tedukurikotoba (2563)

聞く耳を持たない

【漢字】聞く耳を持たない 【読み】きくみみをもたない 【意味】人の意見や発言を聞こうともしない者をいう。 【例文1】彼が聞く耳を持たないのは固執しすぎているからだ。 【例文2】聞く耳を持たないから失敗するんだよ。 【例文3】頑固で聞く耳を持たない。 「聞く耳を持たない」とは「相手の助言や意見を聞くつもりがないさま、頑固で素直でないさまを意味する表現 」と辞書には意味が記載されています。 聞く耳を持たない人というのは、おそらく自分の周囲を見渡せば親子、友人、子弟関係など、ありとあらゆる場面で大勢いるのではないでしょうか。私も状況や他者との関係性によっては、その中の一人になり得るかもしれません。かなり適当に聞き流していることがあるからです。 この聞く耳を持たない関係性は、おそらく親子関係で一番顕わに出るのではないでしょうか。子どもと言うのは反抗期が一般的にはあり、親の言うことなど聞く気がないことがよくあると思います。親が一生懸命であればあるほど、子どもは余計に聞く耳をもたない状況を作るというのは意外と多いと思います。 しかし、成長するにつれ、「聞く耳を持たない」ということが自分にとっては何の得にもならないということに気付くときがあるでしょう。それに対して、なんでもよく人の意見やアドバイスなどに耳を傾け、質問などをしたりする人というのは、多かれ少なかれ何かしらの情報を聞く耳を持たない人よりはキャッチしています。それゆえ、聞く耳を持たない人よりは柔軟性に優れ、取捨選択を人生の中で上手にできるようになり、何かと自分の人生にプラスに生かせる可能性が増えるでしょうね。

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佳人薄命

【漢字】佳人薄命 【読み】かじんはくめい 【意味】美しく有能な人は幸せが薄い。 【例文1】佳人薄命て言うけど、美人で有能なだけでも幸せじゃん。 【例文2】佳人薄命なんて信じてないわ。 【例文3】佳人薄命とは儚いものだ。 今年の2017年に5月、ある有名な音楽ユニットの女性ボーカルの10回忌を偲び、東京や大阪に献花台が設置され、多くのファンが足を運ばれたようです。その有名な音楽ユニットの女性ボーカルとは坂井泉水さんです。 坂井泉水さんは音楽ユニットであるZARDの女性ボーカルとして、「負けないで」「揺れる思い」「マイフレンド」といったミリオンセラー曲を持つ有名アーティストとして常に第一線で活躍されていましたが、2007年5月に子宮癌で療養していた病院で不慮の転落事故で亡くなってしまいました。 まだ30代という若い年齢でこの世を去ってしまった坂井泉水さんを表す言葉として「美人薄命」という言葉がとても相応しいと思ってしまいます。あまり音楽番組に出演することが無かった坂井泉水さんですが、ミュージックビデオで歌っている姿を拝見すると、とても美しい顔立ちをされていて、もっとメディアに露出して欲しいと当時思っていました。 美人はとにかく数奇な運愛にあって、薄命であったり、短命であったりすることが多いという言葉で「美人薄命」「佳人薄命」とありますが、美人は美しく生まれたために短い人生を送ってしまうことが多いのは運命的なものなのでしょうか。美しく生まれたが短命な人生というのはどこか儚いものであると感じてしまいます。

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鬼の霍乱

【漢字】鬼の霍乱 【読み】おにのかくらん 【意味】強くて丈夫な人が珍しく病気にかかる。 【例文1】お母さんが風邪引くなんて鬼の霍乱だね。 【例文2】毎日10キロ自転車をこいでいるので、鬼の霍乱なんて事はない。 【例文3】風邪ひとつ引かない母が入院だなんて鬼の霍乱だ。 若いころ、職場の上司が風邪で休んだことがありました。その上司は健康オタクで、ふだんから健康には人一倍気をつかっていて、また、生まれつき丈夫でもあるのでしょう、それまで病欠したことなどありません。 それが風邪で休んだのです。風邪が治って出社したその上司に、私はこう言いました。「課長が風邪をひくなんて、鬼の霍乱ですね」。 上司は笑っていましたが、ある先輩から「課長にそんなことをいうのは失礼だ」と注意されてしまったんです。 私にとって、意外な注意でした。このことわざは「日頃じょうぶな人がめずらしく寝込んでしまうこと」という意味だと理解していたからです。この意味であれば、上司に使っても別に問題はないでしょう。 「上司を鬼に喩えるのはNG」というのが、先輩の言い分です。たしかに、「悪いもの」や「醜いもの」という意味で「鬼」という言葉がつかわれることが少なくありません。しかし、「野球の鬼」というように、良い意味で使われることもあります。 このことわざの場合は、「体が強健、じょうぶ」という意味ですから、決して悪い表現ではないでしょう。 先輩から注意された私は、口には出しませんでしたが、そのように考えて、不満を感じたのです。 それは若いころの話。今は「鬼というのが人に不快感を与えかねない喩えである以上、このことわざは目上の人には使わない方が無難」というように、考えが変わっています。

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馬には乗ってみよ、人には添うてみよ

【漢字】馬には乗ってみよ、人には添うてみよ 【読み】うまにはのってみよ、ひとにはそうてみよ 【意味】馬には乗ってみないと良し悪しはわからない、人は付き合いをしないと性格はわからない。つまり何事も実際に経験しないとわからない。 【例文1】馬には乗ってみよ、人には添うてみよで転職を決めた。 【例文2】馬には乗ってみよ、人には添うてみた事もない奴がよく言うよ。 【例文3】見かけではわからない。馬には乗ってみよ、人には添うてみよだ。 「馬には乗ってみよ、人には添うてみよ」ということわざの意味は「何事も経験してみなくては本当のところはわからないのだから、やりもしないで批判したり評価したりするべきではないということ」と意味が辞書に記載されています。確かに、そのとおりだと思いますね。 例えば、夫婦になる前は恋愛関係で男女は動いていますから、お互い見えない部分がまだまだ多くあると思います。しかし、実際に夫婦になり生活を共にすると、今までは発見できなかった相手の長所や短所など、またその人の癖などがあからさまに出てきたリします。ですから、結婚する前から結婚することに躊躇していても、何も始まらないんですよね。結婚後の生活なんてやってみないとどう動くかなんてわからないんですから。何事も行動ありき、ということが大切だということですね。 また、人はありとあらゆるものにおいて好き嫌いがありますが、何事においても試す前から「これは好き」とか「これは嫌い」などと決めつけるのではなく、まずは実際に試してみようという考えでも「馬には乗ってみよ、人には添うてみよ」ということわざが当てはまります。

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急がば回れ

【漢字】急がば回れ 【読み】いそがばまわれ 【意味】急ぐために慣れない近道をすると迷って結局は時間がかかる。それよりも本来の道を安全に通る方が早いものである。 【例文1】急がば回れだ。書き間違いがないように下書きをする。 【例文2】急がば回れで受験会場の下見に行く。 【例文3】急がば回れで旅行の計画の段取りを組む。 私が社会人一年生だった時の上司に言われた言葉を今でも忘れません。初めて配属になったセクションの課長が、私に「仕事は急がば回れだ」という話をしてくれたのです。 課長はこんな内容の話をしました。 「仕事を急いでしようとして、いきなり初めてしまうとかえって効率が悪くなることがある。それよりも、仕事を始める前に段取りを考え、必要な準備をしてから始めたほうが、結果、短時間で精度の高い仕事ができるものだ」 この言葉は、私は生き方のテクニックだと解釈しています。 ところで、よく使われるこの言葉、実は「回ったのは琵琶湖」ということは、あまり知られていないでしょう。 「もののふの矢橋の船は速けれど急がば回れ瀬田の長橋」という歌に由来しています。「矢橋の船」というのは、東海道の草津宿と大津宿の間を渡る船のこと。草津と言っても群馬の温泉町ではありません。現在の滋賀県草津市のことです。 草津の矢橋港から大津市の石場港を結ぶ船に乗った方が、陸路を取るよりも距離的には近いけれど、回り道にはなっても陸路を選んだ方がいいという意味の歌です。 というのも、琵琶湖には比叡おろしという強風が吹くため、船が転覆することが多かったからだと言います。 それは確かに、命がけで水路を取るより、時間はかかっても陸路から行った方が賢明でしょう。 ふだん何気なく使っている言葉には、意外な語源があるものですね。 急がば回れ、急いでいる時こそゆっくりと慎重に物事を考えた方が良いということわざです。これが出来そうで中々出来ないことです。急いでいる時は自分のことしか見えなくなっています。自分をどんな時でも客観的に見ることが必要になります。 女性は特にいろんなことを並行して行うことが得意な脳をしていると思います。家事、子育て、仕事なども一日のうち並行してやっていると思います。時間の過ごし方が上手というか洗濯しながらご飯の支度してとか、洗濯物を畳みながらテレビを見るといった感じです。自分もそうですが母親が特にそうでした。何をしていても必ず手を動かしていました。手を動かして何かしていないと落ち着かないといった性分なのだと思います。 私も子育て中はとにかく時間を並行に使って色々と仕事をこなすことに専念していました。今子育てがひと段落して改めて時間の使い方を考えたことがあります。子育て中の癖で今もとにかくいろんなことを急いでやる癖が抜けません。そう言う時こそ急がば回れだなと思いました。急いぎたい時こそ逆に時間をゆっくり使ってみよう。料理なら料理することだけに時間を使います。本を読むなら本を読む事だけに時間を使うのです。それだけのことなんですけれどすごく気持ちのゆとりが出来るような気がしました。

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