tedukurikotoba (2563)

土壇場

【漢字】土壇場 【読み】どたんば 【意味】昔は土を盛った壇で首切り処刑が行われていた。決断を迫られる時を意味する。 【例文1】彼女は土壇場でも正しい判断をする。 【例文2】土壇場になって約束をキャンセルされた。 【例文3】土壇場になっておじ気づく。 土壇場とは絶体絶命のピンチに追い込まれた状態です。これをどう機転を利かせて乗り越えるか? 私がもう何十年も前に就職活動をしていた時のお話しです。面接のために会社に向かったのですが、都内の地下鉄の複雑さ、初めて行く場所で方向が全く分からず、会社にたどり付けない状態になりました。時間に余裕をもって家を出たのに面接の集合時間まで余裕がありません。今だったらスマホがあるのでナビを使えば簡単に会社の場所が分かります。さらにどうしてもの時はその会社に一本連絡を入れて送れる旨を伝えることも出来ます。しかし昔はそんなツールもありません。何とか全速力で走り回って汗だくになりながらも会社に時間ギリギリでたどりつくことが出来ました。 面接の最後に面接官が「あなたにとって人生とは何ですか?」という質問をしてきました。私はアパレルメーカーのデザイナーの就職希望だったのでまさかそのような質問がくるとは全く予想していませんでした。頭の中が真っ白になって、まさに土壇場の状態です。とっさに浮かんだ言葉が「人生とはギャンブルです」でした。言ってしまった後まずい!と思ったのですが、引き返せません。その後に「人生は一発勝負でその結果は誰にも予想することが出来ない」「勝負に勝つことばかりが意味のある事じゃない」とか 何とかその場を取り繕ろいましたが、「あ~この会社は落ちたな!」と覚悟しました。 案の定その会社の内定までにはこぎつけませんでしたが、今となっては本当に良い思い出になっています。

Continue reading...

手の内を見せる

【漢字】手の内を見せる 【読み】てのうちをみせる 【意味】実力のほどを相手に見せる。秘めていた計画を打ち明ける。 【例文1】取り引きの際は手の内を見せない。 【例文2】徐々に手の内を見せる。 【例文3】信じている人にだけ手の内を見せる。 仕事や学校の保護者会など新しい人と出会う時には一番緊張します。人見知りな性格なので自分から進んで人の輪に入ってお話しするのも苦手です。仲良くなるまでにすごく時間がかかるタイプでたいていの友人には「初めはすごく取っつきにくい印象があった」と言われます。仲良くなるまでは私は中々手の内を見せない性格です。当たり障りのない会話をすることが多いです。少し慣れてきた頃になってやっと少しずつ手の内を見せることが出来るようになります。そしてさらに時間をかけると自分全開でお話しが出来るようになります。 でも慣れてきたときが一番怖いのです。あまり気を遣わずにお話しできるようになると段々と地が出てきます。慣れてきた頃にみんなに言われてすごくショックな言葉が「〇〇さんってB型でしょ!」そうこれです。これを聞くと「あ~また私何かやっちゃったのかな?」と反省会です。自分の中の何がB型っぽいのか分からないところがすでにB型である所以だと思います。もうこの言葉を言われると「本当にすいません、前倒しでこれから色々と迷惑かけることにお詫びしておきます!」って感じで落ち込みます。自分全開にして手の内を見せても全く問題ない!そういう人に私はなりたいです。

Continue reading...

塵も積もれば山となる

【漢字】塵も積もれば山となる 【読み】ちりもつもればやまとなる 【意味】どんな小さな事でも時間をかけると大きなものになる。 【例文1】1日500円貯金でも塵も積もれば山となる。 【例文2】塵も積もれば山となるは募金がいい例だ。 【例文3】長年の散歩が健康を保つ。塵も積もれば山となるのだ。 少しのものでも積もり積もっていくと大きくなるという意味の塵も積もれば山となる。小さい事でも疎かにしないという日々の努力の積み重ねの大事さだったり、倹約のすすめ等、多方面で用いられ良い意味としても悪い意味にも用いれる言葉だなと感じます。私の場合は大晦日の大掃除に当てはまります。例年師走の残り3日位で家の全部を綺麗にしようとしてきましたが、普段手の届かない所までやるには足りずに中途半端で年を越していました。そこで短気集中で一気にやるのではなく、師走に入ってから一日一部ずつ分割して掃除をする方向に切り替えました。今までは年越しの時にはおせちの準備と年越しソバを含めて時間がないと思いながらの作業で、除夜の鐘の鳴る頃には疲れて睡魔との戦いが襲ってたのですが、期間を設けて分散した作業になった為、少しばかり穏やかに過ごせました。まさに日々の小さな掃除を積み重ねて家をスッキリさせてお正月を迎えられたのでこの言葉の意味が沁みます。そして今度はお正月太りした体型を戻す為に体に蓄積した脂肪という塵を毎日の運動で少しずつ標準体重という山の頂きを目指して減らして行く作業に移行します。体重が減るのは塵のように僅かなのに増えるのは一気になのが努力を試されてる気がしますね。 ちりも積もれば山となるのちりってなんだろう?掃除用具入れには塵取りってあるけれどこれって結構なネーミングだと思うのです。ちりっていうのは部屋の片隅に溜まっているホコリとか目に見えるサイズではありません。空気中に漂っているほとんど目に見えないサイズのごみだからです。これを積もらせて山とするには相当な労力と時間がかかりそうです。壮大なプロジェクトだと思います。 でもこのちりも積もれば山となるという言葉の意味は本当に深いと思います。この言葉を逆にたどって考えると、山も元をただせばちりであるということです。大きなものもよくみて見れば小さいものの積み重ねだという事。大きなものがドーンと一つ存在しているのではないという事です。 大晦日に1年の終わりをしみじみ感じながら除夜の鐘をきく。1年という長い時が終わろうとしているけれど、それは1月から12月の積み重ねであり1ヶ月は一日一日の積み重ね、、そうやって考えていくと最終的には1秒の積み重ねで1年が出来ていることになります。 1秒たりとも無駄に出来ないと言いますがこの積み重ねが1年になるのなら1秒を無駄にしている場合ではないかもしれません。年末年始はしみじみとこういったことを考えてしまいます。毎日の努力、ちりも積もれば山となるを実感できるような結果を来年こそは出したいと思います。

Continue reading...

駄々をこねる

【漢字】駄々をこねる 【読み】だだをこねる 【意味】子どもが親に無理を言って困らせる様子。 【例文1】これが欲しいと子どもみたいに駄々をこねる。 【例文2】子どもが駄々をこねると対処に困る。 【例文3】泣いて駄々をこねる。 駄々をこねるとは相手がおとなしいことを良いことにわがままを言う事です。よく小さな子どもがおもちゃ屋さんやスーパーマーケットで「これ買って!」と駄々をこねている姿を見かけることがあります。これってはたから見ていると駄々をこねて泣いて可愛いな~と思うのですが、立場が変わって親の立場になるともう大変です。何を言い聞かせてもいうことを聞かない子ども相手に本当に腸が煮えくり返る思いがします。でも全く駄々をこねない子どももそれはそれで心配なのである程度は自己主張してこれだけは欲しい!という思いを表現してほしいなと親としては思います。 最近のお母さんを見ていて子どもの叱り方が「何かおかしいんじゃないの?」と思うことがあります。例えば電車やバスの中で騒いで迷惑をかけている自分の子どもに対して最近のお母さんは「そんなにうるさいとバスの運転手さんに叱られるよ!」などといったしかり方をします。これって言われた子どもにとってはとても理解しづらいですよね。この先色々なことに対して誰かに叱られるからやっちゃいけないんだってことになってしまい、善悪の区別を他人に委ねることになってしまいます。そうではなくて自分の中でやっていいこととダメなことの線引きをしっかりもって善悪を判断できるような叱り方を大人はする必要があると思うのです。 そういったしかり方が浮かばない時は、「何でダメなの~」と駄々をこねて泣き叫ぶ子どもに「だめなものはダメ!」と問答無用に切り捨てるのもありかと思います。

Continue reading...

船頭多くして船山に上る

【漢字】船頭多くして船山に上る 【読み】せんどうおおくしてふねやまにのぼる 【意味】指示者が多いとうまくまとまらないもの。 【例文1】共同生活1日目は船頭多くして船山に上る。 【例文2】リーダーを決めないと船頭多くして船山に上る。 【例文3】船頭多くして船山に上るでチームワークが必要だ。 それぞれ勝手な指示を出す人間が多すぎて、状況がまとまらず上手く行かない事を言い、使い方としては「あそこのグループは船頭多くして船山に登るだなと」となります。船頭とは本来一人いれば事がスムーズに運ぶのですが、なまじ優秀な人が集まり過ぎると各々が持論を展開し出し、指示を受ける者達が誰の指示が的確なのか判らなくなり、進水させるはずの船がどういう訳か山に向かって運ばれて行く事態になってしまったという話が転じて「船頭多くして船山に登る」なのです。つまり、どれ程優秀な人間を沢山集められても、チームワークがきちんと取れなければ上手く行くものも上手く行かなくなるという事で、何事もまずは協調性が大事だという教えであります。もちろん優秀な方全てが自己主張の強い人ばかりとは限らず、中には状況に応じ必要なだけ力を出して後は他の方に委ねる事が出来る奇特な御仁もおられます。そういう方は自身だけでなく、他の使い方も上手に裁いてしまう手腕の持ち主で決して余計な手間は取らせません。ですから本当はそういう方に船頭をお願いすれば無難に船は水に浮かんでいる事でしょう。真のリーダーとは決して周りに不評を買わず、むしろ皆をその気にさせて物事を上手に動かす、まさに腕の良い船頭の様な人をいうのです。

Continue reading...