tedukurikotoba (2563)

笠に着る

【漢字】笠に着る 【読み】かさにきる 【意味】権力のある者を頼りにして威張る。 【例文1】社長の息子だと言って笠に着る。 【例文2】部長に気に入られているからと笠に着る。 【例文3】コネ入社のくせに笠に着る。 「笠に着る」とは権勢あるものを頼んで威張る。自分の施した恩福などをいいことにして勝手なふるまいをするという意味です。かぐや姫の物語はご存知ですね。竹から生まれた美しい姫君。その噂を聞きつけて何人もの人が求婚しにきますが、最後に5人だけが残ります。その5人の貴族たちに「かぐや姫は自分の所望する品を贈ってくださった方と結婚する」と言いだします。しかし、その品物とはまさしく無理難題でした。石作皇子には仏の御石の鉢。インドに1つしかないという高級品です。車持皇子には中国にあるといわれている蓬莱の玉の枝。根が銀、茎が金、実が真珠の木の枝というもの。右大臣阿倍御主人には中国にある火鼠(ひねずみ)の裘(かわごろも)。その毛を織って作った布が火に燃えず、汚れても火に入れると真っ白になるという特別なものだそうです。大納言大伴御行は竜の首に光る玉。中納言石上麻呂足には燕(つばくらめ)が持っている子安貝。どれも伝説の産物かと思うような品々です。誰もがその品を手に入れようと挑戦しますが、結局入手できず、かぐや姫は貴族5人の求婚を断ります。そこへ、帝が笠を着ていきなり求婚します。帝に逆らえば育ててくれたおじいさん、おばあさんも殺されてしまうかもしれません。かぐや姫はとうとう月に帰ることを打ち明けるのです。そして、帝の差し向けた兵が突然眠ってしまった隙に、別れを告げて月からの迎えとともに帰っていくのです。

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火事あとの釘拾い

【漢字】火事あとの釘拾い 【読み】かじあとのくぎひろい 【意味】 【例文】 「火事あとの釘拾い」は、大きな損失があった後に、小さな倹約をしてもあまり意味がないというような意味ですが、私にも似たような経験があります。 私は数年前に車の故障で、一度に多額の損失を被ったことがありました。 予想していなかった故障だったのですが、外車だったということもあり、多額の費用がかかっていました。 車は普段の生活に必要不可欠だったので、車を使わないわけにもいかず、結局は借金をして車を修理することになりました。 その時に車検もあったので、さらに費用がかかってしまい、一度に大きな損失をしてしまいました。 その後、私は何とか節約をしなければと思い、食費の節約を始めました。 食費の節約をしても、たかが知れていて、結局は数千円の節約にしかなりません。 車の費用は何十万円もかかっていて、さらに借金をして利子もあるのに、数千円の節約だけではどうにもなりません。 それは自分でも分かってはいたのですが、こういう時は何でもいいから節約をしなければいけないという気持ちになってしまいます。 そのため、目先の細かい節約を始めてしまい、時間がかかる割には大した節約にもなりませんでした。 今思えば、もう少し冷静になり、車を買い替えて軽自動車にするなど、根本的に経費のかかるものから節約を考えていけば良かったと後悔しています。 「火事あとの釘拾い」ということわざを初めて聞いた時に、家事になってしまったけれども、火事場から釘を拾って少しでも役立てようという転んでもただでは起きないようなイメージをもったことがあります。 夫にそう言ったところ、笑われてしまいました。 「そんな燃えた釘は酸化鉄になってしまって、もう、鉄ではないから使い物にならないんだよ。」と科学的なことを言われてしまいました。 夫が科学的に証明したようにこの「火事あとの釘拾い」も無駄な事という意味で用いられるようです。 つまり、大損をした後でちょこちょこ節約したところで、なんの意味のないと言う意味です。 お屋敷を燃やして、役に立たない釘を拾っても意味がないってことなんですね。 さらに、夫が、まるで今の私の現状のようだと続けて笑っていました。 というのも最近の私は外に出かけてもカフェでコーヒーを飲まずに、自宅に帰ってから、コーヒーを飲んで節約をしています。 先日、私の奥歯が2本、インプラントになったのです。 その際にものすごくお金がかかったので、虫歯が一本もない真っ白な歯の夫に悪いなあと思い、いつも外出先のカフェで飲んでいたコーヒーをやめたのです。 私のこの節約の小さな努力が夫には「家事あとの釘拾い」と感じたようです。 一生懸命節約しているのになあとちょっと悲しいです。

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鵜呑みにする

【漢字】鵜呑みにする 【読み】うのみにする 【意味】言われたことを理解もせずに受け止める。 【例文1】ひとつの情報だけを鵜呑みにしては信ぴょう性がない。 【例文2】ネットの情報を鵜呑みにする。 【例文3】我が子の話だけを鵜呑みにする。 ネットの情報を鵜呑みにすると危険だ。とよくテレビやネットで耳にし、目にします。 わたしはどちらかというと俗に言うネット民で2ちゃんねる、Twitterをたしなみます。 結論から申しますと、わたしはネットの情報はあながち間違いだとは言いきれないと思っています。 むしろ、テレビや新聞、週刊誌では様々な不可抗力の影響で報道できない情報がネットにはあります。 デマが流れ、独り歩きすることもありますが、それはネットの悪いところではなく、ネットユーザーの悪いところであり、そういう早合点をしてしまうその人の人間性に問題があるだけの話だと思います。 2ちゃんねるの掲示板を見ていると「ソースは?」という文言をよく目にします。 ソースとは情報源のことで、つまりあなたが今言ったことは確かな情報ですか?どこで仕入れた話なの?ということです。 いじめや凶悪な事件が起こると、みんな事件の詳細を知りたがります。 でもテレビや新聞では伝えにくいこともあるのも事実。 ですがネットは目撃していた人、関係者からの新鮮な情報が入ります。 ネットであろうと、テレビや新聞、情報誌であろうとその情報源は確かなのか、その情報を鵜呑みにするべきなのか、それをすぐリツイートすることで問題は生じないのか、今こそ個の人間性が問われているのだと思います。 ネットにも正しい情報はたくさんあります。

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意地を張る

【漢字】意地を張る 【読み】いじをはる 【意味】自分の意見を押し通そうとする。 【例文1】意地っ張りな性格は直らない。 【例文2】意地を張っても得をする事はない。 【例文3】意地を張って謝らない。 わたしの祖父は謝りません。 とにかく謝りません。そういえば「ありがとう」も聞いたことがありません。 とにかく素直じゃないし、寡黙で見た目はコワモテです。 俳優の成田三樹夫さんのような風情です。 よく、そっちの人だと間違われますが、もちろんカタギの人で小さな会社を経営しています。 祖母も気が強く、しかしそういう祖母だから祖父と長く一緒にいられるのだろうと感じます。 ですが、そんな二人が喧嘩をしたら周りが大変です。 祖父は意地を張るので絶対に謝りません。 祖母もまた意地を張るので絶対に謝りません。 そのため二人が喧嘩をすると長丁場になります。 喧嘩をすると祖母は決まって母のところ(我が家)に家出をしてきます。 祖母(祖父)の自宅から徒歩二分です。 そのため家出していても祖父と祖母はしょっちゅう顔を合わせてしまいます。 それでもお互い無視を決め込み素通りします。 ちなみに母にはきょうだいがおり、徒歩10分のところに叔母(母の姉)もいます。電車で一駅のところにも叔父(母の弟)がいます。 他の叔父、叔母もそう遠くありません。 ですが、徒歩二分の我が家に毎回家出をしてきます。 喧嘩をしながらも祖父の様子が伺える、一番近くの子どものところに家出をする祖母が可愛いなと思うのでした。 高校生の頃、とても仲が良くて親友と呼べる友達が一人いました。何をするにも一緒で、それまで喧嘩をしたことはありませんでした。一緒に帰ろうねと約束してた日があったのですが、私はその日ちょうど日直の仕事があって待ち合わせ時間に遅れてしまったことがありました。日直の仕事を終わらせて待ち合わせ場所に急いで向かってのですが、そこには友達がいませんでした。明日直接弁解すればいいやと思ってしまい、その日は何も連絡をしませんでした。次の日友達の元へ行って昨日のことを伝えようとすると友達がすごく怒って私に何で昨日は来なかったのと行ってきました。訳を話したのですが、日直なら日直の仕事があるって事前に伝えればいいのにと言われてしまいました。日直の仕事があると伝えなかった私も悪かったのですが、何もそこまで怒ることないんじゃないかと思ってしまい、口喧嘩になってしまいました。その後の二人は意地を張るはがりで一向に謝る気がありませんでした。ですが、いつまでも意地を張るわけにもいかず、元に戻りたいと思った私は自分から謝ろうと決めました。素直に謝ると向こうも謝ってきてくれ、無事に仲直りすることができました。あまり意地を張るのも良くないなと実感した出来事でした。

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足が付く

【漢字】足が付く 【読み】あしがつく 【意味】逃げている者の身元や行方が判明する。 【例文1】防犯カメラでひったくり犯の足が付く。 【例文2】ポケットのレシートから足が付く。 【例文3】ブレーキ痕からひき逃げ犯の足が付く。 「足が付く」とは「逃亡者の足どりがわかること。また、犯罪事実解明のための証拠などが見つかること。よくない情夫ができること」の意味です。高校生が古典で習う「蜻蛉日記」は藤原道綱母が書いた日記です。平安時代の貴族社会においては一夫多妻の男性が女性の家に通う「妻問婚」でした。手紙の贈答から始め、三日間連続して通うと「三日夜の餅」が振舞われ、正式に婿として迎えられました。そんな結婚形態の中、藤原道綱母は家の文箱から夫が別の女性に書いた手紙を見つけてしまいます。夫は「外せない仕事があるから」と夕方、出かけて行きました。変だと思って召使に後をつけさせると「町屋の家に入って行きました」と報告があり、思った通りだと憤りますが、夫は 2、3日帰ってきません。3日めの夜、表の戸を叩く音がしますが、怒りのあまり、彼女は門を開けません。そして翌朝、このままにはしておくものかと「嘆きつつひとり寝る夜のあくる間はいかに久しきものとかは知る」という有名な和歌を詠むのです。一夫多妻制と慣習としてわかっていても夫を許せない妻の気持ち。それにしても他の女へのラブレターの下書きを家に残したりするから「足が付く」のです。夫の無神経ぶりもどうかと思いますね。

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