tedukurikotoba (2563)

止むに止まれぬ

【漢字】止むに止まれぬ 【読み】やむにやまれぬ 【意味】止めようとしても止められない。そうするしかない。 【例文1】止むに止まれず休業した。 【例文2】バスが運休して止むに止まれぬ徒歩で帰宅する。 【例文3】二次災害の恐れがあり止むに止まれぬ捜査は中断する。 数年前、平年に比べ雪が多い年があり、原付バイクで通勤している私は、大変な経験をしました。 その日は曇りで寒い一日でしたが、雪や雨は降っていなかったので、バイクで帰宅する時の心配は全くしていませんでした。 しかし、夕方を過ぎ帰宅しようとバイクにまたがると、雪がチラチラ降り始め急いで帰り始めましたが、次第に雪はどんどん強くなっていき、走行中雪が顔に当たり痛くて走りにくい状況でした。 会社から自宅までバイクで40分位かかるので、途中ホームセンターに寄ってマフラーを購入しました。買い物が終わり店から出ると、雪が道路を埋め尽くし吹雪となっていました。 原付バイクで道路を走っていると、ツルツル滑ってしまい普通に走ることはできませんでしたが、早く帰らないともっと雪が積もる為、両足を地面に付けながら時速10kg程度で走り続けました。 しかし、吹雪が凄すぎて前が見えない状態だったので、歩道に入り妻に電話をして状況を説明しました。 妻は、バイクを置いて歩いて帰ったら?と言ってきましたが、人気の少ない道路にバイクを置くのも心配だった為、再度ゆっくりバイクを走らせました。 バイクを置き去りにできないという、止むに止まれぬ理由があり、吹雪の中バイクを超低速で走らせましたが、周りの車も超低速で走っていたので、周りに迷惑をかけないで走行できました。 やめようと思っていてもやめることができないことは色々あると思います。 例えば、親しい方が亡くなられ、寂しい気持ちをはらいのけようと必死に別のことに打ちこんでみたりしても、止むに止まれずに悲しみで泣いてしまうことはあります。 私も以前、会社の先輩を亡くしてしまい、悲しい体験をしました。 このような状況では、悲しいのは自分だけと自虐的な気持ちにもなってしまうこともあります。 止むに止まれずに悲しい思いをしてしまうことは仕方がありません。 例えば今でも爪痕が深い、東日本大震災で発生した津波により、たくさんの命が失われましたが、中にはご家族のうち、たった一人が残されてしまった状況の方もたくさんいらっしゃいます。 以前、実際にご家族を失われた方にお話を伺っているドキュメンタリー番組を見ましたが、このような方は止むに止まれずに、なぜ自分だけが助かってしまったのかと思っていらっしゃるようなのです。 私自身にも家族がいますが、自分がこのような境地になった場合、どう思うだろうかと悩んだことがあります。 非常に複雑な気持ちにもなってしまうドキュメンタリー番組でしたが、この番組を通じて、家族の絆や命の大切さを改めて感じました。

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問答無用

【漢字】問答無用 【読み】もんどうむよう 【意味】これ以上話しを続けても無駄。 【例文1】問答無用で追い返す。 【例文2】問答無用だ。諦めたまえ。 【例文3】問答無用で追い払う。 夫はサッカー観戦が趣味でよくテレビでサッカー観戦をします。時間が経つにしたがってヒートアップしていき、声援も大きくなり終了後はまるで自分が試合をしたように疲れ果てています。ご贔屓のチームが勝つととても機嫌がよく試合の話をし、負けると不機嫌にビールを飲んでいます。負けた時の不機嫌は一人で解消しているのでそっとしておいて機嫌が治るのを待つようにしています。夫にとっては大切な趣味のようなので私もできる限り協力するようにしています。以前、いつものようにサッカー観戦を終わらせた夫がすごい不機嫌な様子で私を呼びました。私をテレビの前に座らせ、録画してあった今終わったばかりのサッカーの試合の再生を始めました。サッカーに興味のない私はさっぱりわかりませんでしたが、審判がありえない判定をしたらしくそのシーンを再生して見せられました。多くの選手が審判に駆け寄り何かを話していますが、審判は問答無用と言わんばかりの態度で笛を吹いていました。その日は長い時間そのシーンを何度も何度も巻き戻してぶつぶつ言っていました。後で聞くと、それでもその試合に集中していた時間はいい気晴らしになっているということでした。

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滅相もない

【漢字】滅相もない 【読み】めっそうもない 【意味】とんでもないと否定する。相手が言った事に対して謙遜的な否定言葉。 【例文1】そんな滅相もないお話です。 【例文2】まだまだ半人前で滅相もないです。 【例文3】いえいえ滅相もないです。 「滅相もない」という言葉を聞いたことのない人は、おそらくいないのではないでしょうか。 日本人ならば誰でも一度は聞いたことがあると思います。 自分では口にしたことがなくても、例えば時代劇などで、相手の言葉を否定する場面などに「滅相もない」という台詞をよく聞きますよね。 相手の言うことを、「とんでもない」「ありえないことです」といった意味合いで否定するこの言葉、誰にでもなじみはありますが、ところでこの言葉の正確な由来を知っている人はどれだけいるでしょうか。 「滅相」とは、実は仏教から来たことなのです。 仏教では万物の移り変わりを四つの段階で考えているのですが、それぞれに、何かがこの世に生まれ出ることを「正相」、物事が変化することを「異相」などと読んでいます。 その中の一つに数えられる「滅相」は、存在が消えてなくなってしまうことを指し、そこから「ありえない」「とんでもない」といった意味合いで使われることになりました。 とんでもありません、などという言い方に比べて、同じ否定の気持ちを表す言葉でも「滅相もない」はかなり時代がかった言い方に聞こえますが、日常会話などでよく使われる言葉であることに変わりはありませんので、適切に使いたいものですね。

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胸に刻む

【漢字】胸に刻む 【読み】むねにきざむ 【意味】忘れないように心にしっかり覚えておく。 【例文1】父母の言葉を胸に刻んで上京する。 【例文2】亡くなっていった戦友の想いを胸に刻む。 【例文3】終戦記念日を胸に刻む。 私は夏が好きになれません。毎年夏になると必ずやってくる広島長崎に原爆が投下された日、終戦記念日。今の平和な日本を作るために亡くなった人達のために祈る気持ちがあります。しかし日本が何もせずにどこの国にも手を出していないのに原爆を落とされたのならそれでいいと思います。こういったことは人にとても話しづらい内容です。「この人は何か特別な考え方、右とか左とか厄介な人かもしれない」そう思われても仕方のない内容だからです。 でもそこから目を背けてはいけないとおもうのです。原爆が投下されるにあたってなぜそのような事態を招くことになったのか?先入観なしに自分で学んで自分で考えることが大事だと思います。何も学校でそれを教える必要はないと思います。個人個人で考えればよいことだと思います。オバマ大統領が来日して広島を訪問するにあたって、謝罪がないのなら広島に来る必要はない!といった意見がありました。では逆の立場に立って日本はきちんと謝罪してきたのでしょうか? 戦争でなくなった日本人に祈るのなら、その戦争で同じように亡くなった世界の人にも祈る、そういった人たちのこともきちんと胸に刻むべきだと私は思っています。それがあって初めて原爆の日、終戦記念日の意味があるのだと思います。

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店を畳む

【漢字】店を畳む 【読み】みせをたたむ 【意味】商売をやめる。 【例文1】後継者がおらず、店を畳む。 【例文2】売り上げが減少続きで店を畳む。 【例文3】ディスカウントショップが近くにできて店を畳む。 最近ネットショップを使って思う事がたくさんあります。社会問題にもなってしまったヤマト運輸のサービス残業問題です。送料無料、ネットで簡単に欲しいものが手に入る時代はこんな過酷な労働条件の上に成り立っていたのかと思うと申し訳ない思いがします。冷静に考えて物を買って自分の家まで運んでくれる、その対価送料が無料ということはあり得ませんからね。誰かがその分無料で労働をしているということになります。 そしてお店で買えるものでも、トイレットペーパーだけでもクリックするだけで送料無料で届くのならネットショップで買うのも分かります。その結果、お店の品揃えがすごく少なくなっている気がします。そしてお店も小さいお店が減ってしまい大型店舗ばかりになっています。小さい個人経営のお店はネットショップ全盛のいま店を畳む選択肢を選ばざるを得ないと思います。何だか自分の周りにものは豊かになっても気持ちの部分では寂しい気がします。 ちょっと近所でお買い物と行った感じで利用できるお店はやっぱり必要だと思います。コンビニでもなく大型店舗でもなく地域に根付いた小さいお店。そういったお店がドンドン店を畳んで減っていき商店街がさびれてしまいます。時代の大きな流れには逆らえないのかなと思います。

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