tedukurikotoba (2563)

外交辞令

【漢字】外交辞令 【読み】しゃこうじれい 【意味】人と付き合って上でのうわべだけの褒め言葉や挨拶をいう。 【例文1】今度みんなで飲みに行きましょうと言われたら100%に近い確率で社交辞令だと思ってる。 【例文2】苦手な人には社交辞令で交わす。 【例文3】いつも綺麗だよ~と外交辞令を言う。 外交辞令とは相手に好意を持たせるためのうわべだけのお世辞のことです。 皆さんも一度は社交辞令をいったことありませんか? 私も言うし、言われるし半々です。 昔よく遊んでいた友人遠くに引っ越しって今度遊ぼうよと年賀状に書いてあった時などは100%ないないと受け止めております。だって連絡先が書いてないんですもん。これどう考えても外交辞令でしょ。 あと少ししかしゃべったことない部署の飲み会も社交辞令ばかりでまだ一度も開催されていません。開催されれば仲良くなる機会ですので参加するつもりでいるんですが、なかなか幹事をしたがらないのが本音でしょう。 休日はよくウインドーショッピングをするのですが、店員さんが決まってお似合いですよと外交辞令を行ってきます。いや~お値段がとか色が~とか語録を並べると、 「お客様は細身で色白ですからこちらのお色が似合うと思います」と決まって返されます。こればかりはいくら外交辞令と分かっていてもちょっぴり嬉しいですね。

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王手を掛ける

【漢字】王手を掛ける 【読み】おうてをかける 【意味】成功・勝利まであと一歩という状況。 【例文1】リーグ戦優勝に王手を掛ける。 【例文2】明日の決勝戦に王手を掛ける。 【例文3】王手を掛けた試合が始まる。 勝負ごとや目的を達成を目指してがんばった末に、いよいよ目標達成が間近に見えてきた際などには「王手を掛ける」という言葉が使われることがあります。 野球で言えば、リードして9回ツーアウトを迎えた場面であったり、目的の最終段階に入りいよいよという場面でしょうか。 言葉の由来は将棋の「王手」から来ており、王手は次の手番で相手の王を取れる状況です。 王様が取られてしまうと負けになってしまうため、王手を掛けた方は勝利目前、掛けられた方は絶対絶命という場面です。 しかし王手を掛けたからといって勝利が確定したわけではありません。 王手を掛けられてもまだ逃げる余地が残されていることもありますし、詰みまでに相手がミスをすることも考えられます。 真剣勝負というのはひとつのミスが流れを大きく変えてしまうことがあります。 これは将棋以外でも同じことで、王手を掛けたあと。つまり目標達成の直前こそ最も重要な場面です。 人は目標が達成できると感じると、無意識に気が緩んだり、心にブレーキがかかってしまうとも言われています。 王手を掛けたあといかに気を抜かずに最後までやりきるか。人間同士の戦いであっても目標に向かっているときでもまさにここが一番の勝負どころと言えます。 「王手を掛ける」はご存知のように将棋の言葉です。相手の王将の駒を手中に納めるような手を自分が打った時、「おうて」と声をかけるのがルールです。つまり「王手を掛ける」は「将棋で直接、相手の王将を攻める手法をとること、であり転じて相手の死命を制するような手段にでること」です。先日将棋の非公式戦で14歳の藤井聡太四段が羽生善治三冠と対決し、羽生棋士が負けましたが、その時も「王手」の言葉はかからず、素人にはわからないほどのタイミングで「負けました」と羽生棋士が頭を下げていました。将棋の上手な人ほど先の手、先の手と読むので「えっここで」という場面で投了となりますね。ところで将棋の駒には「王将」と「玉将」があるのはご存知ですか?元々は「玉将」しかなく、「玉」から点を取ったのが「王将」なのです。王将が生まれた由来は不明ですが「玉」と「王」の字が似ているため、区別するために一方を「王」にしたとする説や、豊臣秀吉が「王でないと気に入らない」「王は一人でよい」と言って一方の点を取ったなど諸説あるそうです。といって二つの駒の動きに違いはありません。慣例として、上位の者が「王将」、下位の者が「玉将」を使うことになっています。先ほどの二人の戦いでも羽生棋士が「王将」を藤井棋士が「玉将」を使っていました。挑戦者が「玉将」と覚えておけば間違いないですね。命の取り合いはなくても将棋の世界の勝負はハードで、一局終わると体重がガクンと落ちている棋士もいるそうです。大変なんですね。

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会者定離

【漢字】会者定離 【読み】えしゃじょうり 【意味】出会った者は必ず別れがくる。 【例文1】お隣さんが仕事の転勤で外国に引越しする事になった。会者定離で仕方がない。 【例文2】会者定離だけど今は連絡手段が発達して離れていても便利だ。 【例文3】離れていてもテレビ電話で会者定離を感じない。 人気のテレビドラマが終了すると、その番組名に「ロス」という言葉をつけて、「連続ドラマが終わって、〇〇ロス症候群になる人が続出」というような表現をすることがよくあります。 毎回見ていたドラマを見られなくなったために、さみしさを感じたり、心の中にぽっかり空洞ができたように感じたりする心理状態のことです。 また、飼っていたペットが死んでしまうと、ペットロスになる人も少なくないでしょう。この「〇〇ロス」という言葉は、仏教の教えに通じるものがあります。 その教えは「会者定離(えしゃじょうり)」。ブッダが亡くなる前、最後に説いたとされる教えを記した『遺教経(ゆいぎょうきょう)』に出てくる言葉で、「この世で出会ったものとは、必ずいつか別れが訪れるものだ」という意味です。 『平家物語』では「生者必滅、会者定離」という形で記されていますが、いずれも仏教の本質である「無常観」を表現した言葉と考えていいでしょう。 仏教には「四苦八苦」という教えもあり、その中にも会者定離の考え方が出てきます。「四苦八苦」というのは、人間がこの世で味わう根本的な苦しみを分類したものですが、その中に、「愛別離苦」という言葉があります。これは「愛するものと離れなければならない苦しみ」という意味で、まさに「〇〇ロス」をそのまま表現した言葉ということができるでしょう。 つまり、「〇〇ロス」という言葉と心理は、仏教の根本的な教えに通じるものがあるというわけなのです。

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上を下へ

【漢字】上を下へ 【読み】うえをしたへ 【意味】本来、上にある物が下へ、下にあるものが上にあることから混乱した様子をいう。 【例文1】メダリストの凱旋パレードに街中が上を下へ大混乱となった。 【例文2】デパートでは半額セールがあり、客が上を下へ押し寄せ大混雑だ。 【例文3】俳優が空港に現れファンが上を下へ大騒ぎする。 日本人の多くが間違って使っている言葉の一つに、「上を下へ」という表現があります。「上を下への大騒ぎ」というような使われ方をしますが、その意味は、「ひどく入り乱れて大混乱、大混雑している状態。多くの人があわてふためいている様子」ということになるでしょう。 例文を拳げるなら、「花火大会は大変な人出だった上に、にわか雨が降り出し、会場は上を下への大騒ぎになった」というように使われます。 この「上を下へ」という言葉、文化庁の「国語に関する世論調査」によると、間違って使っている人の方が、実は多数派なのです。よく誤用されるのが「上や下への大騒ぎ」という使い方。「自分も『上や下へ』と言っている」という方も少なくないでしょう。 ほかにも、「上へ下への大騒ぎ」という誤用をする例も少なくありません。 正解は「上を下へ」ですが、これはつまり、「本来は上にあるべきもの、上にあったものが下になってしまう」というところからできた言葉です。上下が逆転してしまうほどの混乱ぶりを表現したと考えれば、 「上のものを下へ」と覚えると、正しい使い方ができるに違いありません。

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言うは易く行うは難し

【漢字】言うは易く行うは難し 【読み】いうはやすくおこなうはかたし 【意味】口で言うのは簡単だが、実際に行動するのは難しい。 【例文1】騒音が気になるから引っ越したいな~。そうは言っても費用も掛かるし、言うは易く行うは難しだけど。 【例文2】雑誌を見て作れそうな料理に挑戦したが、言うは易く行うは難しだ。 【例文3】簡単そうに見えたが、言うは易く行うは難しだ。 我が家にはフライパンが4つあります。 1つは少し深めのフライパンで炒め物や煮物、揚げ物までなんでも万能に使えます。他の3つはわりと浅めで、魚のソテーなどに向いています。3つのうち2つはフッ素加工が剥がれてしまって油を敷かなければ使いづらい状態です。また、深いフライパンも同じように、フッ素は剥がれて傷も多いので油は必須です。 もうそろそろフライパンを買い換えなければいけないね、と主人と話をしていたところ子どもが急に「オムライスが食べたい」と言い出しました。 我が家は5人家族なので、食事の準備も手早くしないと時間がずれてしまいます。 そこで、フッ素の剥がれたフライパンも合わせて、コンロ3つで一気にオムライスを作ることになりました。1つはご飯を炒め、あとの2つは卵を焼く用に準備。 主人には「油を多めに敷かないと卵が引っ付いて綺麗に焼けないよ」と忠告したのですが「俺は腕がいいからこのくらいで大丈夫」と言って少なめの油で作り始めました。 案の定、卵は一瞬でぼそぼその炒り卵状態となり、子どもは「パパへたくそ」と責めるし口当たりは悪くて美味しくないし。まさしく言うは易く行うは難しな出来事でした。 日頃から大口を叩くことの多い主人。今回は子どもにヘタと言われ傷ついたようなので、少しは反省してくれるかもしれません。

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