tedukurikotoba (2563)

一気呵成

【漢字】一気呵成 【読み】いっきかせい 【意味】文章をひといきで書き上げる。物事を一気にやり遂げる。 【例文1】一気呵成で仕上げた方が効率が良い。 【例文2】一気呵成で徹夜だ。 【例文3】缶詰め状態で一気呵成だ。 セ・リーグのペナントレースでは3位に終わった「横浜DeNAベイスターズ」がクライマックスシリーズで2位の「阪神タイガース」と1位の「広島東洋カープ」を破り、ペナントレース3位からの下克上を果たし優勝しました。 半年間にわたって長いシーズンを戦っていくペナントレースとは異なり、短期決戦となるクライマックスシリーズを一気呵成に勝ち上がったDeNAベイスターズの優勝には去年も同様にペナントレース3位から勝ち上がるも広島に歯が立たなかった悔しさと、選手たちの成長、また監督の采配の妙が重なった結果だと思います。 これはセ・リーグ屈指ともいえる攻撃力が機能し、短期決戦だからこそできる小刻みな継投策がことごとく奏功したことで成しえた結果であり、3位からのクライマックスシリーズ優勝はペナントレースの優勝とはまた違った、ダークホースが甲子園で優勝するようなうれしさがあります。 セ・リーグでは史上初となる3位からの優勝に加え、雨など天候に恵まれない中での開催となった今回のクライマックスシリーズだけに敵地に乗り込んで優勝をさらっていった横浜DeNAベイスターズにはドラマの主人公のようなカタルシスがあり、つい数年前まで毎年最下位争いを演じていたチームであるだけに感慨もひとしおです。

Continue reading...

悪口雑言

【漢字】悪口雑言 【読み】あっこうぞうごん 【意味】悪口を言って罵る。 【例文1】陰で上司の悪口雑言を言う。 【例文2】悪口雑言で責め立てる。 【例文3】悪口雑言が止まらない。 悪口雑言とは人の悪口をさんざんに言うことです。 たとえ嫌いな人がいたとしても、本人に向かって直接悪口を言う人はあまりいませんよね。たいていは本人がいないところやほかの人と言い合うもでではないでしょうか?言える人がいたらすごい神経していますね。 現代インターネットが普及して悪口雑言を並べ立てるのを見かけますが、匿名だからこそ言いたい放題なのでかないでしょうか?気弱な人でも強気な発言をしているのを見破られたユーザーもたくさん見てきました。 芸能人のスキャンダルが報じられると、一気に誹謗中傷も書き込みの嵐です。 社会でのストレスを抱えたユーザーが、ネットで言いた放題ぶちまけるとストレスが発散されるのでしょうか?自分だけのつぶやきの場にしてもらいたいものです。 インターネットは生活するうえで非常に便利ですが、インターネットが生まれた時からある若者世代はは当たり前の生活となっています。悪口ひとつであっという間に拡散され今度は自分が叩かれる羽目にもなりかねません。いまひとつインターネットの正しい使い方を見直してもらいたいと思います。 思ったことをそのまま口に出してしまい、周りの空気を凍りつかせる人ってよくいますよね。私の同級生にも、悪口雑言をしょっちゅう言ってしまう女子がいました。 仮にGさんとしますが、ふだんはおしゃれが好きな子で、別に問題なさそうな感じなんですけど、言うことがひどいのでハラハラさせられていました。 たとえば、美術の授業で手を使いすぎ、指が震えてしまっている女の子がいました。その子とGさんがしゃべっていたのですが、Gさんはその震えをある難病にたとえて笑っていました。また、体の不自由な偉人にたとえて爆笑していたこともありました。聞いてゾッとしたのを覚えています。 また、一年生のときに学校を退学した子の名前を使って、休みがちな子に「第二の〇〇くんになるぞ!」と言ったり、担任の若い女性の先生が彼氏がいて結婚するらしいという話をしたときには、「え、彼氏がいるの? あの顔で…!?」と陰で話していました。いくら何でも、こんなことを言うのは失礼だなと思いました。バイト先でも、お客さんのことをからかうようなことをしたり、ズルをしたりと本当に問題の絶えなかったGさん。今はどうしているのか知りませんが、ちょっと心配です…。

Continue reading...

目を据える

【漢字】目を据える 【読み】めをそえる 【意味】一点をジッと見つめる様子。 【例文1】目を据えて弓を射る。 【例文2】集中して目を据える。 【例文3】目を据えてシュートを放つ。 試合で出場する前の選手が一点だけを見つめて微動だにしないことがありすが、集中力を高めていくと目を据えるように動じなくなります。ボーっとしてるように見えるけども目を据えることで、頭の中では次の戦略を考えています。野球の試合などを見ていても、点差がわずかなときはベンチの中に座っている選手やコーチは目を据える状態でグラウンドを見つめています。点差が開きすぎてショックで目を据えるときもありますが、真剣勝負のときは気合いが入っているので、目の据え方の気迫が違かってきます。他に目を据えるのを見る機会があるときは、座禅を組んで瞑想をしているときです。瞑想は完全に目を閉じるわけではなく、一点だけを見つめています。特に考え事をしているわけではなく集中力を高めるためにじっと前を見つめているのです。目を据えることが自然とできるようになれば、仕事にも応用できてきます。目を据えるような状態のときの脳波は、おそらくアルファー波に近い状態なんだろうと思います。潜在意識を高めていくと通常では発揮できない能力を仕事に生かすことができるようになってきます。弓道の試合をテレビで見ることがありますが、弓を引く前の状態がまさに目を据えている状態だといえます。

Continue reading...

耳をそばだてる

【漢字】耳をそばだてる 【読み】みみをそばだてる 【意味】耳を澄まして聞き取ろうとする。 【例文1】隣のちわゲンカに耳をそばだてる。 【例文2】ライバルの話に耳をそばだてる。 【例文3】噂話に耳をそばだてる。 私が住んでいるマンションの隣の部屋の住民のことで苛立っています。その人は2、3年前に隣に引っ越してきた60代くらいの男性ですが、今まで一度しか話をしたことがなく、それもせいぜい10秒程度話をしただけで、顔ももう忘れてしまいました。そんな人が毎日私にストーカーのようなことをしてきます。特に私が台所で食事を作り始めると、同じように台所に来て料理を始め、私と同じタイミングで食事しようとします。最初にそんなことが起きたのは1年半くらい前です。何度か壁越しにやめるように言ったこともありますが、そうすると今度は私が台所のほうに行くタイミングで水道の蛇口をひねって音を出すということを始めました。きっと私の足音に耳をそばだてるようにして、私の動きを観察しているのだと思います。今までに何度かその行動が収まったこともありますが、しばらくするとまた始まる・・・ということの繰り返しです。どうもその人は年金暮らしで、外に出かけることもほとんどせず一日中テレビを見て生活しているようです。しかも大音量で遅くまで・・・随分長くその人が話をしているのを聞いたこともありません。いわゆる独居老人と呼ばれる人がそういったことをすることがあるという話を聞いたことがありますが、まともに話をしたこともない人にそんなことをされてうれしい人間なんていません。そもそも大の大人として非常識すぎます。警察に相談することも考えています。別に「赤の他人」ですし、こちらは何もしていないのですから。毎日疲れて帰ってきて、そんな人の相手をさせられるのは本当に考えただけで気が重くなります。警察は何もなくては動いてくれないし、壁越しで聞こえる部屋なんて引っ越すしかないですね~。

Continue reading...

檜舞台

【漢字】檜舞台 【読み】ひのきぶたい 【意味】伝統ある劇場で腕前を披露する晴れ舞台。 【例文1】檜舞台に立つ日を夢見る。 【例文2】やっと檜舞台に立てる日が来た。 【例文3】大物俳優と檜舞台に立つ。 その人にとっての特別な晴れ舞台のことを「檜舞台」と表現することがあります。 たとえば会社で表彰を受け、スピーチをするようなときに、同僚が「今日は彼の檜舞台だね」というように使うわけです。 この言葉は「ヒノキ材で作られた舞台」のことを指しますが、昔は大劇場でしか高価なヒノキ材を用いることが出来なかったので、「大劇場の大舞台に立つこと」から「晴れ舞台」の意味になったのでしょう。 実際に、たとえば京都の南座では2013年に舞台を新しくした際、「新檜舞台開き」というセレモニーを行っています。関西の歌舞伎のメッカとも呼ぶべき南座でそうしたセレモニーが行われることを見ても、「檜舞台」が特別な意味を持っていることがわかるでしょう。 「檜舞台」と聞くと、私はやはり歌舞伎座を連想します。今の歌舞伎座は五代目ですが、完成したのが2014年。その年の4月からこけら落とし興行がスタートしました。 その4月興行の第一部を観劇した時のことを、いまも鮮やかに思い出すことができます。坂田藤十郎さんをはじめとする人気役者による華やかな舞踊に始まり、坂東宇三津五郎さんの「お祭り」、中村吉右衛門さん、坂東玉三郎さん、片岡仁左衛門さんら大顔合わせの「熊谷陣屋」の三演目とも、すばらしい舞台ぞろいでした。 特に大顔合わせの「熊谷陣屋」は、これぞ檜舞台の醍醐味と感じたものです。 ちなみに、歌舞伎座の舞台は丹波産のヒノキ材が使われているといいます。

Continue reading...