tedukurikotoba (2563)

聞き捨てならない

【漢字】聞き捨てならない 【読み】ききずてならない 【意味】相手の言った事を黙って聞き流すわけにはいかない。 【例文1】それは聞き捨てならない話だな。詳しく聞かせてくれ。 【例文2】娘に彼氏が出来ただと?それは聞き聞き捨てならないな! 【例文3】会社を辞めるとは聞き捨てならない。 「聞き捨てならない」とは、「何も言わずに、黙って聞き流す訳にはいかない」という意味です。「その話は、聞き捨てにならない」という様に、使われます。「聞き捨て」は聞いたことを心に止めないこと、それに、「ない」という打消しの言葉が付いているので、そうできないことを意味します。どちらかというと、軽いより、強く「そうは、できない」といった使い方です。「軽く流すことができない、そのまま、認めることができない、強く心に引っかかる、腹が立つ」という様な心情の時に使われます。「~を犯人呼ばわりするなんて、聞き捨てならないわ」という感じです。よって、良い情報に対して使う言葉ではありません。この言葉から感じるもう一つのイメージがあります。違う情報が自分に向けられていた時は、自分への誤解に対する弁解、誰か大事な人に向けられていた時には、「その人は、そんな人ではない!」といったそれぞれへの「愛情」を感じます。こだわるべきことと。 「聞き捨てならない」という言葉を、どういう文脈で使うのかを間違えると、ちぐはぐな感じで違和感を与えてしまうので、意味をしっかり覚えてから使いましょう。いろんな本を読むと、文章の流れや物語の内容から自然とたくさんの言葉が頭に入ってきます。

Continue reading...

風上にも置けない

【漢字】風上にも置けない 【読み】かざかみにもおけない 【意味】風上に異臭のする物を置けば風下は臭くて困るように、卑怯な者を批判する時に言う。 【例文1】大事な通達を黙っているとは風上にも置けない奴だ。 【例文2】情報を漏らすとは風上にも置けないほど許せない。 【例文3】嘘の情報を流すとは風上にも置けない。 「あいつは営業マンとして風上にも置けないやつだ」というような使い方をされる「風上にも置けない」という言葉。よく使われるわりには、どうしてそういう言い方をするのかわかっていない人が少なくないのではないでしょうか。 よくあるのが「風上ではなく、風下と表現すべきなのでは?」という意見でしょう。これはおそらく「上座、下座」の発想から来ているのではないでしょうか。風上という言葉に「上座」のイメージを抱いてしまうために、下座にあたる「風下」にも置けないと言った方が適切なように感じられるのです。 これは、間違った解釈。この言葉にはそうした「上座、下座」の発想や意味は含まれていません。 では、なぜ、例文で示したような人が風上に置けないのか。それは、その人が「臭い」から。つまり、この言葉は、「臭いものを風上においておくと臭くてたまらない。だから風上にはおいておけない」という意味なんです。 ちょっと意外な由来ではないでしょうか。 例文の「営業マンとして風上にも置けない」というのは、「営業マンとしてあるまじき行動をして、営業部にマイナスの影響を与えた。そのために部署内のメンバーが迷惑している。許せない」という意味が込められています。 仲間として扱えないほど、人を不快な気持ちにさせるというところから、「臭いもの」に喩えられたということなのだと思います。 「あの男は人の風上にも置けない卑怯者だ!」こんな罵り言葉を聞いたことが、誰でも一度はあるかもしれません。 「〇〇の風上にも置けない」ー非常によく聞く言葉で、誰かを卑怯だ、情けない奴だ、と非難するときによく使います。 誰でも知っているこの慣用句ですが、そもそもどうして「風上にも置けない」という言い方をするのでしょう。 この言葉、そもそもは「風上に悪臭を放つものを置いたりしたら、下にいるものが臭くてたまらない」というところからきています。 なぜ「風下」ではなく「風上」という表現なのか不思議に思われた方もいるでしょうが、これで理由がわかりますね。 またこの言葉、「誰かのことを仲間とは絶対に認められないほど卑怯だと感じる」ときに使う言葉のようです。 仲間としては受け入れられないほど見下げ果てたやつだ、というニュアンスです。 こんな言葉を誰かにもし言われたら、人間として決定的にダメだ!という烙印を押されたも同じことです。 何があってもこんなことを仲間に言われないように、自分を律していきたいものですね。 もちろん、「あの人は人の風上にも置けない!」と非難したくなる人を見つけたときにも、反面教師にし自らの襟を正すようにしていきたいものです。

Continue reading...

同じ釜の飯を食う

【漢字】同じ釜の飯を食う 【読み】おなじかまのめしをくう 【意味】共同生活で苦楽を共にした仲間。 【例文1】ライバルだが、同じ釜の飯を食う仲間だ。 【例文2】同じ釜の飯を食った者同士は一生の親友だ。 【例文3】同じ釜の飯を食った良き思い出。 同じ釜の飯を食うとは生活を共にしたりと苦楽を一緒に過ごす仲間であることをいいます。 私は18歳で親元を離れ遠い九州での社会人スタートとなりました。 住まいは会社が契約している3LDKの9階建てのマンションに3人で共同生活をしていました。 初めての土地だったので3人での生活は心強かったです。なにせ家事から仕事からすべて初めてづくしで同居人も初めてで見よう見まねで料理したものでした。当時はスマートフォンなんて持ってなかったですから、どこへ行くにも口だけが頼りでした。公共機関に乗れば行き先を間違えて終電逃したり、同居人が残業となれば家にいるものが食事を準備したりお互い助け合って生活していました。2年の任期を終えそれぞれ地元に帰りました。帰郷して1年くらいは連絡を取り合っていましたが、だんだんと音信不通になりました。SNSが普及した現在、同じ釜の飯を食った仲間を検索してみました。2人ともヒットしました。ものすごく興奮して嬉しくなって連絡を取り合うようになりました。今度3人で久しぶりに勤めていた会社へ行こうと盛り上がり今、女子旅を計画中です。

Continue reading...

鰻登り

【漢字】鰻登り 【読み】うなぎのぼり 【意味】うなぎを捕まえると上へ上へ登ることから、急激に上昇する様子。 【例文1】塾に通いだしたら成績が鰻登りで上がる。 【例文2】営業成績が鰻登りだ。 【例文3】観光客が鰻登りで店が繁盛する。 ウナギをつかもうとすると上へ上へと勢いよく川をのぼることから、地位や物事の段階がみるみるうちに上昇することを言います。 実生活でもよく見られる現象ですね。 例えば「スーパーのリニューアルで鰻登りに売り上げが伸びた」と身近かで使えそうです。 私の身の回りで起きた体験談をお話しします。農協に務めていたころの営業成績を張り出されるのが苦痛でたまりませんでした。同期はうなぎ登りで上がっていくのに私のノルマは不安定でした。2年務めたのち結婚と同時に転職しました。どうも営業職は向いてなかったようです。 やがて子どもが生まれ、小学生になると公文塾に通いました。成績はそこそこでした。このままいくだろうと思っていたが、中学にあがり、部活も休みなく励みすぎたのか、成績がクラスの真ん中まで落ちていきました。これはまずいと思って近所で評判の塾をリサーチして体験塾に2校行きました。子どもが相性が良いと思った塾に決めて通いました。2ヶ月で成績が鰻登りで上がりだし成果を発揮できました。お陰様で進学校に合格することができました。

Continue reading...

医者の不養生

【漢字】医者の不養生 【読み】いしゃのふようじょう 【意味】医者は患者に養生を促すが、自分の健康は後回しになる。つまり人には立派なことを言うが、自分は実行しないという意味。 【例文1】忙しくて医者の不養生だ。 【例文2】年を取れば医者の不養生になりがちだ。 【例文3】生活が不規則で医者の不養生だ。 人の病気やケガを治すはずの医者が実は一番健康をかえりみない生活を送っているということわざで「医者の不養生」と呼ばれるものがあります。 世の中にはらんでいる矛盾をよく表したことわざであると同時に、社会問題について考えさせられる言葉でもあります。 医者は人の命を扱うこともあるため、神経をすり減らしストレスがかかる場面も多くあります。 過度なストレスが体にとって良くないということは理解されているとは思いますが、それでも診療をやめるわけにはいきません。 また救命医療などにたずさわる医師の場合には昼夜を問わず患者が訪れるため、どうしても生活が不規則になってしまいます。 ゆっくりと食事をする時間さえないこともあるため、食事に関しても簡単なもので済ませてしまうことも少なくありません。 不規則な生活が続き、栄養のバランスが偏ってしまえば体に悪影響が出てしまうことは医者でなくても想像に難くないことです。 しかしそれでも患者を救うことを使命としている以上、現場を離れられない医師も大勢います。 慢性的な医師不足や高齢化社会など社会的な側面から見てみると「医者の不養生」は矛盾どころか実に自然で当たり前のことのようにも思えてくるのです。

Continue reading...