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手作り言葉辞典について

手作り言葉辞典では、ユーザーが疑問に思って検索してきそうな言葉の を載せています。 検索して調べてきそうな言葉とは、ここでは「ことわざ」「慣用句」「四字熟語」「故事成語」の4つになります。 それぞれの意味は下記の通りです。 古くから言い伝えられてきた、教訓または風刺の意味を含んだ短い言葉。生活体験から きた社会常識を示すものが多い。 二語以上の単語が結合して、それ全体である特定の意味を表すもの。 漢字4字で構成される熟語。 故事をもとにしてできた言葉。特に、中国の故事からできた語。

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日和見

【漢字】日和見 【読み】ひよりみ 【意味】事の成り行きを見て有利な方に付く。 【例文1】どちらの会社と契約するかしばらく日和見する。 【例文2】就職先を日和見する。 【例文3】日和見をして決める。 日和見とは有利な方につこうと事の成り行きをうかがうことです。 まさに私がその性格です。 中学校にあがると周囲も気になります。特に女子はグループを作って行動しますので最初に失敗すると1年間楽しく過ごせません。小学校の時のクラスがそうでしたから、身をもって体験しました。だいたい目立つリーダー核がクラス替えで4組に分かれても各クラスに一人はいるものです。わたしはリーダーになりそうな女子が検討つきましたので、リーダーと仲良くなるために自分からよろしくねと声をかけて初日は行動しました。リーダーと行動するこの作戦ででわたしが仲間外れに遭うことはなかったです。 高校生になるとみんながアルバイトを始めました。夏休みは海の家がとても人気らしく私もアルバイトした事ないし、何かしてみたいなと思っていたところ、クラスメイトからコールセンターに誘われました。地味な仕事だけど時給がいいそうです。しかし、してみたいのは海の家のアルバイトです。話を聞くといろんな人と友達になれてナンパもされて楽しそう。結果、夏しかできない海のアルバイトを選びました。知り合いも増えて初めてお給料ももらえて楽しかった経験です。

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檜舞台

【漢字】檜舞台 【読み】ひのきぶたい 【意味】伝統ある劇場で腕前を披露する晴れ舞台。 【例文1】檜舞台に立つ日を夢見る。 【例文2】やっと檜舞台に立てる日が来た。 【例文3】大物俳優と檜舞台に立つ。 その人にとっての特別な晴れ舞台のことを「檜舞台」と表現することがあります。 たとえば会社で表彰を受け、スピーチをするようなときに、同僚が「今日は彼の檜舞台だね」というように使うわけです。 この言葉は「ヒノキ材で作られた舞台」のことを指しますが、昔は大劇場でしか高価なヒノキ材を用いることが出来なかったので、「大劇場の大舞台に立つこと」から「晴れ舞台」の意味になったのでしょう。 実際に、たとえば京都の南座では2013年に舞台を新しくした際、「新檜舞台開き」というセレモニーを行っています。関西の歌舞伎のメッカとも呼ぶべき南座でそうしたセレモニーが行われることを見ても、「檜舞台」が特別な意味を持っていることがわかるでしょう。 「檜舞台」と聞くと、私はやはり歌舞伎座を連想します。今の歌舞伎座は五代目ですが、完成したのが2014年。その年の4月からこけら落とし興行がスタートしました。 その4月興行の第一部を観劇した時のことを、いまも鮮やかに思い出すことができます。坂田藤十郎さんをはじめとする人気役者による華やかな舞踊に始まり、坂東宇三津五郎さんの「お祭り」、中村吉右衛門さん、坂東玉三郎さん、片岡仁左衛門さんら大顔合わせの「熊谷陣屋」の三演目とも、すばらしい舞台ぞろいでした。 特に大顔合わせの「熊谷陣屋」は、これぞ檜舞台の醍醐味と感じたものです。 ちなみに、歌舞伎座の舞台は丹波産のヒノキ材が使われているといいます。

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独り舞台

【漢字】独り舞台 【読み】ひとりぶたい 【意味】集団の中でひと際目立って活躍する様子。 【例文1】ハットトリックで独り舞台だ。 【例文2】2打席連続ホームランで独り舞台だ。 【例文3】3点シュートを次々と決め独り舞台だ。 通常は人前で、単独で芝居等の出し物をする行為を指しますが、時に大勢の中にあってもまるで一人の存在が他を圧倒し、我が物顔でその実力を発揮している様を「独り舞台」と表現したりします。「今日の試合は、まさに彼の独り舞台だった」や「あの時のラストシーンは、まるで彼女の独り舞台の様であった」とその功績を称賛する時使用されます。先に述べた様に単独による演劇場での講演を、独り舞台を言うのが通例ではありますが、特に秀でた人物の独壇場の様な活躍を見た時にそういう風な褒め方をするのです。その人がいるだけで他の存在が霞んでしまう位目立ってしまうので、視聴者はその人に釘付けとなってしまい、それが結果的に他の存在を忘れさせて、恰も一人しかいなかったかの如く記憶させてしまいます。誰が見ても光り輝く存在は、強烈に残るもので焼印で押したかのように覚えてしまいます。完全試合を成し遂げた投手や、個人競技で記録を伸ばす選手にも、称賛の意味を込めてそう表現され易いです。もちろん、単独でお芝居をされる事は、その方の演技がかなりの上級者なのは間違いありませんし、そういう方の演技だからこそ一人芝居が成立するのであり、観客も見てみたいと思うのです。ピンスポットが似合う演技も、抜きん出た実力者もフィールドは違えど彼らの持つ力に魅了される事に違いはなく、出来る事ならずっとその光景に酔いしれていたいと思ってしまうのは私だけでしょうか。

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貧乏暇なし

【漢字】貧乏暇なし 【読み】びんぼうひまなし 【意味】生活が貧しく働いてばかりで他の事をする暇もない。 【例文1】貧乏暇なしで遊びに出掛ける事もない。 【例文2】働いても働いても貧乏暇なしだ。 【例文3】子どもに教育資金がかかり貧乏暇なし。 人から「忙しそうですね」と聞かれて、「いやあ、貧乏暇なしですよ」と答えるケースがよくあります。私は自営で小売業をしているのですが、実際にこの言葉を使ったことが何度もあります。 この慣用句は、「貧乏だと生活に追われ、一日中暇な時間がない」という意味でしょう。 私は実際に、かつかつのところで商売をしているので、それは実感でもあるのですが、「そうではないケース」も世の中にはたくさんあるように思えてなりません。 私の金持ちの知り合いや、世の中で成功した人を見ていると、人一倍忙しく、暇なしで働いている人が多いような気がするのです。 社会的に成功し、多くの富を得ている人は、惰眠をむさぼるということがありません。成功者にはショートスリーパーの働き者が多いのではないでしょうか。 人よりもたくさん仕事をしているからこそ、成功するということもできるでしょう。 逆に、なまけものでろくに仕事をしなければ、それだけ収入は減るに違いありません。 私のような小売業者の場合でも、お客さんがぜんぜん来なくて、暇にしているために結果として貧乏になるということもあります。 つまり、「金持ち暇なし」というケースが多く、「貧乏暇ばかり」というケースも少なくないのではないでしょうか。 まあ、私のように貧乏はしていても、忙しく働ける仕事があるだけでも、幸せなことなのかもしれません。 わたしの一日は朝4時30分に始まります。 子どもと自分のお弁当を作り、自分の準備をして6時頃に家を出ます。 勤務先には8時前に到着します。 定時より早めに行くのは電車が少しだけ空いていることと、人が少ないオフィスの方が頼まれ仕事もなく、仕事が捗るからです。 お昼は13時以降に行きます。 12時から13時までの1時間の間も人が少なく、仕事が捗ること、それから12時台はどこのお店もお客さんがたくさんで待たされるからです。コンビニのレジもかなり待たされます。 このお昼は時に取れない場合もあります。 残業するより、お昼を我慢した方が楽だからです。 仕事は好きです。誰にでもできる仕事なのかもしれない。 特殊な能力もいらないし、単調でいつも同じ仕事内容です。 でも、わたしはこの仕事が好きです。 そして定時なら17時30分に終わります。 が、定時に終わることはあまりありません。 だいたい18時頃勤務先を出ます。 買い物をして19時頃帰宅して夜ご飯を作ります。 20時頃には入浴して、23時には寝ます。 掃除や洗濯は週末に全部まとめて片付けます。 土曜日は家事でほぼ一日終了します。 予定があれば、なるべく土曜日に入れるようにして、日曜日は丸一日のんびりし倒します。 貧乏暇なしです。 でも楽しいです。 貧乏暇なしとは言いますが、むしろ現代ではお金に余裕がある人の方が少ないのではないでしょうか。最近では、多くの40代の平均年収が300万円未満という話もあるくらいです。40代といえば働き盛りとも言えるのに、それでも平均年収は300万円未満なのです。 また最近では、共働きの夫婦が当たり前になってきましたね。90年代であれば、共働きの家庭の方が少なかったくらいです。つまり多くの家庭において、夫の稼ぎだけでは生活費を工面するのが大変な時代になったといえます。ただ、お金を稼ぐために働いていると、結局他のことに割ける時間がなくなってしまいます。確かにお金がないと生きていけませんから、働くことも大事でしょう。ですが働き過ぎて、他のことができる時間が無くなってしまうのも本末転倒ではないでしょうか。それにお金だけが全てではないのも事実でしょう。 たとえ会社を経営しているお金持ちであっても、いつ会社が倒産してしまうか分かりません。立派な土地を持っている人であっても、その土地の値段がいつ下がってしまうか分かりません。仮に「お金があるから幸せ」と思っていたとしたら、会社が倒産したり、土地の値段が下がってしまったら、かなり落ち込んでしまうことでしょう。それこそ『自分の人生を不幸』だと思い込んでしまうことになりかねません。『自分にとっての幸せ』とは一体何なのかを考えた方が、良いのではないでしょうか。

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貧乏くじを引く

【漢字】貧乏くじを引く 【読み】びんぼうくじをひく 【意味】災難な目に遭う。損な役回りに当たる。 【例文1】アパート周辺の騒音がうるさい。とんだ貧乏くじを引いたもんだ。 【例文2】町内会長の貧乏くじを引く。 【例文3】上の住人がうるさくて貧乏くじを引く。 割に合わない損な役回りを押し付けられてしまうことを、貧乏くじを引くと言います。 町内会、体育協会、子ども会などなど、率先して自ら働こうとする人以外は話を持って来られた時点で逃げる算段をすることでしょう。 それもそのはず、利益など一円も生み出さない全くのボランティアで尚且つ半端な仕事は許されないという、難事というか面倒事以外の何物でもありません。 誰かがやらなくてはならないのは分っているけど、自分に役が回ってくるのは御免被りたい、それが貧乏くじというものです。 「くじ」とは表現されていますが、クジ箱の中に入っているのは役職の数と同数のハズレクジでしかありません。 能力が足りない・時間が足りない・他に相応しい人がいるなどの理由をつけて、クジを引かずにそっと箱を押し戻そうとするのが大多数の対応です。 ただし他に相応しい人の具体名を挙げるとその人に恨まれかねないので、これは絶対に避けるべきです。 既に敵対している嫌なヤツに押し付けるというならば話は別かも知れませんが、己の欲せざるところ人に施すことなかれです。 最終的に逃れることが不可能になったら観念する他ありません。 往生際悪く駄々をこねて厄介者扱いされても困るので、最低限の仕事を無難にこなすことだけ心がければ任期の間くらいは耐えられるはずです。 もっとも、命や財布に関わるような貧乏くじは光の速さで逃亡するのが当然です。 私は小学生の頃から貧乏くじを引くタイプで、大抵の場合みんなが避けたい方向に進みがちです。 貧乏くじを引くという言葉を聞くと、あまり良い印象を持ちませんが、私は逆に良い思いもしています。 例えば、小学生の時の委員決めで放送委員の人気がなく、いつもじゃんけんで決めるのが定番でした。いつもじゃんけんに勝っていましたが、委員決めの日風邪で学校を休み翌日行くと放送委員になっていました。 知らない間に貧乏くじを引く羽目になっていましたが、放送委員を実際にやると良いメリットがありました。 そのメリットは、お昼の放送担当の日はみんなより10分早く授業を抜け出せて、先に給食を食べることができるという点です。 静かな放送室で食べる給食は、教室で食べるのとはひと味違い美味しく感じた思い出があります。 高校生になってからも貧乏くじを引くことが多く、部活で部長になってしまい色々大変な思いをしました。 しかし、部長をやった事は将来就職する際スキルとして認められるため、貧乏くじを引くタイプでも良い思いをしています。 良い事があれば悪い事もあるというように、人生はバランス良く出来ているんだなと感じる部分でもあります。 その為、貧乏くじを引くタイプでもマイナスに捉えず、プラスに考えるようにしています。

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貧すれば鈍する

【漢字】貧すれば鈍する 【読み】ひんすればどんする 【意味】生活が貧しくなれば、精神や才気まで失われていく。 【例文1】職を失い貧すれば鈍する。 【例文2】収入が減り貧すれば鈍する。 【例文3】妻子が出て行き貧すれば鈍する。 「貧すれば鈍する」とは、才覚がある人物も生活に余裕がなくなれば元々の才能を発揮しきれず衰えを見せるという意味の言葉です。 追い詰められた状態で真価を発揮する人も稀にいますがそれは火事場の馬鹿力のようなもの、常にそのような働きが出来るものでもないでしょう。 失敗すればさらに状況が悪化するとなれば、大抵の人は無難な安全策をとるか無謀な博打に打って出るかのどちらか、すなわち鈍する状態です。 そして何の打開策も無く連綿と続く貧困に喘ぐ生活を続けることになるのです。 貧困から抜け出すキッカケなどそう簡単に巡ってくるものではありません。 簡単に窮地から脱する方法があるならばそれはそもそも窮地ですらないのでしょう。 貧乏人はあれこれ工夫して節約したり節減したりするなか、金持ちはさらなる富を手に入れるために豊富な資金で金を増やす方法を模索するのです。 全く競争にすらならない、およそ絶望的な状況では諦めて貧乏に慣れるより他ないように思えます。 そして一度貧乏に慣れてしまえば、再起をかけるような気概が欠片ほども起きません。 まさに転がり落ちるように零落する道を辿るのですが、元から貧乏だった側からすれば憐れむほどのこともない程度の不幸です。 今の貧乏に苦痛を感じているくらいならば、まだ間に合います。 とりあえず衣服や礼儀に気が回るくらいの、人間としての最低ラインは保っておきたいものです。

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ひんしゅくを買う

【漢字】ひんしゅくを買う 【読み】ひんしゅくをかう 【意味】良識に反する言動をして他人から嫌われる。 【例文1】マナーが守れず、周囲からひんしゅくを買う。 【例文2】抜け駆けしてひんしゅくを買う。 【例文3】騒音でひんしゅくを買う。 ひんしゅくを買うとは非常識な言動をすることによって周りに嫌悪感を与えることです。反感を買う。恨みを買うなども同類語です。 公共機関で携帯で大きな声でしゃべる、席に荷物を置くなどのマナーが悪いと周りの乗客に迷惑です。そういう場面などで「ひんしゅくを買う」と使います。 私の住んでいるアパートの住人にいつもひんしゅくを買う者がいます。近所の定食やに勤めているパートのおばちゃんに聞いたのですが、食べ物持ち込みは当たり前、ロビーの共同スペースにゴミを捨てる、回覧板は2週間はまわさない、玄関前に大きな荷物とバイクを置きっぱなしで通る時も邪魔で仕方ありません。言い出したら切りがありません。駐輪所に止めるように何度注意しても聞く耳持たず、住人からひんしゅくを買っています。いったいどうゆう神経しているのか?よく集合住宅でこんな事できますよね。この前もレジを済ませる時に1円玉をコインケースから取り出し混んでいない時ならまだしもお昼時の忙しい時間帯にですよ?50枚ほど出して清算したらしいです。出したら数えなければいけない。まさに後ろに並ぶ客からひんしゅくを買ったことでしょう。

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品行方正

【漢字】品行方正 【読み】ひんこうほうせい 【意味】心や行いが正しく道徳的に立派で模範になる。 【例文1】彼女の品行方正な振舞いを見習う。 【例文2】親の品行方正を見てきた。 【例文3】品行方正を心掛ける。 人の印象というのは、中身よりも外見の方がかなり重要になります。身なりがみっともない人より、清潔感のある人の方が好印象を持たれやすいということですね。だからといって中身を疎かにしてはいけません。品行方正な姿勢をとることだって大事です。むしろいくら清潔感がある人であっても、中身が非道な人であれば、徐々に他者が離れていくでしょう。 いくら外面だけ取り繕うとしても、人の中身というのは些細なところで出てきます。たとえば挨拶の仕方にしてもそうですし、目の前で転んだ人に手を差し伸べるかどうかなどでも、その人がどういう人柄であるかが分かってきます。だからこそ中身も大事である必要がある、と言えるのです。それに芸能人などで、見た目が気持ち悪いと言われているタレントさんであっても、番組のスタッフさんからは「中身がとても紳士だったので、また仕事をしたい」と言われる人だっています。こうしたことからも、人にとって見た目は大事ですが、中身だって重要であると結び付けられるでしょう。 日頃から自分の行いを正すように気をつけていれば、いつしか品行方正な人間になれるように思えます。そうすればいつしか、たとえ見た目に自信がない人であっても、他者から自然と良い印象を持たれるようになるのではないでしょうか。 品行方正の意味を辞書で調べると、行いや振る舞いが立派な様とあります。「品行」とは行いや振る舞い、「方正」とは正しくきちんとしているという意味だと言われています。思わず座右の銘にでもしたくなる言葉です。しかし、「私は品行方正をモットーにしていきたいと思います」などと軽く口に出して言えそうな言葉でもありません。人に対して礼儀正しくするという意味にも解釈できそうですが、品行方正はもっと深く生き方そのものを表しているためです。辞書の定義通り、常に立派で正しい行いができるかと問われ即座に「はい」と言える人のほうが少ないと思います。完璧な人間はいません。また完璧じゃないから人間らしくて良いのです。しかし、だからこそ日頃から意識して「品行方正」な生き方を目指さなければいけないのだとも思います。自分自身も、品行方正な生き方をしたいと思いますが、どこか仰々しい響きが否めません。そこで「品良く正しく生きる」と噛み砕いて解釈してみようと思いました。もっと噛み砕いて「嘘をつかない」でもいいかもしれません。口に出して言えなくとも「品行方正」という言葉を常に心に留めておけば、何かしら自分の行いや振る舞いに変化が生じてくるのではないかと思います。

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ピンからキリまで

【漢字】ピンからキリまで 【読み】ぴんからきりまで 【意味】最高から最低のものまで幅広く。 【例文1】ピンからキリまでの商品がある。 【例文2】ピンからキリまでまであって悩む。 【例文3】ピンからキリまで値段が付く。 私は少し前まで、イラストなどを学べる学校の教員をしていました。デッサンなどの厳しい入試のないところなので、通っている生徒は初心者からうまい子まで、まさにピンからキリまでいる状態です。 たとえばですが、デッサンの授業一つをとってみても、本当に基本的な描き方が分からない生徒がいるので、最初から丁寧な指導をすることになります。一方で、同じクラスには、小さな物の陰が照明の方向によっていくつもできているのをしっかり描写できる生徒もいて、その子に関してはその子に合った指導をしていきます。 イラストやマンガなども指導していると、学校に見学に来た方に見せる冊子に載せる作品なのに、本当にやる気があるのかと疑ってしまうような作品を出してくる子もいますが、やはりそこはピンキリといったところです。全員がうまい子というわけではありません。そこは教員からも、見学に来た方にしっかり説明しています。 指導していて上達する子の特徴というのがありますが、デッサンをしっかりやった子はうまくなります。逆に、好きなゲームのキャラクターばかり模写している子は全然うまくなっていませんでした。やはり基礎をしっかりやるということが大事ですね。 「ピンからキリまで」とは、最初から最後までのこと、最上から最低までのことをいいます。よく耳にする言葉ですがそもそもの語源はピンはポルトガル語で「pinta」が由来となっており「点」という意味です。ポルトガルから伝わったカルタが関わっていて、カルタやサイコロには「一」の部分が「点」になっていますよね。このことからピンは一を表していたと言われこれが転じて「初め」や「最上」を意味していたと言われています。キリはポルトガル語で「cruz」が転じたとされていて「十字架」を意味しています。この十字架が転じて十、十が「終わり」や「最低」を意味していたという説と、日本語の限りという言葉が限り→切り→キリとなったということから限りを意味し「最後」を表しているという説があります。 このピンからキリまでは、いいものから悪いものまで、価値が低いものから高いものまで、最高から最低まで、と様々な使い方があります。使い方の例えは「宝石にも種類があり値段もピンからキリまであるからね。」などと言った使い方があります。ピンキリと略して使うこともあり、昔はピンが下で上がキリでしたが、現在では反対になりピンが上で下がキリです。言葉はどんどん進化していきますのでしっかりと意味を理解して使うようにしましょう。

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火を見るよりも明らか

【漢字】火を見るよりも明らか 【読み】ひをみるよりあきらか 【意味】悪い結果になると予想される。先の事がはっきりしている場合にも使う。 【例文1】性格が悪くて彼女ができないのは火を見るよりも明らか。 【例文2】フラれるのは火を見るよりも明らか。 【例文3】学歴の差が火を見るよりも明らか。 昔の日本は冬になると雪が積もり春になると綺麗な花が咲き乱れ、梅雨の時期には大量の雨が降り、夏は今は暑く、秋は紅葉が見られるなど、四季折々の美しい情緒あふれる風景を楽しむことが出来ました。今はどうでしょう。冬は豪雪になったり、全然雪が積もらなかったり、春は桜がいつもより早く咲いたり、から梅雨があったり、豪雨の異常気象だったり、夏は高温注意報が出たり、超大型台風が日本を襲ったり、秋は冬近くまで紅葉しないなど、異常気象は火を見るよりも明らかです。このままでは人間が住めなくなるのではないでしょうか。 日本はともかく世界に目を向けても異常気象は火を見るよりも明らかです。凄い勢いでアマゾンの熱帯雨林が破壊されています。砂漠化が進んで遊牧民が住めなくなっています。北極の氷が解けて縮小してきました。二酸化炭素の影響で地球の温暖化が進み日本でも40度という夏の気温を記録したことも有名な話です。熱中症で、高齢者や体力のない子どもたちが病院に救急搬送される状況も報道でよく聞きます。地球が破壊されていくのは本当に火を見るよりも明らかです。私たちの世代はまだまだいいかもしれませんが、次の子どもたちの世代に地球に住めるかとても心配です。 以前、会社の会議で私がいる支店の業績について、上司から火を見るよりも明らかだ!と言われました。 言われた時はしっくりこなかったのですが、後で火を見るよりも明らかの意味を調べたら、結果が明確という意味以外に、悪い結果が明確という時に良く使われると知り、闘志が燃えてきました。 その理由は、日頃業績改善の為に支店のスタッフ力を合わせて、提案や対策、実行を行なっていますが、火を見るよりも明らかと言った上司は、私達がやっている日々の行動を把握していないからです。 その上司の前任は、部下と一緒に取り組み同じ目線で仕事をしていましたが、今の上司は全く取り組みに関与しないで結果だけを求めるタイプです。 そんな上司が悪い結果は明らかと言ったことに熱くなり、なんとしても良い結果を出して見せつけてやろう!と思いました。 結果的にみんなの頑張りが良い結果を生み、上司の予想した悪い結果にはなりませんでしたが、良い結果が出ると思っていた!と上司はみんなに言いました。 結局、現場を把握しないで結果だけを見ているタイプは、先の見通しも見誤るのだなと実感して、そういうタイプにだけはならないようにと思っています。 良い反面教師がいるので、ある意味勉強になるなと思っています。

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疲労困憊

【漢字】疲労困憊 【読み】ひろうこんぱい 【意味】すっかり疲れきって弱っている様子。 【例文1】同窓会の後はカラオケオールで疲労困憊だ。 【例文2】20時間のフライトで疲労困憊だ。 【例文3】朝まで飲み明かして疲労困憊。 この間は、とにかく朝から忙しくて動き通しでした。4時に起きるのも久しぶりでしたし、朝食も食べずに仕事のトラブルに対応していました。とりあえず家で書類を作り、家を出たのは午後になってから。それからは取引先のオフィスに行って、向こうのトラブル対応の手伝いをしていたんです。向こうが駄目になってしまうと、私が今までやってきた仕事まで無駄になってしまいます。お金は報酬としてちゃんともらえますが、形にならないのは嫌だったのでとにかく頑張ったんです。 結局全てが終わったのは翌朝の5時でした。まさに疲労困憊状態で、そのままデスクで寝てしまう社員さんも多かったです。私は外注スタッフなので泊まるわけにはいかず、とりあえず駅前の24時間営業をやっているファミレスに入りました。私のように、仕事終わりらしき人もちらほら見えます。ちょっと寝てしまっている人もいて、ボロボロの体でしたが何かホッとしました。 そして、疲労困憊とはいえ肌もガサガサしてきて嫌だったのでそのまま漫画喫茶へ。何より体が動かなかったんです。ここは完全分煙で良かったですね。普段ファミレスも漫画喫茶も利用しないのですが、疲労困憊状態の体にはまるでご褒美のように染み入りました。

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ピリオドを打つ

【漢字】ピリオドを打つ 【読み】ぴりおどをうつ 【意味】決着が付く。終わりにする。 【例文1】長かった独身生活にピリオドを打つ。 【例文2】破局して同棲生活にピリオドを打つ。 【例文3】ニート生活にピリオドを打つ。 私は結婚しようとした女性が過去にいました。恋愛期間は5年でした。旅行に行ったり、食事をしたり平凡ですが、半同棲もしていました。そして結婚を進めようという事になりました。ここで登場してくるのが彼女の両親です。その両親は公務員でないと絶対に結婚は許さないとまで強く言われていました。しかし、彼女は気にしなくていいから私は絶対に結婚をあなたとするからと言ってくれましたので、私も決心がついていました。 彼女と結婚する強い意志が固まっていたのです。そして彼女宅を訪れご挨拶に行きました。そうすると彼女の父親が言ったのはうちは子ども2人女の子で一人は嫁に出している。だから君には養子に来てもらわないといけないと言うのです。私もこれには愕然としました。私も長男ですから、養子に行くことは不可能です。ほんとうに悩みました。彼女とも何回も話し合いをしました。それでも彼女は養子には来なくて構わないから私がお嫁に行きますとはっきりと言ってくれました。とてもうれしく思いました。本当にいい女性とであったなと思いました。しかし、彼女と彼女の両親をこれ以上苦しめたくないと思い、ピリオドを打ったのです。 「ピリオドを打つ」とは続いてきたことを終わりにすること、物事に決着をつけて終わりにすることを言います。他にも「終止符を打つ」と言う言い方もします。 これは英語の場合文章の最後に必ず「.(ピリオド)」がつきます。これは日本語で言う句点を指します。このことからピリオドを打つは終わりを意味するのです。 使い方の例文としては 「独身生活にピリオドを打つことにしました」 などと言った使い方が出来ます。 私は来年の結婚を機に8年近く働いていた会社を退社し家庭に入ることで社会人生活にピリオドを打つことにしました。8年近くという長年続けてきたものを終わりにするのですからやはり生半可な気持ちでピリオドを打つ事は出来ません。悩んで、夫ともたくさん相談してピリオドを打つ決意をしました。 これは私に限らずピリオドを打つという事はそれ相応の決意が必要になります。自分の人生ですので簡単にピリオドを打つことなんて出来ませんよね。ピリオドを打つと決意した場合は人への相談ももちろん必要ですが自分の決めたことを信じることが大切だと思います。後悔のないピリオドを打てるようにしていきましょう。

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比翼連理

【漢字】比翼連理 【読み】ひよくれんり 【意味】夫婦や男女の愛情が深い仲をいう。 【例文1】比翼連理の秘訣は感謝の気持ちを忘れない事だ。 【例文2】父母は比翼連理の仲。 【例文3】比翼連理の理想のカップル。 歌舞伎界をトップで引っ張って行かなくてはならない立場にいる市川家の海老蔵さんの奥様、麻央さんが亡くなりました。 麻央さんは美しく賢明な女性で、いかにも歌舞伎俳優の奥様としてふさわしい、日本女性としてのふるまいや奥ゆかしさを備えていました。 若い頃は大変暴れん坊で、周囲のひんしゅくをかうことが多かったという海老蔵さんが、すっかり心を改めて本来の歌舞伎俳優として精進の道へ進むことになったのは、ひとえに麻央さんのお陰だという話です。 父の十二代目市川団十郎さんも麻央さんをとても可愛がっていたそうです。 海老蔵さん麻央さんは、ご夫婦として「比翼連理」と言われるような仲の良いご夫婦でした。 そんな二人を麻央さんの乳がんが引き裂くことになったのです。 麻央さんは気丈に、自分の病気について詳細にブログで書き残しています。 美人薄命と言われるように、美しい麻央さんは乳がんとの闘いを終えて今は静かに多くの人の心の中に生きています。 麻央さんのお姉さんの摩耶さんも仕事復帰をしています。 海老蔵さんは麻央さんが残したふたりのお子さんを育てながら、今も麻央さんと一緒に過ごしているのではないでしょうか。 私の父と母は本当に仲が良く、比翼連理と言った言葉がピッタリと似合う夫婦です。父が早期退職してからは本当にどこにでも一緒に行くようになったそうです。先日色々と用事があったので色々と実家に戻り、数日お世話になっていたんですよね。二人の比翼連理ぶりを見せつけられて、驚きました。子ども達もみんな独立しましたし、今度は思い切り二人の世界を楽しめるようになったのでしょうね。 ちなみに、父は退職してから料理にハマったそうです。ただ、最初の内は散らかしてばかりでそれで母と喧嘩することも多かったとか。そこで母が片付けまでが料理だとしっかり教え込んだところ、毎回丁寧に片付けするようになったみたいですね。母としては料理をしなくても良いし、キッチンの掃除をする手間もかからないので楽だと言っていました。 比翼連理と言いましても、片方の負担が大きければうまく飛ぶことは出来ないと思います。その点、父は少しずつですが出来ることが増えています。元々好奇心が旺盛でなんでも自分でやってみたいという人だったので、そこも良かったのかもしれません。後は、母の操縦もうまいなぁと思いますね。 父はもっと料理を勉強したいとやる気を見せていますので、母がうまくサポートしていくのでしょうね。

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ひょうたんから駒が出る

【漢字】ひょうたんから駒が出る 【読み】ひょうたんからこまがでる 【意味】冗談で言った事が現実となる。 【例文1】彼女に付き合おうと言うとOKをもらい、ひょうたんから駒が出る。 【例文2】海外旅行がしたいなと言ったら、彼氏から誕生日に航空チケットを渡されてひょうたんから駒が出る。 【例文3】ウエディングドレスが着たいなと言うとプロポーズをされてひょうたんから駒が出る。 まったく予想もしていなかったようなことが起こることや、冗談で言ったことが実現してしまうことを、「ひょうたんから駒が出る 」と言います。 だんだん、その意味が伝わりにくくなっている言葉かもしれません。まず「ひょうたんがわからない」という人は少なくないでしょう。 これは、ウリ科の植物の名前。果実の果肉を抜いて中を空洞にし、それにお酒などを入れた、一種の容器です。中がくびれただるま型で、昔は縁起が良いものとされていたようです。 「ひさご」とか「ふくべ」とも呼ばれます。 それから「駒」がわからないという人もいるかもしれません。これは、馬のこと。酒などを入れるひょうたんの口は大変に小さいものなのですが、そんな小さな口から大きな馬が出てくるというのですから、まさに奇想天外な発想と言っていいでしょう。 どうしてそんな発想が生まれたのか、調べてみたところ、二つの説が見つかりました。 一つは『宇治拾遺物語』由来説。この中に舌切り雀の元になった話があり、その話に「無限に米が出てくるひょうたん」が出てくるのだそうです。しかし、ひょうたんからものが出てくるとい発想は同じでも、米と馬ではちがいすぎます。 もう一つは、昔の中国の仙人由来説。張果老という仙人は各地を巡る際にロバに乗っていたのですが、休憩をする時になると、必要のないロバをひょうたんに入れたと言います。使う時に、またひょうたんから出すわけですね。 それを見ていた人は、びっくり仰天すること間違いなし。私にはこの説の方が説得力があるように感じられますがいかがでしょうか。 ひょうたんから駒が出るとは予想外のものから予想外の結果が出るという意味です。ひょうたんとは言葉どおりのひょうたんですが、この言葉の中の駒とは将棋の駒のようなものではなく馬のことです。ひょうたんから馬が出るなんてことは普通は考えられませんので、そのような、意外なものが出てくることをひょうたんから駒が出るといいます。ひょうたんから駒が出るというときは、普通はおどろきつつも喜んでいるようなニュアンスになることが多いです。こんなことがあるのか、すごいなという感覚で使います。人は日常生活の中で心のどこかでひょうたんから駒が出るようなことがないか期待しているのかもしれません。逆に予想外のことがまったく起こらずなんともつまらないというときにひょうたんから駒も出ずということもあります。内心ひょうたんから駒が出るようなことを期待していながらやっぱりそんなことはないのか、つまんないという落胆が表現されていてお洒落な言い回しですよね。ブログなどで社会問題を知的に批判したいときにぜひ一度使ってみたいものです。ひょうたんから駒が出るも、ひょうたんから駒も出ないも、両方自然な感じで使えるようになるようにしたいですね。

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氷山の一角

【漢字】氷山の一角 【読み】ひょうざんのいっかく 【意味】表に出ている悪事はまだ全体のほんの一部である。 【例文1】娯楽費を経費で落とすくらいは氷山の一角にすぎない。 【例文2】組織内の隠ぺいなんて氷山の一角だ。 【例文3】その手の不祥事は氷山の一角にすぎない。 「氷山の一角」とは、表面に現れている事はは好ましくない物事の全体のほんの一部分であることのたとえのことでこれは明治時代に西洋の言葉が入ってきた時に翻訳され定着したことわざだと言われています。 由来は氷山の一角とは氷山の一部分という意味で海上から見える氷山は全体の7分の一程度の大きさで海面下にはもっとおおきな氷山が隠れているということとされています。氷山の一角というと悪い事柄に使われることが多いですが、その背景にはこの言葉が生まれた頃ちょうど公害や汚職などといった社会問題や凶悪事件なども取り上げられるようになってその報道の際に「氷山の一角」というフレーズが多く使われていたため氷山の一角=悪い事柄とが定着したのだと言われています。 私が働いている会社でも「この問題は氷山の一角に過ぎない」なんて言葉をよく耳にします。上司に報告する問題はほんの一握りだけどしっかりと調べてみると報告できないほどたくさんの問題が隠れているものです。 私が日々の生活で氷山の一角だろうなと思うことは、テレビのニュースで毎日悪い事件が報道されているがそれもきっと氷山の一角で世界ではもっとたくさんの事件が起こっているのだと感じます。

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冷や飯を食う

【漢字】冷や飯を食う 【読み】ひやめしをくう 【意味】歓迎されていない様子。 【例文1】発注ミスで社内で冷や飯を食う。 【例文2】契約が破談になり冷や飯を食う。 【例文3】敵が多く冷や飯を食う。 「専務に歯向かったせいで、長い間冷や飯を食う羽目になった」というような使われ方をする「冷や飯を食う」という言葉。サラリーマン社会などで、今でもよく使われている言葉でしょう。 今は、電子ジャーもあり、電子レンジもあり、意図的に「冷たいご飯を食べよう」と思わない限り、いつでもどこでも温かいご飯が食べられるようになっています。ですから、「冷や飯」というのは、たとえば、お弁当を温めずに食べる時ぐらいしか、実際には経験しないのではないでしょうか。 しかし、昔、と言ってもそれほどはるか昔ではなく、電子ジャーや電子レンジが登場する前は、冷や飯を食べることは普通でした。炊き立てご飯をあたたかい内に食べない限り、どうしてもご飯は冷めてしまいますからね。 では、どうして「冷や飯を食う」という言葉が「冷遇される」という意味で使われるのか。それはどうやら、昔の家長制度に由来しているようです。 昔は、何人もいる子どもの中で、家の跡取りである長男だけが優遇されました。食事もそうです。ごはんが炊き上がると家長と長男が先にそれを食べ、次男以下はその後で食べたのだとか。 そのため、次男以下は冷めたごはんを食べる羽目になり、それが「冷や飯を食う」という言葉になったのだと言います。 それを望めばいつでも温かいご飯が食べられる現在でも、その言葉が生きているというのは興味深いことです。

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百発百中

【漢字】百発百中 【読み】ひゃっぱつひゃくちゅう 【意味】百発の弾丸がすべて命中するたとえから、予想した事がすべて当たるという意味。 【例文1】勘が百発百中で当たる。 【例文2】女の勘は百発百中だ。 【例文3】洞察力が鋭く百発百中だ。 矢や銃弾などを百回放って、全て的中させる事を「百発百中」と言い、どんな標的でも外さずに的に当てる技術の持ち主にとって最上級の揉め言葉であります。 男女の恋愛に於いては、お目当ての異性にアプローチし必ずOKを貰う時にもそういう表現を用いたりしますが、この手の人はあまり周りからの評価は良くはありません。そういう手合いはお付き合いの数に興味が先んじてしまい、恋愛の中身を疎かにする方が多いからです。 私の勘は鋭いと自分でも思います。相手がこうするだろうこんな風に思っているだろうなとか百発百中です。なので先読みして下調べをして恋愛も仕事もうまきいっています。しかし勘が鋭いあまり、見たくないものや知りたくないことも目にしてきます。付き合っていた彼氏が同窓会に行くというので、いつもになくめかしこんでいました。女の勘が働き誘導尋問のようにメッセージを送りましたが、返事はありません。気になってその日は眠れませんでしたが、ジャケットのレシートを見つけ普段あまりお酒を飲まない彼がワインやチーズなど項目にありました。問い詰めても証拠にはなりませんし、確定もしたくない気持ちと、小さな事が大ごとになもなり兼ねませんので、悔しかったけど黙っていました。

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百鬼夜行

【漢字】百鬼夜行 【読み】ひゃっきやこう 【意味】素行の悪い者達が自由勝手に振る舞う様子。 【例文1】深夜コンビニに若者が百鬼夜行で騒がしい。 【例文2】取り立てやが百鬼夜行だ。 【例文3】若者がたむろして百鬼夜行だ。 少し前のことになるが妖怪が出てくるような小説や漫画にはまっていたことがあります。そこでは妖怪たちを統べる長のような存在が自分の思いや主義を持って百鬼夜行を行うなんて描写がありました。その百鬼夜行を行う長たちは誰もが誰かのために方法は様々でしたが妖怪たちを集めていく姿を見ました。そんな姿は勇ましかったり悲しかったりと複雑な気持ちになるものが多く清々しい気分で読めるものはなかなかありませんでした。そんな中で他とは雰囲気の違う百鬼夜行を読んだ時の感動は忘れられません。一年の締めくくりの大晦日の日、一年の中で使われてきた道具たちが大切に使ってくれたことに感謝しながら憑藻神のような存在になり最後の日を百鬼夜行で彩っていました。筆やメモ帳、箸に櫛と小さなものばかりでした。鬼や九尾に餓者髑髏なんて華々しいものでもありませんでした。それでも他に読んだものとは違う温かな賑やかしさはそこに描かれていた人々と同じように自分まで笑顔になっていくようで自分が普段から使っている物を大切にしていかなければと感じさせてくれました。小さな物たちの最後の凱旋の様に描かれていた百鬼夜行ですがどの百鬼夜行よりも身近で最近の物の使用の仕方や消費社会と呼ばれている現代だからこそ考えなければいけないものがあると感じさせてくれました。

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百花繚乱

【漢字】百花繚乱 【読み】ひゃっかりょうらん 【意味】たくさんの花が咲き乱れている様子から、一度にたくさんの優れた者が現れる。 【例文1】彼女は百花繚乱の面接試験に応募する。 【例文2】倍率は百花繚乱だったが、見事大手企業に採用された。 【例文3】百花繚乱のオーディションに挑む。 百花繚乱とはたくさんの花が咲き乱れている様子から立派な人材が一度にたくさん現れることを言います。 毎年毎年いろいろなジャンルで優秀な人材が世の中に出てきて貢献していますね。羨ましい限りでニュースを見ています。 私は春・夏高校球児が甲子園で戦う姿を毎年楽しみにしてみています。全国各地で勝ち抜いてきた高校同士が戦います。 甲子園ともなると、百花繚乱が気になります。毎年優れたプレーヤーはドラフトから指名がかかります。日本の将来を背ってたつ若者が甲子園から輩出されるのです。何も勝った高校や優勝校ばかりではありません。甲子園の伝説の一つで一度も打たせてもらえなかった松井秀樹元選手もそうでした。怪物と呼ばれた腕前を恐れて敬遠されましたね。いくら戦略とはいえ堂々と戦ってほしかったです。 同じ年代の子を持つ親として頑張っている姿は涙ものです。わが子も百花繚乱目指して来年地元の大手企業に挑みます。

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百家争鳴

【漢字】百家争鳴 【読み】ひゃっかそうめい 【意味】大勢の専門家が意見を自由に発表して議論する。 【例文1】会議が百家争鳴でまとまらない。 【例文2】百家争鳴で業界用語が飛び交う。 【例文3】百家争鳴で罵声を浴びる。 百家争鳴は聞きなれない言葉ですが、学者やその道のプロが集まり百家争鳴を行うことをいいます。いろんな分野の人が集まって自由に意見を述べ合う状況なので、日本ではあまり見かけない感じがします。日本だと政治家なら国会で議論しますし、技術者なら技術者同士で議論をします。政治家と技術者が議論するなんてことはほとんどないのが現状です。政治家やジャーナリスト、学者が百家争鳴するとしたら月末にテレビで行われる「朝まで生テレビ」が近いと思います。それでも政治家が中心となっているので、中国のように百家争鳴とまでは行かない気がします。百家争鳴は元々は中国の毛沢東が1956年に提起したスローガンであるといわれてます。中国の百家争鳴はどのような人々が集まるかといえば、文学、芸術、科学など学者が一同に集まり議論します。昔だったら専門分野の知識が浅かったので百家争鳴で議論しても分かり合えたかもしれませんが、今はそれぞれの分野が難しくなってきているので、一同が集まって百家争鳴をすると基本的なことから教えていかなければならないので難しい気もします。さまざまな問題を乗り越えて日本においても中国に負けないぐらい百家争鳴を活発にしてもらいたいものです。

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百里を行く者は九十を半ばとす

【漢字】百里を行く者は九十を半ばとす 【読み】ひゃくりをゆくものはきゅうじゅうりをなかばとす 【意味】一里は3.9キロ。百里の旅となると終盤が辛い。九分までを半分だと思えという戒めで、何事にでも最後まで気を引き締めて行こうという意味。 【例文1】市民マラソンにエントリーしたが、途中でバテたらいけないのでゆっくり走ろう。百里を行く者は九十を半ばとす。 【例文2】山登りは百里を行く者は九十を半ばとす。 【例文3】後半戦も百里を行く者は九十を半ばとす。 東京マラソンに参加したとき、百里を行く者は九十を半ばとすの精神で走り抜くことができました。最後の方になるとリタイアしたくなってきてどうにでも良くなりますが、今までの練習のことを思いながら自分自身を戒めるとゴールまで完走することができます。「百里を行く者は九十を半ばとす」の諺は、何事も終わりのほうほど辛くなるけど目の前にゴールが見えても、まだ半分と思いなさいとい意味が込められています。周りのランナーを見ていると脱落者が多かったのです。ゴール目の前なのに座り込んでしまって休んでいて、そのままリタイアしてしまった人が何人かいました。マラソンの場合は一度でも足を休めてしまうと、それまでの筋肉痛がどっと太ももからふくらはぎの方まできてしまいます。走ろうにも歩こうにも前へ進まなくなってしまうので、諺の教えのように百里を行く者は九十を半ばとすという強い気持ちを持ち続けることが大切です。戦国時代の頃からある諺なので、戦うときに相手を九割倒したと思ってもまだ半分と思えば、勢いを劣らせることなく全員を倒していけるのではないかと思いました。仕事でも応用できそうな諺なので、あと少しと思っても気を緩めることなく、百里を行く者は九十を半ばとすを思い出していけば、最後まできちんと終わらせることができると思いました。

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百も承知

【漢字】百も承知 【読み】ひゃくもしょうち 【意味】言われなくても十分にわかっている。覚悟の上。 【例文1】そんな事は百も承知。 【例文2】百も承知で立ち向かう。 【例文3】分かりきっている。百も承知。 よく、充分わかっていることを百の承知と言いますよね。 充分に理解していることを承知というのは分かりますが、百の数字はどこから来ているのでしょうか。 ですので今回、この百も承知という言葉について色々と見ていきたいと思います。 さて、冒頭でも述べた通り百も承知とは、充分理解しているという意味ですよね。 そしてこの百という数字に関しましては、例えの数字で百回聞かされたくらい分かっているという意味なのだそうです。 つまり、百回も言えば分かるだろうというような事を伝えたいのでしょうね。 ここからは憶測なのですが、なぜ百という数字を使ったのか考えて見ます。 百という数字は限界点として使われることが多いですよね。 例えばテストの満点は百点だし、確立の上限は百パーセントといい表します。 なので、百の承知の百という数字はこのように、これ以上言わなくても分かるという気持ちの表れではないのでしょうか。 また、百も承知、二百も合点という合わせ技のような語句もあります。 これは、より意味を強めた言葉になるのです。 これは百点や百パーセントの限界点も越えた二百を使うことで、より強調された印象を受けます。

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百聞は一見に如かず

【漢字】百聞は一見に如かず 【読み】ひゃくぶんはいっけんにしかず 【意味】百回聞くより、実際に一度見てみるのがよい。 【例文1】知識よりも百聞は一見に如かずだ。 【例文2】百聞は一見に如かずで体験だ。 【例文3】ネットの情報より百聞は一見に如かずだ。 これまでにやったことのない仕事や目標などを持っているとき、皆さんは色々なことを調査し、情報収集をしますよね?私も、この「情報収集」をすることはすごく大事なことだと思っています。なんでも、適当に作業をすれば成果がでるというわけではないので、理にかなった作業をすることが、非常に大事です。でも、皆さんはこんなとき情報コレクターになっていませんか?情報ばかり集めて、実際の行動がなにもできていないということはありませんか?昔から、「百聞は一見に如かず」という言葉があります。ご存知の通り、聞いてばっかりりるより、一目見たほうが早いという意味です。人は、不安なことがある場合、ついつい情報を欲しがり、理論武装しようとしてしまいます。でも、武装ばっかりしていも、行動が伴わないと意味がありません。たくさんの情報を集めて、理にかなった行動ができると自身がついたときは、ぜひ行動に移してみてくださいね。「聞く」ばかりでは意味がないですよ。実際の行動も小さな行動を初めてみれば、ゆくゆくは大きな行動に代わっていくはず。まずは勇気をだして動き出してみましょう。動き出さずして、あれこれ情報を収集しても、目標を達成することは出来ませんよ。「まずは、動いてみる。」これが、結果的に大きな実を結ぶことでしょう。 百聞は一見に如かずという言葉をよく聞くと思います。 言葉の意味は、その文字どおりです。 百回聞くよりも、たった一度でも自分の目で見たほうが確かであることを言います。 何事も人から聞いたものよりも、自分の目で確かめた方が情報が正確ですし、理解もしやすい状況になります。 たとえば、有名な映画番組で「事件は会議室で起こっているのではない、現場で起こっているんだ」というセリフは、まさにこの百聞は一見に如かずという言葉をよく表しています。 また、企業においても、机上の理論ばかり考えるのではなく、現場に行って確かめるということの重要性をを重きにする方もいらっしゃいます。 一例を挙げると、人から聞いたものは自分の中でフィリタリングされ、自分なりに咀嚼していく過程において情報が変わってしまいます。 さらに、その変わった情報をもとに、課題の解決や問題提起をしていくことになると、次第的な内容に対する本質がずれてしまいます。 このように、自分の目で確かめて内容を整理していく方が情報の信ぴょう性とともに、課題解決や問題提起の対して厚みを持つことになります。 重い腰を上げて、現場視点で物事を考えていくのも、課題の解決や問題提起への近道になります。

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百戦錬磨

【漢字】百戦錬磨 【読み】ひゃくせんれんま 【意味】数々の実戦で経験を積んで向上する。 【例文1】40年間職人の業を百戦錬磨で極めてきた。 【例文2】百戦錬磨の腕が認められる。 【例文3】百戦錬磨あるのみ。 男子プロテニスは全米オープンが終了し、勝者は31歳のラファエル・ナダルとなりました。ナダルは全仏オープンにも優勝しています。年間グランドスラムと言われる4大大会のうち残りの全豪と全英を制したのは36歳のロジャー・フェデラーという事で、百戦錬磨のベテラン2人が年間グランドスラムをきれいに分け合うという結果になりました。現在の男子プロテニス界はケガにより長期離脱を余儀なくされるトップ選手が非常に多く、この全米オープンでもジョコビッチやマリー、錦織、ワウリンカ、ラオニッチなどトップ10選手のうち半数がいないという異常事態です。この男子プロテニス界の危機を救うかの如き2人の百戦錬磨のレジェンドの活躍はさすがというほかありません。ナダルとフェデラー自身も近年はケガの影響を受け、フェデラーは昨シーズン手術後かなりの期間を休養にあてていますし、ナダルにしても手首のケガなどに悩まされ、休養期間を取らざるを得ない状況でしたが、2人とも復帰後は、休養期間を経て逆にリフレッシュしたかのような動きを見せています。かつて絶対的な王者だった2人ですが、近年の錦織をはじめとする若手の台頭により、そろそろ2人の時代も終了かと思っていましたが、今シーズンの活躍を見るとまだまだ2人の時代は続きそうです。

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百害あって一利なし

【漢字】百害あって一利なし 【読み】ひゃくがいあっていちりなし 【意味】害ばかりあって良い事は何もない。 【例文1】飲酒・喫煙は百害あって一利なし。 【例文2】家計のためにも飲酒・喫煙する。百害あって一利なし。 【例文3】孫のために禁煙すると決めた。百害あって一利なし。 百害あって一利なしとは害ばかりたくさんあって良い事は何ひとつないという意味です。 百害あって一利なしと呼べる真っ先に思いつくのが物がタバコです。 タバコ有害な物質が含まれており、喫煙者の体に大きなダメージを与えると言われています。 タバコを長年吸い続けると、肺の中に有害物質が蓄積していき、それが元で肺がんになってしまうのです。私の父は喫煙者です。それも30年間です。近所のおじさんも40年くらいの喫煙者です。喫煙者のみなさんは「なった時はなった時じゃ」 「1000円になっても買う」など言っています。確かにタバコを吸っても肺がんになる人ならない人、または吸わないのに肺がんになる人、こればかりは何ともいえないですよね。70歳になった父は人間ドッグに入りました。体の異常はありませんでした。おじさんも至って健康。検診を受けて安心してまた吸えると笑い飛ばしていました。たとえガンになったとしても検診を怠らず受けて早期発見につながればよしとします。だって可愛い孫たちがいくら言っても聞かないんですから。

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火蓋を切る

【漢字】火蓋を切る 【読み】ひぶたをきる 【意味】銃弾を撃つために火蓋を開き点火して戦いを始めることから、行動を開始するという意味。 【例文1】いよいよ試合の火蓋を切るときが迫ってきた。 【例文2】リベンジに燃え火蓋を切る。 【例文3】決勝戦で火蓋を切る。 プロ野球を見ていると火蓋を切る打者が必ずいます。白熱した投手戦は面白く手に汗を握ることが多々ありますが、これでは勝敗はつきません。そこで打線が奮起しないといけないのです。火蓋を切るバッターはホームランを打てば上出来ですがそうも行きません。先ずは何とかして塁に出ることを考えなければならないのです。火蓋をきるには、バントもありましょう。内野安打もありましょう。キレイなセンター前ヒットもありましょう。一塁に出れば次のバッターが何とかしてくれます。そこで展開が進んでくるのです。それだけ最初の火蓋を切るバッターは大事なんです。そこでホームランバッターよりもアベレージヒッターの方が火蓋を切る確率が高くなります。そして塁に出れば今度は監督の采配になります。次のバッターに送りバントをさせるか、ヒットエンドランを狙うか、または賭けで盗塁させるか、野球の醍醐味はここにあるのではないでしょうか。監督はとてもキツい立ち位置にあります。1点をもぎ取るのに色んな想定を考える必要がある訳です。チームの善し悪しは監督の善し悪しにかかっているのです。火蓋を切るバッターは責任を果たしました。あとは監督がどう考えるか。本当に野球は面白いです。

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火花を散らす

【漢字】火花を散らす 【読み】ひばなをちらす 【意味】刀で激しく斬り合うと火花が飛ぶことから、激しく争うという意味。 【例文1】恋敵と火花を散らす。 【例文2】昨年のリベンジを晴らすと火花を散らす。 【例文3】両チームが火花を散らす。 先日上司と火花を散らす戦いがありました。 ある提案事項が会社の方針を決定する機関から降りてきました。私たちの部門も関わることでもあったので、私も内容を確認しましたが、自分の本意とは程遠い内容でした。お客様への見返りを求めない業種にも関わらず、会社本位でのサービスの低下。少なくても私は提案の内容をそう受け取りました。しかし、組織の一員としては従うしかなく、理由をつければお客様も納得できるかなということで、提案に従うことにしました。 しかし、ここで黙っていないのは後輩です。早速噛みつきます。ここで、直属の上司へまず噛みつけばいいもの、もっと上の部門へ噛みつきました。会社員としてはやってはいけない行為です。後輩は延々と意見を申し立てたようですが、上の部門は相手にしなかったのでしょう。もしくは軽くあしらわれて終了したのでしょうか。いつの間にか話は終わっていました。これを面白く思わないのは直属の上司です。話の終了とともに、上司VS後輩の言い合いが始まりました。それは徐々にヒートアップしていき、それはもうフロア内が静まり返るほどでした。上司も最初は諭したのです。「まず、俺に意見を言ってから上に噛みつけ」と。常識の言葉を言っていただけです。しかし、上の部門から軽くあしらわれた後輩はすでにキリキリしている状況。怒涛のように上司に文句を浴びせました。上司を見下すような発言もあり、これには上司もヒートアップ。子供の喧嘩のように「バカ」「アホ」など幼稚な言葉が飛び交いました。両者とも顔を真っ赤にして周りが見えていません。まさに火花を散らす争いでした。

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日の目を見る

【漢字】日の目を見る 【読み】ひのめをみる 【意味】それまで知られていなかった事が世間に認められる。 【例文1】芸人を目指して10年で日の目を見る。 【例文2】演技が認められ女優の日の目を見る。 【例文3】大賞を取り、日の目を見る。 私の叔父はちょっと変わり者で、とても頭の良い人なのですが、ずっと研究機関で研究を続けてきました。こういうお仕事って高い能力が必要なはずなのですが、お給料は想像以上に安かったりするんですよね。本当ならもっと高給のお仕事に就けたはずなのに、ずっと研究を続けて結局婚期も逃してしまいました。しかし、そんな叔父に日の目を見る時が来たんです。 私は専門ではないですし難しいことなので全然わからないのですが、叔父の研究の成果が遂に認められたそうです。スポンサーも付きましたし、本を出したりしてすっかりお金持ちになりました。今でも性格的にはすごく変わっている人だと思いますが、周りの目も変わりましたね。叔父自身、変わっていると思われていることはわかっていたそうです。しかし、どうしてもこの研究をやり遂げたいとその思いで頑張ったらしく、それが報われる結果となりました。 しかし、日の目を見ることが出来たからといって全てが大きく進んだわけではありません。むしろ行き遅れの娘さんを連れた親戚がお見合いしないかとやってきたり、そういった面で困っていると愚痴をこぼしていました。まさに良いこともあれば悪いこともあるという感じですね。 私の性格は辛抱強いところにあります。少々仕事でミスをしたり叱責されてもぐっと堪えて仕事をしています。しかし心の中ではボロボロのときもあります。いつか日の目を見ることを願って我慢して働いていますのでそっとやちょっとじゃくじけません。親も教えてくれました。さらは我慢が大事であると言うことを。周りの同僚も我慢強い人が多くいます。みんなサラリーマンは我慢を知らないといけないのです。でも野心はありますが出世のために、日の目を見るために働いているのではありません。やはり家族の為に仕事をしています。私が病気で倒れたりしたら一家は破滅です。私の仕事は家庭からみるとお金を稼ぐことなんです。会社ではガマンガマン、出世欲はありません。家庭を守るために常に自分に言い聞かせながら仕事をしています。我慢していれば何らかの形で日の目を見るのではないかと思っています。これから社会はどうなっていくか分かりません。経済も不安定であのバブル景気の時代はもうやってこない。だから自分で将来どうすれば日の目を見るか考えていく必要があると思います。日の目を見ると言うのは会社で出世する事ではなくて自分自身の身の置き方を考えることだと思っています。

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火のない所に煙は立たぬ

【漢字】火のない所に煙は立たぬ 【読み】ひのないところにけむりはたたぬ 【意味】全く何もなければ噂は立たない。噂が立つからには、多少なりとも根拠がある。 【例文1】噂によると、野球選手と付き合ってるらしいよ?火のない所に煙は立たぬだしね。 【例文2】火のない所に煙は立たぬだから、半分信じる。 【例文3】信じられないよ。でも火のない所に煙は立たぬと言うしね。 全く身に覚えのない噂を立てられても、火のない所に煙は立たぬと言われれば、 なにか誤解を与えるような言動があったのかと、心当たりを探してみる人がほとんどだと思います。 実際に噂の発端となった人を突き止められれば、なぜそんな誤解が生じたのかを問い詰めることもできるでしょう。 しかし、それが芸能人の噂の場合、私たち一般人と同様には考えられないようです。 熱愛報道があっても、友人たちと何人かで食事をしていて、たまたま二人きりになるタイミングが確かにあった、 という自覚があれば、それが火種だったともいえるかもしれません。 しかし、熱愛報道のなかには、面識すら全くない人との仲を取り沙汰されることもあるようです。 もちろん、噂の当事者の言うことですから、事実かどうかははっきりしませんが、 もしもそれが事実ならば、噂となっている相手の人と、実際に仕事などで一緒になったときに気まずい思いをするのではないでしょうか。 また、他に実際の熱愛相手がいた場合には、その人との関係も悪くなるきっかけにもなってしまいそうです。 芸能人は、噂されるうちが花、噂にもならなかったらおしまい、とはよく聞きますが、やはり、少々気の毒なような気がします。 芸能人の噂の元となりがちな週刊誌などは、火のない所に煙を立て、それで販売部数が増えることに疑問は感じないのでしょうか。 よく聞きます。 火のない所に煙は立たぬ。と。 でもみんなわりと「それただの噂でしょ~?」と言います。わたしの体感ではあまり噂を信じていない人の方が多いように思います。 噂話にはみんな慎重な気がします。 特にネットの噂話なんかにはみんな敏感で、でも丸々信じている人はいません。 「まあ、ネットだからね~」と。 でもわたしはそうは思いません。 火のない所に煙は立たないんです!そんな噂が出るということはそういう可能性が少なくともゼロではないとも言えるのです。 だからわたしはわりと噂を平均より少し多めに信じています。どちらかというと信じています。 丸々ではなくとも、そうなんじゃないかという目で見ています。 ネットって本当に凄いと思います。 メディアが真実を知りながら隠している場合があることをネットで学びました。 わたしたちが得る情報源がメディアしかなかった頃はだいぶ騙されていたんだろうと思います。 もしかすると、ネットの情報を信じるのは危険と煽るメディアは、知られたくないことがネットから発信されることを危惧してのことなのかもしれないなとも思えます。 なにを信じるべきなのか、よくわからない時代です。 もしかしたらネットもメディアに踊らされているのかもしれませんし・・・

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火の付いたよう

【漢字】火の付いたよう 【読み】ひのついたよう 【意味】赤ちゃんが突然激しく泣き叫ぶ様子。 【例文1】子どもが火の付いたように泣きやまない。 【例文2】赤ちゃんは突然火の付いたように泣きだす事もある。 【例文3】夜中に火の付いたように泣きだし驚く。 性格には色々な人、人それぞれです。中でも温和な人、気が長い人、短気な人、気の短い人など様々です。日頃は大人しい人で1度立腹したら火の付いたように怒り出す人間がいます。私の次男は元気よく活動的で、よく遊びよく食べ、よく睡眠を取ります。しかし、1度怒ると火の付いたように怒り狂います。 子どもの感情は時として温和な子どもがまるで人間が変わったように怒り出すのです。勉強が嫌いで次男はよく逃げ回ります。母親も何とか宿題をさせようと一生懸命になるようなのですが、反対に逃げ回ってどうしようもなくなると火の付いたように泣き出して反撃してきます。こんな時の次男はもうどうしようもありません。火がついた様に泣いたり、暴れたりします。火が付いたように反抗すればそれが許される時もあるからです。しかし大人はそうはいきません。火の付いたようなんでも自分の感情のままに行動すると、何事もなりたちません。でもその感情が抑えられない時にときどきテレビ等のニュースで取り上げられていますが、こんな人が母親を殺すなんて信じられない。感情に火が付いたのです。取り返しもつきません。人間は感情を抑える動物なのです。

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火の車

【漢字】火の車 【読み】ひのくるま 【意味】経済状態が苦しい。主に家計が苦しい時に使われる。 【例文1】子どもが4人もいれば家計は火の車だよ。 【例文2】売り上げが伸びず家計が火の車だ。 【例文3】事業がうまくいかず家計が火の車だ。 私は25歳で結婚をしましたが、貯金が無く無計画過ぎる人生設計だったので、当時の家計は火の車でした。 独身時代は、好きな事にお金を使い多少高くても食べたい物を購入するなど、節約という考えがありませんでした。 その影響もあり、結婚したばかりの時は収入と支出のバランスが取れず、毎月火の車になっていて、このままではいけないと思い節約や計画的な支出をするようにしました。 節約は色々な部分をしましたが、1番節約したのは食費です。3年間位外食を止めて、会社には毎日お弁当を持って行くなど、食費にかける分を大幅に減らし貯金に回しました。 その結果、30代になった時には火の車どころか貯金も増えて、生活に安定感が出たのでたまに外食をするなど、適度な節約をする程度で十分になっていました。 しかし、子どもが2人いて共に私立の学校に行ったので、貯金は全て見事に消えてしまい再び家計が火の車になりました。 結婚したての頃、大幅な節約をした体験があるのでその経験が活かせ、家計が厳しくなっても節約することが苦にはなりませんでした。 自分にとって良くない体験でも、その後の人生で役に立つ時があると実感しました。 その為、今後も苦労を惜しまないで、色々なことをやっていこうと考えています。

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非の打ち所がない

【漢字】非の打ち所がない 【読み】ひのうちどころがない 【意味】欠点がない。完璧である。 【例文1】彼は新人ながら仕事も出来て上司からの信頼も厚く非の打ち所がない。 【例文2】3高で家柄も良く非の打ち所がない。 【例文3】端正な顔立ちで非の打ち所がない。 事務員の女性職員は非の打ち所がない 私の職場に仕事ができる非の打ち所がない女性の事務員がいます。彼女は有名高校から公立の四年制大学を出ている堂々とした学歴で容姿も端麗で洋服の着こなしもよい。まさに非の打ち所がない女性です。私が職場で探し物をしていても気をきかせて必ず声をかけてきます。そしてさりげなく探していた物を渡してくれました。朝も一番に出社してきてまずは事務所内の掃除から始めます。非の打ち所がない別の言い方をすれば抜け目ない女性です。こんな女性はいい奥さんになるだろうと思っています。そして決算日には夜遅くまで会社に残って仕事を一人でさばいているみたいです。しかしその女性の上司は彼女を上手く使うことが出来ずに悩んでいるみたいです。何故ならば上司よりもむしろその女性の方が仕事が出来るからです。最近はコミュニケーションも上手く取れていないような感じに受けます。あまりにも仕事ができる社員なので上司も扱いづらいのだと思います。そこで私は思いました。人間は非の打ち所がない人よりも少しは欠点があった方がよあ時もあるのではないかと。もっというと非の打ち所がない人は確かに凄いと思います。しかしその非の打ち所がない人も何か欠点があるのではないかと思いはじめました。

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微に入り細を穿つ

【漢字】微に入り細を穿つ 【読み】びにいりさいをうがつ 【意味】非常に細かいところまで気を配る。 【例文1】彼女は周りをよく見ていて微に入り細を穿つ。 【例文2】司会者の発言が微に入り細を穿つ。 【例文3】幹事が微に入り細を穿つ。 ネットニュースでは度々指摘されるTVメディアの偏向報道。 これについては、様々に意見が分かれるであろうが、出演するコメンテーターについてはどうだろうか。 TVの視聴率を重視し、起用されるコメンテーター達。彼らの個人的意見の危うさについては、各ネットメディアでも危惧されている。 たとえば、あるネットニュースサイトの記事はこう語る。 「コメンテーター達が政治から芸能ニュースまで、アレコレと意見を述べている。しかし専門的でもなければ意外性があるわけでもない。」 このように感じている視聴者は少なくないのではないだろうか。 本来、必要とされる事は、微に入り細を穿つ取材内容と、専門家による見解、そして、それらを偏ることなく放送するメディアであるはずだ。 フェイクニュース、フェイクメディアという言葉が飛び交い、様々な情報が玉石混合飛び交う中、我々視聴者は、より慎重にニュースソースを選ぶ事が求められている。 偏向報道を規制し、コメンテーターの井戸端会議化に歯止めを掛け、より質の高い情報を提供するマスメディアの存在を築くことは容易ではないが、我々視聴者一人ひとりが、メディアの放送法遵守を求める姿勢を貫くことでしか、これらは解消できないのではないだろうか。

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火に油を注ぐ

【漢字】火に油を注ぐ 【読み】ひにあぶらをそそぐ 【意味】勢いが激しい上にさらに勢いを加える。 【例文1】部長の機嫌が悪いのに発注ミスもして火に油を注ぐ。 【例文2】妻が機嫌が悪いので、火に油を注ぐ行為は控える。 【例文3】泣く子どもを叱るのは火に油を注ぐようなもんだ。 子どもの教育には主に私の妻が関与しています。二人の男の子がいますが、2人とも勉強そっちのけで遊ぶのに夢中になって妻は子どもに雷を落とします。すると反抗したり逃げ回ったりして本当に勉強しないのです。私の小さな頃の方が勉強していたかもしれません。妻はカンカンになって最近は毎日のように子どもを叱っていますが、全然堪えていないようです。そこで父親の登場になる訳ですが、今まで注意もしましたが、特に上の子は思春期にも差し掛かり勉強そっちのけで遊んでいる始末です。 妻はカンカンに怒る。自分もそこで追従するように怒っていいものかと悩みました。そこで出た答えは妻が怒っている時に追従して怒っても火に油を注ぐようなものではないかなと思えてきたことです。 ある信頼する先輩から両親が一緒になって子どもを怒鳴りつけたり、叱ったりしては火に油を注ぐようなものと、父親はあくまでそれを見守ってやることが本当に大事なことだと教えてもらいました。確かに私がつまに追い打ちを掛けて怒ったことはありましたが、結果的には火に油を注ぐようなものでした。子どもの教育も本当に難しいものです。しっかりと子どもが成長できるような教育をしていきたいです。

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人を見て法を説け

【漢字】人を見て法を説け 【読み】ひとをみてほうをとけ 【意味】人を説得するには、相手の能力と人柄を見てその人に合った方法で話すべきだ。 【例文1】人を見て法を説けで、小学生に専門用語で説教しても無理だ。 【例文2】性格が違う我が子達には人を見て法を説け。 【例文3】学力の差があるのだから人を見て法を説け。 私には同僚がいます。そのなかに女子職員がいますが、一人は仕事に長けた職員もう一人は要領が悪くいつも怒られる職員です。ふたりを起こる時私は人を見て法を説けでありふたりの性格や、仕事のさばき具合、人間性などを見て頼み事や、時に指示を与えたりします。本当に人間と言うのは十人十色です。その人その人にあった対応をまたは叱るのであれば叱り方をしなければならないのだとつくづく感じています。同じように人に対して忠告する時もこの人にこんなことを言ったら落ち込むだろうと思われる時は違う方法ややり方言い方で忠告します。上に立つ人、管理職の人などは人を見て法を説けが物凄く大事になってくると思います。よく誰にでも同じように怒ったり、注意したり、同じように感情でものを言ったりする人がいますがそれは間違いだと思います。先程も述べた人は十人十色ですから人に合った対応の仕方をしないといけないと思います。私にも子どもが2人いますが、それぞれに性格も考え方も人間性も違いますから両方に同じように怒ったりしません。ふたりの性格等を考慮しながらまさに人を見て法を説けで対応しています。そうしないと同じ様な対応をしていると成長過程で失敗すると思うからです。

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人を見たら泥棒と思え

【漢字】人を見たら泥棒と思え 【読み】ひとをみたらどろぼうとおもえ 【意味】見慣れない人を見たら、簡単に信用しない方がいいという教え。 【例文1】知らない人を見たら泥棒と思えと教えられた。 【例文2】スーツを着た男性でも人を見たら泥棒と思え。 【例文3】見かけない人を見たら泥棒と思えと疑う。 特に性善説を信じているというつもりはありませんが、 ごく自然に、人というのはある程度、善良な生き物だと思っています。 平和な日本に生まれ育ったためかもしれません。 しかし、そんな日本にも、人を見たら泥棒と思え、という悲しい言葉があります。 確かに、詐欺事件の多さや、盗難、引ったくりの数を思うと、 そう思わずにはいられない、という気持ちになってきます。 特に、親の手を離れ、1人で行動し始めたばかりの若く幼い子などには、 そう言い聞かせておいた方が安心、という考えもあるのでしょう。 私が子どもの頃には、知らない人には付いて行くなと言い聞かされたものですが、 最近は、知っている人でも安心できない、と言われます。 鍵をかけずに平気で外出したり、夜を過ごしていた田舎の実家でも、 何時の頃からか、しっかり鍵をかけるようになりました。 世知辛い世の中だとは思いますが、自分の身は自分で守らなければいけない、というのもまた事実です。 自分の財産、自分の身の安全を守るために、他人を疑うのも仕方がないのでしょう。 人を見たら泥棒と思えという言葉を、大袈裟だと笑い飛ばすことはできません。 それは、とても悲しく、残念なことですが、現代の日本の実情だと思います。 人を見たら泥棒と思えなんて、世知辛い世の中だなと感じてしまいますね。 ただ、どこまで人を信用するのかというのは難しいなと思います。 でも、そんな時ってやっぱり第六感というか、そういうの私は信じています。 一番は第一印象ですよね。 ただ、詐欺師というのは見た目は詐欺師のように見えないらしいので見た目を信用するというよりも、ぱっと見た印象何か言葉にはできないけれども引っかかるなという違和感を感じたら、注意したほうがいいと私はマイルールを作っています。 そして、言っていることと顔の表情が一致しているかとか声の印象っていうのも大事ですよね。 またテレビで投資などで詐欺にあっているのを見て感じるのは、見ず知らずの人が凄く儲けられる話を持ってくるわけがないのになぜ信じてしまうのだろうということです。 例えば家に訪問でやってくるという時点でそれは怪しいですよね。 知らない人は自分の家にやってくることはないというのが基本ですよ。そこを忘れちゃいけないですよね。 だけど、高齢者の一人暮らしの人は寂しさから話相手として知らない人を家にあげちゃったりするので、それは危険ですよね。 近所どうしで、老人を見てないといけないのですがご近所付き合いが希薄になっていたりするので、どう対処していけばいいのやら困った問題ですね。

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人を呪わば穴二つ

【漢字】人を呪わば穴二つ 【読み】ひとをのろわばあなふたつ 【意味】他人に与えた害はやがて自分にも返ってくるという戒め。 【例文1】ひき逃げ犯を憎むが、人を呪わば穴二つで刑が重くなる事を願う。 【例文2】人を呪わば穴二つで出世して見返す。 【例文3】ざまーみろ。人を呪わば穴二つだ。 社会人になって半年ほど経った時のことです。配属された部署に1人、嫌な先輩がいました。半年たって、一通り仕事を覚えることができていたのですが、その先輩は細かいことにダメ出しするのです。 新人を厳しく育てようということなのかもしれませんが、とにかく陰湿でねちねち説教をするのです。人格否定のようなことも口にします。 そのことを、親にグチったことがありました。「あんな先輩、クビになればいいのに」という言うと、親はこんなアドバイスをしてくれました。 「人のことをそんなふうに言うもんじゃない。人を呪わば穴二つ。人に悪いことが起こればいいなんて考えると、自分にもその恨みが返ってくるものだ。その先輩よりも先に出世してしまえば、そんなことに悩む必要はなくなる。人を恨むよりも自分が成長することを考えなさい」。 初めて聞くことわざでした。それで、自分でその意味を知らべてみたところ、ちょっと怖い由来がわかったのです。 このことわざのルーツは平安時代の陰陽師にあるのだとか。加持祈祷を行う陰陽師が、誰かを呪詛によって殺そうとする場合、呪い返しをされて、自分も死ぬかもしれないということを覚悟したと言います。そのため、呪詛する際には相手の分と自分の分と、二つの墓穴を用意したというのが、このことわざの由来です。 「穴」はつまり墓穴のことですが、陰陽師は命がけの仕事だったわけですね。 余談ですが、親から努力して出世しろと言われた私は、残念ながら思うような出世はできていません。 我が母は昭和のひとケタ生まれの人でした。 戦時中は疎開をしたと言い、疎開をしたところは田舎で都会者は役に立たないとじゃけんにされることもよくあったそうです。 長女の母は弟や妹たちのためにも、田舎の人たちと伍して重い切り倒した木を運ぶのを手伝ったり、食事にするのがたくさん虫のわいたようなかぼちゃであっても我慢をして働いたそうです。 そんな苦労人の母ですが、いじめられても決してその相手を恨んだりしなかったと言います。 そしてそんな話をするときには「人を呪わば穴二つと言うてな、誰かを悪く思ってその人に災いがあれば良いなどと考えると、その悪意は我が身に返ってくるということを忘れてはいけない」と言いました。 人を呪わば穴二つという意味ですが、この穴二つは何の穴かというと、これは墓穴です。 誰かに悪意を持って死ねば良いなどと呪ったりすると、その人だけではなく自分もまた墓穴に入ることになるという教えです。 恨みというのはいろいろな場面で人が感じるものですが、その恨みに執着することでより悪い循環を生むことになるのも頷けます。 それよりも違う方向に気持ちを向けていくことが大事なのだと思います。 最近ユーチューブやテレビを騒がせている女優さんの恨み節。 彼女に教えてあげたいことわざです。 人を呪わば穴二つとは、人に害を与えようとすればやがて自分も害を受けるようになるということなのですが、あながち例えでも迷信でもないように思います。 縁というのはどこかで繋がっているので、自分がしたい良いことも悪いことも巡り巡って自分に戻ってくるように思います。 それは怖いことでもないし、夢物語でもないように思います。 ただ、人を呪うとか恨むといったのはできればやめたほうがいいですよね。 呪うと相手にもダメージがありますが自分も必ずと言っていいほどダメージがありますよ。 だって、呪うのってかなり体力も気力も使うわけですからね。 逆に誰かの幸せを心から願うということは、自分の幸せを心から願うということでもあるので、同じ体力や気力を使うなら幸せになる方法を選択したいものですよね。 確かに人の幸せが羨ましいのはわかります。 だけど、それってその人の一面しか見ていないことに気が付かなくちゃいけないですよね。 なんでもそうですが、想像力ってとても大切だと思うのです。 また、専業主婦の方で世間から切り離されているような気持になるというのも想像力が発揮できていないですよね。 山の中で自給自足して誰にも会わずに生活しているわけではないのなら、どれだけの人が関わって生活できているのかというのが分からなくなっているんですよね。 もったいないですね。沢山のお陰様で成り立っていますよね。

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人を食う

【漢字】人を食う 【読み】ひとをくう 【意味】人をバカにしたような態度を取る。 【例文1】人を食う行動に周囲は呆れ顔。 【例文2】人を食う者は相手にもしない。 【例文3】見下して人を食う。 人を食うとは人を馬鹿にすることです。された側は腹ただしいですよね。では自分はしたことないのか?改まって振り返ってみるとあったかもしれないです。今思えば、、。 入社当時新人の私は土日休みの満足のいく配属先で同期は3勤制の激務みたいでした。その当時は隔週が当たり前の中、完全週休2日でしたので、休みは充実していましたし、自由な生活を楽しんでいました。 いっぽう同期はと言いますと、普通に朝出て夕方帰宅というリズムとは全く違い、これから夜勤だというときは昼間に無理やりにでも寝ようとしていたらしいです。前日に夜更かしをしたわけではありませんので、なかなか寝付けないのも当然かもしれませんね。寝付けないまま夕方出勤はきついと漏らしていました。小さい子どもいると寝られないのが現状だとも班長が言っていました。そんな同期にわたしは「大変ね~良かった~休みが定着していて」とつい、本音が出ました。ちょっとムッとしたような顔をしていましたが、私は勝ち誇ったような態度をしていたのでしょうね。あの時はごめんねと反省しています。

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一人(独り)相撲を取る

【漢字】一人(独り)相撲を取る 【読み】ひとりずもうをとる 【意味】自分だけが意気込んで取り組む。 【例文1】慰安旅行は社員が乗り気ではないので、社長だけが一人相撲を取る。 【例文2】一人相撲を取ってチームがまとまらない。 【例文3】面倒だというイベントに一人相撲を取る。 私は野球をしています。肩の良さが買われピッチャーをしています。自慢ではありませんが、素人のピッチャーの中ではずば抜けて早い球を投げることが出来ます。今まで私の力でチームは快進撃を続けていました。自分にも酔いしれていましたので、図に乗っていたかも知れません。あるとき、県内でも有名な強豪チームと試合をする事になりました。私の直球ならば先ず強豪チームでも打てないだろうと思っていました。そして先発して順調に5回までノーヒットで相手チームを圧倒しました。しかし6回に突如コントロールが定まらなくなりました。ファーボールでランナーを出してしまいました。しかし球威には自信がありましたから直球勝負で次のバッターに向かいました。結果はまたもやファーボール!ちょっとおかしいなあと思いました。そして次のバッターにもファーボール、ノーアウト満塁になりました。そして次のバッターをむかえました。第1球を投げたところバットの芯で捕えられました。ライナーがスタンドに吸い込まれていったのです。完全に一人相撲です。私はこの時、目が覚めました。私の一人相撲で満塁ホームランを打たれたのです。チームは負けました。野球は団体スポーツ、私は大きな一人相撲をしてしまったのです。

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一山当てる

【漢字】一山当てる 【読み】ひとやまあてる 【意味】鉱山を掘り当てることから、思いがけない大きな利益を得る。 【例文1】よーし、宝くじで一山当ててやるぞ。 【例文2】ギャンブルで一山当てる。 【例文3】一山当ててみたいもんだ。 世の中にはギャンブラー体質のような人がいて、一山当てることを本気で信じている人もいます。 一個人でその人生を楽しむならばまだ良いでしょう。 しかしそこに家族や身内、または仲間など、誰かしらの犠牲者が出てしまうと、大変な事態になってしまいます。 実際に、一山当てた人もいますが、どんなギャンブルや賭け事もそうかもしれませんが、それほど欲がない人のほうが幸運に恵まれるようです。 全てがそうだとは言い切れませんが、お金もお金がある所に集まるように出来ているものです。 それとは逆に借金がある人のところには、さらに借金が重なりやすいようです。 「類は友を呼ぶ」の法則から言えば、一山当てたいのならば、実際にその経験をした人に教えを請うのも一つの方法かもしれません。 しかし、世の中は良いことも悪いこともトントンと考えれば、万が一、一山当ててしまうことで、そこで運を使い切ってしまうかもしれません。 そのあとに悪運に見舞われないためにも、寄付をするなど何か世の中に役に立つための善行を積むようにしたいものです。 波瀾万丈に満ちた人生を送りたいと思っているのならば、一山当てるような人生に挑戦してみるのも一つの生き方なのかもしれません。 どんな人生にせよ、できるだけそのための犠牲者は出さないようにしたいものです。

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一役買う

【漢字】一役買う 【読み】ひとやくかう 【意味】仕事や作業を率先して申し出る。 【例文1】彼女世話好きでいつも一役買う。 【例文2】同窓会の幹事を一役買う。 【例文3】残業を一役買う。 一役買うとは、一つの仕事の中で、ある役割を進んで引き受けることをいいます。例えば、「新党結成に一役買う」と使います。今ニュースの話題のあの人の事でしょうか。また「パーティを盛り上げるのに一役買いました」と言いますが、「パーティを盛り上げるのに一役買うことができました」というと、意味合いとしては問題はありませんが、文章がくどくなります。「一役買う」は一つの役割を進んで引き受けることですから、「一役買うことができました」は「一つの役割を進んで引き受けることができました」となります。しかし。「一役買いました」なら「一つの役割を進んで引き受けました」となり、かなりすっきりした表現になります。丁寧に言っているように思えますが、回りくどい言葉使いはあまり感心しません。簡潔に意味を伝えることが大切です。 一昔前までは、進んで何かを引き受けることを余り良しとしない風潮がありました。役目はあくまで、誰かに推薦されて付くものという感じでした。しかし。最近では自分でできることであれば、進んで引き受けることをする人が増えたように思います。何かやりたいけれど自分から言い出しては生意気と思われはしないかと不安になったのでしょう。しかし、今では率先して一役買う人が増えてきています。

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人目を盗む

【漢字】人目を盗む 【読み】ひとめをぬすむ 【意味】人に見られないようにコッソリ行動する。 【例文1】人目を盗んで退席する。 【例文2】芸能人が人目を盗んで買い物をする。 【例文3】人目を盗んで万引きする。 人目を盗むということについては良い意味・悪い意味で使われます。 例えば人目を盗んでものをとったり、壊したりしてしまうことは犯罪です。 子どものいたずらではよくあることかもしれませんが、次第に快感になり、次第に癖になりがちです。 子どもの頃にこのような癖ができてしまうと、大人になってもその癖が抜けず、犯罪に手を染めてしまうこともあります。 万引きなどがその一例であると思います。 万引きをする人は、つい手が出てしまう癖が抜けられない状態と言えます。 したがって再犯率の高い犯罪となっています。 小さい頃からこのような人目を盗んで悪いことをしているお子さんがいらっしゃれば、今のうちにその癖から断ち切るように教育してあげてください。 また一方で良い意味で人目を盗むという言葉を使うことがあります。 例えば、人目を盗んで毎日練習や勉強をし、いい結果を得るといった場合です。 私もスポーツをやっていましたが、上手くなるためには人と同じことをしていては決してうまくなりません。 練習が終わった後に、人目を盗んで筋トレをしたり、ランニングをしたり、あるいはスポーツ理論に関する勉強をしたり、工夫をしていました。 その過程がのちの結果に結びつくのです。 このように、人目を盗むという言葉は良い面でも使うことがあり、結果として美談に結びつくことが多くあります。

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人目を忍ぶ

【漢字】人目を忍ぶ 【読み】ひとめをしのぶ 【意味】人に見られないように行動する。 【例文1】芸能人が人目を忍んで個室に入る。 【例文2】人目を忍んで密会する。 【例文3】防止とマスクで人目を忍ぶ。 人目を忍ぶとは人の目を避けて行動することです。 なんだかマイナスイメージしかありません。芸能人や有名人が人目をさけて密会なんてスキャンダル報道がたびたび取り上げられていますね。 人目を忍んでいるにも関わらず、マスコミに見つかってしまうのがさすがプロというか、、芸能人の宿命みたいですね。有名人が公の場を堂々と歩けば大騒ぎになりますから、プライベートでは人目を忍ぶ行動や公開前の恋人同士密会だとまだいいのですが、これが既婚者の軽はずみな行動となると大問題となりますから厳重にしている芸能人もいるのではないでしょうか。 私の友人も人目を忍んで時々密会しているみたいです。待ち合わせは時間差、場所は個室、帰りも時間差という警戒ぶりです。そんなリスクを冒してまで合わないといけないのか聞いたことがあります。刺激があっていいじゃないか。その分家族にも優しくできると開き直っていました。寝不足で目が腫れたくらいで恥ずかしくて人目を忍んで外に出る小心者のわたしにはできない事だが、少し大胆な友人が羨ましくも思えました。

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人目に付く

【漢字】人目に付く 【読み】ひとめにつく 【意味】人が見て気付くこと。 【例文1】人目に付く所で待ち合わせする。 【例文2】芸能人が人目に付かない所で密会する。 【例文3】人目に付く所は避ける。 電車でのマナーが気になります。 毎日満員電車で通勤しているため、様々な方を目撃します。 荷物があたったとかいう理由で揉める人、車椅子を担いで乗ってきて車椅子にエリアにマイ車椅子を置いて車椅子に座る人、ドアのところに立っていて長い髪の毛が座っている人の邪魔をしていることに気付かない人や、座っている人の頭にあたるくらい反る人、イヤホンの音漏れ、なんとしてでも新聞を読みたい人・・・ ちょっと驚くのが、足を踏んでも誰も謝りもしないことです。たまにいます。足を踏まれた時こちらがなにも言わなくとも言い訳のように「混んでるんだからしょうがないでしょ!」と。 いやいや、混んでるんだから足を踏んでも謝らなくていいという考え方がおかしいし、足を踏んだことと、混んでいることは全く別の話です。 ていうか私なにも言ってないし・・・ 他にも化粧を始めてしまう人やご飯を食べる人、スマホで長電話してしまう人・・・ 自分が人目に付く状態にあるということをわかっていないのだと思います。 プライベート空間かのような振る舞いをしている人が多すぎます。 ご飯は家で食べた方が味がすると思います。 スマホで長電話をしてしまいがちなのは年配の方に多く見られます。 公共の場なのでわたしも含めみんなで気を付けたいところです。

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瞳を凝らす

【漢字】瞳を凝らす 【読み】ひとみをこらす 【意味】瞬きもせずジッと見つめる。 【例文1】好きな子を瞳を凝らして見つめる。 【例文2】瞳を凝らして犯人を追う。 【例文3】見逃すまいと瞳を凝らす。 「瞳を凝らす」は「まばたきもせずにじっと見つめること」です。「瞳を凝らした」であろう瞬間をひとつあげるとすれば、川中島での武田信玄と上杉謙信の場面です。戦国時代に、甲斐の武田信玄と越後の上杉謙信が北信濃の支配権を巡っておきた戦いで何度も行われたのですが、最大の激戦となった時の地名川中島を由来に、二人の間の数々の戦いを川中島の戦いと名付けています。その4回目の戦い、1561年、川中島を包む深い霧が晴れた時、いるはずのない上杉軍が眼前に布陣しているのを見て、信玄率いる武田軍本隊は愕然としました。政虎は、猛然と武田軍に襲いかかります。武田軍は完全に裏をかかれた形になり、陣を敷いて応戦したものの、信玄の弟の武田信繁や山本勘助、諸角虎定、初鹿野忠次らが討死するなど、劣勢を強いられます。乱戦の最中、手薄となった信玄の本陣に政虎が斬り込みをかけます。『甲陽軍鑑』によると「白手拭で頭を包み、放生月毛に跨がり、名刀小豆長光を振り上げた騎馬武者が床几に座る信玄に斬りかかり、信玄は床几から立ち上がると軍配をもってこれを受け、傍に居た者が槍で騎馬武者の馬を刺すと、その場を立ち去った。後にこの武者が上杉政虎であると知った」とあります。実はこの時、武田信玄は二太刀切り付けられたつもりでいましたが、軍配をよく見ると三筋の傷がついていました。目にも見えないほどの速さで切り付けられたかと思うと「瞳を凝らして」軍配を見たに違いありません。

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人は見掛けによらぬもの

【漢字】人は見掛けによらぬもの 【読み】ひとはみかけによらぬもの 【意味】人の性格や能力は外見からは判断できない。 【例文1】怖そうな顔つきの人がお年寄りに席を譲っていた。人は見掛けによらぬものだと思った。 【例文2】意外な特技があるのね。人は見掛けによらぬものだ。 【例文3】君ができるとは思わなかったよ。人は見掛けによらぬものだ。 人は見掛けによらぬものとは他人の性格や実力は外見だけではわからないということです。まさにその通りですが、やはり人は見た目から判断してしまうものではないでしょうか。例えばタトゥーです。聞こえはいいですが、刺青ともいいますよね。タトゥーと刺青って人によっては若干違って見えませんか?テレビにもうつりこむ芸能人も多数いますよね。あの安室奈美恵さんだって子どもの名前いれているではありませんか。殺害されたお母さんを愛して忘れないという意味も込めた文字まではいっていますよね。 現代の若者だってファッション感覚でタトゥーしている時代です。それならまだわかるんですが、怖そうでガラが悪そうな男性が 明らかに方周りや手首まで彫っていたらタトゥーというより刺青って感じで、見てはいけないとか目をそらしたくなります。やはり普通ではないですよね。。お堅い職業ではないと思われますから、どうしても見かけから判断してしまうのも無理はないと思います。ただそういうこわ面も人に限ってSNSで投稿される子どもだろうと思われる愛情は深く人は見掛けによらぬものだと感じます。

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人はパンのみにて生きるにあらず

【漢字】人はパンのみにて生きるにあらず 【読み】ひとはぱんのみにていきるにあらず 【意味】聖書の言葉で人は食べ物だけを食べて生きているわけではない。友情・愛情・人情もなければ生きていけない。 【例文1】友達はたくさん作るが良い。人はパンのみにて生きるにあらずだから。 【例文2】家族・友人のおかげでまさに人はパンのみにて生きるにあらずだ。 【例文3】多くの人に支えられ、まさに人はパンのみにて生きるにあらずだ。 人はパンのみにて生きるにあらずってその通りだなと思います。 物質だけでは心は満たされないですよね。 凄くお金持ちでも孤独で、虚しさを味わっている人もいるようですし。 もちろん、食べるものがないというのも困りものですが、貧しくても人の優しさや大切な人の一言で貧しさを耐えらるのも事実ですよね。 やはり、物質的な豊かさと精神的な豊かさ両方がそろうに越したことはないです。 でも、どうしても物質的な豊かさを求めすぎる所はありますよね。 何か始めるときでも、これをすることによってお金になるかなとか、仕事になるかなと思ってやることってありますよね。 だけど、精神的に満たされるものって必ずしもお金に直結していないというか、むしろ無駄なことといわれることのほうが多いです。 例えば、ゲームをするとか漫画を読むという趣味といわれるものって非生産的です。 それが、仕事になる場合もありますが趣味ってお金のためじゃなくて楽しいからしてるという純粋な喜びですよね。 その喜びが大切なんですよね。 喜びがあるから元気に生活できるし仕事もできる、喜びがないとやる気も出ないし鬱っぽくなりますよね。 なので心のパワーって軽視しちゃだめだと思います。 例え非生産的なことでも自分が心から楽しいと感じることはやったほうがいいと思います。 「人はパンのみにて生きるにあらず」この本当の意味を調べてみると、「人間は物質的な満足だけでは、生きていくのに不十分である。精神的な満足がなければ生きていけない。人間は物質的な満足だけを求めて生きるものではない。」という結果が出てきます。とてもいい言葉で子育てにおいて完璧を求めたくなった時には思い出すように心がけています。子育ては何も知らない子に、生活するに当たって必要なルールを一から教え、子どもが集団生活を始めたときに戸惑わないようにすることが大きな役割になります。食事を例に挙げます。いただきます・ごちそうさまがしっかり言えるか、箸の使い方が間違っていないか、茶碗をもってご飯を食べているか、食事をこぼしていないか、食事の最中に立ち上がってふらふらしないか、などのルールがしっかり守れること、また、好き嫌いをせず食事から必要な栄養をしっかりとること、食後には歯を磨くことなど、できていないところがあれば注意し、できるように指導することが必要です。その注意や指導に重きを置きすぎて、食事をすることの楽しさを忘れたり、その時でしか見れない子どもの成長を見逃してしまったり、また子どもの悩みに気付いてやれなかったりします。完璧な作法ができなくても心豊かな笑顔の絶えない家庭こそが私の求める幸せです。「人はパンのみにて生きるにあらず」この言葉は私のヒートアップした気持ちを落ち着けてくれるありがたいお言葉です。

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一花咲かせる

【漢字】一花咲かせる 【読み】ひとはなさかせる 【意味】成功に向けて頑張っている様子。 【例文1】友人は役者を目指し、一花咲かせると言って上京した。 【例文2】一花咲かせると意気込む。 【例文3】一花咲かせるに年齢は関係ない。 中学生の頃からの長い付き合いの友人がいます。 友人はわたしの5歳年上の先輩なのですが、わたしのことを中学生の頃から可愛がってくれていました。 かなりイケイケだった友人は10代で結婚し、早々に出産しました。相手は中学時代から長く付き合っていた方でした。 間もなく第2子が産まれとても幸せそうに見えましたが離婚。外野ではわからないことがたくさん夫婦にはあるようでした。 しかし友人は間髪入れずに再婚を果たし、間もなく第3子を出産。 そうこうしているうちに離婚し、またまた再婚して第4子を出産。 ちょっと波乱万丈がすぎます(笑) でも友人は笑って言います。 「まだまだ一花咲かせるから!」 なんかもうここまでくると頼もしいです。 そもそも男性が切れないのがすごいです。彼氏が切れない人は割りと多いけれど旦那さんが切れない人ってなかなかいないと思います。 結婚の才能があるんだろうと思います。 そんな友人も三代目の旦那ちゃんとはとても相性がいいようで、未だに夫婦継続中です。 更に子どもが結婚して孫が産まれおばあちゃんになったそうです。 まだ40代で若く、まだまだ一花咲かせるつもりのおばあちゃん、かっこいいです。 自由奔放すぎてハラハラしますが、どこか憎めない可愛らしい友人です。

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一肌脱ぐ

【漢字】一肌脱ぐ 【読み】ひとはだぬぐ 【意味】人のために力を貸す。 【例文1】私のためにこれだけの人が一肌脱いでくれて感激です。 【例文2】よ~し、娘のために一肌脱ぐか。 【例文3】恋愛相談で一肌脱ぐ。 物心ついた時から「仕切り屋」と呼ばれているわたし。 いろんな相談を受ける機会も多く、頼られると何でもしてあげたくなってしまう性格です。 特にその「仕切り癖」が出てしまうのが恋愛相談をされた時です。 引っ付けるお膳立てをする、合コンをセッティングする、イベントを企画する・・・などなど。 とにかく頼られた人のために一肌脱ぐことに使命感のようなものを感じてしまうのです。 中学生の時、片思いをしている男子がいました。 背がすらっと高く、八重歯が可愛くてシャイなんだけどボソッとつぶやくことがおもしろいセンスに溢れた男子でした。 人のことはガンガン突っ走れるのですが、自分のこととなるとからっきしダメで、友人としてCDを借りただけで嬉しい、話ができただけで嬉しい日々が続きました。 そんなある日、友人から相談がある。と恋愛相談を受けた相手が片思いの彼でした。 どうしてもわたしも好きなんだと言えなかったわたしは友人の協力をすることに決めました。みんなで地元のお祭りに行こうという企画で、半分ヤケになって盛り上げた結果、晴れて友人は彼とお付き合いすることになり、またわたしの仕切り屋伝説のスキルが上がりました。

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一旗揚げる

【漢字】一旗揚げる 【読み】ひとはたあげる 【意味】成功を目指して事業を始める。 【例文1】東京で一旗揚げて帰って来る。 【例文2】海外進出で一旗揚げる。 【例文3】よーし、一旗揚げようじゃないか。 会社勤めをしていれば「この会社で新事業を立ち上げたい」といった一旗揚げる気持ちの人も勿論いることでしょう。しかし新事業を立ち上げる上で、一体どういったことから始めなければならないのでしょうか。 まずは上司に、具体的にどのような新事業を立ち上げたいかを相談してみるのが良いでしょう。ですがこの際、きちんと自分の話を聞いてくれる上司を選ばなければなりません。上司も人間ですから、できれば自分と相性の良さそうな上司に話しかける方が安全です。もしも上司があまり話を聞いてくれなさそうなら、他の部署にいる、自分の上司と同じくらいの役職の人に、新事業の話を持ち掛けてみても良いでしょう。ただし自分の直属の上司の顔も立てておいた方が良いので、それこそ世間話の体で、自分の立ち上げたい新事業のことを話してみるのが良いと考えられます。 新事業を立ち上げるのも容易なことではありません。その事業を行うことによって、会社にどういったメリットやデメリットがあるかを考えなければならない上に、そのメリットをどのように活かせば、会社により利益が上がるのかも考案する必要があるからですね。とはいえ自分で一旗揚げることができれば、会社の中でも自分の評価が上がり、昇進に繋がる可能性も出てきます。そして何より達成感も得られ、人としても成長することができるのではないでしょうか。

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人は一代、名は末代

【漢字】人は一代、名は末代 【読み】ひとはいちだいなはまつだい 【意味】人の体は1代で滅びるが、名前や行いは後世まで残るものだから言動には気をつけよという戒め。 【例文1】人は一代、名は末代と言うから、出世したのであれば言動は気をつけるべきだ。 【例文2】有名人はスキャンダルが人は一代、名は末代だ。 【例文3】人前に立つ時は人は一代、名は末代だ。 人は一代名は末代。人間は死を迎えた後その体は朽ち果てていきますが、その人の名声は未来のまた未来まで残っていくという意味です。ただし名前が末代まで残ると言っても良いことをして名を末代まで残しなさいということです。新聞の一面に載ってしまうような重大な犯罪を犯しても名は末代まで残りまからね。そのあたりは著名人と有名人の違いと似ていると思います。著名人も有名人もどちらも広く名前が知られている人のことです。しかし著名人は良いことをして名前が知られている人であり、有名人は良いこと、または悪いことをして名前を知られている人という意味があります。有名人の方がおおきな枠のカテゴリーで、有名人の中で著名人と悪いことで名前を知られている人に分かれる感じです。 自分がしたことは案外自分では忘れていまっていても相手は覚えていてくれることが多いです。「あの時親切にしてくれたよね」「相談にのってくれたよね」など自分が忘れていたことを相手が覚えていてくれると嬉しいですよね。まさに名は末代で人の心に長く残るのだと思います。 人は一代、名は末代に例えられるほど大きなことは出来ないかもしれませんが、一日一善ではないですが日々小さな良いことを積み重ねていきたいと思います。

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人のふんどしで相撲を取る

【漢字】人のふんどしで相撲を取る 【読み】ひとのふんどしですもうをとる 【意味】他人の物を利用して利益を得る。 【例文1】ライバルのデッサンを盗み見して、人のふんどしで相撲を取る。 【例文2】人のふんどしで相撲を取ったお金は罪悪感がある。 【例文3】誰かれ構わず人のふんどしで相撲を取る。 毎年夏になると24時間テレビの季節です。毎年誰かがチャリティーマラソンをしたり募金を募ったりするその番組自体を否定する気はありません。しかし人のふんどしで相撲を取るかのように便乗して儲けようと思う人たちがいる事も否めないと思います。そういうことがあって私自身は24時間テレビが好きではありません。チャリティーが偽善とイコールになってしまうのです。 障がい者に対する考え方は人それぞれあると思います。24時間テレビでは障がい者と芸能人の交流や、障がい者が障害に負けずに夢を叶えてるドラマなどが流れます。それを観て何度も涙を流しました。確かに感動します。でもなんか私の中で違和感があるのです。この時点で私自身も、普通の人と障がい者の区別をしているのではないか?と思うからです。募金をしたりボランティアをしたりしても何か違和感があるのはどこか偽善ではないか?といった思いがあるからだと思います。 そして24時間テレビでは番組に出演するタレントさんに莫大なギャラが発生します。人のふんどしで相撲を取るではありませんが、この番組に便乗して出演することでギャラも好感度も得ることができるのです。本当の善、良いことっていったい何なのだろう?毎年夏になると思うことです。

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人のふり見て我がふり直せ

【漢字】人のふり見て我がふり直せ 【読み】ひとのふりみてわがふりなおせ 【意味】人の言動を見て良い所は見習って悪い所は反省して改めよという戒め。 【例文1】人のふり見て我がふり直せと説教する。 【例文2】人のふり見て我がふり直せと言い聞かせする。 【例文3】人のふり見て我がふり直せと反省する。 社会人になった時、「なんで年配の人は同じ話ばかりしたがるんだろう」と思っていました。 会社の上司など年配との方と雑談をするたびに、「そういえば自分の高校時代はこうだったよ」とか「あの人はこんなことするんだ」とか、面白そうに話してくれるのですが、どの話も聞いたことのある話ばかりです。 その話前も聞いたな、けど年配の人はもう新しいものがなく思い出の中に生きているから仕方無いのかな、と思うことが多々ありました。 ただ、自分もその時「年配」と思っていた方々と同じ世代になってきました。 同世代の同僚と話しをすると、前に聞いた話をしてくることが多くなってきました。 ああ、こいつも若かったけどそんなトシになったんだな、けど、自分は違うぞ、いつも同じ話をするようなおっさんにはなっていないぞ、と変な自負がありました。 しかし、この前、若い人と話したとき「この前、こんな事があってさ」と面白い話をし、爆笑を取れるはずでした。ただ、話が終わるとその若人から「面白いですね。けど、その前もその話されていましたね」とやんわり言われました。 結局自分も知らず知らずのうちにその辺のおっさんと同じになっていたようです。 「人のふり見て我がふり直せ」ですね、今後は注意しなければ、とつくづく思いました。 「人のふり見て我がふり直せ」と言うことわざは、私が娘に小さいときから教えてきたことわざです。人のふりの“人”はまず親を当てはめて観察してみて、と言っていました。親とは言え、ひとりの人間です。たとえ子供の親でも、間違えたことを気づかないうちにやってしまうこともあり、完璧な人間ではありません。もちろん私も主人も、子供のお手本になるように正しいことを行ってきたつもりですが、子供にとってはどうだったのでしょうか。とりあえず娘にとって身近で最も観察しやすい対象が、私と主人ということなので、人の行動の良し悪しを判断するのに、子供にわかりやすいと考えたからです。身近な事と言えば、ニュースなどからも教えることが出来るでしょう。現在娘は20代になり、とても観察力のある大人に育ちました。当然のことかもしれませんが、物事の善し悪しはきちんと理解できている人に育ったと思っています。最近は両親が共働きのご家族が増えて、子育てにゆっくり構っていられない、という親御さんが増えたかもしれません。けれども、子をきちんとした大人に育てるのは、親の責任です。物事の善し悪しを子供に教えるために、このことわざ「人のふり見て我がふり直せ」を色々な場面で活用してみたらどうでしょうか。 もっと自分を良くしたい、と漠然と感じている人もいることだと思います。ではどうやって自分を良くしていけばよいのでしょうか。簡単にできる方法として『他人の悪いところを見つけること』です。他人の所作を見てあなたが不快に思った場合、その所作をしないように気を付けるだけで『自分を良くした』と言えるでしょう。いわゆる人のふり見て我がふり直せということですね。 他人のことをよく注意して見てみると、意外と「これはいけないだろう」と思うところが見つかるかもしれません。そういったところを見つけた場合、自分は同じ轍を踏まないようにしましょう。ですが他人の悪いところばかり見つけようとするのも、それはそれでストレスになりますし、何より周りの人のことが嫌になってしまうかもしれません。ですのであくまでも『もし他人の悪いところが見えたら』自分も同じことをしないと、心がけるのが楽でしょう。 ですが自分を良くしていくためには、もっと良い方法があります。それは『他人の良いところを見つけて真似をすること』です。たとえば誰かの言動や所作が、あなたにとって感動するものであれば、それはぜひ真似してみてください。自分を良くしていくためにはこちらの方がおすすめです。それに他人の悪いところよりも、良いところを見つける方が楽しいですしね。

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人の口には戸は立てられない

【漢字】人の口には戸は立てられない 【読み】ひとのくちにはとはたてられない 【意味】人の噂話は防ぎようがない。 【例文1】芸能人のスキャンダル話は、人の口には戸は立てられないほど広まる。 【例文2】近所での噂が大きくなって人の口には戸は立てられない。 【例文3】SNSが炎上して人の口には戸は立てられない。 私の家の近くには、奥さんに逃げられた家が2軒ほどありまして・・。 私は先月、引っ越してきたのですがなんでこんなことを知っているかというと、お向かいの奥さんが教えてくれたのです。 教えてくれたといっても、私から催促したわけではないですが(汗)、慣れない私に親切に声をかけてくれて、いろいろ教えてくれて、そういうときに急にこの話をしてきたのです。 2軒のうちの1軒は私が住んでいる家の隣りなので、今後ここのご主人と顔を合わせたときにどういう顔をしたらいいのかわかりません。 このように”人の口に戸は立てられない”ということはいたるところであるはずです。どんな集団の中にも必ずひとりは噂話が好きな人がいます。 噂好きとは違いますが、私の母もけっこう人の家のことを話すのが好きな人でした。母は私が通っていた小学校や中学校の通学路の近くにある診療所に勤めていました。なのでそこに通う同級生も何人かいたのです。 通うのはその子達だけではなく、その子達のご家族もですから、家庭の事情がダダ漏れな場合もあるのです。そしてそれを母が私に話すのです。「〇〇君のお母さんとお姑さんの仲が悪くてね・・」という、こちらが求めてない情報を一方的に押しつけてくるので、学校でその〇〇君と顔を合わせるときに困りました。

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人の噂も七十五日

【漢字】人の噂も七十五日 【読み】ひとのうわさもしちじゅうごにち 【意味】人の噂は75日も経てば忘れていくから気にしないという意味。 【例文1】人の噂も七十五日だから放っておけばいい。 【例文2】人の噂も七十五日だ。気にするな。 【例文3】田舎での人の噂も七十五日は通用しない。 パソコン、スマートフォン、タブレットなど様々な媒体を通じてインターネットを使う時代になりました。おそらくインターネットを利用したことが無い人の方が少ないでしょう。そのくらい身近になったインターネットですが、インターネットの使い方は非常に繊細なものです。というのもインターネットは世界中の人から見ることができ、また一度配信した内容は、半永久的に消えることが無いからです。 たとえばSNSに投稿した内容が炎上したためその投稿を消したとしても、第三者がその投稿内容のキャプチャーを撮ってしまっていたら、その第三者がキャプチャーを消さない限りは、その投稿内容は第三者の手によって、いつでもインターネット上に配信される可能性があるというわけです。しかも配信された場合、世界中のどこの誰からでも見ることができてしまいます。これがインターネットの怖いところでもあります。 ですがこのようにインターネットには半永久的に残ってしまっても、人の噂も七十五日といったように、たとえ炎上したとしても、そのうち人々の記憶からは忘れ去られることが多いです。たとえば1年前にSNSが炎上した人の名前を挙げてみようとしても、なかなか難しいでしょう。ただいくら人々から忘れ去られるからといっても、インターネットには残ってしまいますので、やはりインターネットの使い方には注意しましょう。

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一つ穴の狢

【漢字】一つ穴の狢 【読み】ひとつあなのむじな 【意味】タヌキやアナグマをまとめてむじなと呼ぶ。タヌキは自分で穴を掘らず、アナグマの古巣に棲みつくことから、品格に欠けた同じ仲間。悪事を働く者を軽視して言う。 【例文1】責任転嫁で一つ穴の狢だ。 【例文2】ここは一つ穴の狢の溜まり場だ。 【例文3】詐欺師は一つ穴の狢だ。 一つ穴の狢(ムジナ)と言う言葉ですが、一見すると異なっている様に見える物でも、実は同類で有ったり同じ様な考え方を持った仲間で有ったりする事の例えとして使われる言葉です。この言葉は「同類の悪い人」と言う悪い表現で使われる言葉ですので、使う相手や使う場所を良く考え注意しておく事が大切です。同類意味を持つ言葉としては、慣れ合いになる、五十歩百歩、同類、共犯者、同罪、臭い仲等が有りますが、いずれの言葉もその言葉を使う相手の事を悪く表現しております。具体的な言葉の使われ方としては次の様な例が上げられます。 「結局綺麗事を言っている彼も一つ穴の狢って事だよ。金儲けが目的さ」や「天下りでやってきた今度の偉い方々は結局一つ穴の狢だよ。皆偉そうに話しているけれど自分達の保身が大事なんだ」等と使われたりしております。この様に「一つ穴」は、会社で有ったり何らかの組織の例えであり、「狢」はそこで働く人達を表している言葉になります。間違えた使い方としては、話相手に対して敬意を示す際には使ってはいけません。例えば相手が教師、私も教師である場合等は、相手に敬意を示し会話をしているので「一つ穴の狢」の言葉を使ってはいけません。

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一筋縄ではいかない

【漢字】一筋縄ではいかない 【読み】ひとすじなわではいかない 【意味】そう簡単には対処できない。 【例文1】今日の商談相手は一筋縄ではいかないと予想される。 【例文2】ゴミ屋敷の住人への説得は一筋縄ではいかない。 【例文3】会社の建て直しが一筋縄ではいかない。 先日大雨が降り続き、自宅周辺が10cm程度の浸水被害にみまわれました。 川がないので氾濫した水害ではなく、道路の排水口の水はけが悪いのが原因でした。自宅は地面から高さがあるので、浸水はしませんでしたが、庭は完全に浸水してしまい自家栽培していた畑は壊滅しました。 畑を守ろうと思い、大雨の時畑の周りに溝を掘りましたが一筋縄ではいかない状況でした。溝からすぐに水が溢れてしまったので、土のう数個とブロックなどで畑を囲みましたが、数時間後庭を見ると一面水浸しで、囲みの意味は無くなっていました。 それ以上対策の方法がなかったので、諦めて雨が止むのを待ち畑を修復していこうと思いました。雨も止み庭に出ると、根こそぎ流れている物もあり、修復と言うより最初から畑を作り直さないといけない状態でした。 本来なら、すいかやメロン、なす、きゅうりなどが収穫出来て、みんなに配ったり自分達で食べる予定でしたが、今年の収穫はありませんでした。 今度からは、畑をもっと高くして雨の影響を受けにくい設計にしようと考えています。一筋縄ではいかない、大雨による被害を体験して良い勉強になりました。 収穫は出来ませんでしたが、自宅に浸水するなどの被害がない分、まだ良かったかなと思うようにしています。

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人こそ人の鏡

【漢字】人こそ人の鏡 【読み】ひとこそひとのかがみ 【意味】他人の言動は自分の姿を映す鏡のようなものであるから、他人を見て自分の行いを正す手本にせよという教え。 【例文1】新入社員は先輩を人こそ人の鏡にする。 【例文2】人こそ人の鏡を意識する。 【例文3】我が社の社訓は人こそ人の鏡だ。 「人こそ人の鏡」は「反面教師」と意味合いが似ていると感じます。他人を鏡のように見立てて、自分の行動を改める・考えるという意味を持ちますね。 人生を生きる中で、「この人の行動はどうなのか」と考えてしまう方がいて、また立ち振る舞いに疑問を感じることも多いです。しかし裏を返せば、疑問を感じた他者の行動を無意識に自分がしている可能性もあるのです。同じ考えを持つ人間を嫌いになる「同族嫌悪」という言葉も存在するくらいですから、心理的に苦手と思った方々と自分は似たもの同士なのかもしれません。 そう思った方を参考にして自分の行動や考えを改善することが必要となるでしょう。「絶対に同じ過ちはしない」と強く決意することが自分を高めるための第一歩になるからです。そうした考えを持っていれば、他者のせいで理不尽な出来事に遭遇しても「人こそ人の鏡」の精神で乗り越えられると思います。 会社や学校では苦手な方と接しなければならない状況が必ず出てくるでしょう。逃げることは簡単ですが、社会人となるとそうはいきませんよね。ですから人間関係が複雑化する現代では、コミュニケーションを円滑にするためにも「人こそ人の鏡」や「反面教師」が必要となるはずです。 他人の言動を見て不快に思うことはあるでしょう。仕事やプライベートを問わず、そういった場面に遭遇するのは避けられません。しかしそんなときこそ、自分を更に良い人間にする機会だと考えてみませんか。 たとえば会社の上司の言動が、自分にとって不快なものだったとします。もちろん自分にとって不快なだけであって、同僚にとっても不快かどうかは定かではありません。ですが仮にほとんどの同僚がその上司の言動を不快だと感じたなら、上司の言動はやはりあまり褒められたものではなかったのでしょう。つまりもしも自分がその上司の言動を真似たり、同じような言動をしたとすれば、同僚に不快な思いをさせてしまうだろうことが予想できますね。 つまりは自分の人としての品位を下げたくないのであれば、不快だと感じた他人の言動を自分が行っていないかを見直して、もし行っていたら是正することが大事だと考えられます。だからこそ他人の言動を見て不快に感じたときは、自分を見直すチャンスだと前向きに捉えてみてください。人こそ人の鏡といったように、他人の言動を手本にして、自分が同じような言動をしていないかを見直したり、同じような言動をしないようにするのが、自分を品位ある人間にしていくのではないでしょうか。

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人聞きが悪い

【漢字】人聞きが悪い 【読み】ひとぎきがわるい 【意味】人が聞いたら悪い印象を与えてしまうこと。 【例文1】たまたま通りかかっただけ。盗み聞きだなんて人聞きの悪いこと言わないでよ。 【例文2】社内で人聞きが悪い噂が流れる。 【例文3】遊んで回ってるだなんて人聞きが悪いな。 最近、人聞きの悪いことがありした。自分が一生懸命仕事をしないということです。朝早く誰よりも先に出勤しています。掃除から始まり、会社内の見回りまで業務外の仕事まで率先して行っていますが、他社はなかなか認めてくれないようです。それ以上に仕事をしないとの会社内での人聞きの悪い噂にとても悲しくなります。世の中には要領のいい人がいますが、自分は不器用な方で世渡り上手でもないし、上司におべっかを言うこともないです。口下手で、不器用な自分ですが、一生懸命仕事はしていると思います。こんな人聞きの悪いことが会社内に流れるなんて、涙涙です。それと情緒的に少し不安定なところがあり浮き沈みが激しく、安定剤を服用しながら安定剤を服用すると身体も怠くなるしそんな中でも自分なりには頑張っています。本当の自分を見て欲しい。そんなことを考えながら、自分を飾ることなくコツコツと仕事をしている次第です。他人は信じられません。誰がこのような人聞きが悪いことを言うのでしょうか?人間って残虐ですよね。真面目にコツコツ働いている人がバカを見るなんて、このような悩みを持つ人は多いのではないかと思います。 「人聞きが悪い」と言って発言や表現があらぬ誤解を生むことを指摘してみても、実際にはあながち的外れなでないことは多いです。 盗みを働いたことを確保したと言い張り、暴力を振るったことを正当防衛と主張したりと非情なまでに悪辣な場合もあります。 流石にそこまで酷い行動に頻繁に出くわすことはありませんが、自分の行動を当たり障りのない表現で誤魔化そうとする行為は普通に見かけます。 物はいいようで、嘘は言っていないのですが、本当のことを隠しているとか、否定的な表現をことさら逆に美点として褒めてみたりするのは、端から伺うとかなり滑稽です。 特に注意が必要なのは、褒めたりしているように聞こえて実のところは非難している意味合いが含まれる場合です。 「〇〇の音楽が聞こえますね」は「うるさい、やかましい」であったり、「香水つけてますか?」は「鼻が曲がりそうなほどキツイ」と伝えていることすらあります。 直接的な表現を避けて、やんわりと遠まわしに伝えようとしているのですが、鈍感な人間には全く通じないことも当然発生するで大変です。 嫌味を言われたのに気が付かずに、調子に乗って有頂天など創作やコメディであればよいのですが、現実に身近で起きるとかなり痛々しいです。 裏があったり遠まわしだったり、その場で瞬時に言葉の真意を解するのはとにかく難しいものです。

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一息入れる

【漢字】一息入れる 【読み】ひといきいれる 【意味】ちょっと一休みする。 【例文1】いったん一息入れようか。 【例文2】近くの喫茶店で一息入れる。 【例文3】お昼のピークを過ぎて一息入れる。 私は、精神の病気を患っていて入退院を繰り返して、今復帰途上の身です、リハビリを兼ねて病院内の営繕としてアルバイトをしています。 最近、体調や精神的に疲労が目立って悩んでいます。 精神科に入院をする事は、昔ならもう社会復帰は不可能ではないのか?というぐらい長期入院になったり、無理に退院して再発して、長期入院になったりする事例がほとんどでありました。 しかし、最近は精神科に短期で入院して一息入れてから再び社会復帰する人が増えています。 まず、精神科というものが昔より社会に認知されてきたことです。病気(うつ、統合失調症、発達障害)の理解が高まり、回復すれば社会復帰が容易と理解された事があります。 また、薬の進化で副作用が減り、投薬しながらでも生活に苦労しない事もあります。 しかし、今の社会は残念ながら我慢しつづけたらパンクしてしまう人もたくさんいます。職場や人間関係などは特に自分の病状を圧迫します。 もし、自分がしんとく感じ始めてきたら病院に短期に入院した方がいいよと、言われます。 今、病院で一息入れようか悩んでいます、短期入院だと費用も大丈夫だし、無理に入院をのばしても返って再発が酷くなったら・・でも入院はなんか嫌。 って思っていたら病院のスタッフにこう言われました。 少し安心したので仕事休みのお盆には短期入院をしようと思います。それまでは頑張っていきます。

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一泡吹かせる

【漢字】一泡吹かせる 【読み】ひとあわふかせる 【意味】予想外の事をやってのけ驚かせる。 【例文1】新商品の開発でライバル会社に一泡吹かせる。 【例文2】馬鹿にした奴らに美人の彼女を紹介して一泡吹かせる。 【例文3】いつか一泡吹かせてみせる。 時代劇で「こいつをネタに一泡吹かせてやるぜ」などというセリフを小者が使うと、お約束どおりに安定して失敗します。 一泡吹かせる程の驚愕をさせるには、それ相応の準備や手回しが必要なのです。 大抵の小者は碌な調査もせずに準備もそこそこに単純な計画を立てて期待通りに失敗します。 視聴者からすれば「何やってるんだ。馬鹿すぎる。自分ならばもっと上手くやる」という感想がもれてきそうです。 客観的な立場から見るとき、人は冷静な判断を下せますが、実際に自分が行動する段階にいたっては雑な憶測をもとに適当な計画で実行に入ります。 当然の如く失敗して、失敗した事実をさも想定外の天変地異のように驚き、周囲から呆れられるのです。 悪意をもって人を驚かそうなどとする輩は、他人に迷惑をかける前に大失敗してくれと願わずにはいられません。 それでも人を驚かしたいと考えるならば、地道な努力で真っ当な人間になることをお薦めします。 だらしない人間が日々規律ただし生活を送る、粗暴な人間が周囲への配慮をするようになる、口やかましいだけの人間が思慮深い発言をする。 一泡吹くどころか驚天動地の異常、空から槍でも降ってくるのではないかと恐れおののかれる事でしょう。 「一泡吹かせる」という言葉をよく耳にしますが、予想外の行動や意表をついて相手を驚かせる意味があります。 私は格上の相手に使う言葉というイメージがあります。他者の開発した製品に売り上げで劣勢を強いられた企業が、社運を掛けて制作した新商品でライバル企業に一泡吹かせるなど、ライバルとなる相手に抵抗しる意味合いも存在すると思いますね。 嫌いな上司に対しても「いつの日か業績を上げて一泡吹かせてやる」と思ったことがあります。見返すという意味もありますが、憎み相手を見直させる、または敵をとる使い方もできるのではないでしょうか。戦いをテーマにした映画作品などで頻繁に使用される場面を目撃しています。 そのように「一泡吹かせる」という言葉には「恨み」も含まれますね。相手に強い恨みがあればあるほど、この言葉を使用するのではと感じます。相手を倒したい気持ちが短い文章で全面に伝わってくるので、使い所が多様で便利だと思います。 対抗心をむき出しにするのは良いことですが、毎日のように一泡吹かせることを目指すことは簡単なようで難しいです。発せられて嫌になるような言葉ではないので、これから時代が進んでも使い続けられると思いますね。

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必要は発明の母

【漢字】必要は発明の母 【読み】ひつようははつめいのはは 【意味】不便な事や必要と感じれば発明が生まれてくるものである。 【例文1】主婦だからこそ思いついたお掃除スリッパは必要は発明の母だ。 【例文2】身近かにありすぎて、必要は発明の母が意外と浮かばない。 【例文3】専業主婦が必要は発明の母のひらめきで大儲けする。 誰でも日常生活の中で時々、不便を感じる事が良くあるはずです。 不便を感じた時に、ココをこう改良したら便利になるのになとか、考える事があるはずです。 しかし考えたとはしても、実際にそれを実行している人は少ないと思います。 所が世の中にはそれを実行して、不便を解消している人がいるのです。 必要は発明の母と言いますが、不便を感じだことでその不便を解消すべく、新たなものを発明している人たちがいるのです。 それは何も発明家と呼ばれる特別の人ではなく、普通の主婦やサラリーマンがこれまで存在していなかったものを発明しています。 発明したものは個人で使うだけでなく、商品として売り出しているものもあります。 その商品が大ヒットして、大金持ちになっている人が結構いるのです。 テレビなどでも度々取り上げられているので、知っている人は知っていると思いますが、不便を解消する為に発明した物に因って、普通の主婦やサラリーマンが大金持ちへと大出世をしているのです。 ですからこの様な人たちを見倣って、不便を感じた時はそのままにせず、不便を解消するような物を作るように努力するのが良いと思います。 そうすれば現在普通の暮らしをしている主婦やサラリーマンでも、大富豪になれるかもしれません。 発明が生まれる時は、発明が必要で迫られている場合に生まれる意味があることわざですね。母親が家事などで不便だと思うことを解消する商品が世間でヒットする、などに使われる言葉です。 人がなにかで困っている場合に、その問題を解決しようと考えて作った物が、素晴らしい発明品として認知されることもあります。例えば感染病に悩む国で、一刻も早く改善したいから感染症に効く新薬を開発するなど、その環境によって生まれた発明品こそが「必要は発明の母 」なのではないでしょうか。 世の中に出回っている発明品の中にも、そういった商品がたくさん存在すると思います。必要性があるから生まれる物であって、役立つ物がヒット商品となることが多いです。電話だって遠くの誰かと話ができたら便利という発想から発明されたと思いますし、インターネットも同じ意味合いを持っているはずです。 歯磨きブラシやドライヤーなど、日常生活で当たり前のように使用している物も、起源を辿れば「必要は発明の母 」で説明がつくのは面白い事実ですね。普段は全体に存在する物として認知してしまいますが、物の有難みをあらためて考えるキッカケを「必要は発明の母 」で再確認できました。

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筆舌に尽くしがたい

【漢字】筆舌に尽くしがたい 【読み】ひつぜつにつくしがたい 【意味】文章や言葉に表すのが難しいほどはなはだしい。 【例文1】空き巣に入られ、言葉がでないほど筆舌に尽くしがたい。 【例文2】万引き犯が反省もなく筆舌に尽くしがたい。 【例文3】結婚式に寝坊とは筆舌に尽くしがたい。 結婚してから専業主婦となり、自分の趣味の時間や遠出する機会がグッと減りました。 普段は自宅と近所のスーパーの往復、それと家事や子どもたちに関する用事など。 今は今の幸せがあるからそれを不満だとは思わないけれど、ある時主人が女性歌手のライヴへの参加を勧めてくれました。 その女性歌手は私が生まれて初めて好きになった芸能人で、ファンになってからは約15年ほど。 あまり頻繁に活動されている人ではなく、ライヴは多くても一年に二回あればいい方と言う感じの人でした。 開催場所は東京か、その人の生まれ故郷である大阪のどちらかがほとんどで、九州在住の私は、距離的な理由からライヴに参加したことはありませんでした。 勧めてもらったライヴも大阪開催で、遠いから日帰り出来ないだろうし、やめておくと断りました。 ですが「いつかその人が活動をやめてしまう前に、一度くらい生の歌を聴いてきたら」と主人が強く背中を押してくれて大阪に行くことになりました。 私にとっては初めての関西、初めての大阪で右も左も分からず、ライヴ会場を探すだけでもヘトヘトになりました。 たどり着いた時はライヴの時間を大幅に過ぎていて筆舌に尽くしがたい体験でした。

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左うちわで暮らす

【漢字】左うちわで暮らす 【読み】ひだりうちわでくらす 【意味】昔の偉い人には左側に仕えた者がうちわをあおぐ様子から、生活に苦労がなく余裕がある暮らしをいう。 【例文1】左うちわで暮らせるのも家族の協力のおかげだ。 【例文2】老後は隠居して左うちわで暮らす。 【例文3】年金生活で左うちわで暮らす。 左うちわで暮らすの意味は、マイペースに焦らず生活を送るということです。右腕が利き手の人が多い中左手でうちわを仰ぐということは、自分のペースで行えます。なのでその状態がゆっくりしている様子から意味が来ています。例文として、ギャンブルなどせず左うちわで暮らす。派手な生活はせず左うちわで暮らすようにする。など穏やかな様子が伝わって来ます。慎ましく暮らすということは、決して刺激があるわけでは無いですが、自分のペースを守れるので気持ちを揺さぶられることもありません。うちわの代わりにおうぎを使うこともあります。他人を指す言葉として使う場合、そのまま褒め言葉として受け止めることも嫌味として受け止めることもできる言葉です。誤解をされないように正しく使う必要があります。対比として右うちわは利き腕なので、あくせく暮らすことを言います。左うちわとセットで冗談として使うこともできます。左利きの人が左うちわで暮らすという言葉を使うと、あくせく暮らすという意味に聞こえますが、左利きの人でも今は共通して同じです。

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額を集める

【漢字】額を集める 【読み】ひたいをあつめる 【意味】寄り集まって相談する。 【例文1】仲間と額を集めて解決する。 【例文2】ママ友同士で悩みの額を集める。 【例文3】チームで額を集めて作戦を立てる。 私はインターネットは世界中どこでも人々をつなげることができる近年の発明の中でもとても大きなものだと思っています。 最初は思っていた不特定多数との接触というものも時代が進むにつれてそれに慣れていき、今や不特定多数の人との接触のほうが気が許せるという人も多いのではないでしょうか。 2ちゃんねるというサイトやtwitterといったサイトが有名になり、多く使われているのもそういった不特定多数へ逆に信頼というか安心が生まれているためだと思っています。 近しい人だからこそ相談できないという状況が多くあるのです。 私自身親や友人に相談するよりもネットで相談するほうが気が楽な面があります。 やはり少しでも自分を知っている人に相談すると自分をその情報によって色眼鏡で見られるということを恐れているためかと思います。 そうやってネットで額を集めている人々のおかげで新しい経済を回すものが生まれたりしています。 2チャンネルでの発祥の「電車男」などはその最たるものではないでしょうか。 不特定多数による相談とそれを実行に移した男性による物語なのですが、これが社会現象になり小説にも漫画にもドラマにも映画にもなっていったのです。 このようにインターネットは予期せぬ副産物も生む怪物です。 その怪物を操れるかどうか、自分たちの猛獣使いのスキルを上げてうまく付き合っていきたいですね。

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顰に倣う

【漢字】顰に倣う 【読み】ひそみにならう 【意味】顰とは眉をしかめること。美人は眉をしかめても美人で、他の女性も真似てみたことから、むやみに人の真似をする。 【例文1】顰に倣っても彼女にはかなわないよ。 【例文2】顰に倣って失敗する。 【例文3】顰に倣って笑い者になる。 顰に倣うというと、すこしネガティブな印象になります。言葉の意味としては、真意も分からず他人の真似をするというものです。そのネガティブな印象は美人が眉間にしわを寄せているのを見た醜女が語源であることに起因していると考えられます。しかし、真意も分からず真似をする、それは間違いなのでしょうか。その点においてのみ私は必ずしもそうではないと思います。例えば電子レンジの中身を完全に知っている人はどのくらいいるのでしょうか。専門の人以外はガイドブックを読むなど、人に倣って使い方を覚えていると思います。なぜならばそれが効率的だからです。人は誰もが道具を使いますが、その中身を知る人は専門家だけです。多くの人は道具をブラックボックス(形式的な言葉なら関数)と捉えて、入力をして出力を手に入れているのです。電子レンジの場合、入力は例えば冷凍食品とボタンで、出力はご飯です。もちろん、電子レンジに興味があるならば学ぶべきでしょう。ですが、まず電子レンジをブラックボックスとして捉えて、次にその中身を知ることは学び方としては効率的ではないでしょうか。因果関係を正しく捉えた上で真似することは、とても重要なことだと思います。ただし、顰に倣うという言葉の内容においてだけなら、眉をひそめるという行為が意味のないものであり、これはここで議論したブラックボックスとは呼べないのでよくありません。眉をひそめると美人に見えるという因果関係が保証されていないことが、この言葉の肝になっているのです。電子レンジのように、保証されたブラックボックスだけを真似するようにするべきです。

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美人薄命

【漢字】美人薄命 【読み】びじんはくめい 【意味】美しい人に限って短い命であったり、不幸なことが多いと言われる。 【例文1】若くして亡くなったあの人はきれいな顔で美人薄命だ。 【例文2】美人薄命と言われないよう健康に気を付ける。 【例文3】芸能界は美人薄命が多い。 私の小学校からの同級生に、美人薄命だった彼女がいます。 彼女は、すぐにみんなと仲良くて誰からも好かれた女の子でした。 私も仲良くして昼休みいつも遊んだり、遅くまで放課後残って校庭で遊んだししたのを思い出します。 中学に入って部活が違ったので遊んだり一緒に帰ることはなくなりましたが、廊下で会えばおしゃべりをしていました。 高校に行くと全然会わなくなり、社会人になりました。私は早くに結婚しまして地元の同窓会には参加していませんでしたが、付き合いのあった共通の知り合いから地元での同窓会参加を求められました。 夫に子どもを預けてお盆の帰省時に合わせた同窓会に参加しました。10年ぶりとあって懐かしい顔ぶれが嬉しくて夢中になって語り合いました。 近くに住んでいてよく遊んでいたあの彼女も来ていました。なんだか顔が太ったというよりは腫れている感じでした。でもそんなことは誰も言えず同窓会は終わりました。それから3ヶ月後、彼女が亡くなったとの訃報を受けました。やはり病気の副作用だったらしく、元気に見えたのに残念でなりませんでした。30前にしてこの世を去るなんて、、こんな形で(お通夜)またみんなが集まるのは悲しいと思いました。

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美辞麗句

【漢字】美辞麗句 【読み】びじれいく 【意味】うわべだけで心がこもっていない言葉。 【例文1】営業トークは美辞麗句ばかりだ。 【例文2】接待では美辞麗句で盛り上げる。 【例文3】店員が美辞麗句を並べる。 ホテルでの接客業に就いた時、最初の数ヶ月はとても厳しい研修が行われました。 実際にお客様と触れ合い接客をする中で研修トレーナーからある注意を受けました。 それは、私の態度は上辺だけで心がこもっていない様に感じるしいくらお客様を敬うような美しい言葉を口にしていてもそれでは全く意味がないと指摘されました。 その時はすごくショックで落ち込んだりしたけどこの経験で美辞麗句と言う言葉を知りました。 この言葉の意味は私が注意された事に一致したことわざで自分の接客を見つめ直すきっかけになりました。 そして、そんな私の心の内やたるんだ心境を見抜けた研修トレーナーはやはり人を育成しているだけあって人を見抜く力に長げているなと驚く思いでした。 接客をしていて忙しい時などは特に口先だけになったりお辞儀が雑になったりと肝心な事を忘れてしまいがちです。 私も厳しい就業経験の中で心を込めて接客をすると言う事がいかに難しいものか実感しました。 やはりお客様は想像している以上に些細な事にも気付いています。 その為、接客している側の心の内も時にはお客様に見破られてしまう事も有ります。 自分自身もお客さんとして何かサービスを受ける時って何かと店員さんの行動や言動って気になりますよね。 美辞麗句と言う言葉は私に接客の基本を教えてくれました。

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肘鉄砲を食う

【漢字】肘鉄砲を食う 【読み】ひじでっぽうをくらう 【意味】人からの誘いを強く断られる。 【例文1】しつこい勧誘セールスに肘鉄砲を食わせる。 【例文2】デートの誘いに肘鉄砲を食う。 【例文3】しつこい人は肘鉄砲を食う。 手酷く強い拒否を受けることを、「肘鉄砲を食う」と表現しますが、漫画などならばともかく肘で撃退することなど有り得るのでしょうか。 肘による打撃は、かなりの威力はあるものの射程が短く方向も限られ、後ろから追いすがり密着してきた相手でなければ命中しそうにありません。 コントなどでは面白いように鳩尾にしっかり命中して撃退される惨めな男性を見ることが出来ますが、成功するまで練習やリテイクが何度繰り返されているのでしょう。 ムエタイの選手でも肘技はフック気味に振り回すことで当て、肘を打ち下ろすことで大ダメージを与えます。 斜め後ろの良い角度に、これまた手ごろな距離に立ってもらわない限りは効果など期待ないと考えるのが普通です。 どうしても肘をあてたいならば八極拳法にある裡門頂肘(りもんちょうきゅう)の型などが参考になりそうです。 踏み込みながら正面の相手に肘を当てる技なので、修練を積めば有効打撃を当てる可能性は高いと思われます。 ただし相手を撃滅するための攻撃技であることは明らかなので過剰防衛でになってしまいそうです。 それなりに筋力があれば普通に顔面に向けて拳骨を振るほうがよいのでしょうか。 ヒールのかかとで相手の足の甲を踏み抜くという技もあるようですが、肘うちと同じくらいに命中させることは難しそうです。

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膝を交える

【漢字】膝を交える 【読み】ひざをまじえる 【意味】膝と膝が付くほど近くに寄って交流するというたとえから、身分関係なく親しく交流すること。 【例文1】市長と地域住民が膝を交えて話し合う。 【例文2】膝を交えた懇親会に参加する。 【例文3】膝を交えて保護者会で交流する。 日頃からコミュニケーションを大事にされている方には、人が付いてきます。 ただコミュニケーションと言っても、単なる会話ではなく、膝を交えるということがきちんとできている方です。 相手の立場を考えての発言には、相手の考えを聞く事が重要なポイントです。 以前、私の上司はとにかく人の話を聞くことができない方で、部下との争いが常にありました。 仕事はできるのですが、自分が一番好きなようで、異動した先においてもその傾向が変わらず、とうとう左遷されてしまいました。 自分の考えを貫くということに関しては素晴らしいと思いますが、膝を交えることが出来ないのは、上司としては失格です。 一方、子どもを持つ親として、子どもと膝を交えることが出来ているかというと、頭ごなしに叱っていることも多々あるのではないでしょうか。 子どもは親を選べません。 親が一番の理解者であると考えていると思います。 膝を交えることにより、ひょっとすると反抗期も最小限に抑えられるかもしれません。 このように、膝を交えることが重要なポイントであることを改めて感じます。 相手の目線や立場を考えて、コミュニケーションを充実したものにしてください。

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膝を乗り出す

【漢字】膝を乗り出す 【読み】ひざをのりだす 【意味】興味を感じて乗り気になる。積極的に行動する。 【例文1】共同経営者に膝を乗り出す。 【例文2】同窓会の幹事に膝を乗り出す。 【例文3】チャンスにはすべて膝を乗り出す。 興味があることに対して動き出すということです。 膝を付き合わせるという言葉もありますが、膝という言葉には寄り添う、とか関心ごとに対して同じ方向を向くという意味合いがあります。 最近は膝を乗り出していくようなことはなかなかしにくい環境になってきている気がします。 これは他人への関心や低くなったことや、リスクをまず考えてしまう傾向も災いしているかもしれません。 ただ、何か関心や興味があれば、重い腰を上げてみるのは大事なことであると思います。 また、ひょっとした興味がビジネスに役立つことはあります。 例えば、駅のホームに掲載されている、車両に対する出口や乗り換えの案内は、もともと乗り換えや出口の階段に近い号車がどこかについて興味をもち、それを見える化した結果です。 今ではどの駅にも貼られるくらいの案内表示になり、大変便利なものとして、重宝されています。 このように、ビジネスにつながるものはいたるところに落ちています。 さらに、子どもに対しても興味がある、好奇心旺盛な人物になってほしいとも思っていますが、そのためには我々大人も膝を乗り出す姿を子どもに対して見せてあげる必要があります。

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膝を打つ

【漢字】膝を打つ 【読み】ひざをうつ 【意味】あ~そっかと気づかされたり、なるほど~と感心する時、手で膝をポンと叩く動作。 【例文1】彼女の意見に一同膝を打つ。 【例文2】閃いた時、膝を打つ仕草をする。 【例文3】悔しがって膝を打つ。 クイズ番組で問題となっていた、穴埋め問題が一生懸命考えてもわからない事があります。もちろん番組なので、回答するタレントさんがいて、すぐにすっきりすることができる時はいいのですが、宣伝が入ってしばらく考えなければいけないこともしばしば。家族と見てるならなんとなく誰かが答えを言ってくれたりするのでまあスッキリとはするのですが、1人の時はイライラしながら宣伝が終わるのを待ちます。 そしてやっとこまちに待った回答、思わず膝を打つのです。あースッキリしたとなるのですが、そんな時間は短時間、またまた次の問題に、クイズ番組はいろいろな家でいろいろな人がこうして参加しているのかと思うと、なんだか凄いことだと思います。わからないことが、あーと閃き気づき思わず膝を打つ。なかなかとマンネリ化した日常生活ではないことなので、クイズ番組で体験しています。脳を刺激し活性化させるにはうってつけかと。膝を打つほどの感覚は年をとればもしかしたら衰えていくかもしれません。なるべく衰えないように頑張ってどんどんと、なるほどな!いい考えだ!と自分でも気づきができる人になりたいです。膝を打つ体験をこれからもどんどんと経験します。 納得した・理解したということを相手や周囲に伝えるための大げさな仕草だったのでしょう。 椅子に座った状態でそのような動作は不可能ですし、そこまで感極まるような状況にも中々至ることはありません。 酒宴の席であぐらをかいていれば、あるいは実行する人もいるのでしょうけれど酒が飲めないので無縁の想定状況です。 大体にして最近の論客はオーバーリアクションが過ぎると思うのです。 話しながら聞き手の目の前で忙しなく手を扇風機か空気あやとりでもしてるかのごとく動かすのは、はっきり言って鬱陶しいです。 何とも落ち着きのない人間が騒いでいるようにしか見ないので、外国人の上手なスピーチを見学して下さいと伝えたくなります。 さらに酷薄な言い分を出すなら、人間には言葉や表情で意思を伝えるコミュニケーション能力があること思い起こしていただきたい。 派手なオーバーリアクションは芸人にまかせるべき分野でしょう。 同調姿勢などは雰囲気だけでも十分に伝わるので、特段に意思表示が必要なとき協調するため普段は静かにするのも一つの手段です。 大勢で拍手したり旗を振ったりしている光景をみると、自発的な行動とは受け取れずヤラセを疑うのは私だけでしょうか。 大勢で同時に膝を打つを実行する状況があったならば、それはそれで面白いのかもしれません。

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庇を貸して母屋を取られる

【漢字】庇を貸して母屋を取られる 【読み】ひさしをかしておもやをとられる 【意味】一部を貸しただけなのに、結局は全部取られてしまう始末をいう。 【例文1】2人だけだと思い相席を承諾したら、狭くなったので、移動した。まさか4人も来て庇を貸して母屋を取られるとは。 【例文2】なけなしのお金を貸してやったのにギャンブルに使われていたとは、庇を貸して母屋を取られる。 【例文3】レシピを教えて店の味が庇を貸して母屋を取られる。 庇(ひさし)とは窓や出入り口の上にある日よけや雨よけの小さな屋根で軒先の事、母屋は家の中心や主体です。恩を仇で返すという意味で、一部を貸した為に結果全てを奪われる事を言います。 それに似た事はよくニュースなどで立ち退きを要求するも出て行ってくれない、居座るといった事がありますね。そんな状況に近い方も知っています。 借主はお金に余裕がなく家出同然で出てきた為、気の向くまま、住む家もなくどうにか頭金を免除してくれる不動産会社ではない直接大家さんが経営しているアパートを探していたそうです。 頭金は一円もない事を伝え家庭事情と現状を話しました。私だったらいくら可哀想でも一円もないと先が怖いのでさすがにハイとは返事できません。しかし大家さんも昔はずいぶん苦労されたそうで同情したそうです。本人はその時は本当に感謝していたのですが、それから一ヶ月が経過しアルバイトも決まりましが、働いた分は全てパチンコに使う生活状態。 大家さんがせめて一部の金額でいいから支払ってほしいと言われてもお金がないから払えない、と言う始末です。あれだけお世話になっておきながら恩知らずですね。出て行ってほしくても本人が居座って大家さんもとんだ災難です。だいぶ揉めてやっと出て行かれたそうですが。まさに、庇を貸して母屋を取られるという事ですね。

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膝が笑う

【漢字】膝が笑う 【読み】ひざがわらう 【意味】膝がガクガク・プルプルする。 【例文1】久しぶりに走ったら膝が笑う。 【例文2】2時間歩き続けて膝が笑う。 【例文3】山頂に着くと膝が笑う。 人はなぜ、山に登るのか。そこに山があるからではなく、己の精神鍛錬のためです。 いろいろ物事がうまくいかなくて、友だちに電話で延々と愚痴を吐いていた夜、友だちもいい加減返事が面倒くさくなってきていた時、何かインパクトのあることを言ってやろうと思い立ったのです。そして、口にしていたのが「私、山登る」という思いつきでした。 もともと普段から身体を動かす機会のない自分が山を登るとか考えたこともなかったのに、山道を歩くなんて、、一度休んでしまうと、そこから膝が笑うのは間違いないでしょう。だから、とにかく歩けるところまで歩いてしまおうと決めて歩きだしたのです。 歩いている間もモヤモヤした気持ちは消えないままで、あーでもない、こうでもないと考え、山でも登れば人生変わるかもとか甘い考えだったかな、と後悔し始めた時、パッと開けた景色に目を見張っるものがありました。こういうことなんだ。モヤモヤしていた気持ちがスーっと洗われていく感じです。とにかくやるしかない、という決意がわき上がってきました。その気持ちを一瞬だけでも持てた事でよかったです。

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日暮れて道遠し

【漢字】日暮れて道遠し 【読み】ひくれてみちとおし 【意味】日が暮れてしまったのにまだ道のりは遠いたとえから、時は経ってしまったが、するべき事がたくさんあるのに目標までほど遠いという意味。 【例文1】50才過ぎて日暮れて道遠しだけど、孫の成人までまだまだガンバる。 【例文2】手つかずの原稿の締め切りが明日に迫り日暮れて道遠し。 【例文3】夏休みの宿題が手つかず状態で日暮れて道遠し。 我が家には子どもが2人いて、上の子は高校生なので勉強面での手はかかりませんが、下の子は小学3年生なので手がかかります。 上の子と性格が違い、後回しにするタイプなので、宿題をギリギリになってからやります。2年生の時には夏休みの宿題が終わらなくて、夜中までやったことがあり、それ以降早い段階で目をかけて、宿題の進行状況を確認するようにしています。冬休みは問題なく宿題を終わらせたので、しっかりできるようになったと安心していました。 近頃は週3回塾に通いだして、平日は学校の宿題や塾の宿題など、忙しいながらも頑張っています。長期連休があると塾も休みになり、塾からの宿題が大量に出て、更に学校からの宿題も多いので連休とはいえ、かなり勉強をしなければなりません。 連休中宿題をやるように言ってはいましたが、しっかりチェックしていなかったので、学校と塾前日の時点で宿題が全く手付かずだとわかりました。その量は半端なく、日暮れて道遠しでした。結局、夜中までかけて宿題をやり塾の宿題に関しては、ほとんど私がやったので塾に行かせている意味が無いとぼやいていました。しかし、これは親の責任だと思うので今後しっかりチェックして、計画的にやっていけるように教育したいと思います。

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悲喜交交

【漢字】悲喜交交 【読み】ひきこもごも 【意味】悲しみと喜びをかわるがわる味わうこと。 【例文1】恩師の訃報のあとは結婚式と悲喜交交で複雑な気持ち。 【例文2】欲しかった品をやっと手に入れたが、翌日セールで安くなっていて悲喜交交。 【例文3】卒業と入学を迎え悲喜交交の時期だ。 私は株式を使ってデイトレードをしています。 デイトレをしていてある時私は、デイトレって悲喜交交を絵に描いたみたいな感じだなと思ったのです。 ある日私は、とある一つの銘柄に注目をしていました。 その銘柄は好決算を発表していて、株価が急上昇する予感がありました。 それで私はこれは買いだと思い、取引前から買い注文を出していたのです。 他の人も私と考えは同じで、どんどん買い注文が集まりだしました。 買い注文が集まりすぎて中々寄り付きませんでしたが、寄り付いたと思ったらあっという間に株価が上昇して、一気にストップ高まで上り詰めました。 私はそのストップ高の株価で売り抜け、大きな利益を得る事が出来たのです。 翌日には売り注文が殺到して、一気に株価が値下がりしたので、前日に売っておいて良かったなと大喜びしました。 所が別の日、同じような感じの銘柄があったので買ってみた所、逆に一気に売り注文が殺到してストップ安まで行ってしまいました。 その日は売る事が出来ず、翌日やっと売れた時には株価が買値よりもかなり値下がりしてしまい、大損失を被ってしまったのです。 それで私は、青ざめてしまいました。 デイトレとはこんな感じの取引の繰り返しで、悲喜交交が日常の世界なのです。

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日陰の豆も時が来ればはぜる

【漢字】日陰の豆も時が来ればはぜる 【読み】ひかげのまめもときがくればはぜる 【意味】 【例文】 10代の頃から漠然と感じていたことですけど、どうも自分は同世代の人々と比べて精神年齢が低いように思えてなりません。 いつまでも人見知りで自分の意見をはっきり言えなくて、感情を上手くコントロール出来なくてイレギュラーな事態が起こるとすぐに動揺して。 20代くらいまではそのうち自然と精神年齢も上がっていくだろうと楽観的に考えていましたけど、30代に突入するとさすがにそう悠長なことも抜かしていられず。 小学生の頃は30代の人ってすごく大人に見えていました。だけど今客観的に見た自分はかつて思っていた大人像とは程遠くて情けなくなります。 どうして自分はこうなってしまったのか。本当はもっと堂々とした、いかなる時も冷静な人物になりたい。一本芯が通ったどこに行っても恥ずかしくない人間になりたい。 こうも精神が若いのは、経験不足なのか。それとも生まれ持った性質や育った環境に原因があるのか。そしてこの先改善することは出来るのか。 もう「日陰の豆も時が来ればはぜる」なんて言っていられる年でもないと思うんですよね本当に。成長期なんてとっくに通過していますし。 むしろ日陰の豆の方が私よりも成長が早いんじゃないかとさえ思います。私なんて日陰の豆どころかドブの中に落ちた豆なんじゃないだろうか。 ある程度の年齢までは自然に成長を任せても良いかもしれないけど、体がもう若くないと感じたらぼちぼち危機感を持った方が良いと思います。 そうしないと、心が成熟する前に年老いて死んでしまいそうだから。生まれてきたからにはちゃんと大人になりたいじゃないですか。体も心も。

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引かれ者の小唄

【漢字】引かれ者の小唄 【読み】ひかれもののこうた 【意味】引かれ者とは罪人のことで、内心ビクビクしながらも平気なふりをして小唄を歌うのことから、絶望的な状況であっても強がって平静を装ったり負け惜しみを言う。 【例文1】営業成績で連敗して引かれ者の小唄状況だ。 【例文2】今回も最下位で引かれ者の小唄だ。 【例文3】引かれ者の小唄はみっともないぞ。 「引かれ者の小唄」とは、もうどうにもならない様な状況に陥った時に負け惜しみのことを言ったり、開き直って平気であるかのように振る舞うことを意味することわざです。 このことわざの由来は「引かれ者」とは罪人のことを意味していて、江戸時代に罪人が捕まった場合、馬に刑場まで引かれていました。この時に引かれ者は内心ではとても不安なはずで絶望的な状況なのに平気なふりをして強がり無理してでも平常心を装っていたことが由来とされています。 例文として「彼はあれだけ大きな失敗をしてしまったのに笑っているのは引かれ者の小唄のようにしか思えない。」「有罪判決だったのにいつまでも知らないふりをしているのは引かれ者の小唄だ。」などと言った使い方をします。江戸時代の罪人を意味していると言いましたが、現代では罪人でなくても、負け惜しみを言っているような場合に使います。 負けや失敗を認めることを嫌だと思う方に多く使うことわざですが、負け惜しみばかり言って開き直ってばかりいるとただの往生際が悪い人ですので、どんなに悔しくても時には潔く負けを認めることも必要です。引かれ者の小唄ばかりを言わないで済むように普段から努力し続けることが大切ですね。 「引かれ者の小唄」とは負け惜しみを言っているとか、虚勢を張っているようなイメージがあります。 負け犬の遠吠えとも言えるかもしれません。 確かに本当に優れた人は、あれこれ言い訳をしないものです。 これは年齢に関係なく、その人の度量によるものかもしれません。 これも持って生まれた性格なのかもしれませんが、あまり周りの人に対しては良い印象は与えないものです。 それを自覚できているのならば、早めに治していきたいものです。 しかし世の中は、類は友を呼ぶと言われるように、同じようなタイプの人が集まる傾向があります。 「引かれものの小唄」のタイプの人は、同じような人同士が自然と集まり、その中でも、このような状況が繰り広げられるのでしょう。 傍から見ていると、あまり良い気分ではないと思う私は、やはりこういう中には入っていけないのかもしれません。 若い時ならまだしも、ある程度の年齢を重ねても、これをやり続けていると、何と大人げない人だと思われても仕方がありません。 肉体年齢と精神年齢は比例しませんし、いつまでたっても成長しない人もいます。 出来るだけ自分が心地よい毎日を送るためには、やはり自分が成長していくしかないのだと改めて感じています。

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火が消えたよう

【漢字】火が消えたよう 【読み】ひがきえたよう 【意味】急に寂しくなる。活気がなくなる様子。 【例文1】商店街が次々に閉店して火が消えたように静かになる。 【例文2】やんちゃ盛りの可愛い孫たちが帰って火が消えたような家になる。 【例文3】火が消えたような独身男の暮らしぶり。 火が消えたようとはさっきまで賑やかだったのに急に静まり返る様子を言います。 私には隣の県に嫁いだ娘がいます。1歳半の孫もいて娘夫妻がたまに遊びに来てくれるのをとても楽しみにしています。夫は無口だし、息子二人は学校から帰って来るとご飯以外は部屋から出てきません。そのためリビングではテレビの音だけが鳴り響いています。火が消えたような部屋でとてもつまらない毎日です。 中学校までは息子二人もリビングで会話は少なくとも一緒にテレビを見て笑っていたのに・・各部屋にテレビがほしいと懇願されてそれぞれの部屋に置いたのが間違いでした。 ですから、月末の金曜日の夜から娘と孫が泊まりに来てくれると覚えたての言葉を発する孫にどんなに癒されるか。この週だけは家族がリビングに集まり孫中心に過します。時にはぐずったり、泣きわめいたりうるさいけど、それもそれでかわいいです。孫が寝た後、娘と夜遅くまで語ります。日曜日は19時頃に婿さんが迎えに来るのでみんなで外食して帰って行きます。家に着くと火が消えたような部屋ですが、また月末を楽しみに明日からもがんばるぞと奮い立たせます。 私が小学三年生だった時の学校のクラスは、大人しい生徒の集まりでした。 私も含めて積極的に喋る生徒は一人もいなく、休み時間でもクラスは静まり返っていたのです。 そんなクラスに、一人の転校生がやってきました。 その転校生は、お父さんの仕事の都合で転校して来ました。 大人しい私たちに反して、この転校生はとにかくお喋りが好きだったのです。 クラスの誰彼構わず話しかけ、面白い話を次から次へとしてくれたのです。 そのおかげで静かだった私のクラスは、次第に笑いの絶えない楽しいクラスへと変わって行きました。 またこの転校生は喋るのが好きなだけでなく、勉強もスポーツも良く出来たのです。 それで私たちクラスの人間は、この転校生に勉強やスポーツを色々と教えてもらったのです。 転校生のおかげで皆勉強もスポーツも楽しくなり、私も学校に通うのが楽しくて仕方なくなりました。 そんな矢先、お父さんの仕事の都合で転校生がまた別の学校に転校する事になってしまったのです。 皆は驚き、私たちクラスメイトは別れを惜しみました。 それで私たちはお別れ会を催し、転校生と最後の交流を楽しんだのです。 転校生が去ってしばらくの間は、クラスメイトの間でお喋りをしていました。 ですがヒーロー的な転校生が去った事で火が消えたようになってしまい、次第に誰も喋らなくなり、また元のような静かなクラスに戻ってしまったのです。

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ひいきの引き倒し

【漢字】ひいきの引き倒し 【読み】ひいきのひきたおし 【意味】あまりにもひいきしすぎるとかえって相手が不利なる。 【例文1】末っ子ばかりを可愛いがり過ぎて、ひいきの引き倒しのせいで兄の性格が嫉妬深くなった。 【例文2】ひいきの引き倒しのせいか正しい判断ができなくなったのだろう。 【例文3】ひいきの引き倒しのせいで作業に差が出る。 「ひいきの引き倒し」という言葉は普段ほとんど使うことのない言葉です。意味は「ひいきすることによってかえってその人の立場を悪くすること」です。単純な例が昔の嫁いびりですね。姑が長男の嫁と次男の嫁を引き比べ、同居の長男の嫁のアラは一緒に住んでいるだけに見えてしまう。次男の嫁はたまに来て親孝行をして帰る。姑が「あんたに比べて次男の嫁は言うことなしのできた嫁だ」と言おうものなら大変です。長男の嫁がよほどの好人物でない限り、次男の嫁は後々辛い立場になりますね。それは悪いひいきの例で、良いひいきの例もあります。石川啄木と金田一京助の例です。石川啄木は生活力がありませんでした。嫁をもらい子ができても定職につかず生活に困窮する毎日でした。啄木と同郷で高校の一年後輩であった金田一京助は見かねてお金の援助をします。啄木は短歌を作っても売れず、小説を書いても売れず、失意の中結核にかかって寝込んでしまいます。薬代も今日の食事も賄えない有り様でした。それでも金田一京助は彼の才能を見抜き、親元からのお金をつぎ込んで面倒を見続け、啄木の最期も看取ります。啄木の死後、お墓を立てたのも彼です。皮肉なことに啄木の歌集は彼が死んだあと売れ始めるのです。その後金田一京助は言語学者として文化勲章を受章するまでになります。若き彼が啄木をそこまで心血注いでひいきをしなければ石川啄木という天才歌人は存在しなかったかもしれません。良いひいきか悪いひいきか、行う時には慎重にあるべきですね。

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