tedukurikotoba (2563)

芸は身の仇

【漢字】芸は身の仇 【読み】げいはみのあだ 【意味】覚えたての芸に夢中になり本業がおろそかになる。 【例文1】芸は身の仇にならないように習い事と勉学を両立させる。 【例文2】副業を始めて芸は身の仇となる。 【例文3】大学生がバイトばかりしていては芸は身の仇となる。 ゴルフレッスンを受けれる学校が駅前に出来たので仕事帰りに通うようになりました。最初のうちは簡単なスイングをするだけでしたが、何度か通ううちに本格的なスイングになってきました。腰を入れてスイングするので元から弱い腰が腰痛となり、芸は身の仇となりそうなことが何度もありました。休日になるとゴルフ場に出て実際にプレイすることになり、同僚と一緒に車で現地まで行きました。レッスンで習った素振りをすると遠くまで飛ばせるので調子に乗っていたら、まさかの腰痛に見舞われてしまいました。仕方なく途中で帰ることになり、その後病院へ行ったらぎっくり腰と診断されました。レッスンを受けてるときに、姿勢が悪いと腰を痛めるとインストラクターに注意されたのが的中してしまった感じです。土曜日にゴルフ練習場に行ったので日曜日はぎっくり腰を治すのに専念していました。芸は身の仇とはよく言われますが、ゴルフレッスンして調子をこいたために、仕事にも影響を及ぼすことになりました。完治するまでに2週間ほどかかり、その間会社を欠勤したり午後から出勤するなどして芸は身の仇の苦い体験をしました。ゴルフに限らず習い事をするときは、仕事に支障が出ない程度に学ぶことが大切で、芸は身の仇になってからでは元も子もありません。 芸は身の仇ということわざがあります。 趣味として始めたことにのめり込んでしまい、本業がおろそかになってしまう状態を指すのですが、 古代ローマの皇帝にこの言葉がぴったりと当てはまる人物がいます。 第17代皇帝コンモドゥスです。 彼は武術に人並み外れた才能を示し、弓や槍の腕前は闘技場の戦士たちさえ凌いだと言われています。 自らを神ヘラクレスに喩え、闘技場で皇帝自ら獣や剣闘士たちと戦うその姿は、民衆や兵士たちから敬愛されていたとも伝えられています。 一方で皇帝の本業である政務・軍務には無頓着で、他人にすべて任せきり。 いざ権力を発揮したかと思えば、やったことは自分に反対する者たちの殺害。 政治家である元老院議員たちからの評判は散々でした。 結局、彼は皇帝不適格を理由に暗殺されてしまいます。 コンモドゥスの死後、元老院議員たちは「存在していたこと自体がローマの恥」として彼の公式記録をことごとく抹消しています。 彼はなまじ武術に長けていたばかりに、自分の存在価値をすべて武術に置いてしまっていたのでしょう。 俺は武術の達人だ。誰よりも華麗に獣や人間を仕留められるのに、政治家どもはこの俺を認めようとしない。 そんな鬱屈した思いが彼の中にあり、自分が唯一輝ける場所である闘技場通いにますますのめり込んでいったのでしょう。 もし彼に武術の才能がなければ、誰よりも人に褒められたい彼は、皇帝として称賛されるために政治に軍事にと頑張っていたことでしょう。 まさに芸は身の仇の見本のような人物です。 「芸は身の仇」ということわざの意味は、習い覚えた芸事に夢中になり、身を滅ぼすことがあるというたとえだそうです。 自分が興味を持ったことに夢中になるというのは誰にでもあることですが、たいていの人は三日坊主であったり長続きせずに途中で投げ出したりするということになるのではないでしょうか。 中には、諦めるということに関して不器用な人がいます。 普通ならあまりうまくならないとか、その趣味には時間を取られ過ぎたり、その趣味のためにお金がかかり過ぎたりといったことが原因で、熱も冷めていきます。 病気と同じで免疫が働いてそれ以上自分にとってマイナスとならないように、諦めるという気持ちが働きます。 ところが、諦めるということができない不器用な人も中にはいるのです。 諦めないでいて良かったと言っている人は、結果的に成功している人です。 諦められないからといって誰もが成功するとは限りません。 そんな人にとっては、関わってしまったばっかりに時間やお金が無駄につぎ込まれてしまったりすることになるのでしょう。 これはまさに「芸は身の仇」 芸能人でも、活躍している人はほんの一握りで、その他大勢の人はいつか自分も輝かしい舞台に立ってという諦められない気持ちを抱えているのでしょう。

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釘を刺す

【漢字】釘を刺す 【読み】くぎをさす 【意味】あとで言い訳できないように何度も念を押す。 【例文1】あれほど釘を刺したのに彼は決まりを守らない。 【例文2】今日は早く帰って来るように釘を刺す。 【例文3】デートに遅れないように釘を刺す。 放課後、いつものように子どもを近所の公園で遊ばせていると、上の子の友達も遊びに来ました。私はその後の子どもの習い事が始まるまでしばらく遊ばせる事にしてベンチでスマホを見ていました。 すると、子どもの友達の1人がやって来て私に電話を使わせて欲しいと言いました。理由を聞くと、今朝家を出る時に家族に何時に帰宅するか時間を伝え忘れたと言うのです。しばらく公園で遊んでから帰りたいと言うので、電話を貸してあげました。すると、それから毎日公園に来ては私の電話で家族に電話を掛けるようになりました。 悪気はないのだと思いますが、これはまずいと思い1週間経った時に、「毎日私の電話を使っているね。緊急事態の際は勿論電話を貸してあげるけど、帰宅時間は予め時間を決めておけば良いし、家で直接家族に伝えられるよね」と釘を刺しました。 子どもの知恵と言うのは凄いなと思いました。 これ以降、その子は決まった時間になるとちゃんと帰るようになり、ホッとしました。

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気が置けない

【漢字】気が置けない 【読み】きがおけない 【意味】気遣ったり遠慮したりせず、心から打ち解ける仲をいう。 【例文1】友人とは20年来の仲で気が置けない。 【例文2】気が置けない友人に悩みを相談する。 【例文3】気が置けない親友と旅に出る。 気が置けない仲間というと、やはり思い当たるのが親友かもしれません。 何でも気軽に話し合えて、何でも分かっている仲間という感じがします。 学生時代には気が置けない仲間がたくさんいても、社会人になってくると、そういった仲間作りが難しくなってくるかもしれません。 毎日顔を合わせている人たちとの交流の方が優先してしまいます。 また、どんなに仲が良くても住む場所が遠くなってしまうと、連絡を取る回数が減ってしまいます。 マメな人ならば、良く連絡を取り合うでしょうが、そうでない場合は毎日の忙しさなどの理由で、徐々に連絡を取る回数も減ってしまいます。 人は会わなくなってくると、記憶から遠ざかっていってしまいます。 そのような出会いと別れを繰り返す中でも、もし一生の親友として気が置けない仲間の存在があるならば、それは貴重な財産かもしれません。 気が置けない仲間とずっと付き合っていくのは、意外と難しいことなのかもしれません。 難しいからこそ、そういう仲間ができたならばそれはとても幸せなことですし、大切にしていきたいものです。 気が置けない関係の一つが家族かもしれません。 家族関係も個人差がありますが、できれば良好な関係でいたいものです。 私はかつて二度、信頼していた友人に裏切られた事があります。 一度ならず二度までも心の底から信頼していた友人にひどい裏切られ方をしてしまい、私は人間不信に陥ってしまいました。 以来、友人なんていらないと思っていましたが、月日が経つと徐々に友達が欲しいと言う気持ちが強くなり始め、かといって現実で友達を作る事に対して怖さを感じていたので、ネットで友人を作ろうと考えました。 ネットの中のとあるコミュニティーサイトに登録をして、アバターを作成して、架空の街で友達作りを始めました。 ですが勇気を出して他のアバターに話しかけても、逃げられたり無視をされるばかりで、まともにコミュニケーションを取る事ができません。 私はがっかりてしまい、街中のベンチに座って呆然としていました。 すると一人のアバターが、私に話しかけて来たのです。 やっと巡って来たこのチャンスを逃す事は出来ないと思い、私は慣れないチャットで必死に会話を続けました。 このアバターさんとはとても馬が合い、小一時間ほど話をしました。 それでフレンド登録をして、このアバターさんと友達になりました。 顔が見えないネットの世界だからこそなんでも言える仲になりました。

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快刀乱麻を断つ

【漢字】快刀乱麻を断つ 【読み】かいとうらんまをたつ 【意味】もつれた浅糸を鋭い刀で断ち斬ることから、複雑な事態を見事に解決すること。 【例文1】ライバル同士の仲が快刀乱麻を断った。 【例文2】推理小説の快刀乱麻を断つ。 【例文3】両親の不仲を子どもが快刀乱麻を断つ。 快刀乱麻を断つとは、良く切れる刀で縺れた麻の糸を断ち切るように、縺れた物事を鮮やかに解決することのたとえです。ここでいう快刀とは良く切れる刀を言い、乱麻とは縺れた麻の糸を言います。快刀乱麻を断つという言葉は、中国の北斉書に出てくる故事からの言葉です。南北朝時代、北斉の高歓は、我が子たちそれぞれの判断力を試そうと考え、各自に絡まった糸の固まりを渡し、元に戻すように言いました。そのとき、高洋(後の文宣帝)だけは刀を抜いて、これを切りました。そして、乱れた物は切らなくてはならないと言ったといいます。父親である高歓はこれを良しと判断したそうです。これは、国を治める時の考え方なのでしょう。乱れた国は武力を持って制定しなければいけないということなのでしょうか。 快刀乱麻を断つという言葉は、時代劇が隆盛を極めると、盛んに使われるようになりました。主人公が悪人たちを快刀乱麻の活躍で切り倒していくのです。ですから、時代劇を見て育った人たちには、麻を切るのではなく、悪人を切ると思っている人も多いことでしょう。 しかし、今でも縫い物や編み物をしていて絡んでしまった場合は根気よく解くのではなく、ハサミで切ってしまうことが多いのですから、この言葉は生きているのかもしれません。

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大きな顔をする

【漢字】大きな顔をする 【読み】おおきなかおをする 【意味】威張った態度を取る。他人に迷惑をかけておいて平気な態度を取ること。 【例文1】彼は謝ることなく大きな顔をしている。 【例文2】酒に酔った客が俺は客だ!と大きな顔をする。 【例文3】2代目だからと言って大きな顔をする。 大きな顔をするとは、自分がえらい者であるかのような顔つき。人に迷惑をかけておきながら、平然としているといった意味です。 たまに見かけますよね。飲食店で酔って絡む客や電車の中でも大きな声でしゃべっていても害は与えていないと大きな顔をしている人。そういう人はだいだい自己中心的な人が多いですよね。 だからと言って公の場で注意する人も少ないと思いますがね。このご時世、逆切れしたり根にもって逆恨みされたらたまりませんもの。保守的になりるのも無理ないです。 私の職場にもいます。納期に遅れても悪びた様子もない、むしろ俺できるだろ?的な態度を示してきます。誰にでも対してです。 大きな顔をすると周りからも煙たがられますし、人づきあいもできません。 社会人になったのであれば少しは社会の常識を学んでもらいたいですよ。 人間誰でも良い事しかしないわけではありません。たまには間違った事もするでしょう。 でもそこで間違いに気付き態度を改める事が大切です。 そういう人の方が高感度もあがり、人としても成長していくのだと思います。

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