tedukurikotoba (2563)

人を食う

【漢字】人を食う 【読み】ひとをくう 【意味】人をバカにしたような態度を取る。 【例文1】人を食う行動に周囲は呆れ顔。 【例文2】人を食う者は相手にもしない。 【例文3】見下して人を食う。 人を食うとは人を馬鹿にすることです。された側は腹ただしいですよね。では自分はしたことないのか?改まって振り返ってみるとあったかもしれないです。今思えば、、。 入社当時新人の私は土日休みの満足のいく配属先で同期は3勤制の激務みたいでした。その当時は隔週が当たり前の中、完全週休2日でしたので、休みは充実していましたし、自由な生活を楽しんでいました。 いっぽう同期はと言いますと、普通に朝出て夕方帰宅というリズムとは全く違い、これから夜勤だというときは昼間に無理やりにでも寝ようとしていたらしいです。前日に夜更かしをしたわけではありませんので、なかなか寝付けないのも当然かもしれませんね。寝付けないまま夕方出勤はきついと漏らしていました。小さい子どもいると寝られないのが現状だとも班長が言っていました。そんな同期にわたしは「大変ね~良かった~休みが定着していて」とつい、本音が出ました。ちょっとムッとしたような顔をしていましたが、私は勝ち誇ったような態度をしていたのでしょうね。あの時はごめんねと反省しています。

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鼻息が荒い

【漢字】鼻息が荒い 【読み】はないきがあらい 【意味】とても意気込んでいる様子。 【例文1】早く試合をしたくて鼻息が荒くなる。 【例文2】初デートで鼻息が荒い。 【例文3】今夜プロポーズするゾと鼻息が荒い。 「鼻息が荒い」とは意気込みが激しいことです。この代表格といえば有名な藤原道長です。古典の教材「大鏡」に出てくるお話ですが、藤原道長が若い頃の逸話に競射会の話があります。藤原伊周の父が息子のために競射会を開きます。ところが呼ばれてもいないのに藤原道長がやってきて参加させろと言いだします。道長が飛び入りのくせに先攻で伊周が後攻で始まりますが、道長は的に当てますが伊周は道長の圧に押され手が震え矢を当てることができません。道長の2本勝ちで勝負が決しそうになったとき、観戦していた伊周の父たちが、伊周を勝たせたくて、「あと2回延長しよう」と言いだします。道長はしばしためらいますが「将来私の家から天皇・皇后が出るなら、当れ」といって矢を放ち、見事命中させます。それを聞いた伊周は、さらにプレッシャーがかかり外してしまいます。二度目に、道長は「将来私が摂政・関白になれるなら、当れ」ととんでもないことを言いだしたうえに再度命中させます。メンツ丸つぶれになった伊周の父、現在の関白・道隆が、息子にむかって「やめろ、やめろ」とさけび、試合を終了させますが、座は当然のことながら白けきってしまいます。藤原道長の鼻息の荒さと強心臓ぶりを示すエピソードなのです。

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名を汚す

【漢字】名を汚す 【読み】なをけがす 【意味】地位や名声の評判を悪くする。 【例文1】体罰問題でスポーツ強豪校の名を汚す。 【例文2】食中毒問題で店の名を汚す。 【例文3】不祥事問題で会社の名を汚す。 「名を汚す(けがす)」とは「名誉に傷をつける、評判を落とす」ことです。日本人の苗字はたくさんの種類があっておもしろいですね。NHKの「日本人のおなまえっ」という番組ではその様々ある苗字の由来やルーツを紹介してくれる番組です。たとえば「佐藤」とか「伊藤」などと「藤」のつく苗字の方は「藤原鎌足」が大元で、藤原氏の末裔であることが多いようです。伊勢に任務として下った藤原氏の一族が「伊藤」を名乗り、加賀に下った藤原氏の一族が「加藤」と名乗ったとか。また、渡辺姓の由来は平安時代のヒーロー渡辺綱(わたなべのつな)だそうです。平安時代、源満仲は天下守護のために剣を二太刀作らせました。筑前国三笠郡の出山というところに住む唐の鉄細工が八幡大菩薩の加護を得て二尺七寸の太刀でありました。満仲が有罪の者を切らせたところ、髭まで切ったことから髭切と名付けたといわれる髭切の太刀がそのうちの一つです。髭切はその後、満仲の嫡子である源頼光の代に頼光四天王の筆頭である渡辺綱に貸し出され、綱が一条戻橋で鬼の腕を斬り、名を鬼丸と改められたと言われています。この他にも渡辺綱は大江山で紅葉狩りに来た人を次々襲っていた酒呑童子という鬼も退治したことで知られています。自分の名前の由来を調べることが名を汚さぬ第一歩かもしれませんね。

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怒髪天を衝く

【漢字】怒髪天を衝く 【読み】どはつてんをつく 【意味】怒りで天まで髪を逆立てるほど激しく怒る 【例文1】貸した金をいつまで経っても返さない友人に怒髪天を衝く。 【例文2】夫がギャンブルにのめり込み怒髪天を衝く。 【例文3】浪費癖のある夫に怒髪天を衝く。 怒髪天を衝くとは激しい怒りのために逆立った髪の毛が天まで突き上げる様子を表す言葉です。 みなさんは怒髪天を衝く思いありますか?激しくとまではいかなくとも怒りくらいは誰でも持つ感情だと思います。半世紀生きていて怒りの感情を持たない人に出会った事もないですしね。 わたし自身はと言いますと今でいうシングルマザーです。当時はシングルマザーはまだ少なかったので、共感できる友人もいませんでした。離婚原因は結婚当初は子どもの面倒もよく見てくれて助かっていました。夫婦仲も言い合いをしながらでもいつの間にか仲直りをしていたものです。結婚5年後にリストラ対象となり、次第に荒れていく生活が続きました。そのうちパチンコに行くようになり、負けて帰ってくると私と子どもに暴力をふるうようになりました。毎日毎日怒髪天を衝く思いでしたが、子どものためと我慢して私がパートに出ました。いくら稼いでもパチンコに行かれて挙句の果て暴力は私も我慢の限界です。 子どもを連れて実家に帰りました。今では国からのお手当と少ないながらもパート代でなんとか生活しています。今頃どうしているのだろうとふと気になりますが、自分と子どもの生活が幸せならそれでいいと思っています。

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手も足も出ない

【漢字】手も足も出ない 【読み】てもあしもでない 【意味】相手との差が付きすぎてどうしようもできない、身動きができない。 【例文1】あまりにも速い球で手も足も出ない。 【例文2】不審者に遭遇したが、実際手も足も出なかった。 【例文3】年収の差が手も足も出ない。 生きていく中で「手も足も出ない」ほど負けてしまうことがあります。スポーツだったり学業だったり様々ですが、自分の実力を過信していたことを分かってしまい、落ち込んでしまうことが多いと思うのです。相手が強いからとか環境に恵まれているなど、言い訳をしてしまうほど手も足も出ない負けは心に突き刺さることでしょう。 しかし、手も足も出ないほどの負けによって生き方を学べることや、どうすれば対等以上に勝負ができるのかを知ろうとするキッカケとして、一度は経験した方が良いとも思えます。プロ野球において「ID野球」で弱者が強者に勝つ手段を教育した野村克也氏などは、手も足も出ない状態を何とかしようとしたからID野球が生まれたのではないでしょうか。一見野球とは関係の無いように見える人生論を選手たちに教えたのも、社会に出てから手も足も出ないほど通用しない人材になってほしくないからだと思えます。 「自分はできそこない」と考えることは悪いことではありません。むしろ適わない相手に向かって努力する意識を持てますし、人生が変わるチャンスと考えれば落ち込んではいらない。一度、自分のすべてを出してもがいてみることも大切ではないでしょうか。

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