tedukurikotoba (2563)

一を聞いて十を知る

【漢字】一を聞いて十を知る 【読み】いちをきいてじゅうをしる 【意味】一部を聞いただけで全てが理解できる。 【例文1】彼女は賢く一を聞いて十を知る。 【例文2】洞察力が鋭く一を聞いて十を知る。 【例文3】一を聞いて十を知るとは効率がいいもんだ。 本当にたった一言やちょっとした行動で、私の言いたいことや私の状況など様々な情報をキャッチしてポイントを押さえてくれる人っていますよね。 しかもさりげなく、スマートにフォローしてくれる方っておられますよね。 勉強ができるできないとか、そういったのとはまた違う賢さというのでしょうか、羨ましいですね。 こればっかりは、生まれ持った性質が大きいのではないかなと私は思います。 繊細であったり、人の気持ちを察するというのは一つの才能ですよね。 また、逆に鈍いというのも才能ですよね。 何かに動じないとか、人は人、私は私、私は私の人生を生きるという強さですよね。 やっぱり人の顔色や人の助言ばかりを聞いていたら、やりたいようには生きられないですよね。 自分の才能って自分で受け入れられるようで受け入れられないことって多いですよね。 どうしても、繊細な人は鈍い人に憧れたり、鈍い人は繊細な人に憧れたりと、自分にないものをねだってしまいますよね。才能も本人からしたら短所に思っていることもありますし。 でも、やっぱり自分とは違う誰かになろうとするよりも自分の性質だったり才能を生かすほうが楽だったりするのかなと思います。 違う人になろうとすると、どうしても演技が入ってしまって疲れてしまうし、どこか満たされないんですよね。 私の周りにいる頭の良い人を見ると、説明されている一部分を聞いただけなのに既に物事を理解できているのでビックリしてしまいます。 私は鈍い方なので最初から最後まで説明されないと理解できず、場合によってはしっかり説明されても理解できていないことも多々あります。 一を聞いて十を知る人は、元々の頭の回転が違うのかもしれませんね。 勉強でももちろんですが、仕事でも大きく関係してくることなので、すぐに物事を理解できる人はやはり羨ましいです。 ある程度の努力ももちろん必要ですが、元々備わっている理解力によって周りとの差が大きく開くのだと思います。 すぐに理解できる人はのみ込みが早いので、勉強でも仕事でもすぐに次へ進むことができますし、早い分だけ覚えられることも多いでしょう。 その反面、時間がかかる人は一つのことを理解するのに何時間も掛かってしまい、遅れをとりがちです。 よく、一を聞いて十を知る人は「話を聞いていれば理解できる」「理解できないのは覚えようとしないから」と言います。 確かにそれも一理あるのでしょうけど、中には一生懸命理解しようとしてもできない人もいるのです。 私も一を聞いて十を知るタイプだったら、人生違っていただろうと思います。 どんなことでも新しいことを始めるときは、誰も何も分からない状態です。特に新卒入社の社員であれば、どうやって仕事をすれば良いか分からないのではありませんか。もちろん新卒入社の社員であっても、仕事で分からないことがあれば、まずは自分なりに色々調べたり考えたりすることはすべきでしょう。それで調べたり考えたりした結果を、先輩社員や上司に聞いて、問題ないかを確認するのが良いと思います。 ですが先輩社員や上司の中には「仕事は見て盗め」「一を聞いて十を知るべき」という考えの人もいます。こういった考えを持つ人のもとで仕事をしていくのは、新卒入社の社員にとって大変でしょう。けれど実際に、上の人の仕事を見るだけで仕事を覚えたり、仕事内容を少し聞くだけで、その仕事のことを全て理解できる人なんているのでしょうか。そんな人はいないと思います。それにもしそんな人がいるとしたら、よほど頭がキレる人としか言いようがありません。 誰しも最初は『何も分からない』のが当たり前です。だからこそ先輩や上司は、新人には何をどうすべきか、きちんと説明すべきでしょう。かといって新人もそれに甘えたりせず、自分でもある程度は調べたり考えることも大事でしょう。お互いが歩み寄ることで、初めて『良い仕事』が出来るようになるのではないでしょうか。

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当たらずといえども遠からず

【漢字】当たらずといえども遠からず 【読み】あたらずといえどもとおからず 【意味】ピッタリとまではいかないが、それほど外れてもいない。 【例文1】40才だと年齢を当てられ、当たらずといえども遠からずで微妙な気持ち。 【例文2】当たらずといえども遠からず、まぁそんなところかな。 【例文3】当たらずといえども遠からず、まぁ良しとしよう。 「当たらずといえども遠からず」は中国の古書「礼記」にある言葉で、全文は「心、誠に之(これ)を求むれば、当たらずいえどもも遠からず」となります。 全文の場合、封建時代の文書なので対象は為政者で、「(君主が政治を)誠実に実行しようとすれば見当違いなことにはならない」という意味です。 見当違いになるならないは、為政者の能力に左右されてしまいそうな気がしますが、無能な人物が適当に仕事をして失敗するよりは救いがあるのかもしれません。 「当たらずといえども遠からず」だけの場合は、為政者とかは全く関係なく使われます。 「惜しい、もう少し」とも受け取れますが、「まあ、大体そんな感じ」という適当な対応にも使われそうです。 そもそも正解を知っている人が上から目線で語っている感じになるので、頻繁に使用しないほうが良いように思われます。 賢者とか村一番の年寄りが「当たらずといえども遠からずといったところかの」などと嘯く分には問題がない程度の言い回しです。 「いえども」の部分を省略して、当たらずとも遠からずとしてしまう人もいますが、意味は通じてしまうのは何か少し引っかかります。 常に適確な表現を期待するのも要求が厳しすぎるのかもしれませんが、見当外れでない分もどかしく感じることになります。 それこそ当たらずといえども遠からずと嘆きたくなるくらいに、もう少し頑張りましょうの判子が押されそうな文章が多いものです。

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目をくらます

【漢字】目をくらます 【読み】めをくらます 【意味】他人が見ても分からないようにする。人の目をごまかす。 【例文1】捜査の目をくらます。 【例文2】丸顔を化粧で目をくらます。 【例文3】プリクラを加工で目をくらます。 最近、Youtubeの実況動画でよく見ているゲームがあります。デッドバイデイライトというゲームで内容は簡単に言うと鬼ごっこ。 ただし、鬼は凶悪な殺人鬼なので捕まると処刑されてしまいます。被害者というか鬼から逃げる逃亡者は全部で4人。 つまり合計5人のプレイヤーがひとつの部屋に集まるオンラインゲームということですね。 このゲームの鬼はひとりではなくて、何人かのキャラクターから選ぶことができます。中には有名なホラー映画とのコラボでやってきた鬼もいて、みんなとてつもなく強いです。逃亡者側は絶対に鬼を倒せないシステムで基本的には逃げるだけ。 でも、彼らにも弱点があってそのひとつがライトです。逃亡者は懐中電灯を手にして鬼ごっこに参加することができます。 そして懐中電灯の光を鬼の顔にあてると、目をくらますことで逃げ切ることができるんですね。 この方法は自分以外の逃亡者が捕まった時にも有効で、ライトをあてて目をくらますと、鬼は処刑部屋に連れて行こうとして抱えていた(運んでいた)逃亡者を落としてしまいます。 落とされた逃亡者は動くことができるようになって、自由の身になれるというわけです。 ゲームの世界ではありますが、ライトで目をくらますだけで人の命を救えるなら、ちょっとチャレンジしてみようという気持ちになりますね。 もちろん現実世界では絶対にやりたくないですが…。

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耳を疑う

【漢字】耳を疑う 【読み】みみをうたがう 【意味】信じられない事を聞いて聞き間違えたかなと思う。 【例文1】彼女が結婚詐欺師だったとは耳を疑う。 【例文2】同僚が横領だなんて耳を疑う。 【例文3】交通事故に遭っただなんて耳を疑う。 私は一つ下の同僚がいます。その同僚は出世を狙っていてひとつの目標にしてようです。それはそれでとても良い事だと思います。いつも私に出世のことを話します。しかし時々腹立たしく思うことがあります。ある上司の悪口を私の前で散々言っているのに、その上司に話を面と向かってしている時は全くお調子者なのです。こんな奴が出世するのかなと感心する時もありますが、このような人間とは本気で付き合いをしようとは思いません。本当に付き合いをする人間はもっと裏表のない人間らしさを持った人と付き合いをしたいと思います。上司の前では耳を疑うような思っても居ないことを口にする。ゴマをする。わたしはあまりこう言うことはできません。その同僚の発言を聞いていると私に言っていることと違うので耳を疑うことが本当に多いのです。サラリーマンをやっていくにはこういう同僚みたいな行動をとらないといけないと思うと吐き気さえします。サラリーマンってこういう二枚舌でないといけないのと自問自答することがあります。自分はもっと人間らしく生きたいと思っていますので、少なくともこの同僚のような生き方はしないと決意しています。 わたしの部署の若手は仕事ができます。 愛想もいいし、ミスも少なく、仕事ができます。 おそらくみんな大好きだと思います。 わたし以外にはとても愛想がいいので。わたし以外には。 それでも頭がいい若手なので、みんながいる時はわたしにも愛想よく接します。頭がいい若手なので。 若手はわたしの斜め前の席に座っていますが、周りに誰もいない時、業務上のことで話しかけても露骨に無視をします。 「〇〇さーん!」とわざと大きな声で隣のシマにも聞こえるような声で話しかけると「あっ!仕事に夢中になっちゃってた。ごめんなさーい。」と返します。つくづく頭のいい若手だと感じます。 また、みんながいてもわたしが好きな芸能人の話になると、「そういえばその人最近見ないですよね!」とニッコリ笑顔で耳を疑うようなことも平気で言います。 飲み会の時など、その頭の良さを発揮します。 わたしは部署のムードメーカーとされていて、飲み会ではいつも誰かが困るとわたしに話を振ります。 ある程度おもしろくおさめることができるからです。 関西出身ということも多少関係しているのかもしれません。 若手は飲み会では必ずわたしの隣か前の席に座ります。 話が弾み他の方と楽しくワイワイできるからです。 若い女子は恐ろしいと思います。

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ひんしゅくを買う

【漢字】ひんしゅくを買う 【読み】ひんしゅくをかう 【意味】良識に反する言動をして他人から嫌われる。 【例文1】マナーが守れず、周囲からひんしゅくを買う。 【例文2】抜け駆けしてひんしゅくを買う。 【例文3】騒音でひんしゅくを買う。 ひんしゅくを買うとは非常識な言動をすることによって周りに嫌悪感を与えることです。反感を買う。恨みを買うなども同類語です。 公共機関で携帯で大きな声でしゃべる、席に荷物を置くなどのマナーが悪いと周りの乗客に迷惑です。そういう場面などで「ひんしゅくを買う」と使います。 私の住んでいるアパートの住人にいつもひんしゅくを買う者がいます。近所の定食やに勤めているパートのおばちゃんに聞いたのですが、食べ物持ち込みは当たり前、ロビーの共同スペースにゴミを捨てる、回覧板は2週間はまわさない、玄関前に大きな荷物とバイクを置きっぱなしで通る時も邪魔で仕方ありません。言い出したら切りがありません。駐輪所に止めるように何度注意しても聞く耳持たず、住人からひんしゅくを買っています。いったいどうゆう神経しているのか?よく集合住宅でこんな事できますよね。この前もレジを済ませる時に1円玉をコインケースから取り出し混んでいない時ならまだしもお昼時の忙しい時間帯にですよ?50枚ほど出して清算したらしいです。出したら数えなければいけない。まさに後ろに並ぶ客からひんしゅくを買ったことでしょう。

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