tedukurikotoba (2563)

杓子定規

【漢字】杓子定規 【読み】しゃくしじょうぎ 【意味】昔の杓子の柄は曲がっていた。曲がっている杓子の柄を定規代わりに使おうとしたことから、何事にも頑固で融通が利かない者をいう。 【例文1】彼は頑固な杓子定規だ。 【例文2】上司は昔堅気で杓子定規だ。 定められたルール内でしか物事を判断する事が出来ない人・価値観を「杓子定規」と言い、「杓子定規な判定」や「杓子定規な回答」など何処か融通の効かないイメージが存在します。割と多くそう見受けられるのが普段規則正しい生活を送られている方達で、いつも通り日課をこなさないとどうにも気が済まなくて違う事は極力やりたくないと思われている様です。確かにルールを守る事自体は大事ですが、しかしそこに縛られ過ぎて一寸機転を利かせれば何て事ない話でも、規定通りやって余計な手間を取る事があります。そこに少しの融通を利かす余裕があれば良いのですが、ルールに縛られている人にはその余裕がどうしても持てないのです。それはまるで長さを図る定規の様でもあり、作られた長さ以上は計る事の出来ない所と、枠に囚われ過ぎた価値観が似ている事からそう呼ぶ様になった思われます。確かにあまりに突飛な発想でしか物事を捉えられないのは如何なものかと言えますが、だからと言って何時如何なる時も決められた通りというのは逆に息が詰まります。その辺のバランスをうまい匙加減でやって行ければ物事がスムーズに進んで行くのではと思えてなりません。要はどっちも活用する臨機応変さがあれば言う事はないでしょう。

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腰が重い

【漢字】腰が重い 【読み】こしがおもい 【意味】なかなか行動しない。 【例文1】何をするにも怠慢で腰が重すぎる。 【例文2】休日は何事にも腰が重い。 【例文3】頼まれ事に腰が重い。 物理的・体型的にウエスト部分が重いから腰が重いという訳ではありません。 実際に太っている人の多くは軽快な動作からは縁遠いですが、「腰が重い」の言葉の意味は少し違います。 行動に移すのが遅い、初動になかなか移らないことを指して「腰が重い」と表現します。 座ったまま動かず立ち上がるにしても「どっこらしょ」とか言いつつ重荷でも背負ったような緩慢な動作をするのを見れば、腰が重いという表現にも納得がいきます。 そんな腰が重い人に行動させようとするのは結構な労力を必要とします。 命令で強制的に行動させる立場があれば楽なのですが、それでも何やかんやで難癖をつけて渋りそうです。 思慮深く慎重な性格の人も、なかなか動こうとはしません。 完全に納得させるほど説得力のある材料がなければテコでも動かないような偏屈な人に出会ったら諦める他ないでしょう。 逆にフットワークが軽く、思い立ったら即実行する人も問題ないとは言えません。 何の確認もせずに突進していき注意の欠片も払わず大失敗、さらには軽快なフットワークで全速力で逃げてしまう。 笑い話ならばともかく実際に身近にいられたら目も当てられない大惨事です。 自動車の運転と同じく、人生も法定速度を守りなおかつ周囲に迷惑をかけない程度の運行速度が必要です。

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蜘蛛の子を散らす

【漢字】蜘蛛の子を散らす 【読み】くものこをちらす 【意味】大勢の人があちらこちらに散らばる様子。 【例文1】詐欺グループが蜘蛛の子を散らして逃げる。 【例文2】アパートが火事になり蜘蛛の子を散らして走る。 【例文3】爆発事故で大勢の人が蜘蛛の子を散らす。 2017年は革命元年、仮想通貨元年と言われ、仮想通貨についてのニュースや記事を見ない日がないほど空前前後の仮想通貨バブルが到来しました。仮想通貨についてよく知らない方も多いのではないかと思いますが、「ビットコイン」というワードを一度は耳にしたことはあるのではないでしょうか。 ビットコインは仮想通貨の一種であり、他にも国内初の仮想通貨「モナコイン」等があります。仮想通貨は、円やドルといった法定貨幣の代わりにインターネット上のコミュニティでやり取りされているデータを通貨として利用するもので、現物の貨幣が存在しないのが特徴とした仮想の通貨です。仮想通貨は金融機関を通さずに貨幣の送金がインターネット上でやり取り可能なので、銀行をはじめとした金融機関を利用する必要がなくなります。 仮想通貨は日々その価値が変動し、当初の価値よりも跳ね上がったりすることがあり、信用を担保もしくは信頼があって普及するものです。現在仮想通貨バブルが急騰していますが、仮想通貨バブルの崩壊の危機感や予兆が出てきてしまったら、蜘蛛の子を散らすように市場から誰もいなくなってしまう恐れがあるのが仮想通貨のデメリットというか特徴でもあると思います。仮想通貨は今後現物通貨の代わりになるのかわからないですが、チェックしてみるのもいいかもしれませんね。

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木で鼻を括る

【漢字】木で鼻を括る 【読み】きではなをくくる 【意味】無愛想な態度を取る。 【例文1】注意され木で鼻を括る。 【例文2】店員が木で鼻を括る。 【例文3】気に入らず木で鼻を括る。 動物は言葉を使って交流することはできないので、体全体でいろいろなことを表現します。 ペットなどは飼い主とのコミュニケーションをさまざまなやり方でとります。 中にはその表情がまるで笑っているように見えることがあります。 飼い主はその表情を見ると喜んでくれるので、ペットは覚えていて飼い主が「笑って」と言うとその表情を作ることができるというペットもいます。 先日テレビの番組で犬やネコのかわいい様子という特集番組がありました。 画面に現れるペットたちの愛らしい姿に、こちらも笑顔になります。 中でも大嫌いなシャンプーをされると関西弁で愚痴を言うというワンこがいて、我が家では家族が大爆笑してしまいました。 そのわんこはシャワーをかけられながら「なんでやねん!」と言っているのです。 そう言っているように聞こえたのでした。 人間は言葉を使って交流できるのですが、表情が加わることで微妙なニュアンスも一緒に相手に伝わります。 手紙やメールなどは表情が伴わないために、言葉足らずな文章では「木で鼻を括る」ような感じで伝わってしまうことがあります。 丁寧で相手に好感を持たれるような文章を書くことができる人は、これからの時代にフィットしている人かもしれません。

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肩の荷が下りる

【漢字】肩の荷が下りる 【読み】かたのにがおりる 【意味】重い責任を果たして自由になる。 【例文1】子どもが大学を卒業して肩の荷が下りる。 【例文2】息子の結婚が決まり肩の荷が下りる。 私は学生時代の若いころに水商売でアルバイトをしたことがありました。 その時はまだ20歳で、素人っぽさや初々しさが可愛く、お客様に可愛がってもらえて指名もシャンパンもない日はない!というくらいでした。 そして社会人になるのをきっかけに水商売を辞めお昼一本で生活していたのですが、2、3年して慣れてきた頃に時間にも心にも余裕ができて、軽いアルバイトの気持ちでもう一度水商売に復活しよう!と思いました。そこで前に働いていたお店に連絡し、戻りたいことを伝えると快く承諾していただき、早速出勤することになりました。 2、3年のブランクがあるとしても、まだまだ若いしイケるだろう!と高を括っていると、シャンパンをおろしていただくどころか、指名さえ取れません。 何度か出勤するうちに私は日に日に自信をなくしていきました。少し前まで最前線でやってきた私が、若い子たちのヘルプばかりで今はお荷物キャバ嬢。 悲しくなってしまいました。そんな時に一人のお客様に出会いました。もちろんお客様の前では悲しい気持ちなんて関係ありません。元気に笑顔で接客していましたが、彼が一言言ったのです。「無理してない?」そこで私は申し訳ないことに、悩みを打ち明けてしまったのです。そうすると彼は、「あなたはもう昔のあなたではないので、昔に戻ろうとしないで。今のあなたは、今のあなたにしかない魅力があるのだから」と言ってくれました。そこで私は肩の荷がおりたように、心が軽くなりました。 その次の接客からは、昔のような元気な女の子ではなく、落ち着いた自分らしい接客を心掛け、また指名していただけるようなキャバ嬢になることができました。 あの一言がなかったら私はきっと、人としても自信をなくしていたかもしれないので、感謝しています。

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