tedukurikotoba (2563)

溺れる者は藁をもつかむ

【漢字】溺れる者は藁をもつかむ 【読み】おぼれるものはわらをもつかむ 【意味】人は溺れた時は考える余裕もなく、浮いている物は役に立たない藁でも掴もうと必死な様子から、非常に困った時は役に立たないようなものにまで頼ろうとするものである。 【例文1】溺れる者は藁をもつかむ思いで、勘当された実家にお金を借りに行く。 【例文2】溺れる者は藁をもつかむ思いで、全所持金で宝くじを買う。 【例文3】溺れる者は藁をもつかむ思いで、全額賭ける。 「溺れる者は藁をもつかむ」という言葉は、状況がわかりやすくてとても表現方法だと思います。 苦しい時や大変な時、または危ない時は必死で何かをつかもうとしてしまいます。 それがたとえ頼りにならないものでも、何かをつかもうとすることが、次の何かに繋がるような気がしてしまいます。 時にはその掴んだもので成功する場合もありますが、変なものをつかんでしまうこともあります。 人生がどうなっていくかは、そういった窮地に立たされた時に何をつかんでいくかによっても大きく変わっていくような気がします。 これは単に運が良いとか悪いとかだけの問題ではないような気がします。 自分がおぼれた時にその状況を救ってくれる何かが流れてくるとすれば、それは次に自分が必要とするものかもしれません。 それと同時に良いものをつかんでいくためには、やはり日頃の行いが重要なのではないかと思います。 自分がおぼれた時に、自分を救ってくれる藁をつかむためには、幸運の貯金をしておく必要があると思います。 万が一に備えた金銭的な貯金だけではなく、目に見えない貯金も必要ですし、むしろそれの方が大切なことかもしれません。 「溺れる者は藁をもつかむ」ような状態は、できれば人生であまり経験したくはないものです。 しかし、そうなっても幸運が舞い降りてくるように準備しておくことはできるのではないかと思います。

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売り言葉に買い言葉

【漢字】売り言葉に買い言葉 【読み】うりことばにかいことば 【意味】相手が暴言を吐いたら、負けじと言い返す。 【例文1】売り言葉に買い言葉で、彼氏と喧嘩になる。 【例文2】売り言葉に買い言葉で、そっくりそのままお前に返してやるよ。 【例文3】つい、売り言葉に買い言葉で暴言が出た。 売り言葉に買い言葉とは相手になにか乱暴な言葉を投げかけられて自分の同じように言い返すことです。 よく恋人同士や夫婦間で売り言葉に買い言葉でケンカになるといった場面が見られますね。 気が強い性格の私は他人の発言に時々言い返すことがあります。ケンカになった事はありません。暴言とまでは思っていませんが、負けず嫌いなので自慢されたら自慢し返す程度です。 しかし、ひどい売り言葉に買い言葉を言われたらどうなるでしょう。たいていの人が黙って聞いているとは思えませんがね。よほどお人よしでない限りは、、。 去年、地元の同窓会に出席しました。居酒屋に20人ほど集まってワイワイがやがや盛り上がっていました。久しぶりに会った友人も何人かいて酒もだいぶん入っていました。2次会はカラオケに行こうとなり15人でパーティルームを貸し切りみんな気分よく歌っていましたが、酒に酔った一人が「下手くそーこんな歌聞けるかー」と叫んだのです。演奏を止められた相手も「お前にもそっくりそのまま返してやるよ」と口論になりました。大人げない喧嘩にせっかくの同窓会が台無しになりました。

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一衣帯水

【漢字】一衣帯水 【読み】いちいたいすい 【意味】帯のように細く長い川。川と川の隔たりが接近していることから、お互いの関係が深い仲をいう。 【例文1】一衣帯水の隣国と話し合いをして平和を願う。 【例文2】一衣帯水、助け合う。 【例文3】50年連れ添った一衣帯水の仲。 先日「車いすの物理学者」として知られるイギリスのスティーブン・ホーキング博士が「人類に残された未来は100年」という見通しを立てたことが話題となりました。 緊迫する国際情勢を鑑みての発言ということですが、その中心にあるのはアメリカと北朝鮮です。 北朝鮮は諸外国からの圧力にも屈せず、核開発を続けたことで事実上の核保有国となりました。 自国の経済発展よりも軍事による核開発を優先させた背景には、核を持つことで国際的な発言力が高まることを知っていたからだと思います。 事実、核開発に成功した北朝鮮をアメリカは無視できなくなりました。 極めて物騒なやり方ですが、国際的な影響力を高めていくうえで核開発は有効な手段であると知らしめてしまった格好です。 北朝鮮が核を持っているとなれば日本海を隔てて一衣帯水の日本も、これまで通り安心してはいられません。 唯一の被爆国として核を持っている隣国とどのように向き合うべきか、今一度考えるべきです。 オバマ政権時代の核兵器廃絶の流れが嘘のように、核兵器を持った者同士がにらみ合いを続けています。 科学で発展してきた人類にもかかわらず、科学者が警鐘を鳴らしても世界の流れは止めることができないのかと、むなしさを覚えることがあります。 とても細くて長い一本の帯が、どこまでも続く谷間の様な隔たりとなっている状態を「一衣帯水」と言い、主に両サイドは断崖や海峡を指します。そこから距離は近いが隔たりがある関係が一衣帯水と呼ばれる事となります。どんなに身近にいようと心に距離が生じれば良好な関係は築けませんし、近いからこそ上手く行かない事も往々にしてあるのです。それは長年連れ添った夫婦でも何かの弾みで夫婦仲に歪が起きると、修復に時間が掛かってしまい、一歩間違えばそのまま終わってしまう事になりかねません。その緊迫した距離感に端から見ればさっさと仲直りすれば良いのにと思われても、当事者にはそれ相応の考えがありますから一筋縄では行きません。近ければどうしても相手の粗が見えてしまいますから、それに不満が募ればどんどん関係がギクシャクしても致し方ない所です。出来た距離はほんの数ミリであっても、どこまでも平行線であるのでそこがくっ付く事はなく、残念ながら第三者に打開する術はないと思います。下手に首を突っ込んで余計に悪化させれば、益々双方の距離は離れる一方だからです。それなら周りは見守る事に終止して決して触らないのが得策だと思います。状況は一見そのままに見えますが、時を掛けて自然の成り行きに委ねる事が上手く納まる可能性もあるからです。

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足元(下)を見る

【漢字】足元(下)を見る 【読み】あしもとをみる 【意味】相手の弱点を見つけ弱みにつけ込む。 【例文1】営業成績が悪かったらリストラだと足元を見る。 【例文2】服装で足元を見る。 【例文3】販売員に足元を見られる。 人の足元を見ることや足元を見られることがあります。 特に足元を見られて損をしてしまうことは、できれば避けたいものです。 どんな場合でも足元を見られないためには、弱点を相手に見せないことが重要だと思います。 以前、私は欲しい車があり、数年かけてようやくその車を購入しました。 その時はとても嬉しかったのですが、乗ってしばらくすると、故障が多いのに気が付きました。 車を購入した業者に修理をお願いしていましたが、修理費の高額なことに驚いてしまいました。 私がその車をお気に入りだったこともあり、また外車で部品も安くないことなどから、高額な修繕費は仕方がなかったのかもしれません。 しかし、私はその時、足元を見られていると思いました。 他の業者ではその車を扱っていないこともあり、その業者以外に頼んで修理をすることができませんでした。 何かにこだわると、相手に足元を見られて、その弱みに付け込まれてしまうことがあります。 それは自分が足元を見られていると思っているだけなのかもしれません。 しかし、相手にそう思われないためにも、事前に対策を取っておくことが必要だと思います。 相手や何かに依存してしまうと、どうしても足元を見られやすくなるような気がします。 逆に自分も相手の足元を見るような言動や行動は控えたいと思います。 かつて相撲取りは番付により協会から支給される履物のランクが違っていました。その事が起源となり相手の立場や、因果関係の優越によって態度を変える事を「足元(下)を見る」と言います。近年では弱味を握られた相手から不平等な約束を結ばされる場合に多く持ち入ます。例えば受注企業の下請け作業に掛かるコスト価格を、発注会社が大幅削減を要求して、もし応じなければ依頼自体を他に回すと多少脅しまがいな手段に出る。仕事そのものが無くなると困る受注会社は、仕方なく要求を呑まざるを得ません。つまり、優位な立場の方が好き勝手な要求をし、言われた側は従うしかないという訳です。それを呑まなければ更なる無理な条件を突き付けられ兼ねないからです。その昔のお相撲さんの頃は、幕下序の口の人達は基本裸足であった為、駆け出しという事で扱いも粗末なものでした。それが勝負に勝ち番付が上がって履物が貰える身分となれば、周りからの見られ方も変わり一目置かれて接し方に敬意を払われる様になって来ます。当時一番上だったのは大関の位でしたが、支給されていたのは足袋と草履で、それを履いている関取は一目で大関と判り、丁重な扱いを受けるのです。番付によって扱いが変わるのはある程度覚悟の上かもしれませんが、現代の様に優越が生じて不利な約束を強要される扱いは全く喜べません。なぜならお相撲さんには番付を上げる打開策があっても、主従関係には余程の事でもない限り立場が逆転する日は訪れないからです。

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夜の帳

【漢字】夜の帳 【読み】よるのとばり 【意味】夜になって暗くなる。 【例文1】夜の帳が下りて街に灯がともる。 【例文2】夜の帳の一人歩きは危険。 【例文2】夜の帳になる前に帰る。 高校時代、絵を描くことに興味があった私は自宅からバスで50分かかる絵画教室に通わせてもらっていました。 何故そんな離れた場所に行っていたのかと言うと、近所に絵を教えてくれる先生がいなかったから。 私の地元はかなりの田舎で近くで出来る習い事と言えば習字とそろばん教室のみでした。 そろばん教室は小さい頃に一時期通っていました。でも、もともと計算が苦手だった私には合わなくて長続きはしませんでした。 ですから一度、自分がやりたいことを習ってみたかった。遠くまで通うのは楽ではなかったものの、絵の指導をしてもらえるのはやっぱり嬉しかったです。 教室は平日の放課後だったので行きはともかく帰りのバスに乗る頃にはいつも外は真っ暗でしたね。 乗る人の少ないバスの中から眺める夜の帳が下りた世界はちょっぴり物悲しかった。田舎だから明かりも少なくて。 でも、暗い中女の子を一人で歩かせるのは心配だからって父がいつもバス停まで迎えにきてくれていました。それは本当に有り難かったし安心出来ました。 晴れている日は星が綺麗でした。父と取り留めの話をしながら家に帰っていました。今思えばあの時間も貴重だったと思います。 現在は実家を出て町中で一人暮らしをしています。絵画教室は高1から高2の終わりまでの約2年間通わせてもらいました。 あの頃両親から好きなことをさせてもらえたこと、今でも感謝しています。車を運転出来るようになった今は別の絵画教室に自分で通っています。

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