tedukurikotoba (2563)

天にも昇る心地

【漢字】天にも昇る心地 【読み】てんにものぼるここち 【意味】とっても嬉しい気持ち。 【例文1】彼女に交際OKもらって天にも昇る心地だ。 【例文2】大手企業に内定して天にも昇る心地。 【例文3】結婚の許しをもらい天にも昇る心地だ。 みなさんは「天にも昇る心地」と言うものを経験したことがあるだろうか。 わたしは現在大学の音楽サークルでバンドを組んでいます。結成から約二年間、サークルでのライブには欠かさず出演して、オリジナル曲を作るなどして頑張ってきたつもりです。 しかし、実際問題、サークル外のライブに出演すれば、わたしたちを見にきてくれるお客さんは1人、2人であることもざらで、現実は厳しいものです。。 ところが先日わたしは、そのバンドのライブで正に「天にも昇る心地」と言うものを経験したのです。今年の8月にわたしたちは初めてのCDを作り、販売しました。CDの売り上げはわりあい良好で50枚程度は買ってもらえました。そしてCD発売記念ライブと言うものをわたしたちで企画して行ったのです。 するとなんと40人を超える人が集まってくださり、そのような中でライブをすることができたのです。自分の作った曲をその場にいるみんながシンガロングする感覚というものは本当に気持ちがいいものでありました。もう死んでもいいとさえ思えました。これこそ正に「天にも昇る心地」と言うのでしょう。 何かに情熱を持って必死に頑張っている人にしか経験できない感覚が天にも昇る心地なのであろうと思います。これからもいい曲をたくさん作って、またこのような気持ちを味わいたいです。 天にも昇る心地とはよく言ったもので、予想をはるかに超えた良い事などかあると、嬉しくてフワフワと昇って行ってしまいそうになる事がありますよね。 私も一度、天にも昇るような心地になったことがありますが、それはほんの一瞬の淡い夢でした。 その出来事は、結婚詐欺に遭ってしまったことです。 30才になっても全く結婚の見込みがなかった私は、思い切って婚活パーティーに参加しました。そこで真面目そうな男性と意気投合し、お付き合いすることに。「こんな人と結婚できたらいいのにな」なんて思っていたタイミングで、まさかのプロポーズ。お付き合いしてまだ1ヶ月でしたが、何回もデートをしていたのでお互いのことは分かっていて、彼も私と家族になりたいと言ってくれたのです。 それこそ天にも昇る心地で、結婚の約束をして家に帰りました。両親にも電話で報告し、浮かれながら日々を過ごしていたのですが、彼から「母が急な病気で、手術代が必要に…」という連絡が。コツコツ貯めていた貯金を300万円貸したのですが、その後も追加でお金の相談を受けました。さすがにおかしいと思って興信所に相談すると、なんと私のお金で違う女性と豪遊していたことが分かりました。 恥ずかしくて警察に言うこともできず、結婚相手もお金も失ってしばらく立ち直れませんでした。浮ついた気持ちの時は、普段より注意深くならなければという勉強にしては高くついてしまいました。

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順風満帆

【漢字】順風満帆 【読み】じゅんぷうまんぱん 【意味】物事が順調に進んでいる。 【例文1】自分の人生が計画どおり順風満帆である。 【例文2】仕事もプライベートも順風満帆である。 【例文3】順風満帆で充実した毎日を送る。 去年から本業の他に副業を始めました。やっぱり若い内に出来るだけ稼いでおきたいし、将来は早期リタイア出来たらと思っています。副業は、気になるものを複数ピックアップして、それを一気に始めてみることにしました。その中でも、やっぱりちょっとやってみただけでも難しいな、合わないなと思うものってありますよね。結局、今は1つの副業に集中してやっています。何かを初めて、それが駄目ならまた次のものをやってみて…これだと時間がかかってしまいますので、相性を確かめるためにも一気にトライしてみて良かったと思います。 さて副業の状況ですが、まさに順風満帆ですね。正直ここまで順調に進むとは思っていませんでした。副業がそんなに楽なものだとは思っていませんでしたし、長くやって利益を確保するなら最初は月に1円でも良いと思っていたくらいです。しかし、半年ほどで月に10万円以上稼げるようになってきました。もちろんほったらかしではなく、毎日作業をしているので時給換算するとまだまだだと思います。とは言え、半年で月に10万円なら順風満帆にいっていると言って良いと思います。 今後はコツを掴んできたので、同じことを繰り返しつつもっと新しいことにも挑戦していきたいですね。

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権兵衛が種まきゃ烏がほじくる

【漢字】権兵衛が種まきゃ烏がほじくる 【読み】ごんべえがたねまきゃからすがほじくる 【意味】人が終えた仕事の邪魔をする。 【例文1】いくら片づけても2歳の長男が権兵衛が種まきゃ烏がほじくる。 【例文2】雪かきをしてもしても権兵衛が種まきゃ烏がほじくる。 【例文3】権兵衛が種まきゃ烏がほじくるので時間がかかる。 子どもの頃、権兵衛が種まきゃ烏がほじくると聞いて、面白い言葉の響きだなと思いました。 たぶん種まきゃのまきゃが子ども心に響いたんだと思います。 勝手に面白い話と思っていたら、実はこれ真逆だったと後で知り驚きました。 無駄骨という意味があるらしく、確かに種をまいた後で烏がほじくるんだから、良いことは一つもありません。 なんだか権兵衛さんが気の毒になって、試しにインターネットで調べてみました。 これが実話だったら悲しすぎると思っていたら、三重県の民話だそうで少し安心しました。 民話のほんの一部分を切り取った言葉が、権兵衛が種まきゃ烏がほじくるでした。 武士の身分を捨て農家になった権兵衛さんが孤軍奮闘する物語で、最初はうまくいかず大変だったようです。 それこそ種をまいたのに烏にほじくられ、その様子を他の村人から笑われるという何とも胸に堪えるストーリー展開です。 元々が荒れ地を開墾したことと、武士だった権兵衛さんに農家としての心得やら手腕が無かったからですが、ただ根性だけはお持ちのようでした。 何度も諦めず最後は村一番の農家に成長する権兵衛さんですが、笑っていた他の人達は何をやっていたのでしょうか。 ド素人の権兵衛さんに農家ナンバーワンの座を譲り渡すとは、情けない話です。 とはいえ最後まで諦めなかった権兵衛さんは民話を飛び出して、銅像まであるようです。

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杞憂

【漢字】杞憂 【読み】きゆう 【意味】必要のない事まで心配する。 【例文1】この先も独身のままだと、老後が不安で杞憂だ。 【例文2】他人の事が杞憂だ。 【例文3】50年先の未来なんて杞憂だ。 杞憂とは必要以上に心配することです。 私は何事においても慎重派です。買い物にしても事前に下見したり何件も回って良い物を見つけたりするのが好きなのです。同じ物が安く手に入ったときのお得感は気持ちいいですね。ネットショッピングはショップにお問い合わせをして返事を待ってから、購入します。レビューや商品説明などはすべて目を通します。 衝動買いなんてしたことありません。だから失敗したなんて事は1回もありません。 日常生活でもそうです。子どもたちが登校する前は持ち物を確認します。宿題や忘れものがあると困るのは本人ですからね。そんな日常を目にして安心しきっているからか高学年になっても一向に忘れ物が減らないので、これではいけないと思い直し、子ども達には「持ち物の確認を廃止します。これからは自身で気をつけるように」と宣言しました。そうは言っても初日は不安でしたので、こっそりチェックしたこともありましたね。1週間もすると自立心が芽生えてきたようでした。 冬場の登校は寒いだろうと思い、靴用のカイロを買おうか迷っていると、友人にお願いされたわけでもないんだったら杞憂すぎると言われてしました。

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金が物を言う

【漢字】金が物を言う 【読み】かねがものをいう 【意味】金の力で解決する。 【例文1】選挙では金が物を言う。 【例文2】金が物を言う世の中だ。 【例文3】結局何でも金が物を言う。 日本は、というよりも資本主義という形態をとっているほとんどの国は「金がものを言う社会」であると言えるだろう。資本主義の性質からすればある程度仕方ない気もする。頑張った人がよりお金をもらうと言う仕組み自体も間違っているとは思わない。しかしそれは違うのでは、と思うことも多々ある。 たとえば日本では、議員になるのに多額の金が必要だ。衆議院選挙に小選挙区で立候補するためには、300万円の供託金が必要で、場合によっては没収されることもある。当然、選挙にかかる金はそれだけでなく、選挙運動にかかる金を合計すれば、莫大な金が必要なことがわかるだろう。 立ち止まって考えてみるとこのような状況は非常におかしいのではないだろうか。国を良くして行くためには国の中で優秀な人たちが政治家として活動していくべきである。しかし、選挙や、立候補にこんなにも金が必要であれば、金持ちだけが議員になり、特別金持ちというわけではないが、能力があるという人が議員になれないのである。 このような金がものを言うような仕組みを変えていかなければ日本はいい方向に進んで行くことはないだろう。 能力さえあれば誰でも立候補できるような仕組みを作れば、今よりも選挙や政治に期待が持てるだろう。 お金で買えない物があると言いますが、やはり世の中を見渡してみるとたいていのものはお金で買うシステムとなっています。お金があれば出来ることの幅も増えますし、お金持ちは異性にモてたり、人としても高待遇が望めます。子供の頃を思い返してみると、子供の世界も大人にはわからない複雑な関係性があったなとしみじみ思います。渡しの場合その上にいるのがお小遣いの多い子供という図式でした。要するに金がものを言う小さな世界でした。 私の家は貧乏では無いですが裕福でもく、何より親が厳しかったので、お小遣いが他の友達より少なく、変えるお菓子は限られていました。それに比べ裕福な家庭はお金があるぶん変えるものも違いますし、何より友達にお菓子を分けてあげることが出来るので、人気物でした。 幼いながらも、お金を持っている人のほうがスタートの段階で一歩も二歩も前にいるのだなとしみじみ感じたのは今でも記憶に新しいです。 もちろん人柄や運動できるなどで挽回できることは沢山あるとは思いますが、何も努力しなくても親の力で人気者になれるのは子供の世界ならではだなと思います。現在おとなになりこの図式はより濃くなり、運動神経なんてものは全く関係なく、お金を持っている人を少し上に見てしまうので嫌な世の中だなとつくづく感じます。

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