tedukurikotoba (2563)

一言居士

【漢字】一言居士 【読み】いちげんこじ 【意味】何事にでも何か一言、口に出す人。 【例文1】彼氏の服装に一言居士でダメ出しをする。 【例文2】姑が一言居士だ。 【例文3】お節介で一言居士だ。 私の会社にいる同僚は、昔からどんな事にも顔を出し、見ているだけではなくて口を出してくる、典型的な一言居士の人間です。 その同僚の仕事は経理がメインですが、営業や人事、総務全般まで必ず一言口を出し、周りから迷惑がられています。 仕事面で口を出すだけなら、仕事熱心なのかな?という感じもしますが、休憩中の事務さん同士の会話にまで入り込むので、一度指摘したことがあります。 その同僚は、私と同期で長い付き合いがあり、たまに飲みに行く仲でもある為、同僚のことを考えて指摘したのですが、何がいけないの?と一言返されて終わりました。 そもそも意識的に一言口を出したり、色々な場所に顔を出しているのではなく、オープンな性格が原因で無意識にやっています。 ある意味、同僚のように思った事を直ぐに口から出せるのを羨ましくも思いますが、一度居士は決して良い行動だと思いません。 思い返すと入社時の研修で同僚と一緒でしたが、講師の人が説明をしている時に口を出していました。若い頃から口を出すタイプだったのが、歳を重ね更にパワーアップしているんだなと思います。 指摘しても効果が無いので、同僚の口出しについては最近諦めていて、周りの人もそれに慣れたみたいです。

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味を占める

【漢字】味を占める 【読み】あじをしめる 【意味】一度うまくいった事が忘れられず次も期待する。 【例文1】パチンコで勝って味を占める。 【例文2】実家での帰省の楽さを味を占める。 【例文3】簡単に金が手に入り、味を占める。 「味を占める」ということわざの意味は「一度うまくいったことやいい事柄を経験すると、また同じようなことが起こると期待すること」です。ここで使われている「味」というのは「無味ではなく味がある」、つまり「おいしいこと」のように捉えればよいですね。 このことわざを聞いて一番当てはまると思われる場面は株でもうけた時ではないでしょうか。とくに素人が安易に株に手を出し、まぐれで一時的に儲かってしまうと、次回もきっとうまくいくという期待をどこかで抱いてしまったりするものです。このとき、その人は株のうまみを経験したので「味を占める」ということになりますね。非常に危険な状態です。 その他、夫婦関係においても、このことわざが適用されうる場面がありますね。例えば、男性は結婚するまでは自分のことはろくにできずにいたにもかかわらず、結婚後、奥さんが家事やら育児やらと世話をやいて面倒をみてくれる中で生活していると、その環境に快適さを覚えてしまうことがあります。女性にとっては大変失礼な話ですが、これは旦那様が「この居心地の良い生活空間に味を占めている」と言えるのではないでしょうか。この場合、奥さんは旦那の尻をもっと叩いて動かすのに一苦労しますね。

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世を挙げて

【漢字】世を挙げて 【読み】よをあげて 【意味】世の中の人が全員で。一致団結して。 【例文1】国民が世を挙げて日本代表チームを応援する。 【例文2】地元住人が世を挙げて旅行客を呼び込む。 【例文3】世を挙げて開催地を盛り上げる。 世を挙げて何かのブームが起こることは、とても凄いことだと思います。 その現象は日本だけではなく、世界規模であればなおさらのことです。 最近の出来事で世を挙げてのブームは何かということを考えてみました。 オリンピックは世を挙げての世界最大とも言えるスポーツイベントかもしれません。 4年に1度、世界中の人がオリンピック観戦を楽しむというイベントは、確かに世を挙げて行われています。 時差に関係なく、とてつもなく大勢の人たちがそれぞれの立場で応援しています。 もし、その光景を地球の少し外側で観察することができたら、それはとても不思議だけれども、とても楽しそうに映るのではないかと思います。 そう考えると、さまざまな外交事情などによって、オリンピックに参加できない国や選手がいるとしたら、それはとても残念で悲しいことです。 最近はそうした不参加の国の選手たちが集まったチームでの出場もあり、それはとても良いことだと思いました。 世界が平和でなければ、世を挙げて何かを楽しむことができないのかもしれません。 そのためにも、やはり平和を武力で解決するという行為は避けなければなりません。 世界中には難しい問題が山積しています。 しかし、世を挙げて何かを成し遂げようとするならば、そこには平和のムーブメントが起こると思います。 世間全体が一致して同意するような意見とは、果たしてあるのでしょうか。それは非常に難しいことだと考えられます。なにせ人は1人1人、違う考え方を持っているからです。いくらあらゆるニュースのコメンテーターが同じことを言っていても、人気のある芸能人たちが同じことを言ってみても、それが世を挙げて同意できる意見だとは限りません。もちろん大多数の人が同意する意見は存在するでしょう。ですがそれとは反対の意見を持っている人も、少数派ではありますが存在することだと思います。 例を挙げれば「旅行に行くとリフレッシュになる」という意見をよく聞きますが、世の中には旅行に行くこと自体がストレスになってしまう人だって少なからずいます。体を動かすのが億劫な人の場合、旅行に出かけるということ自体に気力と体力を使うでしょう。そういう人の場合は、旅行に行くのがリフレッシュにならない可能性だってあると考えられます。 世を挙げて同意する意見とは、この世には存在しないと感じます。ですからもしも自分と違う意見を持つ人がいても、それは仕方ないことでしょう。自分の意見と異なるからといって、他人の意見を無理に蔑んだりすると、その後の人間関係にも関わってきますから、自分と異なる意見を言われたとしても『そういう意見があるということ』だけでも受け止めておくのが良いと思えます。

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目に物言わす

【漢字】目に物言わす 【読み】めにものいわす 【意味】目つきで気持ちを伝える様子。 【例文1】娘が目に物言わしてパパにおねだりする。 【例文2】妻の顔つきが目に物言わす。 【例文3】嫌だという顔つきが目に物言わす。 「目に物言わす」というのは「自分の言わんとすることや思いを、目で相手に伝える」という意味です。 一般的に人は相手とコミュニケーションをとるとき、単にその相手が発する言葉そのものからだけでなく、その人の動作や態度、そして視線というものからも敏感に感情を感じ取っています。そして、いくら言葉で何と言おうと、目からくる正直な気持ちというものは不思議なことに敏感に感じ取れます。嘘をついていたら目を見ればわかる、なんてことも言われますよね。 例えば、母親が我が子が悪意を働いたときなどに「目に物言わす」ということがあるでしょう。すぐに口に出して子どもに叱るよりも、ただ無言でいながらも母親は「自分の目に我が子へ伝えたい大切な思いを込めてじっと見つめ続ける」ことがあります。子どもがどのようにその状況を感じ取るかは不明ですが、確かにこのような場面などで「目に物言わす」という表現が使えますね。 私自身も経験がありますが、相手が何も言ってこなくてもその人の目を見れば怒っているのか、不満なのか、悲しいのか、感動しているのかなど、ありとあらゆるその人の感情や思いが自然と伝わってきます。人間ですから誤解して理解することもあるかもしれませんが、それほど目という機能は私たちのコミュニケーションにおいて大きな役割を果たしているということではないでしょうか。 我が家は一番上とその下が男ですが、その後に三姉妹が続いています。父方の祖父母と母方の祖父母も非常に仲が良く、元々父と母は幼馴染だったので行ったり来たりで育ちました。今日は私と妹は実家で、その他は祖父母の家でお泊り。誰が決めたわけではなく、このように行き来していたわけです。そして、みんなそれぞれ結婚して家庭を持ってからも、全員が同じ市に住んでいます。都内ですからちょっと珍しいかもしれませんね。 こういう状況になって改めて気付いたのが、母の眼力の凄さです。五人兄弟がそれぞれ結婚して、おまけに子どももいるわけですから集まるとすごい人数になります。幸い?父方祖父母の家が都内でもかなり広いので窮屈に感じることはありませんが、子ども達はやっぱり騒ぎますよね。私達の子どもの頃のように行ったり来たりは普段からしていますが、子どもの量が増えると賑やかさは何倍にも膨れ上がるのです。 そんな時、母が一喝するのが定番。私達が怒っても全然駄目なのですが、母が怒ると子ども達も静かになるのです。まさに目に物言わす眼力といったところでしょうか。私達と違って静かな一喝なのですが、それでも効果は抜群なんですよね。私もいつか目に物言わす眼力が手に入るのでしょうか。

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無理が通れば道理が引っ込む

【漢字】無理が通れば道理が引っ込む 【読み】むりがとおればどうりがひっこむ 【意味】権力のある者が誤った考えを押し通せば、正しい事が行われなくなる。 【例文1】上司が無理が通れば道理が引っ込むから社員が困惑する。 【例文2】何でも無理が通れば道理が引っ込むと思ったら大間違いだ。 【例文3】わがままで無理が通れば道理が引っ込む。 私が高校生の時、大物市議会議員の息子がクラスメイトにいました。 そのクラスメイトは親の威光を笠に着て、やりたい放題していたのです。 ある年の文化祭のクラスの出し物を決めようとしていた時、多数決でお化け屋敷に決まりました。 ですがこのクラスメイトはメイド喫茶がやりたかったらしく、多数決で決まったにもかかわらず、お化け屋敷をする事を認めませんでした。 先生が「多数決で決まった事なんだから、従う様に」と諭しても、頑としてこのクラスメイトは言う事を聞かなかったのです。 この時はこれで済んだのですが、後日急に先生から、クラスの出し物がお化け屋敷からメイド喫茶に変更になったと言う事を告げられました。 生徒たちが先生に何で変更になったのか聞いても、学校が決めた事だからと言うばかりで、詳細は明らかにしてくれなかったのです。 この後クラスメイトの間で、議員の息子が父親に頼み、学校に圧力を掛けたといううわさが流れました。 それくらいしか、急に出し物が変わる理由が考えられなかったので、皆はそう確信しました。 この後もこの生徒は、自分のしたいようにクラスの出し物を演出して言ったのです。 いわゆる無理が通れば道理が引っ込む的に、事を進めて行ったのです。 私は高校生の内から、無理が通れば道理が引っ込むと言う、社会の悪習をまざまざと見せつけられました。

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