tedukurikotoba (2563)

羊頭狗肉

【漢字】羊頭狗肉 【読み】ようとうくにく 【意味】羊の頭と宣伝しながら、実際は犬の肉を売ってごまかすたとえから、良いものと見せかけて、実際は劣っていること。 【例文1】極端に安い品は羊頭狗肉だから、買わないようにしている。 【例文2】羊頭狗肉に気をつけて商品を見極める。 見かけ倒しだと言われた事は有るでしょうか。例えば筋骨隆々な身体をしているからスポーツマンだとスポーツが苦手なのに思われたり、眼鏡をかけていて真面目風だからといって決め付けで勉学が得意だと思われ後になって聡明で無いとガッカリされるなど、そういう様な経験があるかも知れません。 見かけ倒しと聞いて思い浮かぶ四字熟語は、羊頭狗肉です。意味は外見を飾って中身の無さを誤魔化す事で、看板に偽り有りといったところです。外見に中身が伴っていないと、受け手側は失望してしまうものです。この羊頭狗肉は、羊頭を掲げて狗肉を売る事の略で、羊の頭を看板に掲げているのに、実際に売っているのは犬の肉であるという場面から形が作られています。狗とは犬です。主体的に人を騙す目的で自身の弱みを隠して悪事を働くような相手に対して当てはまる言葉だと思います。 用例としては、羊頭狗肉の活動団体を見分けるには己の厳しい目が必要だ、等が有ります。類義語として羊質虎皮があります。また、羊頭苦肉と間違えがちです。何かに期待を持っている時、その反面に期待にそぐわない事柄が潜んでいる事は時々あります。是非本質に眼を向けることを意識して、羊頭狗肉を見分けたいものです。

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優勝劣敗

【漢字】優勝劣敗 【読み】ゆうしょうれっぱい 【意味】力の強い者が勝ち残り、劣っている者が負ける。 【例文1】ライバル会社が多くて優勝劣敗の世界だ。 【例文2】資金面での差が優勝劣敗だ。 【例文3】ライバル会社の従業員数が優勝劣敗。 優勝劣敗は世の常とよく聞きますが、普通に考えれば、優れている者が勝って、劣っている者が負けるでしょう。しかし、世の中全てが当てはまるのかというとそうではありません。少なくともスポーツの世界では通用しません。劣っていると思われていた者が優れていると思われていた者に勝つことだってあるからです。現に、サッカーや相撲など様々な所で優勝劣敗を覆すような結果があります。私もスポーツでハンドボールをしてきましたが、前評判では相手チームが勝つだろうと言われていたチームに勝ったことは何回もあります。 私が思うのは、優勝劣敗を世の常という言葉は今では存在しないと思います。もし、スポーツマンでそんなことを思っている選手はスポーツをやっている意味がないと思います。だから、練習をしている時に考えるべきことは、優勝劣敗という四字熟語ではなく下克上という目標を掲げて練習するべきなんじゃないかなと思います。練習は勝つためにすることだから優勝劣敗を考えている選手はそこで矛盾が生まれるからです。

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焼け野の雉子夜の鶴

【漢字】焼け野の雉子夜の鶴 【読み】やけののきぎすよるのつる 【意味】キジは巣がある野が焼けると必死で子を助ける。鶴は寒い夜は羽根で子を覆って温める様子から、子どもを思う親の愛情深さをいう。 【例文1】人の親となり、両親がよく言っていた焼け野の雉子夜の鶴をしみじみ想う。 【例文2】子どもの寝顔を見ると焼け野の雉子夜の鶴で愛おしい。 【例文3】子どもを持って焼け野の雉子夜の鶴を知る。 野原で雉が雛を抱いているときに、火事が起こりましたが、火が近づいてきても雉の雌は逃げることをせず焼け死んでしまいます。火が治まった後、親鳥の死骸の下から雛が出て来ました。また、冬の夜寒い中、鶴の雌は羽を広げて雛を守っていました。親鳥は凍え死んでしまいましたが、雛は羽に守られて生きていました。このことがことわざとなったのが、焼け野の雉子夜の鶴なのです。つまり、親は自分の身を顧みず子ども(雛)を守ると言うことわざです。 しかし、最近のニュースを見ていると、雉や鶴にも劣る人間の親の多いことに悲しくなります。鳥に限らず動物は、自分の子どもは身を挺して守ります。しかし、人間はそうではありません。自分のお腹を痛めたわが子ですら、虐待をし、育児放棄をします。そして、多いのが離婚をした後に自分で引き取って置きながら、新しい恋人ができると、その子どもはただの邪魔者になります。我が子にこのような仕打ちをするのは人間だけです。 数年前になりますが、茨城県水戸市の千波湖のほとりでコロニーを作っている黒鳥が、心ない少年に襲われました。その際、子育ての最中でした。この親鳥は自分よりも遙かに体の大きな数人の少年に向かって、羽を大きく広げ威嚇しますが、少年達は、このけなげな親鳥を打ち殺しました。もちろん、動物保護の関連で逮捕をされましたが、このように雛を守る親の姿を、この少年達はただただ笑い飛ばしたと言います。そんな話を聞いて許せませんでした。 昨今、まともな子育てのできない親が多い為に、このような少年達も出てくるのでしょう。 このことわざの、雉や鶴を人間も見習うべきなのです。

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もったいつける

【漢字】もったいつける 【読み】もったいつける 【意味】重大な発言の前にジラしたり意味深な発言をする。 【例文1】もったい付けないで早く話してくれ。 【例文2】彼女が出来た事をもったい付けて話す。 【例文3】告白の返事にもったいつける。 もったいぶった人、などという表現を使いますが、まさしくもったいをつける人のことを表しています。 いかにもものものしくみせる、とか重々しくみせる、という意味なのですが、これには二通りの解釈が考えられます。 まず、披露するその物(人)の価値が非常に優れていたり、希少であったりする場合、紹介する側からすれば心して拝謁せよという紹介者のその物に対する尊敬や称賛の気持ちがすごく深いという時です。 紹介者からすると、とにかく皆に自分と同じ尊敬の念を持ってもらいたいという気持ちのあらわれなのです。 もう1つは、焦らすことを目的とした場合です。 同じような意味あいで、出し惜しみするという表現がありますが、簡単には披露しないことによって、その物(人)の希少価値を高めることが目的となります。 例えば、商品を売る目的の場合、それがいかに次場らしいものであるか散々アピールして、買い手の創造力を刺激し、期待を持たせながら、現物はなかなか披露せず、交渉しながら値をつり上げることなどもあります。 異性にいい寄られた時、こちらにも好意はあるけれども、相手の気持ちをもっと引き寄せる為に、わざともったいをつけて返事を引き伸ばす、恋愛の常套手段もあります。

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明明白白

【漢字】明明白白 【読み】めいめいはくはく 【意味】少しの疑いもない事をより強調している。 【例文1】万引きを疑われたけど、明明白白だから防犯カメラで確認してくれ。 【例文2】明明白白の証拠を見つける。 【例文3】指紋照合の結果、奴が犯人なのは明明白白だ。 大変強く、重みのある言葉であると思います。 言葉の意味としては、自明であり、かつ大変はっきりとしたことを示します。 事実関係の調査において、頑固たる証拠を持っている場合に明明白白という言葉で表現します。 例えば、「物的証拠からこの人が犯人であるのは明明白白である」という使い方です。 最近、国会では色々な疑惑の事件を審議していますが、いずれも明明白白な証拠がないまま、議論をしていることに対し、大変無駄な時間を使っているという感じがします。 税金を無駄遣いしている案件であれば、国民のために明明白白な真実や証拠をまず掴むのが重要であるのですが、ポロポロとメールの文面や覚え書きなど出てくるのは、何か意図的に捏造したものととらわれてしまいます。 国民の前に明明白白な真実を伝える意味では、現在の国会での議論の内容は茶番劇にしか見えていないのは私だけでしょうか。 さらに、東京の築地市場の問題についても、明明白白な事実がない中で、責任のなすりつけがやられています。 一方で1番困っているのは、築地市場で仕事をしている方々です。 明明白白な真実を掴むのも大事ではありますが、今望まれているのは、明明白白な移転のスケジュールであること改めて認識し直すことだと思います。 あまり使いはしませんが、意味が簡単な四字熟語として明明白白が挙げられます。ハッキリして、少しの疑いも無い事を指します。明白と言う熟語を重ね、意味を強調したものです。反対語には曖昧模糊が有ります。明明は爾雅、白白は春秋繁露を典拠としています。この明明白白はこういう四字熟語が存在するということを覚えてしまえば、直ぐにでも使えるものです。語彙力の基礎として取り入れておくと良いと思います。人に対して使うときは、相手の態度や様子から考えていること・本心・思い等を推察し、その推察に根拠が伴って確信に変わった時です。つまりこの言葉を用いる為には、対象を鋭く観察する判断力が必要だと言えます。鋭くと言っても、誰の目から見てもどの角度から見ようとも変わらない事実である場合などは判断に注力する必要すら有りませんが、己の中で咀嚼が完了していなければ使用出来ない言葉になりましょう。分かりきっていると伝えたい時、この明明白白を言葉に織り交ぜてあげると、その想いがスムーズに伝わるでしょう。そして反対語にもあったように曖昧で何か掴めない事柄に自分が出くわした時には、明明白白という四字熟語を思い出して理解することに一つ意味があるのだとポジティブに捉えましょう。

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