tedukurikotoba (2563)

天災は忘れた頃にやってくる

【漢字】天災は忘れた頃にやってくる 【読み】てんさいはわすれたころにやってくる 【意味】災害から月日が経つと防災意識が薄れてくるものである。日頃から必要な知識や物を備えておくべきだという教え。 【例文1】M3の地震を初めて経験した直後に非常袋を備えたが、1年経った今、しまいこんでいる。天災は忘れた頃にやってくると言うから再確認しよ。 【例文2】天災は忘れた頃にやってくると言うので、意識を高める。 【例文3】防災グッズを備えておけばよかった。天災は忘れた頃にやってくるものだ。 天災は忘れた頃にやってくるは本当で先の熊本大地震ではたくさんの被害が出ました。でも人間は時間が経つとその恐ろしさも忘れてきます。そこで我が職場では天災は忘れた頃にやってくるを合言葉に備蓄をしています。乾パン、水のペットボトル、缶詰などの備蓄をしています。そして天災は忘れた頃にやってくるものですから、懐中電灯やラジオ、長靴なども天災に備えて準備しているわけです。九州も時々熊本大地震後も中規模な地震が来ますが、そのたびに怖い思いをしています。私は老人ホームに勤務していますから、万が一の非常事態が起こった時のために倉庫いっぱいの何日か分の食料関係や先ほど書いた懐中電灯やラジオなどを用意しています。それと天災は忘れた頃にやってくるものですから年に2回火災訓練をしています。大きな老人ホームなので防災訓練の時は本当に多くの犠牲者が出ないように真剣に火災訓練に取り組んでいます。実際に入居者がフライパンを焦がすボヤ騒ぎもありました。しかし実際にそのようなことが本当に起こると火災訓練をやった様な行動は取れませんでした。人の命と言うのは何にも変えることが出来ません。本当に天災は忘れた頃にやってくるを肝に命じていきたいです。 2016年4月14日、16日熊本地震で被災しました。震源が浅く地鳴りのような音と、今まで体験したことのないような激しい揺れを感じ体が動きませんでした。実家で暮らしており、母と祖母と私の3人で14日の深夜から、近くの体育館に一時的に避難することに。その間も5分に1回余震があり、その度に避難している方は不安そうでした。しかし、朝になり余震はまだ収まっていませんでしたが、明るくなって気持ちも少し落ち着き、ほとんどの方は家に戻り初めました。私達も帰ることにしました。しかし、16日深夜またも震度7の地震があり飛び起きました。すぐに家族の安否を確認し無事でしたが、家具の位置がずれたり、倒れたりしました。すぐにまた近くの避難場所に行きました。2回も大きい揺れがあったので、しばらく避難所に泊まることになりました。1回目の揺れのあと自宅に戻った時にまた被災して亡くなられたり、閉じ込められたりした方もいました。私達家族は運がよかっただけです。もう来ないだろうと思って行動するのはとても危険だということを思い知らされました。一週間避難生活したあと、住んでいたマンションに被害は少なかったので帰りました。今回の震災で考えてもないことが急に起こると人はパニックになり無力だということがわかりました。「天災は忘れた頃にやってくる」という言葉を忘れずに、天災がまた起きた際に、できるだけ冷静に対応できるように心がけたい。 「天災は忘れた頃にやってくる」とは、天災はその恐ろしさを忘れた頃にまた起こるものというたとえで、いつ台風や地震などの災害が起きても大丈夫なように直後の心構えは忘れず日頃から用心するようにといましめることばです。これは地球物理学を専攻していた寺田寅彦という方の言葉です。 日本は地震大国です。最近では2016年に熊本で震度6を超える大地震も発生しました。避難所や生活困難者など今だに地震に悩まされている人が多くいます。地震だけでなく、台風や大豪雨や噴火などどんな天災もいつ起こるかわかりません。何が起こってもいいように常日頃から今まで起こった天災を忘れないようにすることが大切です。 私は今まで大きな天災を経験したことがなく、天災に対して現実味がありませんでした。しかし最近では天災が多く、いつ自分の身にも起こりうるかわかりません。ですので、非常用の防災リュックや、非常時にどこに集合するなど日頃から家族で話し合うようにしています。 いかに力のある人間でも天災には敵いません。何が起きても大丈夫なように自分の身は自分で守れるように「天災は忘れた頃にやってくる」という言葉を忘れずに日々生活していくようにしなければなりません。

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暖を取る

【漢字】暖を取る 【読み】だんをとる 【意味】体を暖める。 【例文1】鍋を囲んで暖を取る。 【例文2】焚火で暖を取る。 【例文3】体を動かして暖を取る。 今の時代は勝手にたき火はしてはいけません。その昔、昭和の頃はたき火で暖を取ることは当たり前でした。たき火で暖を取り身体を暖めるのは当然のこと、魚を焼いたり、時には煮物をしたり、さつまいもをたき火に埋めて暖を取りながら楽しみに焼き芋が出来上がるのを待っていました。たき火は今ではどうでしょう。たき火をしていると警察に通報されるのではないでしょうか?変な世の中になったと思います。たき火で暖を取ることが平成の時代は他人に迷惑をかけるとか、火事になるとか、法的にも規制がかかりました。たき火と言うのは日本の伝統です。人間は遠い原始時代からたき火で暖を取る習慣がありました。もちろん今はストーブやエアコン、温風ヒーターなどの様々な暖房器具がありますが、たき火は悪いことのように捕えられています。今の子どもたちは焚き火などはした事がないのではないでしょうか?悲しいことです。火を扱うこと、たき火をすることで色々なことを覚えます。いいことも、悪いこともたき火が教えてくれるような気がします。世の中色々なことで規制がかかるようになりました。せめて子どもだけでもたき火の体験をするのは私は賛成ですし、経験をして欲しいです。

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守株

【漢字】守株 【読み】しゅしゅ 【意味】古い習慣にこだわり現状に応じた処理ができず進歩しないこと。農夫が切り株に激突して死んだ兎をたまたま簡単に獲る事が出来て以来、仕事そっちのけでずっと切り株を見張って獲物が来るのを待っていたが、一向に来ず村の笑い者になったという中国の「韓非子」が由来である。 【例文1】今の時代、大事な情報はパソコンで管理しなかったら守株だ。 【例文2】パソコン導入が守株だ。 【例文3】コンパクトに守株。 「守株」とは、いつまでも古い習慣こだわって、進歩がないことや時に応じた対処が出来ないという意味です。 現在の日本は豊かな社会を経て「相対的貧困社会」という状況に陥っていますが、未だに先進国として世界を代表する国として認識されています。日本は戦後の焼け野原から高度経済成長、バブル景気、ロスジェネ、デフレ平成不況、リーマンショック、そしてデフレ脱却のために自民党政権が経済政策に尽力をしている現状です。 日本社会は、旧習に従うことを重視する社会で、時に応じた物事が処理することが出来ない気がします。特に大手通販サイトある「Amazon」が台頭し、町の本屋が軒並みに閉店、潰れていったことが象徴していると思います。何時でもどこでも画面で購入すること出来、そして、商品を自宅までに届けてくれる通販サイトと違い、旧態依然の委託販売という経営で、それ以外の経営努力をしてこなかった本屋は軒並みに閉店もしくは潰れてしまっていたり、これからもその傾向は続くと思います。 書籍には「再販価格維持制度」という文化を守るために制度化したものがあります。どの本屋でも価格が一律定価で販売されるもので、この悪しき古い制度が町の本屋の存在を無にしていると思います。どこの本屋でも価格が同じであれば、手間もかからない通販サイトで購入する方が楽ですし、簡単だと思います。 習慣を守るということも大切だと思いますが、時代とともに臨機応変に対処する姿勢を持つことも大切だと思います。

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肝(胆)が据わる

【漢字】肝(胆)が据わる 【読み】きもがすわる 【意味】何事にも動じない気力がある。度胸があって信頼が厚い。 【例文1】酒に酔って暴れている客に一喝した彼女は肝が据わっている。 【例文2】母親になると肝が据わってくる。 【例文3】新人ながら肝が据わる。 「肝が据わる」とは並大抵のことでは驚いたり動揺したりしないさまを言います。由来は昔、魂があるとされる場所は「肝」だとされていました。このことから肝=心を意味し、「据わる」は落ち着いていて物事に動じないことを意味することから滅多なことでは動じない人のことを「あなたは肝が据わっているね」と言われてきました。 使い方として、「彼は幾多の修羅場をくぐり抜けてきたから肝が据わっているね。」「こんな大舞台でも動揺一つ見せないのは肝が据わっているからだね。」と言った使い方をします。 私の周りでもこの人は肝が据わっているなと思う人はどんな時も動揺一つ見せず、自分に自信があるように思います。やはり経験が豊富だからこそどのような場面に立たされた時も対応する力があるのでしょう。また、肝が据わっている人は社会人としても必要とされる人材が多く、どんなときも物怖じしない強い心を持っている人も多いです。また大胆な行動を取ったり、上司であっても間違っていることは間違っていると言える人が多いです。 社会人になると様々な困難がありますのでその為にも様々な経験をして時には行動にうつすように心掛けることで自分自身肝が据わった人間になれると思います。 私は性格上とても小心者です。特に企画するのが苦手で、何ヶ月の先の企画もビクビクして夜も眠れないこともたくさんあります。そして日が迫って来るとますます、そればかり考えてビクビクしています。もっと肝(胆)が据わるように心かわけなければいけないと思うのですが、どうしてもこれは私の性格というか、肝が小さいと言うか、生活上にも支障が出るくらいです。そしてその企画の日がやって来ると朝から緊張して何も考えられない状況に至ります。周りの人はもっと楽に考えたらとアドバイスもしてくれるのですが、他人がたやすく考えられることを私は肝(胆)が据わると言う感覚になりません。だから大きな仕事は最近は任されないようになりました。簡単な仕事ばかり、しかしプライドだけは強いものですから、もっというと大きい重要な仕事を任せられたいと強く感じてしまいます。それにはもっと肝(胆)が据わるような人間に自分がなっていかないといけないと思っています。これは最近は場をどんどんこなして行かないといけないとおもうようになりました。そうすれば人間的にももっと強くなれるのではないかと思っています。肝(胆)が据わる人間までにはまだまだ遠い道のりですが頑張ります。

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合点がいかない

【漢字】合点がいかない 【読み】がってんがいかない 【意味】納得できない様子。 【例文1】何で兄だけが怒られるのか合点がいかない。 【例文2】自分の取り分に合点がいかない。 【例文3】主張が通らず合点がいかない。 「部長の話にはどうしても合点がいかないよ」というように使われる「合点がいかない」。「納得できない。理解ができない。承知できない」と言うのがその意味です。 「合点」は「がてん」とも「がってん」とも言いますが、いずれにしても、比較的なじみのある言葉の一つではないでしょうか。 テレビ番組のタイトルにも使われていますし、「ガテン系」という言葉もあります。 なじみのある言葉ではありますが、「そもそも合点とはなに?」ということを、私はこれまで考えてみたことがありません。そこで、ちょっと調べてみました。 すると、「合点」には2つの由来があることがわかりました。 1つは和歌や俳諧。和歌や俳諧で、すぐれた作品の頭に「鉤点(かぎてん)」という符号をつけるのですが、その符号のことを「合点」と呼ぶのだそうです。 もう1つは回覧文書。回覧した文書の内容を承諾したり了解したりした時、その意思を示すために自分の名前の上に鉤型のしるしをつけたところから、了解することを「合点」と呼ぶようになったというわけです。 「合点がいかない」というのは、つまり、「合点を付けるわけにいかない」という意味を持っていると考えていいでしょう。 ところで、時代劇で威勢のいい江戸っ子が、よく「ガッテンだ」というセリフを口にします。「ガテン系」と言うのも、そういう勇ましいイメージから作られた言葉なのかもしれません。 江戸っ子言葉には「合点承知の助」というのもあるそうです。

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