tedukurikotoba (2563)

平穏無事

【漢字】平穏無事 【読み】へいおんぶじ 【意味】特に変わった事もなく穏やかな様子。 【例文1】久しぶりに会った友人も平穏無事に過ごしていると聞いて安心した。 【例文2】平穏無事に生活するには思いやりが必要だ。 【例文3】離れて暮らす父母が平穏無事で何より。 人は生きている限りさまざまな障害にであうことがあります。毎日が平穏無事に過ごしていけたらよいですよね。平穏無事とは何事もなく穏やかであるということです。人は社会に出るといろいろなストレスがあります。働いていく上でのストレスはほぼ人間関係でしょう。そこで会社で平穏無事に過ごしている人の特徴を考えてみました。 会社で平穏無事に過ごせる人は世渡り上手な人です。世渡り上手な人はいろいろな人から好かれます。世渡り上手な人は、いつも笑顔を絶やさず、明るく元気で思いやりがありる人。他人をフォローすることができ、他人が落ち込んだときに気の利いたことが言える人などが上げられます。世渡り上手はかなりスキルが必要ですね。スキルのない人は面倒なことに巻き込まれないために、人の悪口は言わない、他人の立場に立って発言するだけでも十分ですね。 会社で平穏無事に過ごすためには素直なことも必要です。仕事ができる人は尊敬されますが、あまり要領が良くない人だったら失敗した場合は素直に謝ってしまいましょう。 またどうしてもストレスがたまって平穏無事に過ごせない方もいると思います。その場合こう考えましょう。今日一日平穏無事に生きていることができて、ご飯を食べれただけで幸せですよね。 皆さんが普段の生活や仕事の中で、何事も無く無事に過ごす事が出来た時に使う言葉として、平穏無事と言う4文字熟語が有ります。この平穏無事の意味ですが、日常の生活や仕事の中で、変わった事も無く穏やかに過ごす事が出来る事を指して使います。「平穏」の意味としては、「穏やか」や「安らか」の意味を持っており、その言葉に変わった事が無い「無事」と言う言葉を添え、言葉としての意味を強調した物になっております。日常的な使い方としては、「平穏無事な日々を送る」や「平穏無事に暮らす」等の使われ方が一般的です。この平穏無事の類義語としては、「安穏無事;あんのんぶじ」「無事息災;ぶじそくさい」「無病息災;むびょうそくさい」等があり、いずれの言葉も日常生活や仕事等の無事を願っている言葉となります。一方平穏無事の反義語としては「波乱万丈」があげられると考えますが、似た言葉としては「難行苦行」「いばらの道」「悪戦苦闘」等の言葉も人によっては使われる場合も有りそうですが、若干意味合いの異なる言葉になりそうです。又、個別の言葉としては平穏の反義語は不穏、無事の反義語は有事等が有り、日常生活の中で波風が立った状態を表しております。

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風雲急を告げる

【漢字】風雲急を告げる 【読み】ふううんきゅうをつげる 【意味】今にも大きな激動が起こりそうな状況。 【例文1】九州は地震がないと思っていたが、熊本の地震で風雲急を告げやしないか不安になる。 【例文2】売り上げが落ちて店長の機嫌が悪く、今日の朝礼は風雲急を告げそうだ。 【例文3】売り上げが落ち込んで会社経営が風雲急を告げる。 昔の人々は、自然から渡される情報によっていろいろなことを判断していました。雷が良く落ちる時期に稲が実を結ぶことから、雷のことを稲妻と呼んでいたという話は有名ですね。現代であれば、稲作に適した時期であるとか、田植えしてからどれくらいの時間が経ったか、といったマニュアルのようなものが存在しますが、当時はそういったものが無かったために個人の、特に人生の先達である老人の見立てに従っていました。特に空の動きは様々な情報を与えており、雲の動きや星の動きなどでその年の運勢や個人の動向も見ていたようです。 風雲急を告げるとは、そうして得られた情報から緊迫した状況であると判断を下した際に使われます。風や雲が語りかけてくる、というのはなかなかロマンチックではありますね。ところで、この言葉の正しい読み方はご存知ですか? 句読点が打たれていないので一瞬わからないかもしれません。正解は、「風雲、急を告げる」です。風雲急まで一息に声に出してしまう人をよく見ますが、本来の意味から考えると一つ手前で区切らないといけなくなります。といっても、風雲急という語感は非常に語呂の良い言葉です。いわゆる声に出して読みたい、というヤツですので一息に口に出してしまうのもわかるというものですね。 安定した生活スタイルが好きな自分ですが、まさか海外で仕事をすることになるとは思ってもみませんでした。海外と言ってもお隣の中国ですが、こんなに近く、同じアジア人で、共通する文化もたくさんあるはずなのに改めて外国なんだな、と感じます。国交が正常化してたくさんの人が日本、中国間を行き来するようになり、お互いのことを徐々に知ることができるようになってきました。それでもお互いにどうしても拭えない感情というのがあることにも気づかされます。日中間の関係は私たち庶民の生活にも大きな影響を及ぼします。中国で仕事をするためのビザが取得しにくくなったり、現地で心ない言葉を聞き傷ついたり、安全のために日本人であることをなるべく知られないように気をつけるストレスは相当大きなものです。数年前に起きた抗日活動の時にはまさにそれを身にしみて感じました。それ以来何か問題の発端となりそうなニュースを耳にするたびに、風雲急を告げる国家間の動きを敏感に感じるようになりました。今は中国にいる韓国人が肩身の狭い思いをしています。日本にいる中国人や韓国人もきっと大変な思いをしながら生活をされていることでしょう。 同じ人間どうし庶民はみんな平和に暮らしたいと思っていますが、根深い偏見のためにその実現が難しくなっています。そうした偏見を克服してだれもが安定した生活を送れる社会になることを願ってやみません。

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ひいきの引き倒し

【漢字】ひいきの引き倒し 【読み】ひいきのひきたおし 【意味】あまりにもひいきしすぎるとかえって相手が不利なる。 【例文1】末っ子ばかりを可愛いがり過ぎて、ひいきの引き倒しのせいで兄の性格が嫉妬深くなった。 【例文2】ひいきの引き倒しのせいか正しい判断ができなくなったのだろう。 【例文3】ひいきの引き倒しのせいで作業に差が出る。 「ひいきの引き倒し」という言葉は普段ほとんど使うことのない言葉です。意味は「ひいきすることによってかえってその人の立場を悪くすること」です。単純な例が昔の嫁いびりですね。姑が長男の嫁と次男の嫁を引き比べ、同居の長男の嫁のアラは一緒に住んでいるだけに見えてしまう。次男の嫁はたまに来て親孝行をして帰る。姑が「あんたに比べて次男の嫁は言うことなしのできた嫁だ」と言おうものなら大変です。長男の嫁がよほどの好人物でない限り、次男の嫁は後々辛い立場になりますね。それは悪いひいきの例で、良いひいきの例もあります。石川啄木と金田一京助の例です。石川啄木は生活力がありませんでした。嫁をもらい子ができても定職につかず生活に困窮する毎日でした。啄木と同郷で高校の一年後輩であった金田一京助は見かねてお金の援助をします。啄木は短歌を作っても売れず、小説を書いても売れず、失意の中結核にかかって寝込んでしまいます。薬代も今日の食事も賄えない有り様でした。それでも金田一京助は彼の才能を見抜き、親元からのお金をつぎ込んで面倒を見続け、啄木の最期も看取ります。啄木の死後、お墓を立てたのも彼です。皮肉なことに啄木の歌集は彼が死んだあと売れ始めるのです。その後金田一京助は言語学者として文化勲章を受章するまでになります。若き彼が啄木をそこまで心血注いでひいきをしなければ石川啄木という天才歌人は存在しなかったかもしれません。良いひいきか悪いひいきか、行う時には慎重にあるべきですね。

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敗軍の将は兵を語らず

【漢字】敗軍の将は兵を語らず 【読み】はいぐんのしょうはへいをかたらず 【意味】戦いに負けた者は武勇について語る立場ではないという意味から、失敗した者は潔く失敗を認め弁解するべきではないという戒め。 【例文1】飲食店の再起を持ちかけられたが、敗軍の将は兵を語らずで説得力がない。 【例文2】事業に失敗した君が偉そうに敗軍の将は兵を語らずと一喝する。 【例文3】敗軍の将は兵を語らず認めたらどうだ? 私たちはよく先生や上司など、知識や経験が豊富で、また社会的地位があったりその方面で成功した業績のある人にアドバイスを求めることでしょう。是非力や知恵を貸していただきたいと感じるものです。逆に年下であったり、後輩、さらには失敗してこっぴどく叱ってしまったことのある部下にアドバイスを求めるには謙虚さが必要かもしれません。そんな時は部下のほうも良いアイディアがあるにもかかわらず、恐縮して意見を提出するのがなかなか難しく感じることでしょう。でもそのアイディアが大きな成功につながることもあるかもしれないのです。 中国の秦から漢の時代にかけて起きたある出来事をもとにしてできたことわざで、「敗軍の将は兵を語らず」というものがあります。韓信という漢の大将軍が周りの敵国をどんどん制圧していく中で、陳余という将軍と戦うことになります。陳余には李左車という部下がいましたが、彼は部下の助言を退けてしまったため、戦死してしまい、部下の李左車は捕虜になってしまいます。しかし韓信は李左車の能力を高く評価していたので、続く戦いにおいてどのような方法をとればいいのか尋ねます。その時に李左車が語ったのがこの有名な「敗軍の将は兵を語らず」、つまり戦に負けた自分に戦略を語る資格などない、という言葉なのです。このことわざは一般的に失敗した者、敗者に発言権などない、という意味で使われることが多いようです。しかしこの物語には続きがあり、戦に勝った韓信は諦めずに李左車に「遠慮しないでほしい、もしもあなたの上司の陳余があなたの助言を聞いていたなら、敗軍の将は自分だったのだから」と言ってアドバイスを求め、それに従ったため大勝利を収めた、という結末になったのです。 人は誰しも間違いをし、得意分野もそれぞれです。ただ年下だから、後輩だから、また失敗したからという理由で、意見を述べるチャンスを与えられないとしたら、それはお互いにとって損失となるかもしれません。自分がどんな立場で学びまた仕事をしているかにかかわらず、腰を低くして謙虚に教えを請うなら、違った角度からの新鮮なアイディアに気づかされることもあるでしょう。活到老、学到老、老いるまで学び続ける姿勢は大事ですね。

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能ある鷹は爪を隠す

【漢字】能ある鷹は爪を隠す 【読み】のうあるたかはつめをかくす 【意味】獲物狩りをする時鷹は鋭い爪を隠していることから、実力のある物ほどあえて表面に出さないもの。 【例文1】外人に声かけられておどおどしていたら彼女がペラペラと応対した。能ある鷹は爪を隠すでびっくりした。 【例文2】小柄な彼がボクサーだと知り、能ある鷹は爪を隠すで驚きだ。 【例文3】能ある鷹は爪を隠すギャップに惚れる。 「能ある鷹は爪を隠す」。優秀な人ほど自分の知識や能力をひけらかしたりせず、その力を隠していることを言いますね。 これは鷹が獲物を狩るときに、相手に油断させるために自らの武器である爪を隠す、という話からきています。 あなたの周りにもいませんか? もっさりしていて冴えない感じの人が実は超優秀なエンジニアだったり、物凄く優しい雰囲気の人が実はボクサーだったり。 特に日本の社会では「出る杭は打たれる」というように、必要以上に目立ってしまうと叩かれる傾向がありますので、いざというときにしか持っている能力を使わない、そういった文化的背景があるのかもしれません。 こんな話があります。 とある会社で。ある部門に新任の部長が異動してきたそうです。 優しい雰囲気の彼は、部長ながらにいじられキャラ。 すぐに部門には馴染みましたが、舐めてかかった新人達からは陰で「使えない」と噂されていました。 ある日、海外から社長にお客さんが来たときのこと。 英語しか話せない客人は約束の時間よりも2時間も早く到着。 しかし、まともに英語が話せる社員がいなかったその会社では、対応に困っててんやわんや。 その時、調度取引先から帰ってきたいじられキャラの部長。 状況を把握すると、流暢な英語で客人に対応し、社長との面談も成功、無事契約が成立したそうです。 なんとこの部長、社長自らヘッドハンティングしてきた逸材。 その姿を見た新人達は自分達の認識を改めたのでした。 因みに、部長が自分の力をひけらかさない理由は「疲れるし、めんどくさいから」だそうで、社内でのポジションもいじられキャラからマイペースキャラに格上げ(?)されたのでした。 いかがでしょうか。 隠せる能力のある「鷹」にぜひなりたいものですね。

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