとって逆に失礼になる恐れも含有していると思われます。 大切なものだから大事にしたいという気持ちも分かります。ですが大事にするあまり、丁重に扱ってしまいしすぎている場合は『どのように大事にするか』を今一度考えてみてはどうでしょうか。

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深い川は静かに流れる

【漢字】深い川は静かに流れる 【読み】ふかいかわはしずかにながれる 【意味】 【例文】 「深い川は静かに流れる」 むやみに騒ぎ立てない人は思慮深いのだ、という意味です。 この言葉は英語のことわざ “Still waters run deep.” から来ています。 直訳すると、「静かな水は深く流れている」となります。 浅い小川を想像してみてください。 こうした川は、川底や小さな石にさわるたびに波立ち、ちゃぷちゃぷと水音を立てて流れていると思います。 しかし、もっと深い川となるとどうでしょうか。 ちょっとしたことでは波を立てず、ゆったりと静かに流れてゆく、凪いだ水面が思い浮かべられると思います。 このことわざは、そうした川の性質を人間にたとえたものです。 物静かな人は、声の大きな人や押しの強い人、逐一意見を述べる人などに比べて目立たないかもしれません。 たとえば喧々諤々とした議論の中で、一人静かに沈黙している人は、力なく、頼りなく見えてしまうかもしれません。 ですが、声高に主張してこないからといって「意見がないからだ」「何も考えていない」「弱い人間」などと決めつけるのは早計なのだ、ということをこのことわざは教えてくれます。 その人はむしろ、深い考えやしっかりとした思いを持っているために、感情に流されることなく、理性的に振る舞うことができる人なのかもしれないのです。 見えにくい強さへの敬意を表した、シンプルで美しいことわざです。

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黒白をつける

【漢字】黒白をつける 【読み】こくびゃくをつける 【意味】勝ち負けをハッキリさせる。どちらかというと「しろくろつける」の方が聞きなれている。 【例文1】どっちがモテるかバレンタインチョコの数で黒白をつけようじゃないか。 【例文2】次の成績発表でどっちが優秀か黒白をつける。 【例文3】別れるか別れないか黒白をつける。 学生時代にお付き合いをしていた彼と、交際6年が過ぎた頃のことです。お互いに社会人としても経験を積み、このまま付き合うなら彼もそろそろ結婚を考えているのかしら、と思っていました。何となく、将来の話もすることがあり、いつかは結婚するのだろうと漠然とですが思っていたのです。ところが、いつになっても彼からは何のアクションもありません。彼がどう思っているのか知りたいけれど、結婚の話は彼から切り出してほしいという思いでしばらく悶々としていました。 一人であれこれと考えるのに耐えられなくなり、待てど暮らせど何も言ってこない彼に、ついに自分から結婚についてどう思っているのかと切り出してみました。彼の答えは、「結婚はいつかしたいと思っている」でした。いつかという言い方に釈然とせず、結局モヤモヤしたまま話は流れてしまったのです。その日から、彼とこの先いつまでこのままでいるのか、いつかとはいつなのか、わからず時間だけが過ぎていくことに苛立ちを感じるようになっていました。そんな私の気持ちを伝えてみるも、いつも煮え切らない彼。この先どうするかも決められないなら、別れてくれた方が楽なのかもしれないと言うと、別れたくはないとのこと。結婚はいつできるかわからないけど、別れるのも渋る…そう、黒白をつけるのが苦手な彼なのでした。思い返せば、昔から優柔不断で決断力がない人でした。慎重になるのはわかりますが、あまりにマイペースでこちらの気持ちを考慮してくれないところが嫌になり、結局私が黒白をつけ別れることにしました。

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口が利く

【漢字】口が利く 【読み】くちがきく 【意味】口が達者である。 【例文1】父は交友関係が広く口が利く。 【例文2】彼女の口が利いて商談成立だ。 【例文3】営業職に就いて口が利く。 口が利くような人であれば、仕事をしていても取引先との商談をうまいこと成立させたり、社内においても部下や同僚はたまた上司が相手でも、円滑な人間関係を築ける可能性が高いように思われます。無論どんな人とも親しくなるというのは、人にだって好みがありますからさすがに無理でしょうが、できればあまり敵は作りたくないものですね。しかし口が利くような人なら、むやみやたらに敵を作るようなことも無いかもしれません。そんな人になれたら、仕事も楽しくなりそうですね。とはいえ、どうすればそんな人になれるのでしょうか。少し考えてみましょう。 元々の素養や育ってきた環境も関係するとは思いますが、おそらくは見えないところで本人も努力していると考えられます。なぜならいくら人柄や容姿が良くても、相手のことを知っておかないと話題作りが難しいためです。特に商談であれば、まずは取引先の会社がどのような商品を欲しているかや、商談に応じてくれる相手はどんな人なのかを、できるだけ事前に知っておいた方が商談も円滑に進むでしょう。取引先だって、自社のことをよく勉強してくれた人が営業に来てくれた方が嬉しいでしょうからね。 これは社内における人間関係でも、同じことが言えるのではないでしょうか。初対面の相手でもどんなものが好きかを聞いてみて、それをきちんと覚えておくことで、またいつかその人と会ったときの話題作りにも生かすことができます。口が利くような人は一見、立ち回りがうまいだけのように見えるかもしれませんが、このように努力をしている可能性だって充分にあり得ます。 体の部位が出てくる慣用句は多いですね。 首や口、手足など私が知っているだけでも数多くの言葉がありますね。 口が利くというのは、ものを言う、口が達者である幅をきかすという意味があります。 ただ単に喋るという意味だけではないですよね。 それだけ、社会生活の中で人と話したりコミュニケーションをとるというのは重要視されていることなんですよね。 幾らITが発達したとしても仕事というのは人対人の上で成り立つものなんですよね。 なので、いくら仕事だからと言って肩書やうわべだけの付き合いだけというのもいい仕事ができないようにも思います。 お店に行ったときに思うのですが、定員さんがマニュアルだからと喋っている言葉と意思疎通をしようと思って話しかけてくれる言葉はやっぱり違いますよね。 そういうちょっとしたことですが、人って気づきますよね。 そして、そのちょっとしたことでも大事にするお店っていうのが愛され続けるんだろうなと思います。 そもそも仕事というのはテクニックではどうにもならないと思うんです。 巷では、お客の集客テクニックとか商品を売り込むテクニック方法とかあるようですが、それって一時的には上手くいっても、上手くいかないような気がするんです。 テクニックよりもいかに自分が魅力的であるかというのが大事になってくるんですよね。 私も精進しようと思います。

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気が滅入る

【漢字】気が滅入る 【読み】きがめいる 【意味】気持ちが落ち込む。 【例文1】気が滅入る時こそ友人とおしゃべりする。 【例文2】商売がうまくいかず気が滅入る。 【例文3】雨が続くと気が滅入る。 年がら年中楽しい気分になっている人はそうそういないでしょう。どんなに楽しそうな人生を送っていそうな人だって、たまには気が滅入るときがあります。人間は喜怒哀楽の感情がありますから、マイナスの感情を持ってしまうことがあるのは、よく考えてみれば当たり前ですね。しかしなぜか「自分はこんなにも苦しんでいるのに、なぜあの人はあんなにも楽しそうなのか」と妬んでしまうときはないでしょうか。 妬んでしまうこと自体も仕方ありません。では嫉妬心を持ってしまったとき、どのようにその気持ちを解消すればよいのでしょうか。これも難しいことですが「相手だって誰かに嫉妬心やマイナスの感情を抱くときがある」と考えることです。たとえば自分は悲しんでいるときに、SNS上で楽しそうにしている人がいたら「どうして自分だけ悲しんでいるんだ」と思ってしまうかもしれません。ですがそれはあなたの思い込みであって、SNS上で楽しそうにしている人はただ単に「自分に悲しいことがあってもそれを表面上に見せたくない」と考えて、SNS上では楽しそうに振る舞っている可能性だってあるのです。 自分がマイナスの感情に支配されているときは、周りの人を羨んでしまうこともありますよね。ですが周りの人だって、絶対にどこかでマイナスの感情に支配されていることがあるのです。羨まないようにするのは難しいですが、これから自分がどのように行動すれば良いのかを考える方が建設的です。気が滅入るときがあるのは、どんな人でも同じですよ。 私は幼い頃からおっとりとした性格で、どんくさく運動が苦手でした。小学生になった私が何より嫌いだった教科は体育で、週に数時間あるこの教科の名前を時間割りで見るたび、気が滅入りました。体育のある日の前日はなかなか寝られず、憂鬱な気分で朝を迎えていたのを今でも覚えています。スポーツ万能な友達は「一日中体育の時間割りならいいのに」などと、とんでもない冗談を平気で言ってのけていました。通常の体育の授業も苦手でしたが、更に嫌だったのは運動会がある月と、マラソン大会がある月の授業でした。運動会が迫る頃の授業は、通常よりも授業時間が拡大され、一日の半分が体育の時間割りという日もありました。暑い中で何時間も運動し、先生に動きの注意などをされながらひたすら時間が経過するのを待つのは、私にとっては地獄のようでした。逆にマラソン大会がある月は冬の寒い時期で、雪が舞い散る中ひたすらゴールまで走らされる日々は、いっそ雪崩でも起きて、学校が無くなってしまえばいいのにと思ったくらいでした。私はほとんどと言っていいくらい成績は最下位で、先生に毎回叱咤激励されながら必死に走っていました。今考えると良く逃げ出さなかったなあと思いますが、まだ幼い私はその場から逃げ出すことなんて、頭の中になかったんだなと気付きました。あの頃の純粋な私のほうが、今よりももしかすると忍耐強かったかも知れないなと感じています。

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