tedukurikotoba (2563)

耳寄りな

【漢字】耳寄りな 【読み】みみよりな 【意味】聞く価値がある。 【例文1】耳寄りな情報がある。 【例文2】そんな耳寄りなうまい話があるもんか。 【例文3】耳寄りな話に乗り気になる。 私は介護施設でヘルパーとして働いています。給料が安いために毎日節約生活を送っています。小学生と中学生の教育費にお金がかかり、家族を養っていくにはこの業界の給与水準では本当に無理があります。いつも待遇の良いところを狙って転職したいと思っていました。そこへ耳寄りな求人を見つけました。 面接を受けて内定を貰うことができました。通勤時間は20分遠くなりましたが、仕事内容は以前と変わらないので勤務には支障ありませんでした。転職して初めての給料明細を見ると残業代がきちんと払われるので前の仕事よりも3万円くらい手取りの給与が増えました。生活も少し楽になりました。私の友人も職を探していて幸いあと1人募集をかける予定みたいです。人手が足りないので友人に声をかけてみました。是非働きたいということだったので応募を勧めたくらいです。 今はまだ高校生みたいに教育費もかからないのでやっていけそうですが、数年先は習い事もさせてあげたいし妻もパートに出てみようかと求人案内で探しています。なかなか採用は難しく、決まりませんでした。先輩が休憩中に「知り合いが仕事を手伝ってくれる人を探しているんだけど誰かいない?」と耳寄りな情報を聞きました。週に4日伝票の整理とあて名書きの仕事でした。さっそく妻に聞いてみると働きたいというので、子どもは義理母に預けてパートに出る予定です。子ども達のためにがんばります。

Continue reading...

長者の万灯より貧者の一灯

【漢字】長者の万灯より貧者の一灯 【読み】ちょうじゃのまんとうよりひんじゃのいっとう 【意味】金持ちが神仏に多くお供えした灯りより、貧しくても心のこもった一つの灯りは長持ちしたという故事から、義理で多くの寄付をするより心のこもった寄付の方が嬉しいものである。 【例文1】一度きりの大金より、毎年子ども達のお小遣いでくれる募金が長者の万灯より貧者の一灯は嬉しいもの。 【例文2】近所付き合いの助けは長者の万灯より貧者の一灯を感じる。 【例文3】隣のおばあちゃんがおかずを分けてくれて長者の万灯より貧者の一灯だ。 長者の万灯より貧者の一灯とは、金持ちが捧げる多くの灯明より貧しい者が真心を込めて供える一つの灯明の方が仏は喜ぶという意味から大事なのは量や金額ではなく誠意の有無だという教えだそうです。 確かに、そうだなと思います。 誠意は大事ですよね。 やっぱり、人って顔や行動に本心が出る一瞬があって、やましさとかあるとどうしてそれが見えちゃうときありますよね。 だけど、昔話とかでお金持ちを悪く描かれていることがあるのですが、私はそれってちょっと違うよねって思います。貧乏イコール清らかみたいな図って変だと思うんです。なんだか、皆がお金持ちになるのを望まないように洗脳している感じがしますよね。 だってお金持ちでも純粋な人はいますし、貧乏でも心根が腐っているような人っていると思います。 それにお金持ちはケチとかいう人がいますが、ケチだから貧乏になっている人もいるし、それならお金持ちのほうが税金とか沢山払ってくれているわけだから、ケチな貧乏のほうが質が悪いよねって思うときはあります。 そうは言っても、貧乏とかお金持ちって枠でくくるからよくわからなくなるんですよね。 そんなの、あてにならないんですよね。 だって、お金持ちが貧乏になることもあるし、貧乏だった人がお金持ちになることだってあるので、すごく流動的なので人を見るときの条件としては頼り無いですよね。 私は大きな仕事は出来ませんが、毎朝、7時過ぎの電車に乗って会社にはだいたい一時間前に到着しています。会社の鍵をあけてまずはみんなが仕事が気持ち良くできるように、掃除機で隅から隅まで掃除機をかけます。ゴミは昨日からだいぶん溜まっていますので、一人一人の社員のゴミ箱のゴミをゴミ袋に移してゴミ置き場まで持っていきます。これは入社以来ずっとしています。ありがとうと言ってくれる人もいれば、何も声さえかけてくれない人もいますが、これは感謝されるためにやっているのではありません。みんなが仕事が気持ち良くできるようにやっているのです。とても大事なことだと思います。大きな、大事な仕事をやって退けるよりも貧者の一灯だと思っています。確かに仕事で結果をだして会社に貢献するという大きな仕事は大切だと思いますが、私がこんな地味な掃除を一生懸命するのは、仕事は小さな事でも大きな事でも大事だからです。こんな小さな事、掃除を馬鹿にする人は決して大きな仕事も出来ないと思っています。小さなことも一生懸命やっていくことが私のモットーです。偉人と呼ばれる人をだいたい見ていますと、みんな小さなことからコツコツとやっています。今からも毎日の掃除を続けていきます。

Continue reading...

腹が黒い

【漢字】腹が黒い 【読み】はらがくろい 【意味】心の中では悪事を考えている。 【例文1】遺産目当てで結婚だなんて腹が黒い女だ。 【例文2】腹が黒い性格だ。 【例文3】告げ口だなんて腹が黒い。 私が昔通っていた高校に、ふだんすごく明るい感じなのに、腹が黒い女子がいました。 そのころの私は、今ではものすごく反省しているのですが、すぐに怒ったり先生に反抗したりと、ヤンチャな生活を送っていました。そんなときに、ある日教室で授業中に携帯電話の音が鳴りました。学校では使ってはいけない決まりになっているので、先生が「誰のだ」と聞きました。 私の携帯電話ではなかったのですが、真っ先に私が疑われました。何度も何度も否定したのに、周りの男子からは「どうせお前なんだろう。分かってるよ」と言われてしまいました。結局先生からもすごく怒られて、本当はやってないのに…とショックを受けました。実際に携帯電話が鳴った人は誰なのか、その後しばらくは分かりませんでした。 ところがあるときのことです。クラスで明るくて人気者の女の子が私に声をかけてきました。何の用だろうと思っていると、その子は笑いながら「こないだの携帯のやつ、実は私なんだあ。ごめんねー!」と言ってきました。何もしていない私が怒られていたのに、その子はずっと黙っていて、あとになってこんなことを軽く言われたんです。 本当に腹が立ちました。なんて腹が黒いんだろうと思いました。 腹が黒い妹 いつもニコニコと愛想よくしていますが、基本自分のメリットになる人以外とは全くお付き合いをしないし、自分のメリットにならないことはしません。 相手に取り入り、得しようとする気持ちが他の人より少し強い方だと思います。 わたしはどちらかというと、取っ付きにくいとよく言われます。初対面の方には話しかけづらいと絶対に言われます。でも話してみるとそのギャップに驚いてもらえます。 嬉しいです。 でも圧倒的に愛想がいい妹といつも比較され、嫌な思いをしてきました。 わたしはメリットだけを考える生き方はしたくありません。 妹からたまに連絡がきます。妹からの用件はいつも同じです。まずは時候の挨拶から始まります。「久しぶり!最近寒くなってきたね?」それからわりとすぐに本題に入ります。 「いらないものはないか」という用件です。 我が子の使わなくなったものや、着なくなった洋服など昔は全て妹にあげていました。 が、妹がそれをネットオークションで売りさばいていることを知ってから、わたしもフリマアプリで不要なものは売ることにしました。 妹は育児真っ只中で仕事も休職中、収入が少なく自分の洋服を買う余裕がないことを知っていたので洋服などあげていたのに・・・ 使ってくれていると思っていたものは全て売られていただなんて。 腹が黒いのは知っていましたがここまでかとゾッとしたし、それ以来距離を置いています。

Continue reading...

天狗になる

【漢字】天狗になる 【読み】てんぐになる 【意味】いい気になる。得意気になる。 【例文1】バレンタインデーにチョコを10個もらって天狗になる。 【例文2】5人に告られ天狗になる。 【例文3】1番になって天狗になる。 「天狗になる」とは、得意げになること、鼻高々になること、いい気になり人に自慢することをいいます。名前の由来は「天狗」といえば誰もが頭に浮かぶ赤い顔をして鼻が異様に長くて高く、手には団扇や杖を持ち、背中には翼があり自由に飛び回れる想像上の妖怪のことです。その天狗の鼻が高いことと、平安時代に実力がないのに関わらず自慢をしたりする傲慢な僧侶がいてその僧侶は死んだ後に天狗道という魔道に落ちると言われていました。このことから高慢になる、自慢することのたとえとなったとも言われています。 例文として、「彼は仕事は出来るが少し褒めるとすぐ天狗になるので滅多に褒めないようにしている。」「この前の大会で優勝したので天狗になっていると今回の試合で負けてしまった。」などと言った使い方ができます。 私の周りにも少し褒めたりおだてるとすぐ天狗になって周りが見えなくなったり、調子に乗ったりする人がいます。そのような人だとわかっているのでなるべく天狗にならなせないような接し方をしています。一度天狗になるとなかなか戻らないので、この人すぐ天狗になるなと感じる人に対しては接し方を改めるようにすることをお勧めします。また、自分もすぐ天狗にならないように注意したいものですね。

Continue reading...

断腸の思い

【漢字】断腸の思い 【読み】だんちょうのおもい 【意味】腸が切れるくらい辛い思いをする。 【例文1】引っ越し先が狭く断腸の思いで家財道具を処分した。 【例文2】断腸の思いで店を畳む。 【例文3】お見合いで断られ断腸の思い。 私の男友達に、学生のときに大失恋をした子がいます。あまりにもすごい玉砕ぶりだったので、数日後にはクラス中に知れ渡ってしまいましたが、そのときのエピソードをお話しします。 その男の子は一学年上の女性に恋をしていました。見た目に惚れてしまったようで、何度もアピールしたりと頑張っていたみたいです。彼自身もけっこう容姿がいいので、その子を好きだと言う女子も何人かいたのですが、彼は先輩にゾッコンという感じでした。 そこであるとき思い切って告白してみたところ…あっさり振られてしまいました。彼はその後、学校の近所のラーメン屋で大泣き。その場面を目撃したクラスメイトや先生がたくさんいて、すごい噂になってしまいました。彼と一番仲がいい友達たちも、笑いながら話していたくらいです。 恋していた先輩のことを諦めるのは、「断腸の思い」だったそうですが、あとで話をきいたら「まあ、相手には悪いけれど、見た目が好きだっただけなのかも…」と一応割り切れたようだったので安心しました。彼はあまり意識していませんが、男友達からもかっこいいと言われているし、かなりモテているようなので、今後の恋愛はうまくいくのではないかと思っています。

Continue reading...