tedukurikotoba (2563)

板挟みになる

【漢字】板挟みになる 【読み】いたばさみになる 【意味】対立する二人の間に入る。 【例文1】嫁とおふくろの板挟みになってツライよ。 【例文2】上司の板挟みになる。 【例文3】客同士の挟みになる。 板挟みになるとは争いごとの仲裁になることです。できればなりたくはないものですよね。 世間で言うと妻と母親の板挟みになる夫が連想されます。今まさに自分がそうです。親とは車で5分くらいの距離に住んでいますが、家が近いということもあってかおふくろが孫見たさに用事をつけては家に来ます。 孫はかわいくてしょうがないようで来るたびにおもちゃやお菓子をくれています。入園準備金は月1万貯めて全部で12万お祝いをくれました。正直嬉しかったです。妻も感謝していました。 おふくろはなんでもハッキリものを言うタイプでして小さい事でもすぐに口に出します。掃除の在り方だとか、孫の教育方針に口は出しませんが、顔に出ています。そんなこんなですから嫁さんもおふくろが帰った後は文句が出ます。よくもまあベラベラと俺の前で・・と内心おもいますが、はいはいと聞いています。時にはあなたからお義理さんに言ってよと言われる事もありますが、おふくろもおふくろで親父に先立たれ一人でさみしいんだろと気を使って言うことはありません。この板挟みになるとは世のお父さんの永遠のテーマではないでしょうか?

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足元(下)から鳥が立つ

【漢字】足元(下)から鳥が立つ 【読み】あしもとからとりがたつ 【意味】鳥は人間が近づくと飛び立つことから、身近なところで意外なことが起きる。急に思い立って物事を始める。 【例文1】高校の後輩が足元から鳥が立ってアイドル歌手になった。 【例文2】父の再婚宣言で足元から鳥が立つ。 【例文3】結婚式を挙げようと足元から鳥が立つ。 私の親友は小さいころに両親が離婚していて、お母さんに引き取られました。 引き取られてから母子家庭で何年も生活しましたが、その後まさに「足元から鳥が立つ」思いをしたことがあったそうです。 本人から名前を伏せれば書いても良いと許可を得たので、ここでご紹介しようと思います。 お母さんは仕事と家事をしながら親戚の助けも借りて一生懸命彼女を養っていました。 彼女は、実の父親がどういう容貌でどういう性格の人だったかという話はお母さんから直接聞いたことがあって、お母さんはかなり大変な思いをして前の夫と離婚したので、ずっとこのままだと思っていたそうです。 ところが中学生になったあるとき、お母さんが急に「私、再婚するから」と言ってきて、まずそこで仰天しました。しかし、お母さんの選んだ相手だから大丈夫だろうと思って、すぐに了承したそうです。 ですが、彼女はまだ新しいお父さんに会ったこともなかったので、試しに三人で一緒に暮らしてみようということになったそうです。 彼女はお母さんの連れて来た相手を見て驚きました。まさかのフランスの方だったのです。 フランスの方ではありましたが、日本語は堪能で、しかも難しい漢字や武道が大好きな日本マニアの方でした。 お母さんに何度も驚かされた彼女ですが、今では三人で仲良く暮らしています。

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寄らば大樹の陰

【漢字】寄らば大樹の陰 【読み】よらばたいじゅのかげ 【意味】身を寄せるなら小さな木の下よりも大きな木の下の方が雨宿りや木陰に最適である。頼るなら勢力のある所が安心だという意味。 【例文1】寄らば大樹の陰の大手に就職を希望する。 【例文2】誰でも寄らば大樹の陰を願う。 【例文3】転職して寄らば大樹の陰だ。 寄らば大樹の陰とは身を寄せるとすれば大きな樹の下が雨宿りや日差しを避けるのにいいということで、頼るならば権力のある所が安心できるという意味です。人間だれしもそう思う事ではないでしょうか。好き好んで自分からあえて不安定な所に飛び込む人なんて少ないと思います。私も実際楽な方に進んでいきたいとか、就職先は個人経営ではなく社会保障がしっかりしている企業に勤めたいと思っています。 今は結婚して実際は自給の低いスーパー務めですがね、、。子どもも高校2年生になり進路を真剣に考える時がきました。私大を出て専門分野を学んだにも関わらず、職にも付かないで自堕落な生活を送っている人や、中卒でも建設現場でバリバリ働いて社長にまでなった方を何人も見てきましたので学歴にはこだわりません。子どもの考えた進路にアドバイスはしますが、強要はしません。しかし、やはり親ですから子どもが苦労する道を選ぼうとすると熱く語ってしまうことはあります。寄らば大樹の陰ですからね。

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目には青葉山ほととぎす初がつお

【漢字】目には青葉山ほととぎす初がつお 【読み】めにはあおばやまほととぎすはつがつお 【意味】山口素堂(やまぐち・そどう)が初夏の季節を視覚・聴覚・味覚でとらえた俳句である。 【例文1】目には青葉山ほととぎす初がつおで、初夏は過ごしやすく楽しみがたくさんある。 【例文2】目には青葉山ほととぎす初がつおの食べ物がうまい。 【例文3】目には青葉山ほととぎす初がつおが待ち遠しい。 「目には青葉山ほととぎす初がつお」とは江戸時代に作られた、山口 素堂という俳人が作ったものです。 江戸時代には初がつおはかかぁを質に入れてでも喰うのが江戸っ子ってもんだ、と粋がって食べたものだと言われていますが、本当のところはどうだったのでしょう。 それくらい高いけれど初物だからという初物に対する思い入れがあったのかもしれません。 四季のある日本ならではの食のサークルがあります。 今ほど楽しみが多くなかった時代には、食べ物は大きな楽しみや喜びだったのでしょう。 「目には青葉山ほととぎす初がつお」には視覚、聴覚、味覚が盛り込まれています。 どれひとつ欠けても味気ない生活になってしまうのではないでしょうか。 この三つの感覚がすべて満たされているという俳句には、幸福感が感じられます。 人間にとっては、いろいろな価値観があるのですが、健康であるということは幸福を語る上でのベースにもなるものではないかと思われます。 この俳句はただその季節の事柄を淡々と詠んでいるようでいて、その時代の人々にとっての幸せが案外身近な感覚を満足させることだと言っているのかもしれません。 「目には青葉山ほととぎす初がつお」は今から300年くらい前、江戸の中ごろに山口素堂という俳人が詠んだ俳句です。 青葉・ほととぎす・初鰹という三つの単語に、五感から感じられた初夏が凝縮された作品です。 視覚で青葉、聴覚でほととぎすを感じたところで、初鰹の季節だなと思い至ったのでしょう。 生きている人間、動物にとっては食べることは命に関わる大問題なので思い至って当然です。 当然ではあるのですが、食べ物がオチというあたりに文化的な高尚さとはかけ離れた親近感がもてます。 正月・節分・ひな祭り・花見・端午の節句・田植え・七夕・お盆・台風・運動会・クリスマス、究極的には何もなくても酒飲みは酒を飲むようです。 さらには日本全国各県の美味しいものを酒を飲む理由にする歌があるらしいです。 季節の旬の食べ物を食べることは、江戸時代の江戸っ子の粋にその根拠があるようです。 しかし、嫁さんを質に入れてまで初鰹を求めるという心には流石に共感できません。 江戸時代の漁業や輸送方法では、新鮮な鰹はそれなりに高価な代物だったそうです。 つまり見栄をはって無理して贅沢をしようとしていたのでしょうか。 とりあえず現代では生産地が離れていても優良な刺身が適正な価格で購入できる分だけ幸せに感じます。

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胸をなで下ろす

【漢字】胸をなで下ろす 【読み】むねをなでおろす 【意味】大役を終え安心する。心配事が解決する。 【例文1】娘の結婚式を無事に終えホッと胸をなで下ろす。 【例文2】就職が決まり胸をなで下ろす。 【例文3】病状が安定して胸をなで下ろす。 私が大学生のときの、私の中でも特に強く印象に残っているエピソードをお教えします。どうして印象に残っているのかというと、とても親しい友人が大変な交通事故に遭ってしまったからです。 彼女が乗っていた車が、電柱に派手にぶつかってしまい、彼女は車の外に投げ出されてしまいました。私は彼女の家族から連絡を受けて、急いで搬送先の病院に駆け付けました。すごい事故だったようなので、最悪の事態も考えておこうと思いました。 病室に駆け込むと、彼女はしっかりと意識があり、無事だったことが分かりました。私は何度も彼女の手を握って、「助かって良かった」と言い、ほっと胸をなで下ろす思いでした。 それから事故の詳細を、彼女や関係者の方から聞きました。彼女は車の外に投げ出され、衝撃でしばらく意識を失っていたのだそうです。そのあいだ、彼女はこんな映像を見ていたのだそうです。まず、綺麗なお花畑が見えて、向こうに亡くなったはずの親戚がいたんだそうです。手を振っているのですが、彼女はそっちに向かうのはやめました。しばらくすると、トンネルの中をどんどん進んでいて、明るいほうへと歩いていったのだそうです。 気がつくと、彼女は道路にいて、救急隊の方に「大丈夫ですか」と声を掛けられていたんだとか。こういうときには本当にお花畑が見えるんだなあと驚きました。

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