tedukurikotoba (2563)

利害得失

【漢字】利害得失 【読み】りがいとくしつ 【意味】自分の利益と損失。 【例文1】利害得失を考えて食材の仕入れをする。 【例文2】夏祭りの売り上げの利害得失を勘定する。 【例文3】利害得失で行動する。 「利害得失」とは「利益と損害、得るものと失う物」という意味で文字通りです。これは大抵の人が何かを選ぶ時の判断基準のひとつとして考えるものではないでしょうか。 戦国時代はこれは特に重要視されていました。「利害得失」にこだわった天下人の一人が豊臣秀吉です。彼は多額の軍資金を蓄え、朝鮮にまで出兵しました。それは彼の巧みな方法から得られたものが元になっていました。その方法とは楽市楽座です。戦国、安土桃山時代に、大名が商人を城下に集めるために城下町や重要都市で旧来の独占的な市、座といった特権を廃止し、新規の商人にも自由な商売を認めたことです。秀吉は大阪城下に商人を呼ぶために、城下の土地を無料で提供しました。 そして売り上げの何%かを税金という形で納めさせました。土地がタダなら商売もしやすくなります。店ができれば人が来ます。人が来て住むようになれば家を建てる材木が売れ、大工が必要となり、さらに人が増えていきます。そして城下が賑やかに人が往来し、繁栄していくのです。その頃からの歴史がありますから、大阪商人、近江商人、伊勢商人と商売上手な商人が日本中で活躍するようになったのも頷けます。ちなみに秀吉の軍資金は彼の死後、家康の策略で茶々と秀頼が、寺社仏閣の普請代にと次々出させられてしまいます。そのお陰で京都の立派な寺社仏閣が今日まで残ったのですから皮肉なものです。

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糠味噌が腐る

【漢字】糠味噌が腐る 【読み】ぬかみそがくさる 【意味】 【例文】 糠味噌が腐るという慣用句は、今ではほとんど耳にする機会がないため、意味が分からない人は多いのではないでしょうか。 糠味噌といって一番に思い当たるのは、ご飯のお供にピッタリの糠漬けの漬け床ですが、上手に管理するのはなかなか大変と聞きます。 どうした都合か分からないが糠床が腐ってしまった、などという失敗も聞いたことがあります。 しかし、糠味噌が腐るという慣用句は、どうやら糠漬けとは関わりがなく、糠味噌が腐るほどに声が悪く、調子っぱずれの音痴だと馬鹿にする言葉のようです。 音痴な人の歌声は、確かに耳障りで聞くに堪えないものですが、それで糠味噌が腐るとはどういうことなのでしょう。 逆に考えれば、朗々とした美声の歌声は、糠味噌をイキイキさせ、美味しい糠漬けができる漬け床になるということでしょうか。 植物を育てるときには、優しく話しかけながら世話をすると良く育つといいます。乳牛にクラシックを聴かせると、良く乳を出すという説もあるようです。 仕事や家事に疲れて、調子はずれの歌をやけくそ気味に歌いながらかき混ぜては、せっかくの糠味噌が腐って美味しい漬物ができない、ということなのかもしれません。 もしそうなら、糠漬けに挑戦している現代女性も、辛いことやイヤなことは一旦忘れて、優しい気持ちで歌いながらかき混ぜると、美味しい漬物が作れそうです。 「糠味噌が腐る」という言葉を聞いたことがあるでしょうか? この言葉は、音程の外れた歌いっぶり、つまり音痴な人をからかって言う言葉です。 今は「耳が腐る」という言葉が一般的に使われていますね。 逆にそんな今だからこそ、「糠味噌が腐る」と言った方が、婉曲的に相手に伝わるので、ダメージが少ないかもしれませんね。 実際、音痴な人の歌いっぷりというのは、非常に聞くに耐えないものです。 音痴なことを自覚していないような堂々とした歌声は、逆にすごいとも思いますが、カラオケボックスのあの狭い空間で聞かされたのではたまったものではありません。 デュエットを頼まれた時には、もう地獄だなと感じます。 あれだけ音を外しているのに、それに気付かないというのは、自分の歌がどのように聞こえているのか、体験してみたいものです。 採点モードにかけたら、どんな点数になるのか、というのもちょっと興味深いポイントですよね、 改めて、糠味噌が腐るような歌声は酷いものです。 しかし、音痴なことを指摘するってなかなか親しい人でも出来ないものなんですよね。 私だけかもしれませんが、歌声というのは日常的には聞かない分デリケートなものに感じ、ツッコミにくいものです。 音痴な人に会う度、「糠味噌が腐る」という言葉を思い出しそうです。

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宵っ張りの朝寝坊

【漢字】宵っ張りの朝寝坊 【読み】よいっぱりのあさねぼう 【意味】夜遅くまで起きて朝は遅くまで寝ている習慣をいう。 【例文1】週末はもっぱら宵っ張りの朝寝坊で12時に起きる。 【例文2】毎晩遅くまでスマホをいじってばかりで宵っ張りの朝寝坊だ。 【例文3】宵っ張りの朝寝坊をなおす。 宵っ張りの朝寝坊とは、夜更かしをすると、当然朝が起きられないという意味です。 うちの娘は中学生になってから、宵っ張りの朝寝坊です。学校から帰ってきたら即効スマホ、食事中にもスマホ、リビングでもスマホ、塾にもスマホ、入浴中もスマホ、スマホ、スマホの一日です。返事を待つ気持ちもわかりますが、お風呂の時の放さず持っていかなければいけませんか?音楽を流しているようです。 防水袋に入れているから大丈夫だと言って何度言っても聞きません。時にはお風呂場から出て返信をしていることもあります。 0時を過ぎても音楽が聴こえるので止めるように部屋に入ると、スマホ握りしめて眠っているではありませんか!まったくもうほんと肌身離さずとはこのことですね。 そんな生活をしているので、朝、6時半に起きれるはずがありません。もちろん、翌日の準備もしていませんので、出かけるギリギリまで準備してご飯を食べる時間も無く、あわてて学校に行きます。 宵っ張りの朝寝坊は、とくに週末になるとやってきます。土曜日は部活が昼からだから安心して夜更かししている習慣がついてしまいました。

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唯我独尊

【漢字】唯我独尊 【読み】ゆいがどくそん 【意味】自分が一番優れていると思い上がる。 【例文1】唯我独尊な上司だから嫌われる。 【例文2】唯我独尊で人の意見は受け入れない。 【例文3】唯我独尊だと勘違いしている。 「唯我独尊」には、ネガティブなニュアンスがあると考えていいでしょう。この例文の場合は、「自尊心が強く、自分が一番だと思っている人。自分に絶対の自信を持っている人」という意味で使われているわけです。 この言葉、実は仏教の「天上天下唯我独尊」という言葉の省略形なのです。そのまま読めば、「この世でもあの世でも、ただ私だけが尊い」という解釈になるでしょう。そのため、自尊心が強く協調性のない人のことを「彼は唯我独尊だ」というように表現するわけです。 しかし、仏教思想がそんなことを説くはずはありません。仏教思想には「自分を人と比較しない」という考え方がありますから、この言葉もその思想の一つと理解したほうがいいでしょう。 つまり、唯我独尊というのは、「私は私のままで尊い。だから人と比較する必要はまったくない」という解釈になるわけです。「ナンバーワンを目指すのではなく、オンリーワンの自分を生きよ」と言う意味に受け取ってもいいかもしれません。 ところで、この言葉は、お釈迦様が生まれてすぐに口にしたという言い伝えがあります。お釈迦様はお母さんである摩耶夫人(ぶにん)の右のわき腹から誕生したとされていますが、誕生するとすぐに7歩歩いたといいます。 そして、立ち止まり、右手で天を、左手で地を指して「天上天下唯我独尊」と言ったというのです。 もちろん、これは、お釈迦様を神格化するためのフィクションでしょう。お釈迦様は紀元前6世紀から5世紀に実在した人物で、シャカという民族の王子様だったのですから、そんな超人的なことができるはずがありません。 ちなみに、「天上天下」は「てんじょうてんが」ではなく、「てんじょうてんげ」と読みます。 「あの人は唯我独尊だから、人の意見を聞こうとしない」という使われ方をする「唯我独尊」には、ネガティブなニュアンスがあると考えていいでしょう。この例文の場合は、「自尊心が強く、自分が一番だと思っている人。自分に絶対の自信を持っている人」という意味で使われているわけです。 この言葉、実は仏教の「天上天下唯我独尊」という言葉の省略形なのです。そのまま読めば、「この世でもあの世でも、ただ私だけが尊い」という解釈になるでしょう。そのため、自尊心が強く協調性のない人のことを「彼は唯我独尊だ」というように表現するわけです。 しかし、仏教思想がそんなことを説くはずはありません。仏教思想には「自分を人と比較しない」という考え方がありますから、この言葉もその思想の一つと理解したほうがいいでしょう。 つまり、唯我独尊というのは、「私は私のままで尊い。だから人と比較する必要はまったくない」という解釈になるわけです。「ナンバーワンを目指すのではなく、オンリーワンの自分を生きよ」と言う意味に受け取ってもいいかもしれません。 ところで、この言葉は、お釈迦様が生まれてすぐに口にしたという言い伝えがあります。お釈迦様はお母さんである摩耶夫人(ぶにん)の右のわき腹から誕生したとされていますが、誕生するとすぐに7歩歩いたといいます。 そして、立ち止まり、右手で天を、左手で地を指して「天上天下唯我独尊」と言ったというのです。 もちろん、これは、お釈迦様を神格化するためのフィクションでしょう。お釈迦様は紀元前6世紀から5世紀に実在した人物で、シャカという民族の王子様だったのですから、そんな超人的なことができるはずがありません。 ちなみに、「天上天下」は「てんじょうてんが」ではなく、「てんじょうてんげ」と読みます。

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矢面に立つ

【漢字】矢面に立つ 【読み】やおもてにたつ 【意味】非難や批判を集中的に浴びる。 【例文1】芸能人のスキャンダル報道で矢面に立って会見する。 【例文2】マナー違反者は矢面に立って当然だ。 【例文3】政治家の失言で矢面に立つ。 生きていると自分の不器用さがつくづく嫌になり、自分自身でもかろうじて知っている自分の中の僅かながらの良い部分を、この両の手の平からはらりと自らこぼしてしまいたくなる時が誰にもあるかもしれません。 けれども、どうか踏みとどまってほしいのです。 「どうして自分だけが」と思う日があるということは、しっかり生きている証でもあるということです。 矢面に立つという言葉がありますが、誰にでも敵の真正面に立つ力があるわけではありません。 気が弱い人間には立てません。 自分のことだけを愛して生きてきた人間にも、到底立てません。 批判や非難を受ける人間がいるから、それができない大勢の人間がい生きていられるのです。 人の中で生き、大人であるのならば、これからもずっと矢面に立つ覚悟を持った人間でありたいと願っています。 最近は、大人であるということが当たり前ではない世の中になってきているのかなと思うのです。 良い服装をして、良い持ち物を持ち、身なりは立派な大人であるかもしれません。 人前では日常の自分とは切り替えられる器用な人物も多くなり、礼儀もわきまえているように錯覚させられる人間も多くいます。 けれども、本当の大人と言うのは、いつ何時、矢面に立つことを求められても、しっかりと逃げずに陣頭に存在できる。 そういう人物だと思います。 普段がしっかりしているから、いざという時に活動の第一線に立てるということなのです。

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