tedukurikotoba (2563)

腹も身の内

【漢字】腹も身の内 【読み】はらもみのうち 【意味】腹も身体の大事な一部だから暴飲暴食はやめようという戒め。 【例文1】健康に気をつけて腹も身の内。 【例文2】恋人にフラれて今夜は腹も身の内だ。 【例文3】腹も身の内なのでヤケ食いはやめよう。 「腹も身の内」という言葉はあまり使っている人はいないと思いますけど、どういう意味か知っているでしょうか? これは簡単に言うと、暴飲暴食は控えないといけないという意味になります。 詳しく説明すると、お腹というのは身体の中を構成する一要素であり、大切にしないといけないということなのです。 これは現実にも十分妥当する言葉で、健康を気にしている人はかなり多くいると思いますが、それを体現した言葉と言えるのではないか?と思います。 暴飲暴食をすれば、それだけ健康を犠牲にするということが言えると思いますが、食べ物や飲み物というのはそれだけ身体に与える影響が大きいと言えます。 健康に与える影響のうち、食べ物や飲み物というのはかなり大きな割合を占めていると思いますし、そこに気を遣うことで身体全体にとってメリットがあるということが言えると思います。 そういった部分を考慮すると、やはり暴飲暴食は控えて、健康的な食事をしていくということは重要になります。 腹も身の内という言葉を知っている人は少ないかもしれませんが、この言葉の意味の通りに食事をしていくことで、健やかな毎日を送ることができると思いますから、多くの人にとって大切にしてもらうと良いでしょう。

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天に唾する

【漢字】天に唾する 【読み】てんにつばする 【意味】天に向かって唾をはくと自分にかかる。つまり人に害を与えることをすれば自分にも害がふりかかるという戒め。 【例文1】助け合いを一切しない者には頼る者もおらず、天に唾する。 【例文2】自業自得で天に唾する。 【例文3】思いやりがない人間には天に唾する。 「天に唾する」とは、人に危害を与えようとすると返ってきて自分がひどい目に遭ってしまうことのたとえです。これは天に向かって唾を吐いたところでそのまま自分の顔に落ちてくることからできたことばです。 これが最近では違う解釈をされている場合が多く、自分より目上の人に対して冒涜的な行為をすることだと捉えている方が多いです。このように解釈すると悪い事をすると自分に戻ってくるという本来の意味が変わってきますので、目上の人などに対して使うのは間違いとなります。 天に唾するの使い方として「彼女の邪魔ばかりしていたら天に唾する結果になってしまうよ。」「天に唾してばかりの彼は良くないことが起こるだろう。」といった使い方をします。 私が働いている職場にも同僚に対して天に唾する行為ばかりをしている人がいましたが、その行為を上司をしっかり見ていて結局それが仇となり、結果的に彼は職を失ってしまいました。 天に唾することは自分にとって悪いことにしかなりません。天に唾するような人に危害を加える行為ばかりをしていると、必ず誰かが見ていてそれだけの事がいつか返ってきます。ですので、人に背を向けたくなるような悪いことはしない人生を送るようにしていきましょう。

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断末魔

【漢字】断末魔 【読み】だんまつま 【意味】人の死に際の苦痛。 【例文1】交通事故で死にかけている人を見かけた。断末魔で見ていられない。 【例文2】断末魔は耐えられない。 【例文3】断末魔より安楽死を願う。 断末魔って文字からして、なんだか怖い感じですね。 確か、仏教由来の言葉で死に際という意味です。 今の日本はどちらかというと宗教に無関心になっています。 それがいいのか悪いのかは分からないですが、死というのがちょっとどこか遠いもので怖いものになっているかもしれません。 大昔はもっと死は身近なものだったかもしれないです。 でも、やっぱり死に際を想像するのは怖いですね。安らかに眠るように逝けたらというのが望みですが、こればっかりは自分の意志でどうこうできるものでもないです。 苦しんで苦しんで、死にそうで死ねないというのは避けたいです。 きっと死んだ後は楽になるから、できればサッと息を引き取りたいです。 どの宗教も死後の世界というのがあり、天国だったり地獄とか、極楽浄土とか色々な世界観はありますが、苦しみもなく穏やかで幸せな世界なんだろうなと私は思っています。 なので、自分が死んだら後のことはどうでもよくてお葬式とかしてくれなくてもいいなと思っています。メソメソされても困っちゃいます。 そういえば、どこかの地方のお葬式はどんちゃん騒ぎで明るく宴会みたいな所があると聞いたことがあります。 そんな明るいものだったら、嬉しいかもしれないです。

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春風駘蕩

【漢字】春風駘蕩 【読み】しゅんぷうたいとう 【意味】のどかに吹く春風の様子から穏やかな性格の人をいう。 【例文1】結婚して春風駘蕩になる。 【例文2】子どもが生まれ春風駘蕩になる。 【例文3】年を取って春風駘蕩な性格になる。 春風駘蕩はスッと読めない人もいるかもしれない四字熟語です。 春風駘蕩(しゅんぷうたいとう)読みます。最近ではあまり耳にしません。 意味は春の穏やかで暖かい様子から温和な人柄を指したり、また春の風そのままにゆったりした春風の吹く様のことを指します。 春風駘蕩なお人柄と言われれば物凄い褒め言葉だと思いますが、とにかく春から連想されるイメージの力は大きいです。 寒い冬を超えてやっと巡ってくる春は、希望の象徴のようでもあり、新しい息吹芽吹きに恵まれる季節です。 四季のある日本では入園式や入学式が春なのも、こういった理由からかもしれません。 ところでもしこれが秋だったら、春とは真逆の意味になるのでしょうか。 たとえばもし仮に秋風駘蕩という四字熟語があるとするなら、秋風駘蕩なお人柄というと少し悪口を言われたような感じになるかもしれません。 秋は木の葉も落ちることから寂しいイメージがあります。 しかし落ちるのは葉だけでなく、その前に実りの秋と言われる由縁の、秋ならではのたくさんの果物があります。 秋はこのように寂しいだけでなく、豊かで有難いプラスの面もあるので、ある意味どっちつかずです。 ギラギラ太陽の眩しい夏にしても、ヒューヒュー凍えそうな冬にしても、春の持つ絶対的なプラスのイメージには及びません。 春風駘蕩という言葉を意識して使うと、自分のイメージアップにもつながるかもしれません。

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今昔の感

【漢字】今昔の感 【読み】こんじゃくのかん 【意味】昔を思い出して現代との違いを感じる様子。 【例文1】園児までもがスマホを使いこなしているのは今昔の感だ。 【例文2】20年ぶりに帰国して地元が今昔の感だ。 【例文3】家電の進化が今昔の感だ。 先日、同窓会に行ってきました。といっても、私の地元は東北にあります。今回は上京している人間だけでのプチ同窓会といった感じでしょうか。やはり地元を離れてと追う今日で生活していますので仲間意識も強く、半年に一度は開かれている催しです。今回はこの同窓会に、卒業以来会っていなかったSさんがやってきたわけです。Sさんはどちらかというと地味なタイプだった私とは違い、とても華やかな女の子でした。今はお互いアラサーになりましたが、やはり可愛らしさが残ります。 Sさんはつい最近東京に転勤してきていて、それまでは地元の近くで働いていました。そこでSさんが見せてくれたのがとある写真です。部活動の合宿や遠足などでよく使われていた田舎にある施設が取り壊され、オシャレなホテルが建っていたんです。地元には何度か帰っていましたが、この施設があったのは2つほど隣の市ですから全く知りませんでした。まさに今昔の感に堪えなかったですね。ちょっと古くて、でもぬくもりのあった施設が今やオシャレなホテルです。時間が過ぎるのは早いなと思いました。 このように、今昔の感に打たれざるを得ない出来事というのは年齢を重ねれば重ねるほど増えていくのでしょうね。

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