tedukurikotoba (2563)

鬼も十八、番茶も出花

【漢字】鬼も十八、番茶も出花 【読み】おにもじゅうはち、ばんちゃもでばな 【意味】鬼も年頃になればそれなりに美しく見え、粗末な番茶も出花は香りが良い。つまり年頃になれば、それなりに魅力的に見えてくるものである。他人に褒められて身内が謙遜して使う言葉。 【例文1】娘さん綺麗になりましたね。(父親)いや、鬼も十八、番茶も出花だよ。 【例文2】母に鬼も十八、番茶も出花と言われて複雑な気持ちだ。 【例文3】化粧が上手で鬼も十八、番茶も出花だなと父が言う。 私は「鬼も十八、番茶も出花」ということわざを小学生の時に覚えました。このことわざ、子どもが使うようなものではありません。それを、小学生の時に覚えたのには、ある理由があります。 休日、両親と外出した際、町でばったり、母の知人の家族と出くわしました。あちらはご夫婦と高校生ぐらいの娘さんの三人連れです。その娘さんと久しぶりに会った父は、あちらのご両親にこう言ったんです。 「お嬢さん、すっかり成長なさって。鬼も十八、番茶も出花、ほんとに見違えました」 あちらのご夫婦が変な顔をしたことを覚えています。その一家と別れた後で、母は父に声を荒らげてこういったのです。 「あなた、なんて失礼なことを言うの! 鬼も十八、番茶も出花だなんて、よそのお嬢さんに言う言葉じゃないでしょ。ほんと、恥ずかしい」 その後、両親は険悪なムードに。 母から聞いてわかったのですが、父はこのことわざを「女性が年頃になって魅力的になった」という良い意味に誤解していたために、失礼な使い方をしてしまったのです。 このことわざの正しい意味は、「鬼の醜い娘でも、十八歳ぐらいの年頃になれば、それなりに女らしく魅力的に見えるものだ」というもの。ですから。父は、その知人のお嬢さんを「鬼の娘」に喩えてしまったわけですね。 ちなみに、後半の意味は「安い番茶でも、淹れたてはそれなりにおいしい」ということになりますから、父はお嬢さんを「安い番茶」にも喩えてしまったわけです。

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生(産)みの親より育ての親

【漢字】生(産)みの親より育ての親 【読み】うみのおやよりそだてのおや 【意味】産んでくれた実母より、愛情持って育ててくれた親の方がありがたい。 【例文1】両親が夜遅くまで共働きのため、祖父母が生みの親より育ての親のようなものだ。 【例文2】施設から引き取ってくれた生みの親より育ての親に感謝する。 【例文3】ここまで育ててくれたのはやはり生みの親より育ての親のお陰だ。 「生みの親より育ての親」とは、自分を生んでくれた親よりも育ててくれた親の方が愛情も恩も深く感じるということで、自分を生んでくれたことの有り難さよりも自分を養い立派に育ててくれたことへの有り難さの方が大きいことから出来たことわざです。 子どもを生むこともやはり大変ですが、育てていくのはもっと大変です。時間も長いですしお金もかかります。ましてや生みの親と育ての親が違ってくると 子どもに対する精神的なケアも必要になってきます。 私の友達にも生みの親と育ての親との両方がいる子がいます。生まれてきた後に育てきれないからと施設に預けられたそうです。その後施設で育ててくれる方が見付かり、その子は新しい両親から愛情深く育てられました。思春期の時は親が違うとのことで少し荒れた時期はありましたが、大人になって自分も親になった今、生みの親にももちろん感謝はしているけど、やはりここまで育ててくれた両親への感謝の気持ちは表せないほど深いと言っていました。 最近では生むだけで育てられないと我が子を捨てる親も虐待する親もたくさんいます。そういうのは親とはいえないと思います。育てていく中で子どもと一緒に成長しながら親になっていくのだと私は思います。

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痛くもない腹を探られる

【漢字】痛くもない腹を探られる 【読み】いたくもないはらをさぐられる 【意味】何もやましい事はしてないのに疑いをかけられる。 【例文1】万引き犯の隣に居合わせたせいで、痛くもない腹を探られる。 【例文2】会社の不祥事で従業員までもが痛くもない腹を探られる。 【例文3】犯人扱いされ警察に痛くもない腹を探られる。 私は、どうも痛くもない腹を探られる事を運命付けていられるようで、これまで何度も痛くもない腹を探られる事態に遭遇して来ました。 その初めは中学生の時です。 ある日クラスメートの一人が、財布がなくなったと騒ぎ始めました。 私は関係がないので黙っていたら、黙っているのが怪しいと難癖を付けられてしまい、身体チェックを受けてしまいました。 更にロッカーから持ち物からすべて調べられてしまい、とても嫌な思いをさせられました。 その後こいつの財布は自分のロッカーの隅っこから出て来て、私の疑いは晴れましたが、人を疑ったにもかかわらず、謝罪の言葉ひとつなく、何事もなかったかのようにされてしまったので、疑いが晴れても気分は晴れませんでした。 成人になってからも、万引きを二度も疑われてしまった事があります。 取ってないと何度言っても信じてもらえず、事務所まで行って持ち物を検査されて初めて、疑いが晴れたのです。 また通勤電車の中で、痴漢を疑われた事もありました。 やったやってないの水掛け論が続き、危うく警察に連れて行かれそうになりましたが、女性の方が大事になるのを恐れたおかげで、私は警察に行かずに済みました。 しかし私の痴漢容疑は晴れず、納得のいかない出来事でした。

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明日は明日の風が吹く

【漢字】明日は明日の風が吹く 【読み】あしたはあしたのかぜがふく 【意味】くよくよしたって仕方がないと前向きに考える。 【例文1】今月の携帯の支払いどうしよう。まぁ明日は明日の風が吹くだろう。 【例文2】明日は明日の風が吹くと呑気な奴だ。 【例文3】どうにかなるさ。明日は明日の風が吹く。 私は子どもの頃からことわざが好きでした。 そのきっかけとなったことわざが、「明日は明日の風が吹く」だったのかもしれません。 私が小学生の時、子どもながらに先のことを考えると不安がよぎってきました。 この嫌な気持ちを何とか消したいと思っていた時に、この「明日は明日の風が吹く」という言葉を偶然目にしました。 この言葉を始めて知ったとき、ものの考え方を変えることで、こんなにも気持ちが楽になるのだということを知りました。 それからいろいろなことわざを調べるようになりました。 ことわざにはいろいろな意味があり、同じ状況でも真逆の捉え方をしているものもあります。 その時の自分の都合で気持ちが楽になる方を選択していけば、かなり気持ちを楽にして過ごすことができると思いました。 明日のことを今、一生懸命に考えても、その通りにはならないことがほとんどです。 できる準備はしておいたほうが良いですが、結局はアドリブで何とかするしかないことも多いようです。 出来る限りの準備をしたら、あとは「明日は明日の風が吹く」という心構えでいたほうが、気持ち良く過ごせますし、睡眠にも悪影響を与えないと思います。 何もしないで明日のことを楽観的に考えるのは難しいですが、今できることをやりきることで、明日への後悔は少なくなっていくのだと思います。 学生時代の友人が、よく「明日は明日の風が吹く」という言葉を口にしていました。当時、私は「意外だなあ」と思ったものです。 というのも、その友人は大変に生真面目な性格だったからなんです。「明日は明日の風が吹く」という言葉には、どこかちゃらんぽらんなところがあると、当時の私は感じていました。「明日のことなんてわからないのだから、今日という日を楽しめばいい」というように解釈していたわけです。 それなのに、その真面目な友人がその言葉を口にするのを聞いて、「なんで、そんな刹那的なことを言うのか。おまえらしくない」と言ったところ、彼から、意外な答えが返ってきました。 「明日はどんな風が吹くかわからない。とんでもない大きな自然災害が起こって、生活が一変してしまうかもしれない。だから、明日のことなんて考えず、今をせいいっぱいにまじめに生きればそれでいいんだ」 なるほどと納得。確かに彼の言った通りです。まだ、起きていない明日のことを考えて、あれこれ思い煩うということが人間にはあります。けれど、明日はどんな明日になるかはわかりません。 そんな、わからないことを想像してみたところで、何の意味もないでしょう。だいたい、明日のことを考える時、人は良くないシミュレーションをしがちでしょう。そんなシミュレーションをするくらいなら、「明日は明日の風が吹く」と、明日のことは考えないのが一番。 友達からいいことを教えられたと思っています。

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読みが深い

【漢字】読みが深い 【読み】よみがふかい 【意味】先の先まで見通している。 【例文1】先の先まで考えて行動する彼女は読みが深い。 【例文2】読みが深いと恋愛で失敗する。 【例文3】疑い深く読みが深い。 とにかくなんでも仕切ってしまうわたし。 人から相談を持ちかけられることも多く、割りと人のことはよく見えているようなのですが、自分の事となるとからっきしだめみたいです。 特に恋愛が絡むと調子が狂います。 割りと冷静に観察しているし、客観視するタイプだし、読みは鋭い方だと思っているのですが恋愛になると全くわけがわからなくなってしまうようです。 例えば彼とデートの約束をしていたのに、急な仕事が入り会えなくなった、と言われたら「こんなにタイミング良く仕事なんか入るかしら」とか「本当は会いたくなくなっただけなんじゃないかしら」などと深読みしてしまうのです。そして勝手に落ち込んでしまいます。 友人からは「読みが深いんだよ!!」と怒られ、実際いつもわたしの読みが深いだけなのですが、ネガティブな方向に深読みをしてしまうのでくせが悪い!といつも周りには怒られてしまいます。 この読みの深さはドラマなどを見ていてもちょいちょい出てきてしまいます。 読みが深すぎてすべてが伏線に見えてしまう、全員が犯人に見えてしまう、読みが深すぎて一周まわって犯人は主人公なんじゃないか、などと言い出すこともあります。 普通に恋愛やドラマを楽しんでみたいと思うのでした。

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