tedukurikotoba (2563)

闇夜に鉄砲

【漢字】闇夜に鉄砲 【読み】やみよにてっぽう 【意味】暗闇で鉄砲を打っても当たらない。目標が定まらず、当てずっぽにやってみる。 【例文1】事業計画を立てないで起業だなんて闇夜に鉄砲だ。 【例文2】アポなしで来訪は闇夜に鉄砲だ。 【例文3】飛び込みで営業は闇夜に鉄砲だ。 近年になり過酷な労働環境が問題視されるようになり、国を挙げた政策として労働環境改善に向けた取り組みが行われています。 「働き方改革」とも称され、労働者に休みや余暇を取る機会を与えることで消費を活性化させる狙いもあるようです。 午後の早い時間に仕事を終わらせて自由な時間を楽しむ「プレミアムフライデー」や地域の学校ごとに休みを分散させる「キッズウイーク」などさまざまな取り組みが行われていますが、効果は未知数で反発の声も多く、闇夜に鉄砲のような当てずっぽうな政策という感じもいなめません。 少子化の影響もあり人口が減少していくと予想されている日本では働き手が不足していく傾向にあり、それにともない労働時間なども増えてしまうのではと懸念されている中で、足並みを合わせて休みを奨励することは、大企業のような体力のある会社では可能であっても零細企業のような余裕のない会社ではとても実行することが出来ないケースもあります。 「働き方改革」が実際の効果に関係なく、政府のパフォーマンスで終わってしまうのでは意味がありません。 新しいものを創設するだけでなく、違法な残業時間などをはじめとした労働基準法に違反している企業の罰則を重くし、取締りを強化するなど従来のやり方を変えていくことも大切なように思えます。

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門前の小僧習わぬ経を読む

【漢字】門前の小僧習わぬ経を読む 【読み】もんぜんのこぞうならわぬきょうをよむ 【意味】寺から聞こえてくるお経を門の前で遊んでいる小僧がお経を覚えてしまうことから、いつも見たり聞いたりしていれば自然に身に付くもの。 【例文1】子ども部屋から聞こえてくる音楽が、門前の小僧習わぬ経を読む。 【例文2】棟梁の技術を門前の小僧習わぬ経を読む。 【例文3】母の手料理の味は門前の小僧習わぬ経を読む。 「門前の小僧習わぬ経を読む」とは「身近な環境から影響を受けること」の意味で、いろはかるたの江戸版の中に入っている言葉です。お経と言えば、日本でよく知られているのは般若心経と観音経ではないでしょうか。どちらも宗派を問わずお唱えされますし、写経でも使われています。また、今年のNHK大河ドラマ「おんな城主直虎」でも出家された次郎法師が子ども時代からよく唱えていたのが観音経です。独特の節をつけまるで歌うかのように唱えている姿が印象的でした。その観音経ですが、「法華経」全二十八章のうちの「観世音菩薩普門品」のことで、お釈迦様に観音様をどうしてみんなが信仰するのでしょうかと問答をしているのですが、最後の2節に内容が集約されています。「ゆめゆめ、観世音菩薩に疑いを持つことはないようにしなさい。観世音菩薩のその清らかさ尊さは、人が日々遭遇する苦悩や死の災いなどにおいて、救済のための確かな拠り所となっているのです。観世音菩薩は全ての心の善い性質を備え、慈しみの眼差しで生きとし生けるものを見守っているのですよ。観世音菩薩が福徳を備えていること海の様に無量なのです。だからこそ観世音菩薩を信じ礼拝しなさい」と観音様の無限の愛を信じるようにと説いているのです。ちなみに次郎法師は臨済宗に帰依していますが、ドラマでの節回しはドラマ内だけの演出だそうです。

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目玉が飛び出る

【漢字】目玉が飛び出る 【読み】めだまがとびでる 【意味】ビックリして大きく目を見開いた様子。 【例文1】80歳で再婚だなんて目玉が飛び出るよ。 【例文2】バック一つ50万円とは目玉が飛び出るよ。 【例文3】目玉が飛び出るほどの鑑定額が出た。 先日スーパーで大きさ・色艶・重さが申し分ない立派なカボチャを見つけたのですが、値段を確認して急いで元の場所に戻しました。 普段から買いなれているニュージーランド産の輸入カボチャの値段が頭に入っているせいかも知れません。 ブランド価値までつけるために何やら変に凝った名前が付けられていた気もしますが、いつも購入しているカボチャの5倍ともなれば購入意欲など消し飛びます。 同じような値段で売っているスイカの方はそれ程気にもせず買うのですからおかしな話ですが、思わぬ高額商品に目が点になる有様です。 そのカボチャを購入する人が存在するものかとしばらく観察していましたが、誰も彼も値段を確認した瞬間にスルーしていきます。 その表情はわずかに眉根をしかめるくらいで、目を見開くというか目玉が飛び出るような顔をする人は私くらいでした。 精々がへーとかふーんといったそのような商品もあるのですねといった感想でお仕舞いです。 最近の物価の上昇に加えて収入の減少により、少しでも予想価格より高いと買うのを控えているような傾向にあります。 もっと正直に言ってしまえば、広告の品以外には目もくれず目的の物を買ったら余計な品を買わずに即退散するというドケチ志向です。 毎日贅沢なものを食べたいとまでは言いませんが、たまにはちょっと高くて美味しいものが食べたいなと思ってしまう今日この頃ではあります。

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胸に一物

【漢字】胸に一物 【読み】むねにいちもつ 【意味】密かに企みを持っている。 【例文1】お小遣いがほしくて、胸に一物。 【例文2】胸に一物なんてお見通しだ。 【例文3】妙に優しいのは胸に一物だ。 胸に一物ありそうな面構え、という一文を見るとミステリー小説だと今から事件が起こりそうな雰囲気ですね。 胸に一物とは、口には出さないが心の中にたくらみを抱くという意味なのですが、なんとも物騒ですよすね。 でも皆、人それぞれいろんなことを一日で何万と考えるので綺麗ごとばかりではないですよね。 漫画で、人の心が見えるテレパスという設定のものを読みましたが、人の心を全部読まれるのも読むのもどっちも嫌だなと思いましたね。 ある程度は知らぬが仏じゃないですが、知らないほうがいいこともたくさんあるんですよね。 それに知られたくないことってたくさんありますよね。 また小さい子どもでも、意外と内に秘めた思いというのはありますよ。 私も幼稚園のころから、言いたくないことや隠しておきたい気持ちというのはありました。 私は子どものころ、大人たちに将来何になりたいのと聞かれるのが嫌でしたね。 素直に言うと、否定されたり笑われたりするのでいつも本当のことは隠して、誤魔化して言っていました。 自分の大事にしているものを、無遠慮に扱われたくなかったんですよね。 そういうことをうまく言葉にできればいいのですが、言葉のバリエーションもなく苦労しましたね。 なので、小さい子の話もゆっくりと丁寧に聞こうと心がけています。

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水を向ける

【漢字】水を向ける 【読み】みずをむける 【意味】相手の関心を向けるためにそれとなく誘いをかける。 【例文1】この面倒な作業は新人に水を向ける。 【例文2】トーク術で好きな子に水を向ける。 【例文3】実演販売で水を向ける。 『水を向ける』という言葉がありますが、これはなかなか難しいことだと思います。『水を向ける』の意味は『自分が気になっていることを、相手が話してくれるように聞き出すこと』なのですが、実際にやろうとすると相当の話術がないと厳しいのではないでしょうか。もしも上手く話を引き出せなかった場合、相手からは「この人は卑しい人だ」という印象を持たれてしまうかもしれません。 けれど仮に、水を向ける技術に長けることが出来たなら、ビジネスの場で非常に有用になるでしょう。特に商談で、何気なく顧客のニーズを聞き取りしたいときなど、顧客が自然とニーズを口に出してくれたら、商品の取引や新サービスの着手などがスムーズに行えると考えられます。わざわざ顧客に「どんなサービスを求めていますか」と聞いてしまうと、ちょっと明け透けすぎて嫌がられる可能性も無きにしも非ずでしょう。 水を向ける技術を会得するのは、生半可な努力では足りないと思いますし、ひょっとしたら生まれつきのところもあるかもしれません。ですが周りに、人から話を聞き出すのが上手い人がいれば、そういう人に『普段の会話で心掛けていることは何か』を尋ねてみてはどうでしょうか。新しい話術の発見に繋がることもあると思いますよ。

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