tedukurikotoba (2563)

ただより高いものはない

【漢字】ただより高いものはない 【読み】ただよりたかいものはない 【意味】ただで物をもらうとお礼代がかさんで、かえって高くつく。 【例文1】友人から車を譲ってもらったが、修理代がかさみ、ただより高いものはない。 【例文2】昼食込みのセミナーなんてただより高いものはないと警戒する。 【例文3】儲け話にはただより高いものはない。 ただより高いものはないとはなにか物をもらうとお礼をしなくてはならず結果お礼代の方が高くつくという意味です。まさにその通りだと思います。 私は高校時代の友人から久しぶりにご飯のお誘いが来ました。なんとグランドホテルで話を聞いてもらうだけで豪華料理がただだというおいしい話に飛びつきました。私はまったく疑う余地もなくおめかしして出かけました。会場入りして目に飛び込んだのはバイキング方式でした。おいしい海の幸を堪能して休憩が入りアナウンスが流れました。お偉いさんみたいな方が挨拶をしてなにか物々しい雰囲気に包まれました。会場を離れて移動した先はなんと羽毛布団やじゅうたんの販売です。最初私は高い値段に驚いてただただ友人について回るだけでした。その友人が上司と何やら話しこんでいるときに私に勧誘の手が伸びました。そんな高額買えませんよ・・と小さな声で言い返しましたが、ローンの話になり組む気もなかったので、無理です・・と断っても食いついてきます。10万円で買った婚礼布団でも十分です。40万なんて誰が買うもんですか。豪華な料理をただで食べたばっかりにと悔みましたが、一刻もその場を離れたかったので、ちょうど買い換えようとしたホームセンターなら5千円もしないであろうじゅうたんを1万円で購入して、友人にはお迎えがあるといいその場を去ってこの友人とは一切連絡を絶ちました。ただより高いものはないとはこうゆうことです。これから気をつけます。

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先手必勝

【漢字】先手必勝 【読み】せんてひっしょう 【意味】誰よりも早く行動を起こせば、必ず有利な立場に立つ事が出来る。 【例文1】先手必勝で試合に臨む。 【例文2】先手必勝で攻撃する。 【例文3】先手必勝の作戦勝ち。 学生時代野球をやっていて、先手必勝の重要性を常に実感していました。その経験もあって、勝負は先手必勝を心掛けています。 なぜ先手必勝が重要かですが、最初から優位な立場になればモチベーションが上がり、更に良い行動がとれるという心理的な要素が関係していると思います。 プラス思考だと良い方向に向かうプラシーボ効果と一緒で、良い心理状態や精神を維持することは勝負の世界でも重要です。 将棋を同僚と良くやりますが、私が勝つ時のパターンは先手必勝のケースがほとんどで、最初不利なスタートをすると9割方負けています。 逆境に弱いというタイプもあって、先手必勝を常に心掛けていますが、最初不利なスタートでも後から巻き返すタイプもいます。 私の兄がそういったタイプで、立ち上がりが悪くても後から巻き返し勝ちとるケースが多々あります。 兄を見ていると逆境に強いと感じる時が多く、そのような人だと先手必勝にこだわらない勝負もできるかと思います。 ただ、巻き返すことより先手必勝で逃げ切る勝負の方が楽で、勝率も高くなるので学生時代野球をやっている時は、1回から3回に全力を出すようにしていました。 徐々にエンジンがかかるようなやり方より、ロケットスタートのような勝負の方法が私には向いています。

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七歩の才

【漢字】七歩の才 【読み】しちほのさい 【意味】中国の曹丕・曹植兄弟は優れた詩人であった。兄が弟の才能を妬んで七歩歩いている間に詩を作るよう命令した。曹植は兄弟の不仲を嘆く詩を作ったという故事より。作詩の才能があり、ひらめきが早い。 【例文1】七歩の才ではないから、制作まで1週間はかかる。 【例文2】俳句が七歩の才の出来映えだ。 【例文3】七歩の才で驚きだ。 「七歩の才」とは「世説新語」文学の故事から「詩を作る 才能が非常にすぐれていること。また、作詩が早いこと」です。曹植は魏の武王の息子です。詩文の才能に長じていました。その才能に嫉妬した兄の曹丕(文帝)は自分が 七歩あるく間に詩を作れなければ罰を与えると、無理難題を吹きかけます。ところが、七歩の間に曹植は自分たちを豆と豆がらに喩えて「豆を煮てスープを作り、醗酵したみそを漉して汁にします。豆殻は釜の下で燃料にされて燃え、豆は釜の中で泣いて訴えます。 私達は元は同じ根から育った豆と豆殻なのに、 なぜそんなに急いで煮ようとするのですか」と兄弟の不仲を嘆く詩を作ります。これを聞いて、帝は深く恥じいる表情をみせました。詩の才能を父曹操にも認められ、寵愛を受けていた曹植でしたが、兄文帝とは側近レベルで父の後継争いに発展し、兄が後継に指名されると、曹植は側近ともども厳しい迫害を受けるようになります。そして城を追われるように出て、親族間の交流もままならず、母が亡くなると後ろ盾をなくした曹植は41歳の若さで「常に汲汲として歓びなく、遂に病を発して」亡くなります。曹植は五言の古詩の作り手として唐の李白、杜甫以前の「詩聖」と評されています。

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三十六計逃げるに如かず

【漢字】三十六計逃げるに如かず 【読み】さんじゅうろっけいにげるにしかず 【意味】計略がうまくいかなかった時は、あれこれ考えるより逃げるのも策略である。 【例文1】どうやらブラック企業のようだ。三十六計逃げるに如かずで辞める。 【例文2】10年経っても実らない。諦めも三十六計逃げるに如かずかな。 【例文3】作戦変更。三十六計逃げるに如かずだ。 「三十六計逃げるに如かず」は「形勢が不利になったときは、 あれこれ思案するよりも、逃げてしまうのがいちばんよい。転じて、めんどうなことが 起こったときには、逃げるのが得策であるということ」です。この言葉は「兵法三十六計」という兵法書と関係があるのかははっきりしません。数ある兵法書の中で有名なのは孫武という人が記した「孫子」という兵法書です。紀元前500年頃のもので孫武は戦争の記録を分析・研究し、勝敗は運ではなく人為的なものだとして、勝利を得るための指針を理論化し、本書で後世に残そうとしたものです。1972年に中国山東省臨沂県銀雀山の前漢時代の墓から出土した竹簡に記されたもの竹簡孫子が原典に近いとされています。文字通りお墓の中にまで持っていくほど愛読した人がいるのでしょうね。「孫子」の中には現代でもビジネスに使えるような名言が入っています。例えば「彼を知り己を知れば、百戦して危うからず」は相手のことをよく調べ情報を掴み、また自分のこともよく理解しておけば百戦錬磨であるということです。また、実戦の際に参考にしたのが、日中戦争時の毛沢東だと言われています。「孫子」のような兵法書もビジネスなど平和利用だったらいいのですが、実戦には利用してもらいたくないですね。

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志を立てる

【漢字】志を立てる 【読み】こころざしをたてる 【意味】目標を持って成し遂げようとする気持ち。 【例文1】彼は18歳の時から起業すると志を立てた。 【例文2】志を立てると意欲がわく。 【例文3】家庭を持ち志を立てる。 「志を立てる」とは「目的を決め、必ず実現しようと心に誓うこと」です。「志を立て」実行した人の中に玄奘三蔵(げんじょうさんぞう)法師がいます。彼は8歳のころからお経を父から学び、10歳で父が亡くなると兄が出家して暮らしていた浄土寺でお経を学び始めます。浄土寺で度僧の募集がかかりますが、玄奘は年が若く受験すらできません。それで彼は門の所で試験役の僧を待ち受けます。事情を話すと「なぜ僧になりたいのか」と問われます。「遠くは如来を紹し、近くは遺法を光らせたいから」と答え、これに感じ入った僧は、「この風骨は得がたいものだ」と特例として受け入れ、兄と一緒に浄土寺に住むことになります。629年の21歳の時、玄奘は仏典の研究には原典に拠るべきであると考え、仏跡巡りを兼ねてインドへ行こうとしますが、唐王朝から出国の許可がおりず、密出国します。巡礼や仏教研究を行って16年後の645年に経典657部や仏像などを持って無事に戻ります。唐では太宗の時代になっており、玄奘三蔵法師は密出国を咎められることもなく、彼の業績は太宗に高く評価されました。以後、翻訳作業で従来の誤りを正し、法相宗の開祖となりました。また、このインドへの旅を地誌『大唐西域記』として著し、「西遊記」のもととなります。彼のお蔭で日本には正しい訳の経典が伝わったのです。

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