tedukurikotoba (2563)

国破れて山河あり

【漢字】国破れて山河あり 【読み】くにやぶれてさんがあり 【意味】乱戦で敗れても山や川などの自然は美しいままである。 【例文1】国破れて山河ありで森林が生い茂って癒される。とても戦いがあった場所だとは思えない。 【例文2】住宅地に変わっても並木道だけは国破れて山河ありだ。 【例文3】永遠に国破れて山河ありでありたい。 大都市以外の農村部は自給自足で成り立っていたような大昔と今とでは状況が全く異なります。 国が破綻すれば即座に流通網は滞ることになり、食料を始めとする物資も電気水道などのインフラも不十分どころか壊滅します。 国破れて山河ありとはいいますが、領土だけで生きていけるほど現代人は野性味溢れる生命力など持ち合わせません。 金持ちは事前に状況を察知して既に国外に逃れ、残された大多数の市民は困惑するばかりです。 解決するには莫大な資金と長い時間が必要となるので、余程国力が有り余っていて乗っ取る腹づもりが十分な国でなければ手を出さないでしょう。 他人の不幸に点けこむ欲深な人間はいても、無償で救済しようなどというお人よしは大抵が力不足の貧乏人です。 哀れむにとどまってしまうのは、自分のことだけでも精一杯な人がほとんどなので責めることはできません。 組織が大きければ大きいほどに、ひとたび瓦解すれば再興することは容易でないのは当然です。 本格的に社会構造が瓦解する前、今この瞬間からでも大掛かりな修繕は必要です。 ことあるごとに政治が悪い、社会が悪いと悪態をつく人は多いですが、真剣に状況を改善しようと考えている人は少ないように見えます。 政治や社会の構造なんて難しいことは全部人任せなどという怠惰な人ばかりでは、まともな政治家が育つはずもありません。 せめて民主主義国家という恵まれた国に生まれた特権を生かして、己のことは自身で決めるという気概をもって欲しいものです。

Continue reading...

聞くは一時の恥、聞かぬは一生の恥

【漢字】聞くは一時の恥、聞かぬは一生の恥 【読み】きくのはいっときのはじ、きかぬはいっしょうのはじ 【意味】分からない事を聞くのは一時の恥だが、聞かないでいると一生知らないでいる方が恥ずかしいという教え。 【例文1】聞くは一時の恥、聞かぬは一生の恥で早めにわかってよかったよ。 【例文2】今のうちに聞いておくのは聞くは一時の恥、聞かぬは一生の恥だ。 【例文3】どうしようかな~聞くは一時の恥、聞かぬは一生の恥と言うからな~。 わからないことは恥ずかしいことではない、わからないままにしておくのが恥ずかしいことである。これは、教師や先輩から何度となく耳にしてきた言葉です。様々な経験を積んできた今では、この言葉の意味をよく理解できます。でも、「聞く」ということに対して勇気が必要だった時期もありました。わからないことを自分で考えることも必要という考えを持っていたのもあります。何でもかんでもすぐに聞くのではなく、まずは自分の中に入れてみようとしていたのです。 社会人一年目は、わからないことがわからないという状況になることがよくあります。そうなると、「聞く」ということがとても難しくなります。何を聞いたらいいのかわからないのですから。その困った気持ちを理解してくれる人がいると、だいぶ救われるのではないでしょうか。聞かぬは一生の恥と頭ではわかっていても、できないことがあるのです。しかし、それを乗り越えると「聞く」ということがいかに大切か理解できるようになってきます。私は、何年経ったからもう自分でなんでもやれるという考えではなく、何年経っても何歳になっても、「聞く」ということを当たり前のようにできる人になりたいと思っています。 聞くは一時の恥、聞かぬは一生の恥とはわからないことがあったら積極的に質問すべきという意味で解説すると、わからないことを人に聞くのは恥ずかしいという気持ちになってしまうが、恥ずかしさはその時だけで知らないままにしておくと一生そのままにして過ごすことになるのでその方が恥ずかしいということです。知らないことを恥ずかしがって知ったかぶりなどせずに素直に聞いて学ぶべきという教えから出来たことわざです。 私も社会人なって半年ほどした時に仕事内容でわからないことがありました。しかしあまりまだ職場に馴染めていないということもあり、そのわからないことを聞くのが恥ずかしく躊躇ってしまいそのままにしてしまいました。1年経って後輩が入ってきた時に同じことを聞かれた時に先輩として答えてあげることが出来ず恥ずかしいのと申し訳ない思いをしました。こんなことになるのであればわからないと思った時に恥ずかしさを捨て、聞いておくべきだったと後悔しました。 それからはわからないことがあればその時に質問するようにしています。 わからないと思った時点で積極的に聞くことが将来の自分の為にもなりますので、なんでもわからないままにしておかないようにしましょう。

Continue reading...

臥薪嘗胆

【漢字】臥薪嘗胆 【読み】がしんしょうたん 【意味】成功や復讐のために困難に耐え抜く。 【例文1】レギュラーを勝ち取るために臥薪嘗胆の思いで練習した。 【例文2】臥薪嘗胆でリベンジに燃える。 【例文3】痩せて元カレに臥薪嘗胆で見返してやる! 臥薪嘗胆という言葉は、紀元前5世紀頃の中国で実際にあった史実に由来しています。 簡単に言いますと、手酷く負けたけれど命ばかりは助かり敗北の恥を雪ぐためドン底の状況から頑張って再興して復讐戦に勝利しましたという話です。 「臥薪」は、固く凹凸だらけの薪に横たわり身体を痛めつけて復讐心を忘れないようにしたという故事に由来します。 「嘗胆」は、苦い胆をなめることで敗北の苦さを思い起こそうとした故事に由来します。 この話の何に嫌悪感を感じるかというと、話に登場する主要人物が皆が皆非業の死を遂げていることです。 呉という国の王が父前王の仇を討つため「臥薪」の末に戦に勝ちますが、部下の進言を聞き入れず降伏した相手を殺さなかったため、後日逆に打ち滅ぼされます。 進言した部下は、親の仇を討つために他国から流れてきた身でしたが仇討ちをするまえに相手は死んでしまいます。 墓を暴いて死体を鞭打ち辱めることで溜飲を下げますが、この事も関係してか主君から死を賜ることになります。 「臥薪」して再起した相手を打ち滅ぼしたのは「嘗胆」して敗戦の恥辱を忘れなかった越という国の王です。 しかし後に、功績のあった有能な臣下をざんげんにより失うなどして国はほどなく衰退します。 仇を討ったり討たれたりした結果、残らず不幸な結末を迎えてしまったという具体的で有名な例です。

Continue reading...

鬼の居ぬ間に洗濯

【漢字】鬼の居ぬ間に洗濯 【読み】おにのいぬまにせんたく 【意味】怖い人やうるさい人がいない時にゆっくりくつろぐ様子。 【例文1】今週は口うるさい上司が出張だ。鬼の居ぬ間に洗濯できるな。 【例文2】今夜は妻が不在で鬼の居ぬ間に洗濯だ。 【例文3】部長が不在で鬼の居ぬ間に洗濯だ。 この間の土曜日、いつもの飲み仲間といつもの居酒屋で一杯やっていた時、その友人がこんなことを口にしました。 「今日はカミさんが実家に用があって泊りがけで出かけたから、2日間のんびりできる。まさに、鬼の居ぬ間に洗濯だよ」 「それはよかったな」と答えて、ふと、「ところで、何を洗濯するの?」と不思議に感じました。このことわざはよく使われますし、私自身使ったこともあると思います。けれど、これまで一度も「洗濯」について考えてみたことはありません。 文字通りに解釈すれば、「怖い人や厳しい管理者がいないから、衣服を洗濯する」ということになりますが、これは意味が解りません。友達の場合、うるさい奥さんがいないから、奥さんの代わりに洗濯をするというな、変な意味になってしまいます。 そのことを友達に指摘すると、「たしかに不思議なことわざだね」と言い、「調べてみよう」ということになりました。 今はスマホですぐに調べられるから、こんな時、便利です。調べて「なるほど」と納得。洗濯するものは「命」だとわかったからです。 温泉旅行などに行くことを、よく「命の洗濯」と言いますが、「鬼の居ぬ間に洗濯」も、命の洗濯をして、ゆっくりくつろぐという意味でした。 この歳まで知らずに来ましたが、このことわざ、私のようによくわからないまま使っている人は少なくないのではないでしょうか。

Continue reading...

馬が合う

【漢字】馬が合う 【読み】うまがあう 【意味】乗馬は馬と騎手の息がぴったり合わないといけないことから、性格が似ていたり気が合う者同士をいう。 【例文1】地元の友人たちはみんな馬が合う。 【例文2】馬が合う仲間と飲み明かす。 【例文3】姉弟馬が合う。 結婚相手の選び方を間違えると、長い人生苦労することになります。失敗しないようにあれこれ条件を付けたがる人もいますが、一番大切なのは馬が合う相手かどうかということだと考えます。なぜなら、一緒に生活していく上で、考え方や距離感、空気感がしっくりこないとストレスが溜まってしまうからです。一緒にいて落ち着く、安心するという感覚はとても大事です。ちょっとした不満や違いはあっても、馬が合うと思える相手とならなんとかやっていけますし、相手も同じように思ってくれます。 生活していると、様々なことがあります。馬が合う人というのは、向かい合っていても、同じ方向を向いていても、一緒にやっていける安心感をもたらしてくれます。そんな人との暮らしは、穏やかで快適なものとなるでしょう。結婚生活は楽しいことばかりではありません。乗り越えなくてはならないことも出てきます。そこで夫婦の馬が合わないととても困難な状況になってしまいます。向かい合ったり足並みを揃えたりしながら、一緒に乗り越えていけるような相手であることが大切なのです。 馬が合う二人のまわりには、幸せな空気が漂います。歳をとっても、仲睦まじく暮らしを楽しめる夫婦が理想的ですね。

Continue reading...