tedukurikotoba (2563)

呂律が回らない

【漢字】呂律が回らない 【読み】ろれつがまわらない 【意味】舌を動かせず、うまくしゃべれない様子。 【例文1】酔っ払って呂律が回らない。 【例文2】覚せい剤で現行逮捕した時は呂律が回らない様子だった。 【例文3】麻酔が切れて呂律が回らない。 私の身近な人でも以前はそういう人がいました。 お酒が抜けていけば、自然と改善していきますが、中にはそうではないもいます。何らかの病気や薬の副作用で呂律が回らなくなってしまうこともあります。 こういう場合はやはり医療機関で適切な治療を受ける必要があります。 私は今までお酒を飲んで、意識がなくなる直前までは行ったことがありますが、その時も呂律は回っていたと思います。 もしかしたら周りの人からは呂律が回らないと思われていたかもしれません。 確かに意識はしっかりしているのですが、目の位置から下の体は全てアルコールが回っているような感じでした。 その為、まっすぐに歩こうと思っていても歩くことができませんでした。 今では健康を考えてそのようなことはなくなりました。 また、呂律が回らなくなるまで飲むような飲み方をする人もいなくなりました。 呂律が回らない程酔って焦ったことが一度だけあります。 もう十何年も昔、学生時代の事です。 元々お酒には弱かったので、飲み会などで無理して飲酒をする事はありませんでした。 大学生になったからといって必要以上にはしゃいでバカな飲み方をしようとは思いませんでしたし、そもそもお酒の味自体が苦くて不味いもの、という認識しかなかったので、乾杯の時にビールに少し口をつけるだけで、あとはジュースかウーロン茶、というのが常でした。 その習慣が破られたのが、サークルのOGたちとの女性だけの飲み会です。 女性なので、みんなビールや焼酎、日本酒はあまり頼まず、色々なカクテルを沢山注文してみんなで楽しみました。 これがいけなかったのです。お酒は苦くて不味いもの、という先入観を覆す口当たりの良さ、美味しさに夢中になり、ついつい 杯を重ねてしまいました。当時はカクテルのアルコール度数がとても高い事すら知らない程無知だったのです。 当然酔い潰れ、呂律が回らなくなりました。視界が水玉模様でいっぱいになり、焦った私は周りの人に助けを求めましたが、 呂律が回らないため何をいっているかわかってもらえず大変でした。やっと介抱してもらい、無事酔いは覚めましたが、 呂律が回らず言いたいことが伝わらない怖さが身に沁みました。 それからはカクテルなどの甘いお酒には特に注意して、飲み過ぎないよう気をつけており、 あの時の呂律が回らなくなるほど酔ってしまった経験は、良い勉強になりました。

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良妻賢母

【漢字】良妻賢母 【読み】りょうさいけんぼ 【意味】夫には良き妻であり、子どもには賢い母である女性をいう。 【例文1】母は仕事に育児に家事に、良妻賢母の鏡である。 【例文2】良妻賢母だと褒められた。 【例文3】母のような良妻賢母を目指す。 一昔前までは女性は良妻賢母が理想像のように思われてきました。 実際に良妻賢母を絵に描いたような人もいました。 しかし、近年女性の社会進出が当たり前になってきて、性別に関係なく社会で活躍できる時代になってきました。 昔のように女性は結婚をして家を守るという認識が年々薄れてきているような気がします。 とは言え、それでも今でも女性の家庭における役割は重要です。 必ずしも良妻賢母な女性が幸せになるとも限らないようです。 良妻賢母を目指して努力することも大切ですが、自分を見失わないでいたいものです。 いつも誰かのためだけに働いていると、いつのまにか自分がなくなっていってしまいます。 理想とされる自分と本当の自分のギャップが大きくなればなるほど、そこには大きなストレスが生じてしまいます。 確かに良妻賢母を目指すことは決して悪い事ではないと思いますし、むしろ目標にしていきたいです。 しかし、その分、自分らしさを失わないために、きちんと自分の時間を設けて、自分に厳しすぎないようにすることも大切だと思います。 良妻賢母というのは、夫のため女としてよき妻となり子どもを産んで賢い母となるのがよいことだ、という考え方です。 明治時代から日本にある考え方で、私達も理想の女性像としてすんなりと受け入れてしまっています。 しかし、良妻賢母というのは本当によい考え方なのでしょうか? 私達は何かを見落としていないでしょうか? まず、子どもを産むことができない女性がいるということを考えに入れていません。子どもを産むことができなければ、良妻にはなれても賢母になることはできないのです。 このあたりに、女性の存在意義は子どもを産むことなのだという戦前の家の価値観や男尊女卑の価値観が透けてみえてきます。 結局のところ良妻賢母というのは、男性社会における都合のよい女性のことを指しているのです。 ですが、なかなかこのことは世の中に浸透していません。教育の場ですら安易に良妻賢母の素晴らしさを語ってしまっている現状があります。もちろん、保守論壇は良妻賢母の価値観を推し進め、批判する者はフェミニストで左翼だというようなわけのわからない批判を浴びせてくるのです。 また、ドラマなどでも良妻賢母型の物語は視聴者に好まれます。NHKの朝ドラなども知らず知らずのうちにそうした価値観を肯定し、強化しています。良妻賢母という価値観は日本社会に深く根付いてしまっている問題なのです。 夫に優しく、子に教育熱心で賢い妻。つまり、良妻賢母だと自分も大変になるので、その言葉に適していない妻で良かったと思います。 自分自身がしっかりしていれば、妻へ求める理想も高くなると思いますが、自分がいい加減で人に対しては厳しくするのは間違いだと思っています。 私の妻は、帰宅が遅いと昔から先に寝て、夕食の支度はしていない日も多々あります。しかし、洗濯や掃除、育児などはしっかりやっているので、私に対して待遇が悪くても良しとしています。 もし、良妻賢母だったら妻に負担がかかり、人間なのでストレスが溜まり、いつか爆発する可能性があると思います。世の中には、様々な家庭があるので、良妻賢母の妻を持つ旦那さんもいると思いますが、普通が一番だと思います。 ただ、主人には厳しく子どもに教育熱心で、家計の切り盛りは賢くやっているので、ある意味私の妻は優秀なのかなと思います。 時代劇で好きなシリーズがあって、主人公の奥方は正に良妻賢母で、その時代劇を見る度に憧れる夫婦関係です。もしかすると、昔の理想的な妻とされるのが良妻賢母であって、現代の理想とされる妻は、また違った形なのかも知れません。共働きの家庭も増えているので、夫婦間の関係にも変化があると思います。

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欲も得もない

【漢字】欲も得もない 【読み】よくもとくもない 【意味】欲も得も考えている余裕すらない。 【例文1】徹夜で帰宅後、欲も得もなく眠り込んだ。 【例文2】会社が倒産して欲も得もない。 【例文3】婚約が破談になり欲も得もない。 正直に言いますと、自分はかなり疑り深い人間です。 そのくせ注意は疎かで小さな失敗談には事欠かないくらいです。 理系の証明問題などを繰り返し解くうちにさらに疑り深くなった気がします。 良問だか何だか知りませんが、人の注意力を殊更に細かく突いてくるあたりには出題者の悪意すら感じられることもありました。 とにかく失敗しては疑い、騙されては疑い、何の問題がなくても無用に疑って、疑ることに長けた人格が形成されました。 人が人を騙そうとするのは、大抵が騙すことで利益が得られるからです。 ネットの宣伝にしろ、スーパーの広告にしろ、都合が悪いことは意図的に記述しない、小さく細かく目に付かないように書くなど工夫しています。 いずれの方法も悪意以外の何物でもないのですが、騙すことを生業とする人間からすれば法律で罰せられない限りやめることはないでしょう。 そのような世知辛い世の中にあって、欲も得もない純粋な善意から出る行動など存在自体が疑わしいと言わざるを得ません。 徳を積むためとか、修行の一環ですと理由付けしてくれたほうがまだ納得できそうです。 何も対価を要求しないサービスなんで全く信用できません。 どれだけ疑り深いんだと言われそうですが、これまでの人生経験の結果に出来上がった人格なので変更は不可能です。 不当な対価を後から要求されることを心配するくらいなら、相応の支払い(返礼)を済ませたほうが安心できると思っています。

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七度尋ねて人を疑え

【漢字】七度尋ねて人を疑え 【読み】ななたびたずねてひとをうたがえ 【意味】 【例文】 「七度尋ねて人を疑え」という言葉をご存知でしょうか? この言葉は、物が見当たらない時は自分で良く探してから人を疑え、という意味で、むやみに他人を疑ってはいけないという教訓に用いられます。 この言葉に私もドキッとさせられました。 今は一人暮らしをしているのでそんなことはないのですが、昔は実家で暮らしていたので、このようについ家族を疑ってしまうことがしばしばあったのです。 洗濯物を自分で片付けたくせに、それが見当たらないことを家族のせいにしてしまった、ということがいい例でした。 その時は洗濯物を畳んでくれたのは祖母と思い込んでいたので、つい焦りから祖母を責めてしまったのです。 改めてよく見てみたら自分しか片付けない場所にその洗濯物があり、自分で忘れないようにタンスにしまったことを思い出しました。 「七度尋ねて人を疑え!」とは言われなかったものの、「大切なものならちゃんと片付けた場所覚えておきなっせ」と方言混じりに怒られたのは今でも忘れないです。 今思うと、心当たりのないことで疑われて責められるほど、イライラすることはないですよね。 今後も「七度尋ねて人を疑え」という言葉を胸に、自分の所有物には責任を持とうと思います。

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柳は緑、花は紅

【漢字】柳は緑、花は紅 【読み】やなぎはみどり、はなはくれない 【意味】柳緑花紅(りゅうりょくかこう)ともいう。春になれば緑の新芽が生え、紅い花が咲くように自然のままのを受け入れる。 【例文1】日本の四季は柳は緑、花は紅が楽しめる。 【例文2】桜が散ってしまった。柳は緑、花は紅だ。 【例文3】柳は緑、花は紅の季節は短い。 「柳は緑、花は紅」は「やなぎはみどり、はなはくれない」と読みます。漢詩だと「柳緑花紅」となります。意味づけは微妙に異なる場合がありますが、共通しているのは「ありのまま」と言うことだと思います。また、「柳は緑、花は紅」のあとに「柳は緑、花は紅、真面目(しんめんもく)」と続けて、更に「ありのまま」を強調する場合もあります。柳の緑はいいとしても、花は紅だけでなくいろいろな色があるではないかと思う方もあるかもしれませんが、あくまで紅は象徴であり、白でも黄色でも紫でも良いのです。つまり一種の「見立て」と考えれば良いのだと思います。 似たような言葉には「薔薇ノ木ニ薔薇ノ花咲ク」という言葉もあります。今、検索するとゲームの題名になったせいかゲームの話題しかでてきませんが、北原白秋の詠んだ詩の一節です。こちらも解釈はいろいろありますが、やはり「ありのまま」が良いと言っているのだと思われます。薔薇の木にひまわりが咲いたり、シクラメンが咲いたりすれば、珍しいので話題にはなると思いますが、それはただ珍しいだけであって本来の姿ではなく、本来の姿こそが一番美しいのです。

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