tedukurikotoba (2563)

明暗を分ける

【漢字】明暗を分ける 【読み】めいあんをわける 【意味】勝負の勝ち負けや合否がはっきり決まる。 【例文1】友人と同じ職種に就いたが、彼の方が大成功した。明暗を分けたのは都会に配属されたからだ。 【例文2】墜落時の座席が明暗を分ける。 【例文3】採用試験で明暗を分けたのは彼女の笑顔だった。 明暗をわけるの言葉の意味ですが、勝負事や仕事等の勝ち負け、成否、良し悪し等がはっきり決着した時に用いる言葉です。 「明;めい」が勝負事の勝ちや、仕事の成功などの良い意味の言葉として引用され、「暗;あん」はその反対で、勝負事の負けや、仕事等の失敗等の悪い意味の言葉として引用されます。その2文字に「わける」と言う言葉を付け加え、ある時点での判断によって勝負の勝ち負け、仕事の成功失敗が決まった時等に用いられる言葉です。具体的な使用例としては、野球の試合等では「あの1球がこの試合の明暗をわけた」や仕事の上では、「あの時の判断がこの事業の明暗をわけた」等と使用します。同じ様な意味の言葉としては、「命運、挫折、陰と陽、良い面と悪い面」等の言葉があり、これらの言葉が使われる時の状況はほぼ同じ様な局面や意味合いの時に使用されます。この言葉を使用する時のポイントは「ある時点」や「ある起点」の時に判断を行っていると言う点です。その時の判断が自分や関係する人達にとって良い方向に行ったのか、又は逆に悪い方向に行ってしまったのかを意味しており、その時に判断が正しかったか、間違えていたのかの判断材料になると言う事になります。 彼は自分が何を目指しているかわからなくなった。今やっている仕事は自分に合っているだろうか。こんな生ぬるい世界で一生やっていくのだろうか。なんとなく仕事に行き、なんとなく過ごす日々に嫌気がさしてきた。 彼は仕事をやめる決断をした。この決断は彼と彼の職場にとって明暗を分けるものとなった。同じことの繰り返しだと感じ仕事をしていた彼の実力は、職場にとっては大きな影響を与えるもの。一つひとつ丁寧に確実に取り組む彼の姿勢は、周囲の人たちにも刺激を与えていた。また、着々と功績を残していったのも彼の取り組みのおかげであった。そんな彼が職場をやめてしまうこと、それは大きなダメージだった。職場を支えたいた彼の努めを他でカバーできるのだろうかと、社長は思った。彼を一生懸命止めたが、彼の決断は固く、引き止めることはできなかった。社長は渋々了承した。 彼にとって、退職というのは人生を賭ける大きな決断だったわけだが、彼は仕事をやめることで自分が今何をしたいのか将来のためにはどのように生きていけばいいか自分なりにゆっくり考え、転職に向けて動くことができた。そして、彼は新天地でも自身の強みを生かし新しいスキルを身につけた。新天地での彼はとてもキラキラしていた。

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六日の菖蒲十日の菊

【漢字】六日の菖蒲十日の菊 【読み】むいかのあやめとおかのきく 【意味】五月五日は端午の節句で菖蒲を飾り、九月九日は重陽の節句で菊を飾るが、節句に一日遅れた菖蒲と菊は役に立たないことから時期外れで役に立たないことをいう。 【例文1】よくできた企画書だが、期限はすぎている六日の菖蒲十日の菊で残念だよ・・。 【例文2】挨拶状が六日の菖蒲十日の菊にならぬよう早めに投函する。 5月5日の端午の節句に用いられる菖蒲。そして9月9日の重陽の節句に用いられる菊。 其々、6日,10日にこれらの花を用意しても遅いという例えですね。 この言葉には、色々と深い意味が込もっていると思います。 まず、時期を外してはならないという戒めであり、旬の大切さと人の人生における何か大切な日に対する思いが、この諺に込められていますね。 それだけ失敗は許されないものですし、事を起こす時は、緊張感を持って事に当たれという意味で、私も含め、多くの人にも言葉を常に忘れずに生きていってほしいものです。 良い例として、人に差し上げる誕生日のプレゼントがあります。 やはり当日に渡すのとそうでないとでは、相手の喜び具合が違ってきます。 やむ終えずどうしても当日に渡せない場合を除いて、なるべくプレゼントは当日にお渡しする方が良いでしょうね。 家族身内の他に、他人増してや目上の人や自分より格上の相手であれば尚更ですね。 様々な行事の時にお祝儀やお香典、祝電や弔電等も、其々適切な時期がありますので、間違えないようにしなければなりません。 日頃から、親しい人の家族構成とか年齢などの情報を集めて把握しておくといいと思います。 日頃忙しくても、年に何回かは、年賀状の他に安否確認の意味も込めて、電話か手紙か葉書で挨拶をすると良いでしょう。 そうすれば、結婚してお互い遠方に住んでいて仲々会えない友人に対して、6日の菖蒲、10日の菊という事にならないでしょう。

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ミイラ取りがミイラになる

【漢字】ミイラ取りがミイラになる 【読み】みいらとりがみいらになる 【意味】人探しに行った人が、その目的を果たさずにとどまって帰ってこなくなること。 【例文1】遊びに出たっきりの弟を連れ戻しに行った兄まで、ミイラ取りがミイラになってまだ帰ってこない。 【例文2】帰宅を促しに行った同僚が、飲みに付き合わされミイラ取りがミイラになる。 【例文3】結婚詐欺師が本気になりミイラ取りがミイラになる。 「ミイラ取りがミイラになる、とはこのことだ。」という言葉、よく聞きます。推理小説でも使われています。でも、どういう意味?ミイラって何?って思いますよね。 ミイラはずばり、戦国時代、ポルトガル貿易船から輸入されたエジプトのミイラ=乾燥した死体でした。当時はミイラに、病気療養の薬効があると思われていたのです。万能薬として、日本でも江戸時代には高価な薬として、庶民に知られていました。 ミイラが、乾燥した死体ということを昔の日本人は知っていました。そして、エジプトにミイラを取りに行って、帰って来なくなり、死んでしまった、その死に様はミイラだった、という話もあることも、理解していました。 そこでミイラ取りがミイラになるという話が出来ました。これは日本オリジナルです。 つまり、呼んでそのままの意味なのですね。人工的ミイラを取りにいって、自ら自然的ミイラになっちゃった、ということなのです。 総じて、人を連れ戻しに行った者がそのまま帰ってこなくなる。転じて、相手を説得するはずが、逆に説得されてしまった。としても、使われます。 エジプトのミイラを原題にした言葉なんて、ワールドワイドさを感じさせますね。使われ始めたのは、歌舞伎などの芸能からだそうです。当時の日本の人にとっては、エジプトなどは想像もつかぬ遥か果ての国だったですから、かなり想像を巡らしたことでしょうね。昔からエジプトのミイラの影響力はすごいですね。 例えば喧嘩の仲裁に向かった人が巻き込まれて、率先して喧嘩に参加してしまう。ミイラ取りがミイラになるとはこんな情景を示した言葉ですが、大元になったネタはご存知でしょうか? ミイラとは言わずとしれた、死体が乾燥したものです。一般的には腐敗した肉や皮は無く、既に骨のみになってしまったものを指すかと思います。このミイラ、実は普通にしていると出来ません。少々グロテスクな話になるので割愛しますが、最終的に骨のみのきれいなミイラを作るためには低温でかつ乾燥した空間に安置しなければなりません。大昔、死後にそういった処置を施されるのは高貴な人々のみでした。こういった高貴な人々が死んだ際には、大きな墓を作るのが習わしですが、同時にその墓には宝物も一緒に眠らせるのが一般的でした。これは、死後の世界でも今の権勢を持っていけるように、という発想だったようです。 ミイラ取りとは、こういった王族の墓に眠る財宝を狙う墓荒らしの事です。中には上手く盗み出して一財産を築けた泥棒も居るようですが、この手の墓は外へ出ることを一切考えて作られていないため、無理やり入ったはいいものの外に出られなくなってしまい墓の中で死んでしまう事例が後を絶ちませんでした。そして墓の中はミイラ化するのに適した条件ですので、哀れ盗人もまたミイラになり・・・という次第です。 余談ですが、日本では風土的にミイラが出来にくくなっています。乾燥した季節が短く、年間を通して多湿であるためです。なので、日本人にはこの言葉は今ひとつ実感を伴わないものかもしれませんね。

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枚挙に暇がない

【漢字】枚挙に暇がない 【読み】まいきょにいとまがない 【意味】数えだしたらきりがない、数えきれないほどたくさんある。 【例文1】失敗例を挙げると枚挙に暇がない。 【例文2】彼の悪い癖は枚挙に暇がないほどある。 【例文3】女性と付き合った人数なんて枚挙に暇がない。 「枚挙に暇がない」とはあまり普段使わない慣用句です。「まいきょにイトマがない」と読みます。「(あまりに多すぎて)いちいち数え上げるには時間がかかりすぎてその時間がない」という意味で物事が非常にたくさんあることを指します。使われるとすれば文語表現です。例えば卓球選手の福原愛さんが愛読している作家として挙げた、東野圭吾さん。彼は1983年に最初の作品を発表し、1985年に[放課後]という作品で第31回江戸川乱歩賞受賞を受賞して作家として歩み始めます。その後発表する作品が何度も賞にノミネートされ候補に挙がりますが、無冠の帝王扱いされるほど受賞はならず。ようやく14年後の1999年[秘密]で第52回日本推理作家協会賞(長編部門)受賞し、それからはいろいろな作品が文学賞を受賞します。彼の受賞作品は、候補になった作品も入れると「枚挙に暇がない」ほどたくさんあります。と、このように使います。口語表現では「数えきれないほどたくさんある」で済むのですが。昔の流行歌でばんばひろふみさんの「幸子」というのがありまして、幸せを数えれば五本の指で足りるのに不幸せは両手でも足りないほどたくさんあるという意味の歌詞がありますが、「枚挙に暇がない」ほどの不幸があると歌い上げたのではあれほどのヒットはなかったでしょう。できれば良い場合に使いたい言葉です。

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暴飲暴食

【漢字】暴飲暴食 【読み】ぼういんぼうしょく 【意味】度がすぎた飲食。 【例文1】やけくそになって暴飲暴食したら、胃が痛くなった。 【例文2】暴飲暴食をすると中性脂肪が溜まるので病気になりやすい。 【例文3】暴飲暴食の結果、メタボになる。 暴飲暴食とは無理やり食べたり飲んだりすることです。体にはよくありませんね。 私は食べたり飲んだりすることが好きで、独身の時は食べたい物を食べ、飲みたい物を飲みたいだけ飲んできました。体質がらまったくどれだけ食べても太りません。18歳くらいの時から体系が変わっていません。だからでしょうか暴飲暴食しても私は大丈夫と何の根拠もなく10年過ごしてきました。 結婚して嫁さんが作る空揚げが美味しくて美味しくて週に2回はリクエストしていました。会社でいやな事があればお酒を記憶が無くなるまで飲みました。 ある時期から、急に胸焼けするようになり、体重も徐々に増え始め初の60キロ台突入です。 仕事にも影響が出るので病院で診てもらいました。幸い胃かいようは初期の段階で、薬の服用だけで済みそうです。 しかしこのまま暴飲暴食を続けると胃かいようだけではすまなくなると言われ、お酒は控えるようにとお医者さんに言われてしまいました。 高いツケを払う事になってしまったのです。 私は人生の中で食べたり飲んだりすることが一番大好きで、食べたい物を食べ、飲みたい物を飲みたいだけ飲んでいました。 この私の胃は鋼でできているようで、いくら食べたり飲んだりしても、おかしくなる事は全くありませんでした。 寝る前に脂っこいモノや甘いモノを食べたとしても、翌朝に胸焼けや胃もたれを起こす事はなく、普通に朝食を摂る事が出来ていたのです。 なので私は食欲に任せて、これでもかと暴飲暴食を繰り返していたのです。 所がある時期から、急に胸焼けや胃痛をするようになり、体重も徐々に増え始めて来てしまったのです。 それでも私は気にせずに、暴飲暴食を続けていました。 それが災いしたのか、胃痛がどんどんひどくなって来て、たまらず病院で診てもらったのです。 そしたら胃潰瘍だと診断されました。 幸い胃潰瘍は初期の段階で、治療は薬の服用だけで済みました。 ですが暴飲暴食は控えるようにとお医者さんに言われてしまい、食べたいだけ食べられないようになってしまったのです。 更に診断の結果、糖尿病の一歩手前の状態だという事が分かり、かなりの食事制限を強いられる事になってしまいました。 暴飲暴食をこれでもかとやっていた結果、私はその高い付けを払う事になってしまったのです。

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